カテゴリー別アーカイブ: 裁ほう上手で作る小物

雛祭りの手鞠寿司みたいな八角形のピンクッション(ビスコーニュ)-縫わずにボンドで貼って作る方法

3月3日のひな祭りにちなんで、手鞠(てまり)寿司やお菓子みたいなピンクッションを「縫わずにボンドで貼って作る方法」を紹介します。

八角形のピンクッション、Biscornu(ビスコーニュ)。クロスステッチ愛好家の皆さんが丁寧に手縫いで作ることが多い作品で、刺繍の入ったビスコーニュは本当にステキです。

今回はちょっと発想を変えて、刺繍をする時間がない時や余った布の使い道に困ったとき、ボンドでささっと作る方法を紹介してみます。これは教室用の課題ではなく、2013年「針と糸を使わずにボンドで貼って作るバッグと小物」の本の仕事の際に考えたアイテム。コニシさんの「ボンド裁ほう上手」を使った簡単レシピの1つです。

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バッグなどの袋物でないので本では紹介できなかった作品ですが、簡単に作れる可愛い実用品なので、ご興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

<八角形のピンクッション(ビスコーニュ)を縫わずにボンドで貼って作る方法>

まず、材料を準備しましょう。

布、綿(ぬいぐるみ用やキルト綿)、ボンド、はさみ、線が消えるペンやチャコペン(最近は100円ショップでも売っています)など、身の周りにあるもので作れます。接着剤は「ボンド裁ほう上手」がおすすめで、その場合はアイロンが必要です。※1

どんな大きさでも作れますが、以下は10㎝×10㎝の布2枚で作る寸法。小さなハギレで作れるサイズで、布は綿や麻などの自然素材が適しています。※2

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①② まず、10㎝×10㎝の正方形の布を2枚準備します。10×10㎝というのは、8×8㎝の正方形に”のり代”を1㎝ずつ加えたサイズ。その正方形の1辺を2等分して4㎝ずつのところに印をつけて、のり代をカットします。糊代(のりしろ)のカットは、生地を接着するときにもたつかないようにするためです。

文章だとわかりにくいので、下の写真を参考にしてください。線が消えるペン(ここではチャコエースⅡを使用)で製図し、布ののり代を黄色の線のようにVの字にカット。切込みが深くなりすぎないように気をつけましょう。

③ その後、接着作業がしやすくなるよう、”のり代”の部分にアイロンをあてて、内側に折っておきます。CamidecorHT55

③ この後、正方形の布をずらして置き、1辺ずつ貼り合わせて立体にしていきます。貼り始めは混乱しやすいため、1,2,3あたりまでは下の写真のように”のり代”に番号や印をつけておくと良いでしょう。

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④ ボンドを塗って貼り合わせた後はアイロンでしっかり圧着。

⑤ 2→3→4と同様に接着していきます。

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⑥ 7辺まで貼ったら、開口部から綿をいれます。綿はぬいぐるみ用やキルト綿をほぐしたもの、羊毛フエルト用の素材の羊毛など、ふっくらした仕上がりになるものなら何でもOKです。

綿を入れ終わったら、最後の1辺ののり代を内側に入れてを貼り合わせ、端をアイロンで圧着します。

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⑦⑧ ふっくらした本体が完成します。ピンクッションだけでなく、子どものおもちゃ、オーナメントなどにも使える形で、これだけでも可愛いのですが、お好みでボタンやビーズ、タッセルや飾りなどをつけると、ぐっとおしゃれに。

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和菓子のような雰囲気もあって、手で触った時のふっくらした感じに癒されるビスコーニュ。布合わせ、色合わせなどがいろいろ楽しめる作品です。

→大きめの画像はこちらに掲載しています

ボンドで貼って作る八角形のピンクッション-Biscornu(ビスコーニュ)

オレンジの格子柄ボックス(2005)とボツになった「ゆるカワ」小物

※1 「バッグと小物」の接着剤

〇芯を入れず、布同士で接着する場合/水洗いしたい場合/不織布や布の芯を使う場合→ボンド裁ほう上手

〇芯地(紙、樹脂など)を入れる場合 →芯の種類によって木工用ボンド、多用途ボンド、カルトナージュ用の接着剤など使い分けています。

※2 サンプルに使用したのはTilda(ティルダ)の生地。カルトナージュやパッチワークなどに使える綿プリントです。

YKKのヴィンテージ復刻ファスナー「OLD AMERICAN」とワークショップのお知らせ

ワークショップのお知らせです。ファスナーや住宅建材でおなじみのYKKさん主催、ボンドのコニシさんも協賛して下さる材料付きの講習会。詳細は追加記載しますが、以下、概要をご紹介します。

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◇「YKKのヴィンテージ復刻ファスナー」と「ボンド裁ほう上手」を使った、ワークショップのお知らせ◇

■3月14日(土) 13:00-15:00  【YKK ものづくり館】にて

■「ボンド裁ほう上手で、貼って作るファスナーポーチ(裏地付き)」  W21×H10(または8)㎝ ※ペンケースやツールケース、ポーチとして使えるサイズ。

■参加費:2000円(税込)・・・布キット、ミニボンド(裁ほう上手17g)、ヴィンテージ復刻ファスナー(OLD AMERICAN)チェーン付のもの(シンプルタイプに変更可)

ホワイトデーのイベントなので、ご希望者にはタッセル&ビーズの飾りをプレゼントします(下の画像参照)

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※お申し込みはYKK ものづくり館のサイトからとなります。

以下、ワークショップで作っていただく「ボンドで作るファスナーポーチ」の大きさや仕様の紹介です。

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ペンケースやツールケース、ポーチとして使えるサイズ。

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使用するのは、ちょっと特別なファスナーです。

<一流ブランドにも使われるYKKのファスナー>

世界の”ものづくり”を支えるYKKのファスナー。なんと世界の45%のシェアを誇り、ヴィトンやグッチ、シャネルなどの高級ブランドにもたくさん使われている、隠れた日本の名品です。

そして今回使用するのは、ヴィンテージジッパーを復刻した「OLD AMERICAN」のシリーズ。普通のお店には売っていない特別な商品※1で、そんな入手しにくいファスナーを使ってのワークショップは、YKKさん主催ならではの贅沢な企画。講習会では、その中でも特に手の込んだデザインの1つ、Universalという刻印入りの引手金具&5連のチェーンがついたタイプを使います(チェーンのないシンプル引手も選択可能)。

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<ファスナーポーチをボンドで貼って作る方法について>

「ボンドで作るファスナーポーチなんて・・・」と思っている人も多いのではないでしょうか?でも、実は意外にメリットがあるのです。

まず、ステッチが出ないので見た目がすっきり。布に合う色の糸を探したり、わざわざ買いに行く必要がありません。また、ミシンで作る時は、ファスナーの金具が邪魔になって縫い目が曲がることも多いけれど(私だけ?)、その心配はなくなります。

そして、内側を裏地付きにする場合、下の画像の【工作方式】で作れば、糊代(縫い代)を内側に出さず美しく仕上げられます。(折り紙&工作の方法なので、慣れればカンタンです)

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ワークショップでは【工作方式での作り方】や「ボンド裁ほう上手」の使い方、どんな布を使うと良いかなどをレクチャーしながら、実際に体験していただきます。

<布について>

布は複数のキットからお好きなものを1つを選んでいただく形です。その一部をちょっとご紹介すると・・・。男性でも女性でも使えるストライプ(下)や北欧柄(上)。ファスナーテープの色はオフホワイトか茶色です。

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ちょっとレトロでポップなスイーツ柄(下)や花柄(1番上の画像)は春らしくちょっと楽しく。

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時代を問わず人気のある、赤と紺のストライプやデニム生地。・・・ジッパー(ファスナー)が生まれた国、アメリカのビンテージジッパー復刻ということで星条旗のカラー。 ・・・と思ったけれど、青、白、赤の三色はイギリス、フランス、オランダ、ロシア、チェコなどの国旗の色でもありますね。

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麻混のシャビーシックな花柄とヴィンテージファスナーを合わせたものは、レースなどを貼って使ってもOK。

Camidecor1627-1こちらのファスナー、デニムなどと相性がいいのはもちろんですが、金具の光沢や色に高級感があるので、花柄やポップな柄の生地とも合わせられます。

針と糸やミシンを使わずにファスナー付ポーチを作ってみたい人、ヴィンテージ復刻ファスナーに興味のある人、春の入園、入学シーズンに向けて「ボンド裁ほう上手」を使ってみたい人、そしてホワイトデーのデートの前にカップルで参加希望!というお2人など、年齢、男女問わずどなたでもお気軽にご参加ください。

Camidecor1628-8***ホワイトデーのイベントなので、ご希望者にナチュラル素材のタッセル&キャンディカラーのビーズをプレゼントします***

 

<「ボンド裁ほう上手」を使った講習会について>

実は「ボンド裁ほう上手」を使った講習会は私にとってちょっと特殊なイベント。今後もあまり機会がないと思いますので、参加して下さる皆様に楽しんでいただけるよう準備したいと思っています。

その後のキット準備の様子についてはこちらから。ストライプから花柄までバリエーションがあるので、お好きなキットを選んでからスタートします。

縫わずにボンドで作るファスナーポーチ(裏地付)-ワークショップのキット作り

 

・・・終了しました。当日はおまけで三角タッセルも一緒に作っていただき、皆さん無事に完成。私にとっても楽しいホワイトデーのひとときとなりました。参加して下さった皆様、「YKKものづくり館」のスタッフの皆様、アシスタント(サポート講師)を務めて下さったTさんとSさん、ありがとうございました!

 

※1 YKKのファスナー OLD AMERICAN(オールド アメリカン)シリーズについて・・・こちらのサイトに詳細や画像(渋くてカッコいいです)があります。 細部にこだわる日本の”ものづくり”の精神が感じられる記事なので、興味のある人はぜひ。

 

布のふっくら三角タッセルの作り方(ボンドで貼って作る方法)-春のラッキーオーナメント

新春のラッキーオーナメントで紹介した布で作るふっくらオーナメント。正確には三角錐(さんかくすい)なのですが、横から見ると三角形。そして、タッセルの房がふわっと広がったみたいに見えるので「三角タッセル」と呼んでいます。Camidecor1616 一昨年(2013年)の冬、コニシさんの「裁ほう上手」というボンドで作る小物のアイデアをいろいろ考えていた際に、偶然できた超カンタンアイテム。捨てようと思っていた布のハギレなどでびっくりするほど簡単に作れるので、以下に作り方(レシピ)を紹介します。

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「新春のラッキーオーナメント」と名付けた理由は前の投稿に書いてあるので、ご興味のある方は読んでみてください。私はピンクッションとしても使っています。

貼って作る布の三角タッセル-新春のラッキーオーナメント

 

<布のふっくら三角タッセルの作り方(ボンドで貼って作る方法)>

まず、材料と道具を準備しましょう。芯地を入れずに布だけで作るアイテムなので、接着剤はコニシの「ボンド裁ほう上手」がおすすめです。(木工用ボンドや他の布用接着剤でも制作可能ですが、水溶性の接着剤の場合は水で濡らさないよう注意してください) CamidecorHT45 設計はとても簡単。作りたい大きさを決め、糊(のり)代を加えた布の要尺を出します。柄を出したい場合は、中心部分に柄が入るようにカットして下さい(右下画像)。 CamidecorHT48 携帯やスマホにつけたり、シザーキーパー(ハサミにつける飾り付のストラップ)として使う場合はミドルサイズかミニサイズ以下がおすすめ。ピンクッションなどにする場合は、ふっくら大きめサイズ以上で作ると良いでしょう。 CamidecorHT49 ① まず、布をカットしましょう。布の裏側に「時間が経つと書いた線が消えるペン」やチャコペンなどで、糊(のり)代の線を書き、それに合わせてカットします。その後、緑色の点線部分(両脇の糊代と真ん中の折り線)にアイロンをあて、内側に折ります。 ② ストラップ(紐やリボン)やループをつける場合は、真ん中の折り線近くにしっかり貼っておきます。 CamidecorHT50 ③ ★印の糊(のり)代をボンドで貼り合わせてアイロンで圧着し、小さな袋を作ります。 CamidecorHT51 ④ ③でできた袋に綿を詰めてふっくらさせます。ぬいぐるみ用の綿は最近は100円ショップでも売っていますし、キルト綿をほぐして入れても大丈夫。その後、両端の継ぎ目部分をあわせて、上から見ると三角形になるよう向きを変えます。 CamidecorHT52-1 ⑤ 開口部の糊(のり)代を内側に入れ込み、ボンドを塗って貼り合せます。接着面はヨレヨレせず、まっすぐになるよう整えて、アイロンで圧着。中の綿をつぶさないよう気をつけましょう。 CamidecorHT53 ⑥ あっという間に完成です。ヒモにビーズなどを通してアクセントにするのもおすすめ。レースなどをはさんで飾りをつけても良いでしょう。

携帯やスマホのストラップ、ハサミなどのアクセサリー(シザーキーパー)、ピンクッション、大型サイズの三角クッション、そして子供用のおもちゃなど、自由な発想でいろいろ楽しんでみてください。 Camidecor1618

貼って作る布の三角タッセル-新春のラッキーオーナメント

新春のお祝いと新しい年への願いがたくさん詰まった、お正月の飾りやおせち料理。

昆布は「よろこぶ」にかけてとか、海老は「腰が曲がるまでの長寿を願って」・・・など、1つ1つ意味があって、昔の人はよく考えたものだなあ・・・と感心させられます。

さて、新春にちなんで今回紹介するのは、「ラッキーオーナメント」と名付けた三角の布タッセル。ボンドで貼って作るとあっという間に完成する、超カンタンこものです。※1

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上の写真はフィンランドのテキスタイルメーカー「マリメッコ」のハギレで作ったミニサイズ。お正月の羽子板用の羽根に見立て、オーナメントとして吊り下げてみました。

お正月の飾りやモチーフとして使われる羽子板と羽根。その理由について調べてみると、その歴史は室町時代の遊戯にさかのぼり、魔除けや厄払いの意味があったとか。特に「羽根」は病を運ぶ蚊や害虫を食べるトンボに 似ていることから、子ども(特に女の子)への無病息災を願って・・・という意味がこめられているそうです。 →浅草寺のサイトより羽子板市       →日本人形協会サイトよりお正月と羽子板

さて、この三角タッセル、ここでは羽根に見立てていますが、なんとなくフォーチュンクッキーにも似ているような・・・。そして、確か三角という形は古来から魔よけの意味を持つと考えられていたはず・・・。→水無月と三角形

そこで、持っていると良いことが沢山ありますように!という気持ちから「ラッキーオーナメント」とサブタイトルをつけてみました。(下はティルダの生地のハギレなどで作ったもの)

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この季節はお正月もあるけれど、受験生にとっては勝負の時。本人と違って何もできない家族は、はらはらしたりと落ち着かない季節です。

いよいよ切羽詰まった時、豪華なお料理よりも手作りのおにぎりが一番おいしい!元気が出る!というのはよくあること。ハンドメイドのふっくら三角タッセルが、有名な神社のお守りと同じくらい効力を発揮してくれるかもしれません。

心をこめて作った、超簡単な三角タッセルが「可愛いアクセサリー」になったり、「お守り」になったり。皆さんの大切な人に喜んでいただけますように!との願いをこめて、こちらに作り方を紹介します。

布のふっくら三角タッセルの作り方(ボンドで貼って作る方法)-春のラッキーオーナメント

 

※1「ボンド裁ほう上手」で貼って作るアイテムとして、2013年に考えた作品です。

ハウスボックスと色鉛筆用ホルダー-”ちいさいおうち”によせて

12月に入り、本格的な寒さがやってきました。何かと慌ただしい年末ですが、お天気の悪い休日は、家の中で本を読んだり、手芸などを楽しみたい…。冬は良い意味でのひきこもりが楽しい季節です。(あれこれと雑用があり、大掃除もしなくちゃ・・・で、現実はなかなか難しいのですが・・・)

<屋根が開くハウスボックス>

昨年こちらのページで紹介したハウスボックス。下の画像は3種類のうち一番難しいBタイプで(2011年撮影)、 両側から屋根が開く収納になっています。Camidecor1564 家という魅力的なモチーフ。子どもだけでなく大人にも人気があるミニチュアハウスは、古今東西さまざまな形で作られてきました。

子どものための木製の小さな家やリカちゃんハウス、レゴの家、そして、大人も魅了される本格的なドールハウス※1まで、ミニチュアの家の種類は幅広く形もいろいろ。でも、なぜか布を貼った小さな家はあまり見かけません。

お店には売っていない、そんな小さな家をささっと作れるのがカルトナージュの良いところ。屋根を両開きにしたり、ドアや窓をつけたり・・・いろいろな形のハウスボックスが布箱の簡単な応用で作れます。家の形のボックスって普段でも可愛いけれど、とりわけ活躍してくれるのがクリスマスの時期。小さな家をモミの木や松ぼっくりなどと一緒に置いておくと、なんとなくその周りがほのぼの温かい雰囲気になるのです。

<『ちいさいおうち』と貼って作る”色鉛筆ホルダー”>

小さな家といえば、思い出すのは絵本の『ちいさいおうち』。パステルや色鉛筆のような優しいタッチの美しい挿絵と、石井桃子さんの温かみのあることばで訳されたストーリーが心に残る1冊。アメリカの童話作家、バージニア・リー・バートン(Virginia Lee Burton)が長男のために書いたものだそうで、戦前の本とは思えないくらい今読んでも心動かされる絵本です。 Camidecor1570 ご存知の方も多いと思いますが、あらすじについてはこちらに→ちいさいおうち(大型本)Amazon

この「ちいさいおうち」の絵って、クレヨンや色鉛筆を出して真似て描いてみたくなる親しみやすさ。やはり手描きでしか出せない雰囲気ってあるのだなあと感じます。

さて、下の画像は貼って作ったツールホルダーに色鉛筆を入れたもの。色鉛筆やペンなどはペンケースにごちゃごちゃ入れてしまうと使いたい色を探すのが大変だけれど、ホルダーなら一目瞭然。 個別のポケットに入れてくるくる巻いて保管できるロールアップ式のホルダーは、、編み物など趣味の道具用にも便利です。Camidecor1531こちらのホルダー、仕切り部分に縫い目がないのがわかるでしょうか?ミシンを使わずにボンドで貼って作る方法は、ステッチを出さずに仕上げたい時におすすめの方法です。※2

 

こどもの頃に絵本のページをめくったり、絵を描いたり何かを作ったりしたことはずっと楽しい記憶として残っていて、何かの折にふと思い出して温かい気持ちになることも・・・。 今やWeb上には情報があふれ、素敵で楽しいものがたくさんありますが、そんな中だからこそ、バーチャルではなく実際に手で触ったり、ささやかでも温もりのあるものが特別になっているような気もします。 Camidecor1565-2 外はどんどん寒くなっていくけれど、クリスマスや冬休みのある12月は楽しい思い出になるイベントががたくさん詰まっている季節。昔どこかで読んだ、「こどもの頃のたくさんの楽しい時間があるからこそ、大人になってもつらいことが乗り越えられる」という言葉が浮かび、ちょっとしみじみしています。

<最後に・・・家にちなんでちょっと変わった本のご紹介-『地球家族』>

地球家族』 ・・・世界30か国の家と家族とその持ち物が紹介されているずっしり分厚い本。世界中の人たちがどんな家に住んで、どんなものを持っているのか・・・家の前に家財道具一式を出してもらい、家族と一緒に写真に収めた珍しいプロジェクト。アフリカから日本まで、多種多様な家と家族、持ち物がぎゅっと1冊に詰まっています。

・・・ずいぶん前、住宅のインテリアの仕事をしていた際に購入したものなのでちょっと古い本ですが、文化や気候風土、暮らしなどいろいろなことを考えさせられる興味深い1冊です。

※1 イギリスのウィンザー城(ロンドン郊外)のメアリー王女のミニチュアドールハウスなどが有名です。

※2 →カトラリー(ナイフ&フォーク)を入れたホルダーの画像はこちらから 作り方は「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本で紹介しました

「ボンド裁ほう上手」で貼って作るカトラリーケース-ティルダの生地で

 

舟形トート(2)-芯入りタイプと芯なしタイプ

『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の本に作り方を紹介した舟形トート。以前紹介したのは樹脂製の芯地(スライサー)を使ってハリがある感じに仕上げたバッグ2つでした。→舟形トート(1)

下の画像は芯地入り(上)と芯地無し(下)の画像。作り方(糊しろの貼り方)は全く同じですが、芯※1を入れるとハリが出てしっかりした感じになり、布だけで作るとクタッとした仕上がりになります。

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芯の無いクタッとしたタイプ(下)の良さは、布の柔らかさが残るのと、畳むと小さくなるところ。コニシの「裁ほう上手」という接着剤を使えば水洗いできるので、お弁当入れやお洗濯が必要な子ども用のバッグに向いています。

一方、教室でお教えしているレッスン課題は芯地を入れるタイプ。

刷毛で塗る接着剤を使ってカルトナージュと同じように作ります。こちらの良さは芯地と糊しろとの区別がはっきりして、作業がしやすいところ。”芯地(厚紙など)と糊しろ”の使い分けに慣れたカルトナージュ愛好者の方は、こちらの方がお勧めです。

芯入りバッグを立てるとこんな感じ(↓)。補強も兼ねて底をつけているので、しっかりと立つタイプのバッグに。(折りたたむことも可能)

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このような底がしっかりした”立つタイプのバッグ”は、雑誌を入れたり趣味の道具を入れたりして、家の中でバスケット代わりに使うのも便利。底を正方形にしたり、大きさを変えるといろいろなバリーションが生まれます。ちなみに横に置いているのはマチ付きのファスナーポーチ。カルトナージュで使ったToile de Jouy(トワル・ド・ジュイ) の端切れで作ったもので、手作りストラップ(取り外し可能)をつけてバッグインバッグになるタイプです。

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<貼って作るバッグの強度と持ち手の補強>

『貼って作るバッグとこもの』の本では、「できるだけ身のまわりの材料で簡単に・・・」というコンセプトがあり、金具などの特殊な材料は最小限にしなければなりませんでした。なので、まずは構造の工夫により貼って作っても強度が出るようにしています。→二重にする、底を別に貼るなど。

持ち手部分が心配な場合は、補強するのが一番です。中に入れるものや使い方は人それぞれなので、自分で判断して補強しましょう。革テープを使う場合は、”カシメ”※1という金具で留めることをお勧めしていて、見た目もぐっとおしゃれになるので一石二鳥。市販されているバッグのような仕上がりが可能です。

一方、「重いものを入れるから持ち手を補強したいけれど、金具付けはイヤ!」という人は、持ち手だけ針と糸で補強し、ボタンなどを縫いつけてみるのがおすすめ。用途に合わせていろいろ工夫するのも楽しいかもしれません。

※1 芯地については、布芯や不織布の芯でも制作可能。その場合は、ボンド「裁ほう上手」でOKです。厚さによって仕上がりが変わるので、お好みで。

※2 カシメ金具と道具について:バッグや革小物に使われている、小さな丸い金具がカシメです。「金具つけなんて難しそう・・・」という印象があるかもしれませんが、モノ作りが好きな方なら案外簡単。カシメと道具はホームセンターやインターネットで購入できます。

必要な道具は(1)カシメ金具、(2)穴あけ用のポンチ、(3)打ち棒、(4)打ち台、(5)木づち(または金づち)、(6)ゴム板(穴あけ台用)。ポンチと金づちはベルトの穴あけにも利用できます。

「ボンド裁ほう上手」で貼って作るカトラリーケース-ティルダの生地で

ティルダ(Thilda)の生地でちょっとシャビーシックに作った、ロールタイプのカトラリーケース。

「ツールケース」という名称で「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本に作り方を載せているアイテムで、コニシの「ボンド裁ほう上手」で貼って作った実用品です。※教室のレッスン課題ではなく、書籍用に考えたものです。

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くるくる巻くロールアップタイプのカトラリーホルダーは、ずいぶん前にミシンで縫ったものを使っていましたが、仕切り部分の縫い目が曲がったりして、仕上がりにちょっと難が・・・。 ミシン目も見えています↓

 

そこで、「ボンド裁ほう上手」を使って試作したところ、細いポケットが驚くほど簡単に出来ることを発見。「ボンド」で貼って作る実用品のおすすめレシピとして、作り方(折り紙・工作方式)をぜひ紹介したいアイテムとなりました。

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この方法の良いところは、仕切りのポケットがすごく簡単に作れること。ボンドを塗ってアイロンでしっかり貼れば、細いポケットがあっという間に完成します。そして、2枚仕立てで作ることによって、ナイフやフォーク、道具を入れる仕切り部分が見えずにすっきり美しく完成。可愛らしい柄の生地を使う場合も、縫い目が邪魔になることがないので一石二鳥です。

本では片側※1から巻いていますが、両側から巻いてもOK。

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「ボンドで貼って作るバッグとこもの」のシリーズは、木工用ボンドなどを使って作れるものも多いのですが、このカトラリーケースは水で洗う場合があるので、コニシの「ボンド裁ほう上手」がおすすめ。

ただ、1つ欲を言えば、縁の接着部分がもう少し柔らかく仕上がるといいなあ・・・と。接着剤のさらなるバージョンアップを楽しみにしています。

※1 本に載せている片側から巻くタイプはこちら↓。 あっという間に仕切りが出来る上にミシン目も出ないので、すっきりした仕上がり。ミシン目が曲がってしまって(私だけ?)、残念な仕上がりになる心配はありません。  道具を入れるツールホルダーとしても便利です。

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「色鉛筆ホルダー」の大きな画像は下の記事に載せています↓

ハウスボックスと色鉛筆用ホルダー-”ちいさいおうち”によせて