カテゴリー別アーカイブ: 花器(フラワーポットなど)

ペールブルーの収納箱と折り畳みケースA2種(2007-2009年)

じめじめと 蒸し暑い日が続いているので、少しでも涼を呼ぶ画像を・・・・。 Camidecor1684 ペールブルーの材料を使った収納やバスケット。2009年頃からホームページに載せている画像※1です。 Camidecor1686 画像手前向かって左の作品は「曲線のオープンバスケット」。「四角いタイプ」と「台形のタイプ」を2つセットで受講できる教室の課題メニュー(選択制)。 Camidecor1687-1 実はこの作品、折りたためる収納箱。折り畳みボックスのシリーズはA,B,C,Dと幾つかのタイプがあって、構造や作り方もいろいろなのですが、この蓋なしのオープンタイプはAタイプと呼んでいます。Camidecor1688必要ない時はペタンと折りたためて便利なボックス。がっちりした箱もいいけれど、趣味や日用品のちょっとしたものを入れておくのに便利です。 Camidecor1685-1梅雨があけると夏本番。 ・・・ああ、海や山や高原に行って快適に過ごしたい・・・(夢)

 

※1 2枚目画像の作品・・・2段重ねの収納箱(かぶせ蓋)、アクリル(ガラス)入りのコレクションケース、ラウンドバスケット紙の靴(ペーパーで作るハイヒール/2011年書籍掲載作品)→両開きの箱と紙で作るシンデレラの靴

※2 折り畳みのオープンバスケット:四角形と六角形の2タイプ作るレッスン。今回紹介した曲線デザインのほか、シンプル好きの人のための直線デザインがあります。

ケイトウの赤、黒ベルベットの衝立

ベルベットを思わせる光沢のある花弁とフリルのような形。最近の鶏頭(けいとう)の花は、品種改良のせいかニュアンスのある色が多くなり、ぐっとおしゃれな花材になっています。

昔、鶏頭の花を見ると、なんだかグロテスクだなあ・・・と感じていたのはもしかしたら名前のせいでしょうか。調べてみると、英語ではcocks comb、フランス語crête-de-coq(クレートゥ ドゥ コック)、イタリア語creste di gallo(クレスタ・ディ・ガッロ)、中国語 鶏冠花。・・・うーん、やはり鶏の鶏冠(とさか)を意味する名前が多いようですね。

古くは「韓藍(からあい)」という名で万葉集にも詠まれ、江戸時代には若葉を食用していた記録(貝原益軒著)も残っているとか。東南アジアやアフリカでは今でも食べられているそうですが、どんな料理に用いられるのか・・・。ちょっと興味深いところです。Camidecor1544 さて、上の画像、お花の背景として使っているのは、折りたたみの衝立(パーティション)の曲線タイプ※1。2013年1月の「国際宝飾(ジュエリー)展」のディスプレイ用※2に作ったもので、”本金に宝石をちりばめたカトラリー(お肉を切るためのものではなく飾るための美術品)”の背景として使われた作品です。

”メッキではない本金のナイフとフォーク、しかも宝石入り!”という、普段は全く縁のない商品。そして、急に追加になったために、材料の準備もない状況。「黒いイメージで」というリクエストに少々怖気づきながらも、なんとか手持ちの材料で仕上げて、当日の朝、眠い目をこすりながら会場に持って行ったのでした。

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この衝立、裏と表の布使いを変えていてリバーシブルとして使えるのですが、画像(1枚目と2枚目)で違いがわかるでしょうか?フランスのインテリアファブリックと黒いベルベットの組み合わせを、裏表で上下逆にしているのです。

主役である金のナイフ&フォークを引き立てるディスプレイ用の衝立。私の手元にあるのはナイフ&フォークのデザイン画だけで、実際にショーケースの中に入ったところを見なければ、どちらが良いかわからない。そんな状況だったので、とりあえず、裏表を変えてリバーシブルになるように制作して会場でチェック。最終的には2枚めの写真の方が採用され、無事にガラスのショーケースに納まったのでした。

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黒い衝立(パーティション)の話が長くなりましたが、実はこの写真、インテリアファブリックで作ったフラットポーチこもの入れ(エルメスタイプのコインケースBの横長サイズ)と一緒に撮ったもの。

赤い鶏頭みたいな起毛の生地は、暑苦しい色・・・と思いながらも使ってみると、丈夫で汚れにくくてすごく便利。バッグの中で赤い色がぱっと目につくので、まず見逃すことがありません。・・・手前のポーチの赤いポンポンは邪魔だったので、今は外して使っています。

※1作り方や材料、デザインを変えていろいろなパターンを作っているアイテムで、直線のシンプルな衝立(パーティション)はこちらで紹介しています。

※2「国際宝飾展」のディスプレイについてはこちらの記事でも紹介しています

※フラットポーチ、こもの入れのその他の画像・・・折り紙タイプのこもの入れA,B(エルメスの革製品みたいなジュエリー&コインケース)

バケツ形の器2(鉢カバーとフラワーポット)

さわやかな青空をできるだけ長く楽しみたいと思っていたのに、雨の季節がやってきました。

下の画像は前回に引き続き、円錐台の器(通称”バケツ形の器”)のサンプル。2007年前後に「鉢カバー」、「フラワーポット」として作った作品です。

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手前の白い鉢カバーは、5年前のちょうど今ごろ、紫陽花の鉢植えを入れるために急いで作ったもの。紫陽花の色が映えるように、オフホワイトの防水生地で作ったシンプルな作品で、どんな色にも合い重宝しています。

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こちらはピンク色の小さなフラワーポット。上の画像はユーカリの葉とアートフラワーとを組み合わせて入れていますが、ホームページトップの画像は薔薇の生花を入れたもの。はらはらと花びらが散ったところを写しました。(生花を入れる際は、小さなグラスに花を活け、そのままポットの中に入れています)

 

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シャーベットオレンジのアートフラワーを入れるために、同系色で作ったフラワーポット。手前の箱は、2007年制作のロングボックス(紅茶用ティーバッグなどのためのケース)で、イタリアのハンドメイドペーパーを使っています。

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紫陽花は、青空の下より曇り空や雨の中で見る方が一層美しいと感じるのは、日本ならではでしょうか。新緑がどんどん色濃くなっていく様子や、雨にぬれた鮮やかな紫陽花は、数少ない梅雨の楽しみの1つです。

マガジンバッグとバケツの形の器 

ゴールデンウィークになると、きまって報道されるのが各地の「潮干狩り」の様子。江戸時代の浮世絵にも描かれている春から夏の行楽行事で、あらためて日本は海に囲まれている国だと実感します。

下の画像は2006年8月の教室のために作った「マガジンバッグ」。ホビーバスケットの応用例です。

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フランスのTHEVENON社製の水遊びをする子どもたちが描かれた生地”Histoire d’eau”を使い、海辺の波をイメージしてデザインしたのですが、よく見ると水辺に”がまの穂”らしき植物が・・・。

錨や船が描かれているので、つい海辺の風景と思いこんでいましたが、がまの穂は海辺というより湖畔や沼地の植物...。

はっきりしたことはわかりませんが、”Histoire d’eau”という生地の名前を考えると、もしかしたら海(La Mer)だけでなく、湖畔のバカンスなども含めた”水辺のストーリー”が描かれているのかもしれません。(釣りや船遊びは湖でも楽しめます)

そんな風にいろいろ考えながら眺めるのが楽しい生地で、特に水色は夏のお気に入り。2006年から2007年、バッグやトランクなどの課題サンプル制作に使いました。

そしてマガジンバッグの隣の作品は布製のバケツ。通称「バケツ形の器」の課題のサンプルの一つです。Camidecor1308

円錐台(えんすいだい)と呼ばれるこの形、鉢カバー、フラワーベース、小物入れ、ランプシェードと様々な作品になって活躍してくれるため、教室では設計方法を学び、各自が好きな大きさ、形に作ります。

「サンプルがあった方がイメージしやすい」というご要望に応え、大きさや形を変えて10個以上作りましたが、実生活で活躍しているのは持ち手の無いタイプです。

下の画像は持ち手つきのタイプ。教室では、アイスクリームのカップみたいという声がありました・・・確かに。

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ランプシェードの基本タイプもこの設計が役立ちます。

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フランスではabat-jour(アバジュール)と呼ばれる、ランプシェードを作る工芸。以前は材料が入手しにくいなどの問題がありましたが、最近は日本でも手軽に作れるようになっています。