カテゴリー別アーカイブ: 映画

シャーベットカラーのフリンジ付の箱とリボン飾りのシルクフレーム(2007/2008年)

今年の春、古いサンプルを整理していて発見した、作りかけの小さな箱(手のひらサイズ)。フランスで入手したフリンジ(房飾り)を使って2007年頃に作ったものの、何だかしっくりこなくてそのまま長年放置してあった作品です。

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沢山あるフリンジを何かに使えないかな?と思って始めたサンプル試作。結局、箱は中途半端なまま、小物作りに気持ちが移ってしまって、フリンジはくるくる巻いて作るタッセルになってしまったのでした(↓右下画像)。

Camidecor1757-3上の画像2つはホームページの2008年の欄のもので、アクリルが入った蓋からタッセルが透けて見えるのがわかるでしょうか?。あの時作ったタッセルは、今でも『コレクションケース』に少々雑多な感じで入っています。 →白いコレクションケースの大きい画像はこちら  →水色はこちら(上から2枚目)

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そんな感じですっかり忘れていた小箱でしたが、フリンジ自体は全く劣化せず、糸の質感も綺麗なまま。今見ると、小箱×フリンジも悪くないかも(好みは分かれるだろうけれど…)という気がして、画像に残しておこうと写真撮影。アプリコット、ミントの淡い色のモアレ生地を使っているので、『シャーベットカラーのフリンジ付の箱』と名付けてみました ※2

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その後、少しして、ちょうど『課題サンプル』の仕上げ作業で広げていたリボンやフローラルテープを使って、ためしに装飾。

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フリンジの裾の広がりをそのまま活かしたり・・・

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裾を広げずに、繊細な糸のテクスチャーだけ楽しむデザインにしたり(取り外しも可)。

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これはちょっと装飾しすぎかな???と思いつつ、いろいろ組み合わせて楽しんだり・・・。(けれど、だんだん何が良いのかわからなくなってしまう・・・)

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小さいアイテムですが、シャーリングの小箱を中に入れたり、内部や蓋もいろいろと工夫できます。Camidecor1769-1

そして、2008年頃に作ったシルクのボードと一緒に撮影すると、ちょっぴりアンティークっぽい雰囲気に・・・。シルクのボードは『カルトナージュBOOK』という本で紹介したタッセルトランクの内部用に作ったものです。※3

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そういえば、2007年はソフィア・コッポラ監督の映画、『マリーアントワネット』が日本で公開された年。

映画自体の歴史的な内容や人物描写などには正直がっかりした部分が多かったものの、衣装やお菓子など美術面での優雅さは、カルトナージュ愛好家のツボにはまるものがあり、教室でも話題になったものでした。

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シルクを使ったリボンボードやパステルカラーのフリンジの箱、紙で作る靴(下)などは、少なからず映画の影響もあったかも・・・?と、作った当時を思い出しています。

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・・・と、こんな感じで小箱の紹介の下書きをしつつ、忙しくなってしまった6月でしたが、偶然にもレッスンで、マリーアントワネットという名前の紅茶(MARIE-ANTOINETTE TEA)の差し入れをいただきましたので、追記として紹介します。(7/2)

NINA’Sというメーカーのその紅茶は、Mさんが『西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展』※1にいらした際に買ってきてくださったもの。ピンク色の美しいパッケージにはジュイの布のモティーフ(王妃が田園で遊ぶ様子?)が使われ、缶の蓋にもMとAのモノグラムが。

林檎(りんご)と薔薇(ばら)のフレーバーティーの甘い香りがなんとも女性好みで、厚紙や布や接着剤が散乱し雑然とした教室で作業に疲れた皆さんに、しばし優雅な雰囲気を運んでくれたのでした。

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普段使える実用品を中心に考えている教室の課題ですが、現実逃避できるような作品もやっぱり楽しい・・・。カルトナージュやバッグと小物だけでなく、「紙で作る家具」や「アンティークスタイルの箱シリーズ」もまだ紹介できていないものがいろいろあるので、時間を見つけながら画像を整理していきたいと思っています。

 

※1 西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展  2016/6/14(火)-7/31(日) Bunkamura  ザ・ミュージアム
・・・会期中無休だそうです。私もまだ行っていないのですが、トワル・ド・ジュイや布の歴史にご興味のある方はぜひ!

※2 『シャーベットカラーのフリンジ付の箱』・・・フランス製フリンジを使った作品を作りたい方のための課題(サイドメニュー)の1つとしますので、教室の皆様でご希望者はお申し出ください。(フリンジの色は他にもいろいろあり、今整理中です)

※3 →タッセルトランクの内部画像はこちらから シルクのボードはタッセルが掛けてある壁面からちらりと見えています

かぼちゃと満月とハロウィンナイトー魔女のバッグと黒い衝立

ここ数年ですっかり日本の秋のお祭り(行事)の1つになったハロウィン(Halloween)。10月末ということで、今回はなんとなくハロウィンのイメージに合うものを過去の画像から紹介します。

飾りかぼちゃ、栗、松ぼっくり、姫りんご・・・。2008年の「秋の実り」の画像は、カルトナージュの「引き出し付シェルフ」の色に合わせて撮ったもの。→シェルフはこちらでも紹介しています。

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かぼちゃやハロウィンが登場する映画で思い出すのは「ハリーポッター」。第一作の「ハリーポッターと賢者の石」の中で、ホグワーツ魔法学校の食堂にたくさんのカボチャのランタン(ジャック・オ・ランタン)が浮かんでいる・・・というシーンがあって、テーブルに並んだ秋のご馳走が美味しそうだったのを覚えています。

そこで、2008年に旅先で撮った画像をちょっと加工(仮装?)して、湖畔に浮かぶ満月の写真にホウキに乗った魔女とコウモリを一筆書き。・・・いいかげんに書いたシルエットのため、「何が飛んでるのかわからない」という意見もあると思うので、念のため・・・。

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下の画像は、5年前に作ったカルトナージュのハンドバッグのサンプル。クラッシックモダンな黒い柄を使ってみたら、なんだか「魔女のバッグ」みたいになってしまったもの。正面から撮った画像がすぐに出てこないので、とりあえずこちらの画像を(↓)。材料を変えて作れば、軽くて便利なアイテムなのですが・・・。

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ハロウィンに欠かせない黒い色。妖しさや怖さ、闇の世界を演出する黒い色は、スタイリッシュなアクセントとしても活躍してくれます。下の画像は黒を使った作品画像のコラージュで、ジュエリー展のために作った黒いベルベットの衝立やミラーのサンプルなどの一部。

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そういえば、十数年前、イギリス(ロンドン)の知人とハロウィンの話をした時に、今のハロウィン(trick or treatなど)はどちらかというとアメリカの文化で、イギリスでは11月5日の「ガイフォークス・ナイト」の花火の方が盛大なんだよ、という話を聞いたことがありましたが、最近はどうなのでしょうか。

ちなみに、イギリスを舞台にした「オックスフォード連続殺人事件」という映画には「ガイフォークス・ナイト」のお祭りの場面があって、花火が打ち上げられる中、仮装をして野外コンサートに行く場面が出てきました。また、ナタリー・ポートマンが出演した2006年の映画「Vフォー・ヴェンデッタ」は「ガイ・フォークス」の事件※1をモチーフにしたもの。そこに出てくる不気味な白い仮面(マスク)は、社会ニュースや最近のハロウィンの仮装にもちらほら登場するので、見たことがある人も少なくないかもしれません。

次回、続きとして教室の皆さんの作品画像から、黒をテーマにまとめたものを紹介します。10月中に、と思っていたらあっという間に11月になってしまいましたが・・・。

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メアリーポピンズと傘を持った貴婦人-アンティークシリーズの箱とがま口バッグ

年末年始のイルミネーション画像よりもう1枚。こちらはロンドンのオックスフォードストリート(2012年撮影)。

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ぱっと見ると、まずパープル系の現代的なライトアップが目につきますが、じっくり見てみると、街の上に楽しげに浮かんでいるのは傘とギフトボックスのイルミネーション。通りの奥まで続いています。

題材はおそらく『メアリーポピンズ(Marry Poppins 原作者:P・L・トラヴァース)』。20世紀初めのロンドンが舞台の児童文学で、傘をさして空を飛んでくる不思議なナニー(乳母&家庭教師)とバンクス家のこども達が主役のお話です。

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日本では『風にのってきたメアリーポピンズ』をはじめ数冊の翻訳本が出ていて、こどもの頃に親しんだ人も多いでしょう。また、本を読んでいない人でも、ジュリー・アンドリュース主演の映画の中の「チム・チムニー♪」で始まる煙突掃除屋さんの歌を耳にしたことがある人も少なくないのではないでしょうか。

ウォルト・ディズニー社が1964年に製作したミュージカル映画「メリーポピンズ(Marry Poppins)」。アカデミー賞を5部門受賞した名作で、イギリスのあるアンケートでは、クリスマス休暇に家族で楽しむ映画の1位になったこともあるそうです。

そして、「メリーポピンズ」からちょうど50周年の2014年、日本で公開されたのが「ウォルト・ディズニーの約束(原題:Saving Mr.Banks)」という映画。

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「メリーポピンズ」の映画製作をめぐってくりひろげられる、原作者のP.L.トラヴァーストと映画制作側のウォルト・ディズニーやスタッフ達とのバトルともいえるやりとり(かなり難航)。そこにP.L.トラヴァースの幼少期の記憶を交えながら展開していくという設定で、初めて知る事実やエピソードに心動かされます。歌あり、ユーモア&涙ありで、鑑賞後はメアリーポピンズの本を読んだり映画を見たくなってしまう・・・そんな1本。 家族で一緒に楽しむ映画としておすすめです。※1

さて、メアリーポピンズといえば”オウム(鳥)の柄のついた傘とかばん”。今回はそんなメアリーポピンズを連想させるものを過去の作品の中から選んでみました。

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まずはアンティークのイラストを使った作品で、赤い傘を持った貴婦人と女の子が描かれているもの。    <アンティークスタイルのカルトナージュ作品シリーズ>の1つで、額ではなく箱(ボックス)になっています。

このイラスト、ちょっと冷たげに見える表情が、フフンと鼻をならしてすましている原作のメアリーポピンズ※2のキャラクターと重なるような気がして・・・。19世紀後半のパリ&ブリュッセルで作られた印刷物なのでファッション的にはちょっと古いスタイルで、調度品も英国調ではないのですが・・・。

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子ども達が憧れるもう1つのアイテムが、メアリーポピンズの「じゅうたん(絨毯)のかばん(carpet bag)」。  絨毯のような織物でできた大きなバッグから必要な物がするすると何でも出てくる様子は、ドラえもんのポケットに通じるものがあります。

下の画像の「がま口タイプのミニハンドバッグ」は2009年制作。小さなお財布や化粧品がはいるサイズで、貼って作るタイプです。たしか『メアリーポピンズ』の翻訳本の挿絵に、口金付きの小型ハンドバッグを持って、ツンとすましているものがあったような・・・。

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傘を差しながら風にのって飛んでいく姿って、ホウキに乗った魔女よりもずっと可愛いくてエレガント。「彼女がいたら、年末の大掃除や雑事もさぞはかどっただろうに・・・」なんてあり得ないことを考えながら、はっと思い出したのは昨年(2013-2014年)の年末年始。

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ちょっと個人的な話になりますが、ちょうど1年前の『ボンドで貼って作るバッグととこもの』の本の”作り方(プロセス)撮影の時、よれよれだった私を助けてくれたのは、アシスタントを務めて下さった皆さんでした。撮影日の皆さんの頼りになることといったら!有能な上に笑顔があって、切羽詰まった中(?)でも和気あいあいとした雰囲気。メアリーポピンズが数人いるより心強く、本当にありがたかったです。(作り方ページの画像の”手”はそんな皆さんのもの。たくさんの工程を撮ったのに、スペースの事情で枚数が絞られたのがちょっと残念です)

 

※1 原作者:P・L・トラヴァース(パメラ・リンドン・トラヴァース)の生い立ちやとウォルトディズニーとのエピソードをもっと知りたい方は、以下のページにも写真や資料が載っています。

◇英語のサイト(写真あり):Saving Mr. Banks True Story- History vs Hollywood、 Mary Poppins, She Wrote: The Life of P. L. Travers

※2 原作のメアリーポピンズは、トーストのにおいのするパリッと糊のきいた白いエプロンをつけた有能なナニーでありながら、少々ナルシスト&かなりの毒舌。新しい服や帽子を着てはショーウィンドウのガラスにうつった自分の姿に見とれたり、こども達の質問にそっけなく厳しい言葉を返したりします。(でもちらりと見せる優しさがあって、そこが絶妙) 映画ではジュリー・アンドリュースがもう少し温かく明るい感じのキャラクターに演じていて、両者ともに甲乙つけがたく魅力的です。

冬休みの楽しみ-ロッタちゃんと赤いチェック柄

冬の寒い時期や雪が降った時になぜか見たくなる映画、「ロッタちゃん はじめてのおつかい」。

スェーデンの小さな町を舞台に、5歳のロッタちゃんとその家族のほのぼのとしたエピソードが描かれる心温まる映画で、クリスマスの4か月前から復活祭までの半年間のお話です。原作者は『長くつ下のピッピ』や『やかまし村のこどもたち』で有名な、アストリッド・リンドグレーン。ピッピと同じく、ロッタちゃんも個性的な女の子です。 Camidecor1573 この映画で感心することは、全てがとてもナチュラルなところ。おてんばで頑固者の小さな女の子とその家族、周りの人たちが、自然に楽しく映像化されていて、軽やかな音楽もぴったり。ロッタちゃん一家のシンプルな暮らしの中で交わされる家族の温かなやりとりに、つい笑顔になってしまいます。

また、子供部屋や子供服の可愛さも大きな魅力の1つで、手芸やナチュラル系、レトロ系が好きな人には心惹かれる場面がたくさん。映画の中で赤い色のチェック柄が印象に残っているのは、秋から冬のエピソードだからでしょうか。こども達の洋服をはじめ、ママのスカートやカーテン、テーブルクロスなど、さまざまな形で素敵に使われているのです。

寒い冬、暮らしの中に赤やチェックを取り入れると、ほっこり暖かい感じになります。でも他のものと色やスタイルが合わない・・・ということも多く、そんな時は小物で楽しむのがおすすめ。小さなものだったらじゃまにならず、季節によって使い分けることも可能です。

以下に紹介するのは、そんな風に気軽に使える赤いチェック柄の実用品。カルトナージュの「バッグ型ケース」はスェーデンのIKEA(イケア)のチェック生地。ペン立て、メガネケースになるサイズです。 Camidecor1574

 

そして、<貼って作るバッグとこもの>から「多用途ケース」と「こもの入れ(コイン・ジュエリーケース)」。このお財布みたいな横長ケースは、2013年の冬に『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の本のために、くるみボタンを使った例として作ったもの。でも諸事情により出せなかったので、こちらで紹介。(書籍にはマグネットを使ったものが載っていて、サイズ、作り方は全く同じ) Camidecor1608

レトロな赤紺チェックのコインケース(エルメスタイプ)の内側は赤いフエルト(下)。 Camidecor1607-2

多用途ケースを開くとこんな感じ↓。長財布としても使えるサイズの2重仕立て。4つのポケットを自由に使えます。 縫い目がなくてすっきりした仕上がりなのでわかりにくいのですが、上のポケットはカードや名刺用の仕切りをつけています。

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話をロッタちゃんに戻しますが、この映画、10年ほど前の公開と思っていたら、制作されたのはなんと1993年。今から20年以上も前の映画だったことを知ってちょっと驚きました。考えてみれば、原作の『ロッタちゃんシリーズ』は1956年に「Barnen på Bråkmakargatan(The children on Troublemaker Street/トラブルメーカーストリートのこども達) 」として書かれたのが始まりだそうで、もう60年近くも前のお話。

2015年に発行されるスウェーデンの新貨幣には、アストリッド・リンドグレーン(&ピッピ)が起用されることが決定しているそうで、いつか20クローナ札を入手した折には、ぜひとも赤いチェックの長財布に入れて使ってみたいと楽しみにしています。

それではスウェーデン風に、Hej då !(ヘイド=ではまた!)

 

<参考>  ◇Astrid Lindgren(アストリッド・リンドグレーン)のオフィシャルサイト 

アストリッド・リンドグレーンの世界(Astrid Lindgren Värld)・・・スウェーデン大使館公認観光サイト

Astrid Lindgren’s World ・・・スウェーデン、ヴィンメルビー(Vimmerby)にあるアストリッド・リンドグレーン・ワールド。映画の撮影で使われた、ロッタちゃん一家の住むトラブルメーカー通り(Troublemaker Street)、や黄色い家の内部なども見られるそうです。

クリスマスの宿り木(ヤドリギ)と映画のお話 -赤いサプライズボックス

前回に続き、12月のイルミネーションの画像より。こちらは2012年のロンドン。リージェントストリートのクリスマスライトアップです。

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トナカイの角や木の枝を思わせる白いライティング。真ん中には金色に輝くヤドリギと鳥のカップルのオーナメント。ヤドリギ(宿り木:英語でmistletoe)って日本ではあまり重要視されていませんが、欧米(ヨーロッパやアメリカ)ではクリスマスと縁が深い植物。※1

「クリスマスにヤドリギの下でキスをすると幸せになれる(キスを拒んではいけない)」といった言い伝えもあるそうで、この飾りはきっとそこから(と推測)。2羽の鳥に注目↑です。

年末やクリスマスシーズンになると見たくなる映画の1つ、「ラブ・アクチャリー」※1。12月のロンドンを舞台に、いろいろな人のエピソードがユーモアを交えて楽しく描かれていて、見終わった後に温かい気持ちになれる1本。実はその中にも「ヤドリギの下で待つわ」というセリフが出てきます。(クリスマスパーティー準備の会話の中で部下が上司を誘惑するシーン)

Camidecor1599-2また、映画のクライマックスで使われているマライア・キャリーのヒット曲「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」の中の歌詞にも「I’m just gonna keep on waiting underneath the mistletoe(ヤドリギの中で待ち続けるわ)」という部分があるようで、ヤドリギおそるべし!という印象です。

さて、下の画像は2009年の12月に作ったクリスマスボックス。カードみたいに見えますが、「びっくり箱」のような仕掛けがある箱なのです。普段は教室の隅でほこりにまみれになっているレッスン用サンプルの古い箱。今回、トナカイと一緒に記念撮影し、「サプライズボックス」と改名。

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角度を変えると箱だというのがわかるでしょうか↓。クリスマスカラーの赤と白。真ん中に貼っているのはリボンのオーナメント。

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中をあけると2羽の鳥がいてびっくり・・・。(自分で作ったのにすっかり忘れていました)

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最後にもう1枚ロンドンのライトアップの写真をと思いましたが、長くなったのでまた別の機会に・・・。

 

※1 ヤドリギ: 古くから北欧神話やケルト神話では 神聖な植物として扱われ、それが元になっていろいろな言い伝えが生まれたようです。

※2 ラブ・アクチャリー(Love Actually): 19人の様々な愛の形を描いたラブ・コメディ映画。かっこいいヒーローではなく、誰もがダメな部分を持っている・・・そんな愛すべき人たちをステキに演じるのは英国の豪華俳優陣。たくさんの小さな幸せのおすそわけをもらって元気になりたい時におすすめです。(←ちょっと大人向け&ブラックユーモアあり)

・・・余談ですが、「ラブ・アクチャリー」の監督、リチャード・カーティス氏は新作映画「アバウト・タイム」を最後に監督を引退してしまうそうで、ちょっぴり残念。→さようなら、ありがとうリチャード・カーティス監督(シネマ・トゥデイ)

両開きの箱と紙で作るシンデレラの靴

2008年から2010年にかけて作った両開きの箱と手のひらサイズの靴(2010年撮影)。 飾りとビーズ以外は全て紙で作っています。※1

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普段は実用品を作っていますが、余った材料での小物作りは楽しいもの。カルトナージュというとまず思い浮かぶのは箱ですが、自由な発想で様々なものを作れるのが1番大きな魅力だと感じています。

「靴とバッグ」というアイテムが好きで作ったミニチュアの紙の靴シリーズ。色違いでいろいろ作ったものは全て片方のみ。「シンデレラのガラスの靴」のイメージが潜在的にあるからかもしれません。

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誰もが知っているシンデレラのおとぎ話。

物語として普遍的な魅力があるためか、バレエやオペラをはじめ、ミュージカルやアニメや映画などにも繰り返し使われている題材。キャラの濃いいじわるな継母と姉、かぼちゃの馬車、舞踏会、お城、魔女など・・・王子様とガラスの靴だけでなくお話の中に出てくるアイテムが魅力的で、それぞれでどう描かれるのか比べるのが面白いところです。

中でもオペラ(ロッシーニのLa Cenerentola ラ・チェネレントラ)やバレエ(プロコフィエフのCinderella シンデレラ)は衣装やセットも豪華だったりと、目を楽しませてくれる要素がたっぷり。・・・オペラのお話ではキーアイテムが”ガラスの靴”ではなく”腕輪”なのですが、個人的にはガラスの靴が好み。(youtubeなどでも見られます)

余談ですが、明治時代の日本の小学校の教科書には坪内逍遥の訳により「おしん物語」としてして紹介されていたとか。おシン??・・・なんだか笑えます。ちなみにガラスの靴の部分は”草履”ではなく、”扇子”となっていたそうで、それはいい感じで納得。 →元の記事はこちらからどうぞ。トリビアの泉でも紹介。

古くらかのおとぎ話にインスパイアされた、”リイマジ二ング re-imagining”という形で映画が作られることが多い昨今ですが、2015年3月にはディズニーより新しい実写版の映画「Cinderella シンデレラ」が公開されるとのこと。ケイト・ブランシェットやヘレナ・ボナム・カーターなどベテラン女優が脇を固めるようです。

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・・・ディズニーといえば、今年大ヒットした「アナと雪の女王」。有名な歌はすっかり覚えてしまったのにまだ見ていませんが、見た人の感想の中には、お姫さまと王子様の物語も時代とともに変化していくのだなあ・・・というものも。 これから見るのが楽しみです。

 

◆ディズニーによる実写版「Cinderella(シンデレラ)」の予告 ・・・Disney’s Cinderella Official←ガラスの靴だけのシンプルな動画でしたが、参考までに・・・  →その後新しい動画が公開(11月19日)Disney’s Cinderella Official Teaser Trailer 

※1紙の靴については、2011年に刊行された「和紙で作るカルトナージュ小物」という書籍に色違いの作品を載せています。