月別アーカイブ: 2007年1月

手芸まわりの小物入れとブックカバー-赤毛のアンとライラックの季節によせて

春から初夏にかけて咲くライラックの花を連想させる、”ピンクがかった薄紫色”。

そんな爽やかな薄紫色とグリーンをテーマに、刺繍や手芸用のカルトナージュ作品をあれこれ集めて撮った画像は、2007年の4月から6月のレッスンのために撮影したもの。→過去のレッスンのページに掲載。

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持ち手が動くバスケットや、ピンクッション付の2段の丸箱(2006年制作)。ちょっと大きめのヴィクトリアンソーイングの箱など、「あったらいいな、でも売っていないから作ってみよう」という発想で作った手仕事のためのアイテム。

丸箱のフタには、クロスステッチ刺繍を入れたものの、目の数を数えるのが苦痛で途中でフリーデザインに・・・。クロスステッチ向きでないアバウトな性格を痛感し、その後は教室にいらっしゃる刺繍愛好家の皆さんの正確で緻密なクロスステッチを見るのを楽しみにしています。

子どもの頃に読んだ「赤毛のアン」に出てきたライラックの花。

フランス語でリラ(Lilas)と呼ばれ、4,5月(北海道では5月終わりから6月初めとのこと)に薄紫色の良い香りのする可憐な花を咲かせますが、はっと気づくと時期を逃していることが多く、ライラックが咲き乱れる風景を心ゆくまで堪能できた記憶はほとんどないのが残念。

「アンの娘リラ」というシリーズ8作目の”リラ(Rilla)”は「マリラ」の名からとった愛称で、ライラックとは関係がないようですが、ライラックというとなんとなく「赤毛のアン」を思い出してしまいます。

さて、下の画像は最初の画像とは少しアイテムが変わった1枚。

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こちらの画像ではバスケットの中に入れているのは「軽量ブックカバー」。

カルトナージュでもハードタイプのブックカバーは作れるけれど、より軽くてしなやかな文庫本用のブックカバーが欲しい。そこで、カルトナージュのテクニックを応用して作ろうと、2006年から2007年に試行錯誤して考えたアイテムです。(本の厚みに合わせて調節可能なタイプ※)

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読書の秋といいますが、「赤毛のアン」のようなさわやかな物語は、5月のそよ風の中で読むのがぴったりかもしれません。

※ソフトタイプのブックカバーの作り方・・・ソフトタイプのブックカバーの課題は2種類あって、「シンプルタイプのブックカバーの作り方」を、2014年に刊行された「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本に紹介しました。

 

ぺーパートランクAーラウンドタイプ

2007年初夏のレッスンのために作った課題サンプル、「ペーパートランクA・3種」。「四角形」、「シェル型」、「ラウンド」のサンプルがあり、以下は「ラウンドタイプ」。

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軽やかなライトグリーンの生地で作った丸い形のトランク。

中に入っているのは「軽量ブックカバー(厚さ調節タイプ)」とラヴェンダーの香りのスプレー。リフレッシュのための小物と一緒に撮影した1枚です。

 

バッグ型ファイルケース(蛇腹のファイルB)2007年-皆様の作品より

蛇腹のファイルにオリジナリティを入れたくて考えた「バッグ型のファイルケース」。蛇腹のファイルの応用作品で、2007年からのレッスン課題です。

蛇腹のファイルケースの課題は4タイプあり、それぞれ少しずつ作り方やポイントが異なります。蛇腹の作り方を学ぶ「基本タイプ」。持ち手をつけ、仕切りを入れた「バッグ型ファイルケース」。そして、ポーチタイプの「カード用ミニファイル」。

下の画像は2007年から2009年ごろに受講された皆様の作品の一部。バッグ型ファイルとミニファイルをお揃いで作っても素敵です。

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「バッグ型ファイルケース」は材料に合わせて中の蛇腹ファイルも仕切りも全て手作りしていくので、色もぴったりに仕上がるのが嬉しいところ。

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3タイプのオリジナルのデザインから、自分の布に合わせて好きな形を選んで作っていただく課題です。

カルトナージュのトランクB-皆様の作品より

2007年に中上級者のレッスン課題としてスタートした「トランクB」。

結構簡単に作れるトランクA(3種類:長方形、シェル型、ラウンド型)に対し、こちらは難しいテクニックを使ってよりしっかりと仕上がるように考えたアイテムです。

※作品サンプル画像はこちらから→・・・「海辺の子どもたち-トランクBの小型サイズ」「夏休みの楽しい計画-トランクB(大型サイズ)」

以下は教室で作った皆様の作品より、モノトーンでキリッとスタイリッシュに仕上げて下さったお2人の作品。

画像下の黒い生地のトランクは、柄物、無地、水玉、ストライプの4種類を使いながらも、すっきりとバランスよく上品にまとめて下さったNさんの作品。いつもはピンクや花柄など可憐なイメージで作品を仕上げて下さいますが、トランクシリーズでは一味違ったクールな生地使いです。(トランクAも素敵に仕上げて下さったので、別の機会に紹介します)

画像下の黒い生地のトランクは、柄物、無地、水玉、ストライプの4種類の布を使って、バランスよく上品にまとめて下さったNさんの作品。いつもはピンクや花柄など可憐なイメージで作品を仕上げて下さいますが、トランクシリーズでは一味違ったクールでスタイリッシュな生地使い。シルバーの金具と黒い革の持ち手がアクセントになっています。(NさんはトランクAも素敵に仕上げて下さったので、別の機会に紹介します)

 

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画像上のグレーの作品は、フランスのトワル・ド・ジュイの生地、「ブランコに乗った女の子」を使って細部まで美しく仕上げて下さったMさんの作品。花柄のロマンティックな生地をモノトーンでまとめたことによって、甘すぎずシックな仕上がり。白い革の持ち手が優しい雰囲気です。Mさんはこのシリーズでいくつか作品を制作しておられ、どれもステキなので、こちらもまた別の機会に・・・。

中上級の皆様の作品は、私のサンプルよりもずっと完成度が高く仕上がるものが多いので、いずれ”作者別”という形にまとめ、皆様の画像を紹介したいなあ・・・と思っています。レッスン中は作業で慌ただしく、撮影できなかった作品が多いのが残念ですが・・・。

***2012年以前の記事(受講された皆様の作品など)は、課題スタートの年の欄に合わせて投稿しています。文章は2014年以降に記載しています***

 

フラワーバスケットとロングボックス(2006/2007~)

2006年の終わりにサンプル制作した、オリジナルデザインの「フラワーバスケット」と「ロングボックス」。

2007年の冬から春にかけての単発レッスンの課題としてスタートし、現在はレギュラーの皆さまのための定番課題(中級作品)となっています。→過去のレッスンアイテム

課題のポイントは、仕切りや窓付きの蓋、材料に合わせて大きさやデザインなどを各自考えながら作品制作していただくこと。同じ課題でもそれぞれ個性が光る作品が完成します。

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上の画像はレッスン用のサンプルの一部。

受講する皆様に自由な発想やアイデアで作っていただきたく、私もたくさんのサンプルを制作。布に刺繍(クロスステッチ)を入れてみたり、窓にリボンやペーパーを入れたり・・・。

幅広いバリエーションのサンプルが、面白いアイデアのきっかけになったり、より作品制作の際の助けになるといいなと考えています。

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皆さんの作品の一部画像(フラワーバスケット)

皆さんの作品の一部画像(ロングボックス-2007年)

 

<レッスン課題のサンプル制作について>

レッスン課題を考える時は、工程のポイントや伝えたいテクニックなど様々な方向から検討します。カルトナージュの作品は、同じ箱でも構造や手法が2種類以上考えられる場合が多いので、その場合は複数作ってみて比較検討。より作りやすく、美しく、そして構造的にしっかり仕上がる方を採用します。

1つの課題を考えるのにかなりの時間が必要で、ちょっと大変な作業ですが、試行錯誤してサンプルを作ることはレッスン時の説明に役立ってくれています。

フラワーバスケットー皆様の作品より

2006年にオリジナルデザインのサンプルを制作し、2007年2月よりレッスンアイテムとして定番の課題となっている「フラワーバスケット」。 →過去のレッスンアイテム参照

花びらが開いたようなデザインで、大、中、小のサイズ違いの型紙から好きなものを選んでいただくレッスン。以下は教室で受講された方の作品の一部です。

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布合わせによって仕上がりのイメージが変わります。

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四角い布箱とは全く違う形で、好きな布で作るだけでも楽しい作品ですが、テクニックの部分でも大切なポイントが3つあり、初中級の必修課題にしています。

***2012年以前の記事は、作品のレッスン開始の年に合わせて投稿しています。文章は当時を思い出しながら、2014年に記載しています***