月別アーカイブ: 2010年1月

オリジナルデザインのパスケース

2010年の秋のイベント用に考えた簡単アイテム、「オリジナルデザインのパスケース」。その後、体験レッスンの定番アイテムとなっている作品です。※メインサイトのイベントページに画像を載せていましたが、少し大きめ画像をこちらにも載せることにしました。

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課題アイテムを考える時には、できるだけ市販品や書籍などに無いオリジナリティーのあるものを・・・と心がけることが多く、時々曲線のデザインも登場。

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受講される方の好みは様々。花柄、エレガント、ストライプ、モノトーンなど様々なスタイルに対応できるよう、デザイン(型紙)を数種類用意し、世界に1つしかない自分だけのパスケースが出来上がるようにしています。

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秋は実りの季節。プランターのオリーブが実をつけましたが、塩漬けオリーブにするほどの数ではないので、記念にパチリ(下画像:2010年秋撮影)。

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秋のイベントということもあって、サンプルは葡萄色など実りを感じさせる色が多くなってしまいましたが、様々な色やスタイルに対応可能な課題。image20110617

曲線(エレガントライン)のバスケットとお揃いで作っても楽しい作品です。

 

 

引き出し付きの卓上シェルフ-皆様の作品より

カルトナージュ中上級者のレッスン課題(選択制)の卓上シェルフ。重要な部分は1日で終わるため、残りは家で仕上げをする方が多い作品です。(サンプルは2008年制作)

大きいサイズで完成品を持ってきていただくのが難しいこともあって、受講者全員の画像が残っていないのが残念ですが、素敵に完成したお2人の作品を紹介します。

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まずは可愛さがたくさん詰まった引き出し付のシェルフ。ソフトな色調、子どもと犬、ストライプ、水玉。そしてスカラップデザイン。見ているだけでほのぼの幸せな気持ちに。

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引き出しは取り出してミニ小箱としても使えます。こまごました道具を入れたり、文房具を入れたり・・・。シェルフの棚はある程度の重さまで耐えられるような構造にしています。

もう1つはクラッシックデザインとスタイリッシュなテクスチャーを組み合わせたおしゃれな作品。水拭きできるフェイクレザー、オレンジとライトグリーンの配色。モダンなインテリアスタイルにもなじみ、かつアクセントにもなるシェルフです。

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下はシェルフとお揃いの材料のスクエアバスケット。アクセントのエルメスのリボンがピリッと程よいスパイスに。

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好きな色、落ち着く形や柄、住まい方や使い方は人それぞれ。同じ課題でも、それぞれの個性が感じられる作品に仕上がると、とても嬉しく思います。

インテリアファブリックを使って-曲線のバスケット

2010年のイベント用に講師活動ご希望の皆さまと一緒に取り組んだプロジェクト。紅茶で有名なルピシアさんのワークショップ用に使用したアイテムです。(小さな紅茶缶を並べて入れられるサイズ)

初心者の場合は薄手のプリント生地がお勧めですが、こちらは厚手の生地で作ってみたものです。

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下はメインサイトに掲載しているサンプル画像です。画像をクリックすると大きい画像が載っているページが開きます。


 

ボンドで貼って作るこもの入れ2種-ジュエリー&コインケース

折り紙のように折って作る、コイン(ジュエリー)ケース2種。 どちらも手のひらにのるサイズの「こものいれ(コインケース)」で、工作のように接着剤(ボンド)で貼って作っていくシリーズです。

<「こものいれ(コインケース)」の2つの形>

教室では”角ばったかまぼこ型(3枚目の画像)”をA、四角形(下画像)をBと呼んで区別。作り方は全く異なります。

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ふたを開くとこんな感じ(下画像↓)で入れるものは何でもOK。身のまわりの小物って意外にたくさんあって、コイン、ジュエリー、鍵、手芸用の細かいパーツ、PC用のスマートメディアや充電コードなど色々なものを入れています。Camidecor101-1

<貼って作る”こものいれ(コインケース)A,B”・・・エルメスの革製品みたいなコインケース>

下の画像は、折り紙のように折って作っていくAタイプの試作サンプル。内部を布にしたりフエルトにしたりと、いろいろ試行錯誤している段階のもの(イマイチの仕上がり・・・)。

この課題アイテム誕生のきっかけは、2009年か2010年のワークショップの後のこと・・・。「こんな感じのものをカルトナージュで作りたいので、ぜひ講座アイテムに」と、ご愛用のエルメス(Hermès)の革の折り畳みケースを見せて下さった方のおかげで生まれたアイテムです。

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革細工だったら、一枚の革で作れますが、布で作る場合は革細工とは違った方法で仕上げます。

折り紙のように紙を折って型紙作りをしていると、いろいろなアイデアが浮かんできて、異なる作り方の2種類のコインケース(AとB)が誕生。

・・・その後、レッスンを受講された方が、「エルメス(Hermès)に四角いタイプのコインケースもありますよ」とご自分のケースを見せて下さって、エルメスに両タイプの革製コインケースがあることを知って嬉しくなりました・・・

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<設計、材料、留め具など>

AもBも設計はとても簡単。縦と横の大きさを少し変えるだけで、いろいろな形が出来上がるのが面白いところで他にもバリエーションがありますが、また別の機会に紹介します。

内部はフエルト、クロス、綿プリント、合皮などお好みでOK。

レッスン課題用のサンプルは、さまざまなご希望に対応できるよう、生地の種類や厚さ、内部に使う材料などを変えていろいろなパターンを作ります。失敗作や変なものもたくさん出来上がりますが、それがレッスンで”悪い例”として役立ってくれます。

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留め具はホックでもマグネットでも、くるみボタンでもOK。PCまわりの小物(USBカード)などを入れる時はホックやくるみボタン、面テープが安心です。

★こちらの「こもの入れ2種」の作り方は、2014年4月発売の「ボンドで貼って作るバッグとこもの」に掲載しました。ご興味のある方はせひ作ってみてください。

★他の作品例はこちらの記事にも

マリメッコの眼鏡ケースとコインケース

丸いふたの小物入れ

冬休みの楽しみ-ロッタちゃんと赤いチェック柄