月別アーカイブ: 2015年3月

第2回銀座ビスクドール展のお知らせ

先日紹介した、3月14日のYKKさん主催のワークショップが無事に終わりました。「YKKものづくり館」のゆったりと和やかな雰囲気、そして参加された皆様の丁寧で的確な作業のおかげで、2時間後には無事に全員のポーチが完成。私にとっても楽しいホワイトデーのひとときとなりました。

参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。ワークショップについては、あらためてゆっくりと書きたいと思います。

さて、今回は、銀座の十字屋ホールで開催される「第2回銀座ビスクドール展のお知らせ」です。ファッションがテーマのお人形展のようで、その部分でも楽しみです。

<第2回銀座ビスクドール展 -「PARIS モードと人形」出版記念展示会>

日本のクラッシック・ビスクドール界を代表する30名の新作など200体を展示。ニットの貴公子 広瀬光治氏の人形用衣装や恋月姫さんの「蝶々夫人」も発表。

◇日時:3月21日(土)、22日(日)10:00~18:00 入場無料

●十字屋ホールのサイトはこちらから ・・・コンサート、展覧会などの情報もたくさん

●企画・制作のファムさんのサイトはこちら ・・・ブライスというお人形が案内してくれる可愛いサイトです

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長年教室に通ってきて下さっている、世界的なビスクドール作家、辻容子先生の新作も出展されます。(辻容子氏の作品やご本については、追記していきます) そして、昨年”人形の館”という展覧会でご一緒させていただいた先生方のお名前もあり、作品を拝見するのが楽しみです。

お人形展は、お人形ファンにとって素晴らしい機会なのは言うまでもないのですが、手工芸の愛好家にとっても学ぶ部分が多い場所。可愛いお人形にうっとりしたり、高価なアンティークの布の使い方や色合わせ、装飾などにため息をついたり・・・。日常とは違う優雅な世界が繰り広げられています。

ご興味のある方は、ぜひぜひ足をお運びください。

<お人形展とからめて、アンティークスタイルの箱シリーズより>

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上の画像は、アンティークのファッションプレート(イラスト)を使って作ったタッセル用ボックス(2013年制作)。ブルーの清楚なワンピースを着た女の子がお人形を持っている場面を、グリーンと黒をアクセントに仕上げました。

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少し拡大すると・・・。当時の最新のファッションが描かれているのがわかります(今とは全然違いますね・・・)。ご婦人のスカートの裾のプリーツが、「銀座ビスクドール展」のパンフレットのお人形のスカートと重なります。

 

今回紹介したお人形展は、「PARIS モードと人形」という本の出版記念だそうで、100年以上前のベル・エポック期のコスチュームを人形のドレスで再現”という、なんとも贅沢な企画です。

今も昔も女の子のお人形好きは変わらず。やはり雛祭りのある3月はお人形にぴったりの月です。・・・去年の3月も同じようなことを書いたような・・・→タッセル用トランク-雛道具と房飾りによせて

***この記事は続編で画像など追加していきますが、まずはとり急ぎ「人形展のお知らせ」まで

 

春色のミニバッグと紙で作る大型シェルフ

ここのところ、ファスナーケースや三角タッセルなどの布小物の画像が多かったので、ちょっと気分を変えてカルトナージュのバッグや大きな作品(ホーム・デコ・クラフト)を・・・。

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実はこの画像、自分で作っていないのは右上の造花(アートフラワー)だけで、白いシェルフ(棚)も革のミニタッセルやコサージュも、下手ながらもハンドメイドです。飾っているのは2007年-2010年頃の作品が中心で、棚は2010年に作りました。(撮影は2012年)

紙の家具って、軽くて結構使いやすいのです。非力の私でも片手でひょいと持ち上げられるほど。強度が出るよう設計したものは、本棚としても使っています。

紅梅色、桃色、桜色・・・。日本の春にかかせないピンク色。まだ寒さが残る3月の空には、ふんわりとしたピンク色がよく似合います。

ボンドで貼って作る八角形のピンクッション-Biscornu(ビスコーニュ)

3月3日のひな祭りにちなんで、手鞠(てまり)寿司みたいな・・・と紹介した八角形のピンクッション、Biscornu(ビスコーニュ)。和菓子のような雰囲気もあって、手で触った時のふっくらした感じに癒されるので、飾りやおもちゃにするのもおすすめです。

◆作り方(ボンドで貼って作る方法)はこちらから→八角形のピンクッションBiscornu(ビスコーニュ)-ボンドで貼って作る方法

2014年からこのページで「花びら巾着」や「三角タッセル」の作り方を紹介していますが、これらは教室の課題にはないアイテム。 2013年、「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本のために「ボンド裁ほう上手」を使った小物の作り方をいろいろ考えた中で、本に載せられなかったものをこのCami Decor(かみデコ)ページで紹介しているシリーズです。

前回紹介できなかった大きめの画像を追加します。

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上の画像はThilda(ティルダ)の生地を使ったもの。コロンとした形のピンクッションは手のひらにのるサイズ。

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こちらもThilda(ティルダ)の水玉とストライプ。アクセントに赤いビーズをつけています。

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フランスのカラフルなストライプはラベンダーカラーと合わせて。2種類の布の組み合わせを考えるのが楽しいアイテムです。

刺繍した生地で作る時は、丁寧にチクチク縫って作りたいビスコーニュ(Biscornu)。でも、端切れでささっと短時間で作りたい時はボンドで作る方法は結構おすすめです。

 

ワークショップのキット作りと裏地付きのファスナーポーチ

3月14日に”YKKものづくり館”で行う、「YKK主催 ”ボンド裁ほう上手”で作るファスナーポーチ」のワークショップ

果たしてボンドで作るファスナーポーチに興味がある人がおられるのか?という不安の中で企画をお受けしましたが、少なからぬお申し込みをいただいているようでありがたく思いつつ、少し緊張しています。

従来の”YKKものづくり館さんのイベント”はミシンの作品がほとんど。(ファスナーはミシンで縫うものだったのだから当然ですね) 今回のボンドで貼って作るファスナーポーチはYKKさんにとっても初めての試みで、たとえ参加者がお1人でもワークショップを行いましょう、ということで企画がスタートしたものでした。

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そして、実は私にとっても「ボンド裁ほう上手」だけを使ったワークショップは初めてのこと。アイロンは足りるかなあ・・・?とか、皆さん、無事に完成して下さるだろうか?など・・・カルトナージュや、教室の「バッグとこもの」の課題の時とは違う心配があったりします。※1

また、今回はヴィンテージ復刻のファスナーに合う複数の布キットから好きなものを選んでいただく形にしたので、糸くずまみれになりながらのキット作り。(下の画像はキットの一部。裏地と表地の2種類セットです)

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布については、当初、デニムやストライプだけの方向で…と思っていたのですが、実物の”ヴィンテージ復刻ファスナー”を見てみると、金具の色に高級感があってなんとも素敵。これなら、アンティークっぽい花柄やレトロ調のポップ柄、シャビーシックにも合わせてもいいなと感じました。

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布キットの準備は1,2種類に絞った方が作業が楽で、ロスが出ないのはわかってはいるけれど、春のイベントだし、せっかくならいろいろな生地を紹介して楽しんでいただきたいなと、幅広い種類の生地を提供することを決定。慌ただしい時期なのに合理的でない自分を反省しながらも、カルトナージュの時とはちょっと違う布選びを楽しんでいます。

さすがに超エレガントな生地とは合わないものの、麻やアンティークモチーフのプリント生地との相性はぴったり。ペンケースよりも多用途ポーチとして使いたい感じになります。

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さて、このファスナーポーチ、大きさを変えれば様々な用途に使えてとても便利。また、ファスナーポーチの基本なので、いろいろな形のバッグやポーチにつながっていきます。

正直なところ、私自身はミシンも使うので、大きいフラットエコバッグのようなものはミシンの方が楽なのです。でも、裏地付きのファスナーポーチは、内部の仕上がりが綺麗でミシン目が出ないところが気に入っているので、よっぽどの理由がない限りは貼って作ることが多いだろうな、と感じています。

応用としては、本に作り方を載せたキャラメルポーチやマチ付きのほかにも、いくつか種類があるので、そちらについてはまたあらためて・・・。

・・・ワークショップの詳細はこちらから。「繊研新聞」に”新しいクラフト”としてワークショップの紹介記事が掲載されるようです。お申込みについては、YKKものづくり館のサイトからお問い合わせください。

・・・無事に終了しました。参加して下さった皆様、ありがとうございました。

※1 <教室の課題作品と「ボンド裁ほう上手」について>

昨年、「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本で30点ほどの作品のレシピを紹介した中で、教室のレッスン作品は、厚紙や樹脂芯など芯地を使って仕上げるものがほとんど。接着剤も木工用、カルトナージュ用などを刷毛で塗ってじっくり作っていくものが中心です。(ファスナーポーチも複数の作品が入っています)

一方「「ボンド裁ほう上手」を使った作品は、カルトナージュ未経験者でも簡単に作れるのが良いところ。巾着やエコバッグ、ロールタイプのツールホルダー、シュシュなど、自宅で気軽に作れる実用品を入れています。(このページでも「花びら巾着」や「三角オーナメント」のレシピを紹介)

***前回、前々回のハートやピンクッションについては、後日、画像&作り方を追記します***

雛祭りの手鞠寿司みたいな八角形のピンクッション(ビスコーニュ)-縫わずにボンドで貼って作る方法

3月3日のひな祭りにちなんで、手鞠(てまり)寿司やお菓子みたいなピンクッションを「縫わずにボンドで貼って作る方法」を紹介します。

八角形のピンクッション、Biscornu(ビスコーニュ)。クロスステッチ愛好家の皆さんが丁寧に手縫いで作ることが多い作品で、刺繍の入ったビスコーニュは本当にステキです。

今回はちょっと発想を変えて、刺繍をする時間がない時や余った布の使い道に困ったとき、ボンドでささっと作る方法を紹介してみます。これは教室用の課題ではなく、「針と糸を使わずにボンドで貼って作るバッグと小物」の本の仕事の際に考えたアイテム。コニシさんの「ボンド裁ほう上手」を使った簡単レシピの1つです。

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バッグなどの袋物でないので本では紹介できなかった作品ですが、簡単に作れる可愛い実用品なので、ご興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

<八角形のピンクッション(ビスコーニュ)を縫わずにボンドで貼って作る方法>

まず、材料を準備しましょう。

布、綿(ぬいぐるみ用やキルト綿)、ボンド、はさみ、線が消えるペンやチャコペン(最近は100円ショップでも売っています)など、身の周りにあるもので作れます。接着剤は「ボンド裁ほう上手」がおすすめで、その場合はアイロンが必要です。※1

どんな大きさでも作れますが、以下は10㎝×10㎝の布2枚で作る寸法。小さなハギレで作れるサイズで、布は綿や麻などの自然素材が適しています。※2

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①② まず、10㎝×10㎝の正方形の布を2枚準備します。10×10㎝というのは、8×8㎝の正方形に”のり代”を1㎝ずつ加えたサイズ。その正方形の1辺を2等分して4㎝ずつのところに印をつけて、のり代をカットします。糊代(のりしろ)のカットは、生地を接着するときにもたつかないようにするためです。

文章だとわかりにくいので、下の写真を参考にしてください。線が消えるペン(ここではチャコエースⅡを使用)で製図し、布ののり代を黄色の線のようにVの字にカット。切込みが深くなりすぎないように気をつけましょう。

③ その後、接着作業がしやすくなるよう、”のり代”の部分にアイロンをあてて、内側に折っておきます。CamidecorHT55

③ この後、正方形の布をずらして置き、1辺ずつ貼り合わせて立体にしていきます。貼り始めは混乱しやすいため、1,2,3あたりまでは下の写真のように”のり代”に番号や印をつけておくと良いでしょう。

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④ ボンドを塗って貼り合わせた後はアイロンでしっかり圧着。

⑤ 2→3→4と同様に接着していきます。

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⑥ 7辺まで貼ったら、開口部から綿をいれます。綿はぬいぐるみ用やキルト綿をほぐしたもの、羊毛フエルト用の素材の羊毛など、ふっくらした仕上がりになるものなら何でもOKです。

綿を入れ終わったら、最後の1辺ののり代を内側に入れてを貼り合わせ、端をアイロンで圧着します。

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⑦⑧ ふっくらした本体が完成します。ピンクッションだけでなく、子どものおもちゃ、オーナメントなどにも使える形で、これだけでも可愛いのですが、お好みでボタンやビーズ、タッセルや飾りなどをつけると、ぐっとおしゃれに。

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和菓子のような雰囲気もあって、手で触った時のふっくらした感じに癒されるビスコーニュ。布合わせ、色合わせなどがいろいろ楽しめる作品です。

→大きめの画像はこちらに掲載しています

 

※1 「バッグと小物」の接着剤

〇芯を入れず、布同士で接着する場合/水洗いしたい場合/不織布や布の芯を使う場合→ボンド裁ほう上手

〇芯地(紙、樹脂など)を入れる場合 →芯の種類によって木工用ボンド、多用途ボンド、カルトナージュ用の接着剤など使い分けています。

※2 サンプルに使用したのはTilda(ティルダ)の生地。カルトナージュやパッチワークなどに使える綿プリントです。