”こどもの日”や”母の日”のある5月は贈り物の多い月”と書いたのは2013年の5月。このCami Decorサイトをメインサイトの別館として設けた直後のことでした。
19世紀末から20世紀初頭(ベル・エポック期)、大切な人へ贈るカードのモチーフとしてヨーロッパで人気があった「すずらんの花(Muguet ミュゲ)」。
暗く長い冬のあと、春先に咲く鈴のような白い花は希望の象徴だったのでしょう。小さなつぼみも淡いグリーンで可愛い。

今回紹介するのは「紙で作る軽量フレーム」の復習作品。E・Kさんが大切な方達への記念日の贈り物として仕上げたフレームです。※1
ベルエポックの時代のアンティークカードのレプリカには、「Souvenir du Printemps(春の贈り物 / 春の思い出」の文字。くるんと丸みをおびた文字は当時流行だった字体(フォント)ですね。
優しいモアレ柄と金のモールに囲まれたフレームから「最高の幸運が訪れますように」という願いがこめられているのが伝わってきます。

カードにはちゃんと、すずらんの可愛いつぼみも描いてあって、120年以上前に実物を写生してデザインしていたカード画家さんに思いをはせたり。※2
素敵なフレームのプレゼント、実は対(2つ1組)になっているので、写真など追加していきます。
【2026年6月に追記】
こちらの対になっているフレーム、実はKさんからご両親への贈り物。
ご両親の金婚式のお祝いのギフトで、もう1つのフレームにはお母様のお好きなマーガレットの花が描かれたカードが入っています。(5月レッスンでKさんにしっかり確認しました)

「誠実な愛」の花言葉を持つ可憐なマーガレットと一緒に、「幸運のシンボル」の4つ葉のクローバー、そして「感謝」を表すカンパニュラが描かれていて、お祝いにぴったりの素敵なフレーム。

どこに置いても優しく調和するブルーグリーンのモアレの生地で、ご両親への温かな思いが伝わってきます。
そういえば、Kさんが教室で受講されたフレーム作品にもカンパニュラ(ツリガネソウ)のボタニカルカードが入っていましたね。ネイビーのフレームで知的な印象。
2021年12月の素敵な贈り物のフレーム。毎年、すずらんの季節に紹介しようと思いながら機を逃していたのですが、ようやく今年2026年5月に紹介できました。

※1 「紙で作る軽量フレーム(超軽量の紙の額)」は自分で使いたくて考えた実用品。教室の課題としても2006年頃から続いています(ご希望者のみ)
※2 当時(1900年代初頭頃)のフランスやドイツなどのヨーロッパでは、ポストカード専用の絵を描く「絵葉書専門のイラストレーター(カード画家)」という職業が確立され、多くの画家が競い合うようにスズランの絵を描いていたそうです
















