季節の行事」カテゴリーアーカイブ

雛祭りの手鞠寿司みたいな八角形のピンクッション(ビスコーニュ)-縫わずにボンドで貼って作る方法

3月3日のひな祭りにちなんで、手鞠(てまり)寿司やお菓子みたいなピンクッションを「縫わずにボンドで貼って作る方法」を紹介します。

八角形のピンクッション、Biscornu(ビスコーニュ)。クロスステッチ愛好家の皆さんが丁寧に手縫いで作ることが多い作品で、刺繍の入ったビスコーニュは本当にステキです。

今回はちょっと発想を変えて、刺繍をする時間がない時や余った布の使い道に困ったとき、ボンドでささっと作る方法を紹介してみます。これは教室用の課題ではなく、2013年「針と糸を使わずにボンドで貼って作るバッグと小物」の本の仕事の際に考えたアイテム。コニシさんの「ボンド裁ほう上手」を使った簡単レシピの1つです。

Camidecor1621

バッグなどの袋物でないので本では紹介できなかった作品ですが、簡単に作れる可愛い実用品なので、ご興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

<八角形のピンクッション(ビスコーニュ)を縫わずにボンドで貼って作る方法>

まず、材料を準備しましょう。

布、綿(ぬいぐるみ用やキルト綿)、ボンド、はさみ、線が消えるペンやチャコペン(最近は100円ショップでも売っています)など、身の周りにあるもので作れます。接着剤は「ボンド裁ほう上手」がおすすめで、その場合はアイロンが必要です。※1

どんな大きさでも作れますが、以下は10㎝×10㎝の布2枚で作る寸法。小さなハギレで作れるサイズで、布は綿や麻などの自然素材が適しています。※2

CamidecorHT54

①② まず、10㎝×10㎝の正方形の布を2枚準備します。10×10㎝というのは、8×8㎝の正方形に”のり代”を1㎝ずつ加えたサイズ。その正方形の1辺を2等分して4㎝ずつのところに印をつけて、のり代をカットします。糊代(のりしろ)のカットは、生地を接着するときにもたつかないようにするためです。

文章だとわかりにくいので、下の写真を参考にしてください。線が消えるペン(ここではチャコエースⅡを使用)で製図し、布ののり代を黄色の線のようにVの字にカット。切込みが深くなりすぎないように気をつけましょう。

③ その後、接着作業がしやすくなるよう、”のり代”の部分にアイロンをあてて、内側に折っておきます。CamidecorHT55

③ この後、正方形の布をずらして置き、1辺ずつ貼り合わせて立体にしていきます。貼り始めは混乱しやすいため、1,2,3あたりまでは下の写真のように”のり代”に番号や印をつけておくと良いでしょう。

CamidecorHT56

④ ボンドを塗って貼り合わせた後はアイロンでしっかり圧着。

⑤ 2→3→4と同様に接着していきます。

CamidecorHT57

⑥ 7辺まで貼ったら、開口部から綿をいれます。綿はぬいぐるみ用やキルト綿をほぐしたもの、羊毛フエルト用の素材の羊毛など、ふっくらした仕上がりになるものなら何でもOKです。

綿を入れ終わったら、最後の1辺ののり代を内側に入れてを貼り合わせ、端をアイロンで圧着します。

CamidecorHT58

⑦⑧ ふっくらした本体が完成します。ピンクッションだけでなく、子どものおもちゃ、オーナメントなどにも使える形で、これだけでも可愛いのですが、お好みでボタンやビーズ、タッセルや飾りなどをつけると、ぐっとおしゃれに。

CamidecorHT59

和菓子のような雰囲気もあって、手で触った時のふっくらした感じに癒されるビスコーニュ。布合わせ、色合わせなどがいろいろ楽しめる作品です。

→大きめの画像はこちらに掲載しています

ボンドで貼って作る八角形のピンクッション-Biscornu(ビスコーニュ)

オレンジの格子柄ボックス(2005)とボツになった「ゆるカワ」小物

※1 「バッグと小物」の接着剤

〇芯を入れず、布同士で接着する場合/水洗いしたい場合/不織布や布の芯を使う場合→ボンド裁ほう上手

〇芯地(紙、樹脂など)を入れる場合 →芯の種類によって木工用ボンド、多用途ボンド、カルトナージュ用の接着剤など使い分けています。

※2 サンプルに使用したのはTilda(ティルダ)の生地。カルトナージュやパッチワークなどに使える綿プリントです。

メアリーポピンズと傘を持った貴婦人-アンティークシリーズの箱とがま口バッグ

年末年始のイルミネーション画像よりもう1枚。こちらはロンドンのオックスフォードストリート(2012年撮影)。

Camidecor1116

ぱっと見ると、まずパープル系の現代的なライトアップが目につきますが、じっくり見てみると、街の上に楽しげに浮かんでいるのは傘とギフトボックスのイルミネーション。通りの奥まで続いています。

題材はおそらく『メアリーポピンズ(Marry Poppins 原作者:P・L・トラヴァース)』。20世紀初めのロンドンが舞台の児童文学で、傘をさして空を飛んでくる不思議なナニー(乳母&家庭教師)とバンクス家のこども達が主役のお話です。

Camidecor1612-1

日本では『風にのってきたメアリーポピンズ』をはじめ数冊の翻訳本が出ていて、こどもの頃に親しんだ人も多いでしょう。また、本を読んでいない人でも、ジュリー・アンドリュース主演の映画の中の「チム・チムニー♪」で始まる煙突掃除屋さんの歌を耳にしたことがある人も少なくないのではないでしょうか。

ウォルト・ディズニー社が1964年に製作したミュージカル映画「メリーポピンズ(Marry Poppins)」。アカデミー賞を5部門受賞した名作で、イギリスのあるアンケートでは、クリスマス休暇に家族で楽しむ映画の1位になったこともあるそうです。

そして、「メリーポピンズ」からちょうど50周年の2014年、日本で公開されたのが「ウォルト・ディズニーの約束(原題:Saving Mr.Banks)」という映画。

Camidecor1612-2-2

「メリーポピンズ」の映画製作をめぐってくりひろげられる、原作者のP.L.トラヴァーストと映画制作側のウォルト・ディズニーやスタッフ達とのバトルともいえるやりとり(かなり難航)。そこにP.L.トラヴァースの幼少期の記憶を交えながら展開していくという設定で、初めて知る事実やエピソードに心動かされます。歌あり、ユーモア&涙ありで、鑑賞後はメアリーポピンズの本を読んだり映画を見たくなってしまう・・・そんな1本。 家族で一緒に楽しむ映画としておすすめです。※1

さて、メアリーポピンズといえば”オウム(鳥)の柄のついた傘とかばん”。今回はそんなメアリーポピンズを連想させるものを過去の作品の中から選んでみました。

Camidecor1610-1

まずはアンティークのイラストを使った作品で、赤い傘を持った貴婦人と女の子が描かれているもの。    <アンティークスタイルのカルトナージュ作品シリーズ>の1つで、額ではなく箱(ボックス)になっています。

このイラスト、ちょっと冷たげに見える表情が、フフンと鼻をならしてすましている原作のメアリーポピンズ※2のキャラクターと重なるような気がして・・・。19世紀後半のパリ&ブリュッセルで作られた印刷物なのでファッション的にはちょっと古いスタイルで、調度品も英国調ではないのですが・・・。

Camidecor1612

子ども達が憧れるもう1つのアイテムが、メアリーポピンズの「じゅうたん(絨毯)のかばん(carpet bag)」。  絨毯のような織物でできた大きなバッグから必要な物がするすると何でも出てくる様子は、ドラえもんのポケットに通じるものがあります。

下の画像の「がま口タイプのミニハンドバッグ」は2009年制作。小さなお財布や化粧品がはいるサイズで、貼って作るタイプです。たしか『メアリーポピンズ』の翻訳本の挿絵に、口金付きの小型ハンドバッグを持って、ツンとすましているものがあったような・・・。

Camidecor1611

傘を差しながら風にのって飛んでいく姿って、ホウキに乗った魔女よりもずっと可愛いくてエレガント。「彼女がいたら、年末の大掃除や雑事もさぞはかどっただろうに・・・」なんてあり得ないことを考えながら、はっと思い出したのは昨年(2013-2014年)の年末年始。

Camidecor1612-7

ちょっと個人的な話になりますが、ちょうど1年前の『ボンドで貼って作るバッグととこもの』の本の”作り方(プロセス)撮影の時、よれよれだった私を助けてくれたのは、アシスタントを務めて下さった皆さんでした。撮影日の皆さんの頼りになることといったら!有能な上に笑顔があって、切羽詰まった中(?)でも和気あいあいとした雰囲気。メアリーポピンズが数人いるより心強く、本当にありがたかったです。(作り方プロセスの写真の”手”はそんな皆さんのもの。たくさんの工程を撮ったのに、スペースの事情で枚数が絞られたのがちょっと残念です)

 

※1 原作者:P・L・トラヴァース(パメラ・リンドン・トラヴァース)の生い立ちやとウォルトディズニーとのエピソードをもっと知りたい方は、以下のページにも写真や資料が載っています。

◇英語のサイト(写真あり):Saving Mr. Banks True Story- History vs Hollywood、 Mary Poppins, She Wrote: The Life of P. L. Travers

※2 原作のメアリーポピンズは、トーストのにおいのするパリッと糊のきいた白いエプロンをつけた有能なナニーでありながら、少々ナルシスト&かなりの毒舌。新しい服や帽子を着てはショーウィンドウのガラスにうつった自分の姿に見とれたり、こども達の質問にそっけなく厳しい言葉を返したりします。(でもちらりと見せる優しさがあって、そこが絶妙) 映画ではジュリー・アンドリュースがもう少し温かく明るい感じのキャラクターに演じていて、両者ともに甲乙つけがたく魅力的です。

花飾りの小さなバッグと7つの花びらケース-初春によせて

新しい年が彩り豊かな明るい年になるよう願いをこめて。

Camidecor1613-2

花飾りのついた、ピンク色の小さな筒型バッグ(上:2010年制作、撮影)と、

和紙で作った、花の形の器7つ(下:2010年制作、撮影)。

Camidecor1614-1

2015年が皆さまにとって幸せに満ちた素敵な1年になりますように。

冬休みの楽しみ-ロッタちゃんと赤いチェック柄

冬の寒い時期や雪が降った時になぜか見たくなる映画、「ロッタちゃん はじめてのおつかい」。

スェーデンの小さな町を舞台に、5歳のロッタちゃんとその家族のほのぼのとしたエピソードが描かれる心温まる映画で、クリスマスの4か月前から復活祭までの半年間のお話です。原作者は『長くつ下のピッピ』や『やかまし村のこどもたち』で有名な、アストリッド・リンドグレーン。ピッピと同じく、ロッタちゃんも個性的な女の子です。 Camidecor1573 この映画で感心することは、全てがとてもナチュラルなところ。おてんばで頑固者の小さな女の子とその家族、周りの人たちが、自然に楽しく映像化されていて、軽やかな音楽もぴったり。ロッタちゃん一家のシンプルな暮らしの中で交わされる家族の温かなやりとりに、つい笑顔になってしまいます。

また、子供部屋や子供服の可愛さも大きな魅力の1つで、手芸やナチュラル系、レトロ系が好きな人には心惹かれる場面がたくさん。映画の中で赤い色のチェック柄が印象に残っているのは、秋から冬のエピソードだからでしょうか。こども達の洋服をはじめ、ママのスカートやカーテン、テーブルクロスなど、さまざまな形で素敵に使われているのです。

寒い冬、暮らしの中に赤やチェックを取り入れると、ほっこり暖かい感じになります。でも他のものと色やスタイルが合わない・・・ということも多く、そんな時は小物で楽しむのがおすすめ。小さなものだったらじゃまにならず、季節によって使い分けることも可能です。

以下に紹介するのは、そんな風に気軽に使える赤いチェック柄の実用品。カルトナージュの「バッグ型ケース」はスェーデンのIKEA(イケア)のチェック生地。ペン立て、メガネケースになるサイズです。 Camidecor1574

 

そして、<貼って作るバッグとこもの>から「多用途ケース」と「こもの入れ(コイン・ジュエリーケース)」。このお財布みたいな横長ケースは、2013年の冬に『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の本のために、くるみボタンを使った例として作ったもの。でも諸事情により出せなかったので、こちらで紹介。(書籍にはマグネットを使ったものが載っていて、サイズ、作り方は全く同じ) Camidecor1608

レトロな赤紺チェックのコインケース(エルメスタイプ)の内側は赤いフエルト(下)。 Camidecor1607-2

多用途ケースを開くとこんな感じ↓。長財布としても使えるサイズの2重仕立て。4つのポケットを自由に使えます。 縫い目がなくてすっきりした仕上がりなのでわかりにくいのですが、上のポケットはカードや名刺用の仕切りをつけています。

Camidecor1606-2

話をロッタちゃんに戻しますが、この映画、10年ほど前の公開と思っていたら、制作されたのはなんと1993年。今から20年以上も前の映画だったことを知ってちょっと驚きました。考えてみれば、原作の『ロッタちゃんシリーズ』は1956年に「Barnen på Bråkmakargatan(The children on Troublemaker Street/トラブルメーカーストリートのこども達) 」として書かれたのが始まりだそうで、もう60年近くも前のお話。

2015年に発行されるスウェーデンの新貨幣には、アストリッド・リンドグレーン(&ピッピ)が起用されることが決定しているそうで、いつか20クローナ札を入手した折には、ぜひとも赤いチェックの長財布に入れて使ってみたいと楽しみにしています。

それではスウェーデン風に、Hej då !(ヘイド=ではまた!)

 

<参考>  ◇Astrid Lindgren(アストリッド・リンドグレーン)のオフィシャルサイト 

アストリッド・リンドグレーンの世界(Astrid Lindgren Värld)・・・スウェーデン大使館公認観光サイト

Astrid Lindgren’s World ・・・スウェーデン、ヴィンメルビー(Vimmerby)にあるアストリッド・リンドグレーン・ワールド。映画の撮影で使われた、ロッタちゃん一家の住むトラブルメーカー通り(Troublemaker Street)、や黄色い家の内部なども見られるそうです。

クリスマスの宿り木(ヤドリギ)と映画のお話 -赤いサプライズボックス

前回に続き、12月のイルミネーションの画像より。こちらは2012年のロンドン。リージェントストリートのクリスマスライトアップです。Camidecor1115

トナカイの角や木の枝を思わせる白いライティング。楕円形のゴールドパネルには鳥のカップルとヤドリギがあしらわれています。

ヤドリギ(宿り木:英語でmistletoe)は欧米(ヨーロッパやアメリカ)でクリスマスや新年と縁の深い植物の1つ。もみの木やヒイラギなどと同様にクリスマスのモチーフとして使われています。※1

「クリスマスにヤドリギの下でキスをすると幸せになれる(キスを拒んではいけない)」といった言い伝えもあるそうで、この飾りはきっとそんな意味が込められているのでしょう。パネルの中の2羽の鳥に注目↓です。

 

<「映画「ラブアクチュアリー/Love Actually)」とヤドリギ>

年末やクリスマスシーズンになると見たくなる映画の1つ、「ラブ・アクチャリー(2003年公開)」※1。

12月のロンドンを舞台に、いろいろな人のエピソードがユーモアを交えて楽しく描かれていて、見終わった後に温かい気持ちになれる1本です。※下はクリスマスシーズンのリバティ(LIBERTY)

実はその映画「ラブ・アクチャリー」の中にも「ヤドリギの下で待つわ」というセリフが出てきます。(クリスマスパーティー準備の会話の中で部下が上司を誘惑するシーン)

Camidecor1599-2また、映画のクライマックスで使われているマライア・キャリーのヒット曲「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」の中の歌詞にも「I’m just gonna keep on waiting underneath the mistletoe(ヤドリギの中で待ち続けるわ)」という部分があり、ヤドリギパワーおそるべしという印象です。

<クリスマスの赤いサプライズボックス(2009年)>

さて、下の画像は2009年の12月に作ったクリスマスボックス。カードみたいに見えますが、「びっくり箱」のような仕掛けがある箱なのです。

今はレッスン用サンプルとして教室の隅でほこりにまみれになっている古い赤い箱。久しぶりに出して埃をはらい、「サプライズボックス」としてトナカイと一緒に記念撮影。材料は赤い起毛の生地で作っています。Camidecor1603

角度を変えると箱だというのがわかるでしょうか↓。クリスマスカラーの赤と白。真ん中に貼っているのはリボンのオーナメント。

Camidecor1599-4

久しぶりに中をあけると2羽の鳥がいてびっくり・・・。(自分で作ったのにすっかり忘れていました)

Camidecor1602

最後にもう1枚ロンドンのライトアップの写真をと思いましたが、長くなったのでまた別の機会に。

 

※1 ヤドリギ: 古くから北欧神話やケルト神話では 神聖な植物として扱われ、それが元になっていろいろな言い伝えが生まれたようです。

※2 ラブ・アクチャリー(Love Actually): 19人の様々な愛の形を描いたラブ・コメディ映画。かっこいいヒーローではなく、誰もがダメな部分を持っている・・・そんな愛すべき人たちをステキに演じるのは英国の豪華俳優陣。たくさんの小さな幸せのおすそわけをもらって元気になりたい時におすすめです。(←ちょっと大人向け&ブラックユーモアあり)

・・・余談ですが、「ラブ・アクチャリー」の監督、リチャード・カーティス氏は新作映画「アバウト・タイム」を最後に監督を引退してしまうそうで、ちょっぴり残念。→さようなら、ありがとうリチャード・カーティス監督(シネマ・トゥデイ)

冬の夜長と光のお話-ランプシェード1

1年で最も夜の長い日が続く12月。家々の窓からこぼれる灯りにほっとし、街を彩るクリスマスのイルミネーションに心が華やぐ季節です。※1

Camidecor1121

寒く寂しい冬の夜。闇夜を光で彩って美しい世界を作りたいという人々の思いはLEDランプの登場によってどんどん進化。今や、さまざまな光の芸術が世界中で見られるようになりました。(↓宇宙人風?)

Camidecor1114-2

人類共通のエネルギー問題や環境汚染。解決しなければならない課題がたくさんある中、過剰な光の洪水は不必要かもしれません。でも12月のライトアップはなんだか特別な気もします。蝋燭に火を灯して祈りをささげる姿が世界共通のように、年末のイルミネーションにも、明るい気分で1年をしめくくって新しい年につなげたいという人々の願いがこめられているからでしょう。

Camidecor1120

さて、下の画像は数年前に作ったランプシェード。12月の夜を彩る光の話からランプシェードを紹介しようと書き始めたのですが、照明については書きたいことがありすぎて、先に進まなくなってしまいました。※2

Camidecor1594-1

なぜかというと、照明ってすごく奥が深い世界なのです。難しい専門用語もたくさんあって、頭が痛くなるような資料も多い。でも生活に直結する部分も多く、知っていると面白いことがたくさんあります。※3

専門知識や商品選びの情報はネット上にわかりやすい資料が沢山出ていますので、このページでは照明をハンドメイドするためにちょっと役立つ豆知識のようなものを少しずつ書いていきたいと思っています。

***ここでちょっと気分を変えて、個性的な年末のライトアップをご紹介***

1枚目は白い光と薄紫の光を組み合わせた上品でシックな屋内の照明。

Camidecor1117

クラシックな柱やシャンデリア、星のオーナメントをクールな光を組み合わせることによって、スタイリッシュな中にも柔らかで華やかな雰囲気を演出。ノエルの気分が盛り上がります。

2枚目は屋外のライトアップ。ブルーと白い光を使った球体は宇宙のイメージでしょうか。

Camidecor1114

背景の木々の白いライトアップが幻想的で素敵です。(2枚とも2012年撮影/フランス・パリ)

 

※1  2014年の冬至は12月22日。19年に1度の朔旦冬至(さくたんとうじ)で、新月と冬至が重なる日だそうです。

※2 以前、住宅のインテリアのコーディネートという仕事に10年以上携わっていました。照明と色彩については、インテリア研究所に所属していた時に研究や講義なども担当して多少知識を詰め込んだ分野なので、奥深さ&難しさが身に染みています。また、青色発光ダイオードに代表されるように、技術の発見によって新しいものが生み出され、どんどん進化している興味深い世界。常に情報のアップデートが必要で、熱や電気を使うことから慎重な設計やデザインが必須です。

※3  ホームページのランプシェードの画像について、「ランプは点灯しますか?」という質問を受けたことがあります。答えは「もちろん点灯します」です。 クラッシックな形のランプシェードはインテリアの飾りにもなるけれど、あくまでも照明器具。熱や配光も考えて制作しています。

 

フエルトで作る簡単アップリケ-クリスマスモチーフ

12月に入って街にクリスマスの飾りが目立つ時期になると、なんとなく刺繍をしたくなります。「大作は無理だから、白や赤い糸でクリスマスモチーフをワンポイント♪ プレゼントにもいいし」と気持ちははずむのですが、あっという間に20日過ぎ。「あー今年も間に合わなかった・・・また来年」という感じで、もう何年も繰り越している状況。

そんな中、作ってみたのが”5分で出来るフエルトの簡単アップリケ”。とても簡単にクリスマスの雰囲気を演出できるので、子どものパーティーや食事会の演出、贈り物のワンポイントとしても便利です。

Camidecor1593-1

作り方はフエルトを切ってアクセントを貼るだけ。木工用ボンドを使う場合はウール入りフエルトがおすすめ。

<材料と道具> フエルト、はさみ、ラインストーンなどの飾り、接着剤(木工用ボンド、グル―ガンなど)

1. 形を決める・・・自分でデザインするもよし、刺繍モチーフ、雑誌やカタログなどの可愛い形を参考に写してもいいでしょう。たくさん作る場合や大きめモチーフの時は、型紙を作っておくと便利です。

2.フエルトをカットして、飾りを貼る・・・フエルトをはさみでカットし、ラインストーンやレースなどを貼って出来上がり。シール付きのラインストーンやレースは100円ショップで入手できます。

Camidecor1590-1

立体感を持たせたいリボン部分や靴下モチーフの折り返し部分は、別にカットしておいて、本体にボンドで貼りつけます。←ゴミと間違えて捨てないよう注意。ピンセットなどで貼るのがおすすめ。P1340036-1

形は少々いびつでも大丈夫(と、私は思います)。フエルトの場合はゆがんだラインくらいのほうが温かさが出て可愛いのですが、他の人から見て「何の形???」となるのはちょっと困ります。クリスマス気分が盛り下がらないよう気をつけましょう。悪い例↓ (注! )ドーナッツではありません

Camidecor1592-1

さあ、アップリケが出来たら、好きなものに貼ってできあがり。※1 筒型バッグ(バレルバッグ)※2に貼って、靴下の代わりの小さなプレゼント用バッグにするのも楽しいし、バッグをクリスマスツリーにつるしてもいいかもしれません。クリスマスカードやギフトバッグのアクセントとしても使えます。

Camidecor1580

表側(上の画像↑)は靴下バージョンで、裏側(下の画像↓)はギフトボックスや星、しずく型のオーナメント。 午年(うまどし)の1年もあと少しなので、木馬のオーナメントと一緒に記念撮影。

Camidecor1589

刺繍をするために買っておいた毛糸の刺繍糸は、結局アップリケをつなぐ”ヒモ”として使うことになりました。

 

※1 黒い持ち手の四角いケースはバッグ型ケース。寸法や作り方はこちらから

※2 グレーと麻の筒型バッグ(バレルバッグ)は芯地を入れたタイプ。バッグと小物・アドバンスの課題作品です。

芯なしタイプの画像はこちら(ちいさな森のクリスマス)、作り方は「ボンドで貼って作るバッグとこもの」に紹介しています。

※3 写真の中の透明のクリスマスツリーに下げている白いクリスマスボール。ボンドで作る方法にご興味のある方は、こちらへどうぞ→フエルトオーナメントの作り方

ハウスボックスと色鉛筆用ホルダー-”ちいさいおうち”によせて

12月に入り、本格的な寒さがやってきました。何かと慌ただしい年末ですが、お天気の悪い休日は、家の中で本を読んだり、手芸などを楽しみたい…。冬は良い意味でのひきこもりが楽しい季節です。(あれこれと雑用があり、大掃除もしなくちゃ・・・で、現実はなかなか難しいのですが・・・)

<屋根が開くハウスボックス>

昨年こちらのページで紹介したハウスボックス。下の画像は3種類のうち一番難しいBタイプで(2011年撮影)、 両側から屋根が開く収納になっています。Camidecor1564 家という魅力的なモチーフ。子どもだけでなく大人にも人気があるミニチュアハウスは、古今東西さまざまな形で作られてきました。

子どものための木製の小さな家やリカちゃんハウス、レゴの家、そして、大人も魅了される本格的なドールハウス※1まで、ミニチュアの家の種類は幅広く形もいろいろ。でも、なぜか布を貼った小さな家はあまり見かけません。

お店には売っていない、そんな小さな家をささっと作れるのがカルトナージュの良いところ。屋根を両開きにしたり、ドアや窓をつけたり・・・いろいろな形のハウスボックスが布箱の簡単な応用で作れます。家の形のボックスって普段でも可愛いけれど、とりわけ活躍してくれるのがクリスマスの時期。小さな家をモミの木や松ぼっくりなどと一緒に置いておくと、なんとなくその周りがほのぼの温かい雰囲気になるのです。

<『ちいさいおうち』と貼って作る”色鉛筆ホルダー”>

小さな家といえば、思い出すのは絵本の『ちいさいおうち』。パステルや色鉛筆のような優しいタッチの美しい挿絵と、石井桃子さんの温かみのあることばで訳されたストーリーが心に残る1冊。アメリカの童話作家、バージニア・リー・バートン(Virginia Lee Burton)が長男のために書いたものだそうで、戦前の本とは思えないくらい今読んでも心動かされる絵本です。 Camidecor1570 ご存知の方も多いと思いますが、あらすじについてはこちらに→ちいさいおうち(大型本)Amazon

この「ちいさいおうち」の絵って、クレヨンや色鉛筆を出して真似て描いてみたくなる親しみやすさ。やはり手描きでしか出せない雰囲気ってあるのだなあと感じます。

さて、下の画像は貼って作ったツールホルダーに色鉛筆を入れたもの。色鉛筆やペンなどはペンケースにごちゃごちゃ入れてしまうと使いたい色を探すのが大変だけれど、ホルダーなら一目瞭然。 個別のポケットに入れてくるくる巻いて保管できるロールアップ式のホルダーは、、編み物など趣味の道具用にも便利です。Camidecor1531こちらのホルダー、仕切り部分に縫い目がないのがわかるでしょうか?ミシンを使わずにボンドで貼って作る方法は、ステッチを出さずに仕上げたい時におすすめの方法です。※2

 

こどもの頃に絵本のページをめくったり、絵を描いたり何かを作ったりしたことはずっと楽しい記憶として残っていて、何かの折にふと思い出して温かい気持ちになることも・・・。 今やWeb上には情報があふれ、素敵で楽しいものがたくさんありますが、そんな中だからこそ、バーチャルではなく実際に手で触ったり、ささやかでも温もりのあるものが特別になっているような気もします。 Camidecor1565-2 外はどんどん寒くなっていくけれど、クリスマスや冬休みのある12月は楽しい思い出になるイベントががたくさん詰まっている季節。昔どこかで読んだ、「こどもの頃のたくさんの楽しい時間があるからこそ、大人になってもつらいことが乗り越えられる」という言葉が浮かび、ちょっとしみじみしています。

<最後に・・・家にちなんでちょっと変わった本のご紹介-『地球家族』>

地球家族』 ・・・世界30か国の家と家族とその持ち物が紹介されているずっしり分厚い本。世界中の人たちがどんな家に住んで、どんなものを持っているのか・・・家の前に家財道具一式を出してもらい、家族と一緒に写真に収めた珍しいプロジェクト。アフリカから日本まで、多種多様な家と家族、持ち物がぎゅっと1冊に詰まっています。

・・・ずいぶん前、住宅のインテリアの仕事をしていた際に購入したものなのでちょっと古い本ですが、文化や気候風土、暮らしなどいろいろなことを考えさせられる興味深い1冊です。

※1 イギリスのウィンザー城(ロンドン郊外)のメアリー王女のミニチュアドールハウスなどが有名です。

※2 →カトラリー(ナイフ&フォーク)を入れたホルダーの画像はこちらから 作り方は「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本で紹介しました

「ボンド裁ほう上手」で貼って作るカトラリーケース-ティルダの生地で

 

フエルトオーナメントの作り方-クリスマスボールとアップリケ

前回紹介したフエルトのオーナメント。ぼんぼりのようなオーナメントボールを、接着剤(ボンド)で貼って作る方法を紹介します。(紙でも作れます)

Camidecor1568-1

針と糸は使わず、切って貼るだけなので、子ども達と一緒にオーナメント作りを楽しむのもお勧め。慣れれば1つ5分くらいで完成します。

まず、材料を準備しましょう。フエルトと木工用ボンドさえあれば、身のまわりにあるもので大丈夫。注意点は、木工用ボンドを使う場合のフエルトは、ウール100%またはウール混のを選ぶこと。木工用の接着剤はポリエステルなどの化学繊維には接着しにくいのです。(自然素材は強力接着できます)※1

CamidecorHT42 ①まず、好きな大きさの円の型紙をくり抜き、それに合わせてフエルトをカットします。最初は3㎝くらい(フエルト6枚)がおすすめ。大きくする場合は、多少枚数を増やしてもOKです。

 

CamidecorHT43-1-1

②③写真のようにフエルトを貼っていきます。爪楊枝などでボンドを塗り、中心線だけ貼るのがポイント。真ん中になる2枚をくるむようにひもを貼った上に、さらにフエルトを貼り、クリップで止めてしっかり接着。

 

CamidecorHT43-1

⑤クリップを外し、平らなままのフエルトを花びらのように開いて立体に整えます。外側パーツの真ん中あたりに少しボンドを塗って半円に畳み、指かクリップで根元をしばらく押さえます。反対側も同様にした後、他のフエルトの半円の花びらを立ち上げて完成。ちょっといびつなボールでも大丈夫、味わいがあってフエルトの温かみが引き立ちます。

画像左のように、ラインストーンシールを貼ったり、つららやしずくの型紙を作ってバリエーションを増やすのはお好みで。花びらの貼り方を変えると(画像右)、変わりボールが出来上がります。

Camidecor1569

幼い頃の工作は楽しい思い出。いろいろな色でカラフルに作って、季節の行事に合わせて使い分けを楽しむのもいいかもしれません。アップリケについては次回以降に紹介します。

※1ポリエステルのフエルトでも、しっかりクリップで留めれば木工用ボンドで接着できる場合もあります

赤と白の水玉模様とフエルトで作るクリスマスオーナメント1

材料を整理していたら偶然出てきた赤地に白い水玉模様の布(画像左下)。可愛らしくて好きなのですが、なかなか使う機会がありません。大きめの白いドットが雪みたいでクリスマスの季節に合うかも・・・と、以前作ったバッグ型ケースと並べて写真を撮ってみました。

→バッグ型ケースの寸法と作り方はこちらのページ(HOW TO MAKE)へどうぞ

→バッグ型ケースの他の作品(大きめ画像)はこちらからCamidecor1567このバッグ型ケース、以前作品を作った時の端切れで作ったもので、内側にはTilda(ティルダ)の細かい水玉模様を使っています。赤系のストライプと水玉で赤が強調されていますが、同じ生地で楕円のトレイ(オーバルフラワートレイ)を作った際にはクリーム色でピンクを引き立て、優しい感じに。

同じ布でも組み合わせる色や柄によってイメージが変わる・・・そこが布合わせや配色の面白さかなと思います。

写真の中の赤とオフホワイトのボールはフエルトで作ったクリスマスオーナメント。冬に合うナチュラルな温かい感じのオーナメントが欲しくて作ったもので、レッスンの際に出たフエルトの端切れで作りました。

Camidecor1568

クリスマスの飾りつけはもう終わってしまった時期かなと思いますが、とても簡単に作れるので、次回貼って作る方法を紹介します。(来年に向けて…)

 

 

→作り方はこちらから

フエルトオーナメントの作り方-クリスマスボールとアップリケ

2005年秋-冬の教室にタイムトリップ

2005年の12月1日に撮影した画像を見つけました。

教室を開いた年で、秋からクリスマスに作品を模様替えする前、なんとなく撮ったのを覚えています。まだ作品サンプルも古びていない時のもの。

Camidecor100-2gif額の絵はイタリアの版画の赤唐辛子。作品は茶色やボルドーなどの秋色。この頃は季節に合わせて作品を飾っていたのでした。

夕陽に照らされた赤い実や赤唐辛子の写真を眺めていると、10年近く前の12月の事がぼんやり蘇ってきます。Camidecor100-1gif今は課題の数がかなり多くなってしまい、作品の入れ替えが難しいのがとても残念。

下は今年2014年11月に撮影した画像。2005年にはなかった「バッグと小物シリーズ」です。

カメラの種類が変わったので、色の出方などが変わっていますが、冬になると赤い色を入れたくなるのは同じですね。

来年(2015年)は教室を開いて10年目。皆様と創作の楽しみを共有する時間があることに感謝しています。

アニマルプリントのサイドテーブル-酉の市とジビエの季節

11月の酉(とり)の日に行われる酉の市。江戸時代から続く縁起物の熊手がニュースで紹介されると、年末を迎える気持ちが高まります。2014年の酉の市は11月22日。東京浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ)が有名ですが、鷲(わし)や鳥にちなむ各地の神社(大鳥神社、大鷲神社など)でも開催されているそうです。

<空を飛ぶ鷲の目から見たパリの街>

鷲(わし)といえば、先日テレビを見ていたら、ワシの背中にSonyの小型カメラをつけてパリで撮影された映像が紹介され、目が釘付けになってしまいました。エッフェル塔からパリの街へ!ひゅーっと一気に舞い降りてゆくワシの目から見た風景が映し出され、なんだかワシの背中に乗って街を見ているような感覚になったのです。→映像を見たい方はこちらのページ(Flying eagle point of view) へどうぞ。スイスアルプス上空やロンドンを飛ぶ映像などもあって、ニルスになった気分が味わえます。下はyoutubeより

ちなみにカメラをつけているのは、オオジロワシのVictor(ヴィクトワール)君。このプロジェクトはFreedom(フリーダム)という動物保護グループによって、絶滅が危惧されている鳥の保護のアピールのために企画されたものだそうで、メイキング映像参考資料で詳細を見ることができます。鷲や鷹って、シンボルやエンブレムのデザインにも使われる勇ましい大型の猛禽類(もうきんるい)※1。でも残念ながら、世界各地で絶滅危惧種となっているようなのです。

秋も深まり、フランスではジビエ料理(フランス語:gibier。狩猟で捕獲された野生の鳥獣の肉のこと)を楽しむ季節。”鷲(ワシ)や鷹(タカ)の絶滅の危機”って、もしや狩猟によって少なくなったのでは?と心配して調べたら、どうやら生息環境の減少が原因の模様。→参考ページ うーん、強いからといって生き残れるわけではないんだなあ…としみじみ。いずれにせよ野生の動物たちにとっては生きにくい時代です。

そういえば、昔、海外で鳥の羽根のタッセルを買ったことがありました。羽根飾りは帽子などファッションに使われてきたので、その時は素敵だと思ったのだけれど、日本ではワイルドすぎて使う機会がありません。

Camidecor1555-7

<アニマル柄のサイドテーブル&収納箱・・・紙で作る家具と収納>

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回紹介するのは2010年に作ったアニマル柄の収納箱。カルトナージュのテクニックを応用して考えた「紙で作る家具と収納」のカテゴリーのアイテムで、サイドテーブルとしても使えます。手前の箱の虎とも豹ともとれるようなアニマル柄は、もちろん本物ではなくフェイク生地。絶滅危惧に瀕しているトラやヒョウの毛皮を、私の趣味のために使うわけにはいきません。   Camidecor1554-1-2ふた上の細工は家具に使われるちょっと難しいテクニックを使っていて、裏返すとトレイにもなる実用品。以前、教室に出しておいたら「雰囲気が違う。なんだか似合わない!」という声が。アニマルプリントも好きだし、TVで動物の色や形に感動することも多い。でも、それが似合うワイルドなタイプでないことは自分でもよーくわかっているので、普段はちょっぴりアクセントにするくらいしか使わないのですが…。冒険してみたものの、ちょっと失敗だったかも。

 Camidecor1554-3

一方、上の画像は同じシリーズの収納を植物柄のインテリアファブリックで作ったもの。こちらは教室の皆さんに何とか受け入れてもらえました。(ランプシェードもハンドメイドです)

<ちょっと脱線。ジビエにちなんで4種類の鳥の煮込みのこと・・・親子丼ならぬお友達丼?>

ジビエといえば、数年前の12月はじめ、旅先のフランスで、ちょっとしたきっかけでCoq au vin(仏:コック・オー・ヴァン)という鳥の赤ワイン煮込みを習ったことがありました。(カルトナージュは試行錯誤して考えることが好きなので独学で作ってきましたが、お料理を習うのは長年の趣味の1つ。試食の時間が一番の楽しみなのです)

コック・オー・ヴァンというのは伝統的なフランスの鶏の赤ワイン煮で、通常は雄鶏で作るらしいのですが、その時使ったのは4種類の鳥肉。レシピに”3 chicken legs, 1 pheasant, 2 quails, and 1 squab”と書いてあるのを訳すと、骨付き鶏もも肉(3 chicken legs)、1キジ(1 pheasant), 2 quails(ウズラ)、squab(ひなバト)。昔シェフだった優しいお料理の先生(ムッシュ)は、なんと4種類を一緒にお鍋に入れたのでした。   Camidecor1108 上の小さな画像から、なんとなくそれぞれの形や色が違うのがわかるでしょうか・・・。でもこんがり焼いてしまえば、どれも同じ鳥肉のソテー。 Camidecor1107 みんな仲良く(?)野菜とマッシュルームと一緒に赤ワインで煮込まれ、最後は美味しい一皿に。その時使ったウズラやキジが野生だったか否かは定かではありませんが、どのお肉も柔らかくて美味しかったことを覚えています。

Camidecor1555-4

煮込み料理や肉料理の美味しい季節。動物たちにはいろいろお世話になっているなあ…と感謝しながら、革を使って作品を作ったり、お肉を食す晩秋の日々です。(鳥の羽根のタッセルは使う機会がないけれど、下の羽根柄の作品はいくつかの作品に使っています)

葡萄の収穫柄のライティングボードと小箱-ワインの季節によせて

ヨーロッパからワインの新酒が届く季節となりました。その年にできた新しいワインの解禁日は国によって異なるそうで、フランス、イタリア、スペインなど欧州は11月、12月、チリやオーストラリアなどの南半球は6月前後が多いようです。

有名なボージョレ・ヌーヴォー(フランス ブルゴーニュ地方の南部、ボジョレー地区の新酒ワイン)の解禁日は11月の第3木曜日。今年は11月20日です。

Camidecor1558-1

葡萄酒(ぶどうしゅ)という甘い響き。子どもの頃に読んだ童話や物語には、「ぶどう酒とパンを持って・・・」というような描写がよく出てきて、さぞ美味しい飲み物だろうと憧れたものでした。

さて、下の画像は、ぶどう狩りの様子が描かれたフランスの生地で作った実用品(2006年、2010年制作)。

Camidecor1555

深緑色のフレームは、ライティングボードやメニューボードとして、ペーパーをはさんで使えるように作ったもの。クリップボードのように書きものをする場合にも使えますが、絵柄をクラッシックな曲線ラインで囲み、そのまま飾っておいてもいいデザインにしてみました。

枠に入れた部分に描かれているのは、エプロンを広げた女の人と収穫したブドウの籠(かご)。たわわに実ったぶどうの木の棚の横には梯子(はしご)にのぼった男の人がいます。

Camidecor1557

ワイン用のぶどうは低木が多いので、食用ぶどうの収穫風景かもしれないな・・・と思って調べてみると、フランスやポルトガルでも地域によっては、ワイン用ぶどうを梯子に上って収穫することもある模様。

Camidecor1559-1

宗教や芸術、文化との関わりも深いワインの歴史。

camidecor1557-1

年代ものの品をさす”ヴィンテージ(Vintage)”という言葉がありますが、ぶどうの収穫作業のことをさすフランス語のVentange(ヴァンタンジュ)が語源だそうです。

秋のお月見とうさぎ柄の豆丸箱

中秋の名月を「十五夜」と呼びますが、 陰暦9月13日の月は「十三夜」。今年2014年の十三夜は10月6日です。十五夜は「芋名月」、十三夜は「栗名月」とも呼ばれるようで、栗やお芋の美味しい季節。ちょうど収穫を祝う秋祭りのシーズンにも重なります。

下の画像は箸置き用の豆丸箱。

イースターの時期にいただいたドイツのペーパーナプキンがあまりに可愛くて、小さな箱に仕上げたものですが、卵を”月”と見立てて使えば、お月見の時にも良いかもしれません。

Camidecor1535

満ち欠けを繰り返す月は女性の身体と深く関わっているといいますが、胴や腹など、身体を表す漢字にも”月”という文字が…。おそらく何か意味のあることなのでしょう。

Camidecor1536-3

春のイースター(復活祭)で、「うさぎ」と「卵」がシンボルとされるのも生命の源や繁栄と関係しているそうで、やはり月と卵、うさぎには不思議なつながりが・・・。

教室ではちょうど出産を控えた方が3人。可愛いうさぎと卵の柄をながめながら、皆様の安産をお祈りしています。

梅雨明け前のピンク色ーチェック柄と蛇腹のファイルケース

初夏から夏にかけては、画像も作品もブルー、グリーン、パープル系ばかりになるので、ここでピンク色を少し・・・。

過去のレッスンページ、2007年-2008年の欄に載せたピンク系の作品。カルトナージュの箱やバッグ形のケース、ピンクッションまで、10個のアイテムを一緒に撮った時の画像です。

Camidecor1510-1

カルトナージュの箱物やバッグの他に、2007年の春の雛祭りの前に作った菱型のピンクッション(菱もちに見立てて)なども。ピンクの箱は両側から開きます。

トンネルのような蓋がついた箱に使ったのは、旅先で買ったピンクとグリーンのチェック柄。もう入手できないようなので蓋部分だけに少しずつ使用・・・。ラナンキュラスが無造作に入っているのは「バケツ型のフラワーポット」です。

右奥の薄いピンクのバッグタイプのアイテムは蛇腹ファイルの大型書類ケース。中に入れたいものがあって自分用に作った、アタッシュケース風のファイルバッグ。

Camidecor1510-2

蛇腹のファイルを作るレッスン課題は4種類あって選択制※。

内部の蛇腹も外側に合わせて手作りする課題ですが、教室では長い間おなじみの「バッグ形蛇腹のファイルケース」と「蛇腹のカードケース(ミニタイプ)」の2つを受講される方がほとんどです。

<蛇腹のファイルケース4種類>

A:蛇腹のファイルA(シンプルタイプ/葉書サイズ)、B:バッグ形蛇腹のファイルケース、C:蛇腹のカードケース(ミニタイプ)、D:バッグタイプ大型の書類用ケース

画像など別の機会にあらためて紹介したいと思いますが、こちらのページにも皆さまの作品を少し載せています。

折本の裂地帖と収納箱-七夕によせて

日本の五節句の1つである七夕のお祭り。七夕の由来は中国の乞巧奠(きっこうてん)という星祭りで、平安時代の宮廷行事では手芸やお裁縫の上達を願って五色の糸や針を供えたとか・・・。

昨年は七夕にちなんで、「星の形の小さなお針箱」を紹介しました。今回はずいぶん前に作った古い作品の画像を紹介します。

七夕にちなんだ1枚目の画像は、笹の葉と絹糸、短冊に見立てたクリスタルのオーナメントを組み合わせたもの。3つのビーズは夏の大三角形の星座(そのうち2つは織姫星と彦星)・・・ということにしておきましょう。

Camidecor1497

誰でも知っている、七夕の織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)の伝説。電子メールやLINE、スカイプ等で誰とでもコンスタントにやりとりできる今の時代、会いたくても会えない・・・という物語は現実とかけ離れたものになってしまいましたが、「1年に1回しか会えない・・・しかも、雨が降ったら会えない・・・(涙)」というストーリーはよくできていて、ついつい毎年7月7日のお天気を気にしてしまうのが昔話のすごいところ。

ちなみに、織姫(おりひめ)は天帝(天の神様)の娘だそうで、その名前と仕事から、昔は織物や手芸、お裁縫などの手仕事が、女性にとっていかに重要だったか想像できます。

さて、今回紹介するのは日本の着物地で作った「裂地帖(きれじちょう=生地の見本帳)」。平成16年と書いているので、ちょうど今から10年前に作ったものです。

Camidecor1501-1

生地の見本帳というと、まずカーテン生地のサンプル帳が思い浮かびますが、イメージしたのはもう少し古いもの。折本(おりほん)という和本形式の裂地帖(きれじちょう)です。※以下は古い雑誌の切り抜き(参考画像)

Camidecor1501-3

裂地帖には表具屋さんなどが仕事で使うものから、文化財として美術館で見ることができる名物裂帖(古裂手鑑)古織紋鑑のようなものまで様々なものがありますが、舶来物の美しい織物や更紗(さらさ)の端切れが丁寧に貼られた折本は、宝箱がそのまま本になったよう。実際、その時代の絹織物は宝ものだったにちがいありません。

さて、私が作った裂地帖ですが、高価な生地用のものではなく、折本に生地を貼って並べるという発想が好きで作ってみたもの。生地を見ていると、作ったアイテムが思い浮かびます。

Camidecor1500-2

今まで使った生地を全て並べてシリーズにしたいところですが、気が遠くなりそうなのでそれは断念。古今東西の多様な材料が簡単に入手でき、自由に手工芸を楽しめる便利な時代に感謝しつつ、ちょっぴり不便な方が楽しみは見つけやすいかも・・・とも思ったりしています。

→少し大きい過去の画像、作った材料などにご興味のある方は2004年のページ(ふた付き木箱の活用)をご覧ください。

◆過去の作品画像について◆

過去のレッスン作品などの古い画像の一部を、時を遡って作品制作の年の欄に追加してみることにしました。2013年3月より前の記事は、当時の画像をもとに記憶をたどりながら書いているものです。

紙で作る冬のオーナメント(2008)とモミの木のリース-木の香りに包まれて

過去のクリスマスの画像より。2008年に作った紙のオーナメントの一部です。

Camidecor1365

左上は、紙で作ったミニツリー、ランプシェード(塔のある教会)。

エンジェルのフレームやオフホワイトのリボンワークの箱、クリスマスカードが入る薄型ケースはカルトナージュ教室の課題アイテムです。

Camidecor1366紙のミニツリー(モミの木)は、ざくざくと木の形をカットして、3枚を組み立て立体にしたもの。フリーハンドでカットしたのでいびつですが、金のラメの粉を少しふりかけて、控えめながらも”きらめき”を加えました。

Camidecor1367

シルバーの小さなモミの木も、一緒に作った紙のオーナメント。 円柱のツリーは合皮製。ゴールド、シルバー、シャンパンカラーの3色で作った3つのサイズをHPに載せています。

モミの木はクリスマスにかかせない常緑樹。

2007年の特別講座で、Oさんからワイヤーやグルーをほとんど使わないクリスマスリースの作り方を教えていただいて以来、毎年12月のリース作りは1年のしめくくりの大事な作業になりました。

Camidecor1370

リース作りの楽しさは、その年の気分に合わせ、好きな材料を使って自由に作れること。Camidecor1371

秋に拾った松ぼっくりや木の実、手作りのドライオレンジ(薄く切ってヒーターの前で乾燥させます)、鉢植えのコニファーの枝やハーブの枝など、できるだけ自分の身の周りにある材料を加えるようにしています。

日本伝統のお正月飾りとクリスマスリースにはそれぞれ意味がありますが、興味深いのは共通点が多いこと。寒く厳しい冬でも緑鮮やかな常緑樹のようでありたい、という人々の思い、そして新しい年への願いが感じられます。

リース作りは針葉樹の香りに包まれて1年を振り返りながらゆったりと…というのが理想ですが、現実はバタバタと・・・。今年もリース作りは終えたものの、作りたかった布のオーナメントはまた来年になりそうです。

***

Camidecor1372

 

 

クリスマスのハウスボックス(Cタイプ)-皆さまの作品より

以下に紹介するのは2年前のクリスマスプロジェクトの作品。4種類のハウスボックスのうち、いちばん小さくて簡単なCタイプを、教室の皆さんが子ども達への贈り物用に作った作品の一部です。 Camidecor1361

上の画像は赤やピンクの家。YUWA(有輪商店)さんのマカロン柄の生地を使った方も多く、文字通り可愛らしい「お菓子柄の家」に。

赤い屋根にギンガムチェック、水玉などを使って作ったサンプル。(3つともギフトとして贈りました)

下はフエルト細工のお菓子を組み合わせた、すばらしく夢のあるH様の作品。

Camidecor1359お人形(ビスクドール)制作を趣味として、様々な手工芸に精通しておられる方ならではの完成度の高い「お菓子の家」です。

 

Camidecor1358 家の中にはIKEA(イケア)のくまのぬいぐるみを入れて贈りました。

 

Camidecor1364 くまのプーさん、 テディベア、くまモン、リラックマなどなど、クマのキャラクターは昔から大人気。今まで、いったいどれくらいのクマのぬいぐるみや絵本がクリスマスプレゼントとして子ども達に贈られてきたのでしょう。

 

Camidecor1362 そういえば、イギリスの古い童話の「3びきのくま」は、森のくまの家のお話。 3時間程度で作れる簡単なハウスボックスですが、お人形やぬいぐるみを組み合わせるとストーリーが生まれてくるような気がします。

クリスマスプロジェクトの際に、教室の皆さまが作ってきて下さったハウスボックス。

イケアIKEAのぬいぐるみがぴったりサイズ。

お菓子やカードを添えて、それぞれの願いをこめたクリスマスの贈り物となりました。

image20111200-2

 

 

<追記>

下の画像は教室の皆さんが作った作品の一部。家の形は全く同じように見えますが、蓋の開き方が異なります。※教室ではサイズ違いの2種類をセットメニューとしていて、1日で2つ作ることも可能です。(選択制のレッスン)

 

Bois515

 

参考

ハウス型ボックス4種とお菓子の家(2009)

ハウス型ボックス4種とお菓子の家(2009)

クリスマスまで2週間となり、アメリカのホワイトハウスでは恒例の「お菓子の家」ならぬ「お菓子でできたホワイトハウス」が公開されたそうです。

グリム童話の「お菓子の家」は、実は恐ろしい魔女の家ですが、それを知っていてもなお、「お菓子の家」は魅力的。この時期になると思い出すのが、2009年に企画したクリスマスの特別講座「ジンジャークッキーで作るお菓子の家」です。

講師はお菓子作り愛好家のAさん。あらかじめ焼いてきて下さったいろいろな形のクッキーやパーツは甘い香りがして、可愛い形に感激。

教室の有志の皆さんと一緒に、ヘクセンハウス-Hexenhaus(またはレープクーヘンハウス-Lebkuchenhaus)とよばれる「お菓子の家」作りに挑戦したのでした。

ジンジャークッキーを組み立てて家の形ができたら、デコレーションはそれぞれ自由。好きなパーツやお菓子を選んで飾りつけ、粉砂糖をふりかけるとそれぞれ違う世界が広がります。

おいしい香りにつつまれての楽しい作業は、カルトナージュで厚紙の家を作るのとは少し違った幸せな時間でした。

Camidecor1360

講師のAさんの丁寧なレクチャーのおかげで無事完成。アイシングで作った氷柱(つらら)少々ボロッとしてしまったのは自己責任です・・・

 

<カルトナージュのハウスボックス(家の形の箱)>

次に紹介するのは厚紙で作るカルトナージュのハウスボックス(家の形の箱)。教室のハウスボックスの課題は基礎から応用まで-A,B,C,Dの4種類あります。

Camidecor1356

一見どれも同じに見えるのですが、実はそれぞれ構造や作り方が異なっていて、そのバリエーションや作り方のテクニックを楽しく学ぶアイテムです。(以下の画像はA,B,Cが混ざったもの)

■Aタイプ:ピンクのストライプの壁の家、■Cタイプ:ピンクのチェックの壁の家。

■Bタイプ:白い壁、水色の屋根(手前) ■Cタイプ:ブルーのストライプ

A,B,Cの構造の違いをここで文章で説明するのは難しいので、レッスンの際に実物を見ていただきなら説明しています。※Dタイプは家の形のツールボックス(引き出し付)※1

 

ハウスボックスは受講してくださった皆様の個性が出る楽しい作品。

今度はクリスマスシーズンということで、皆様の作品を少し紹介できればと思います。

 

※1ハウスボックスDタイプ(ハウス型ツールボックス)はこちらから

ビタミンカラーの格子柄-ハウス型ツールボックス(2008)

 

クリスマスのハウスボックス(Cタイプ)-皆さまの作品より

星の形の小さなお針箱 -七夕によせて

さらさらと風にそよぐ短冊や、涼しげな紙の飾りに彩られた七夕の笹飾り。子どもたちの作ったものはとりわけ微笑ましく、幼い頃に折り紙で七夕飾りを作った時の楽しさを思い出させてくれます。

子どもの頃にお気に入りだったのは「天の川」を模した「網飾り」。紙を折って切り込みを入れるだけでビューンと伸びる不思議さに惹きつけられたものでした。

Camidecor1334

中国の乞巧奠(きっこうてん)という星祭りに由来するという七夕のお祭り。

乞巧奠(きっこうてん)とは、奈良時代から平安時代に催された宮中行事の1つで、もとは旧暦の7月7日の初秋に行われたものだったとか。そこに牽牛(けんぎゅう)と織姫の伝説や日本古来の神事(お祭り)が絡みあって、七夕(たなばた)の節句となったそうです。

今おなじみの”七夕の笹飾り”は江戸時代から始まった風習で、歌川広重や歌川国芳の作品をはじめ、浮世絵の中にもたびたび登場しています。下の画像は広重の「市中繁栄七夕祭」。絵の中で西瓜や鯛、ひょうたんや大福帳などが笹と一緒に風になびいている風景を見ると、なんとも平和そうで、江戸時代の夏にタイムスリップしてみたくなってしまいます。

Camidecor1328

日本人にとってなじみ深い、織姫(おりひめ)、彦星(ひこぼし)、天の川の物語。

天の川は、英語ではMilky Way(ミルキーウェイ)またはMilky Way Galaxyと 呼ばれる銀河系(天の川銀河)のこと。夜空に浮かぶ光の帯は古来から神秘的なものとしてとらえられ、世界各地にさまざまな神話や伝説が残っており、1610年にガリレオが自作の望遠鏡で天の川が星の集まりであることを確認するまでは、様々な論争を呼んだそうです。

Camidecor1329

さて、前置きが長くなってしまいましたが、作品の紹介に移りましょう。上の画像は七夕にちなんだカルトナージュの作品2種、「星の形の糸巻きと小箱」。先に紹介した七夕の由来である乞巧奠(きっこうてん)という宮廷行事からヒントを得て、遊び心で作ったものです。

手芸や裁縫が重要な技術であったその昔、乞巧奠の行事では、織姫(おりひめ)星=織女(しょくじょ)星に、針仕事の上達を願って、五色の糸(青、赤、黄、白、黒:現代では紫)や針を供えるなどの雅なしつらえが行われたとか・・・。

そこで、カルトナージュの星の形の箱は、「小さなお針箱」にしてみました。材料には、”五色の糸”の代わりに、糸が交差したように見えるチェック柄を使い、色は青、赤、黄、白、紫の淡いトーンで涼しげに。針刺し(ピンクッション)や小物入れは内部にぴったり入るような形にしています。

Camidecor1330

「星の形の糸巻き」は布のハギレで作れる簡単な小物。中途半端に余ったブレードやリボンなどを巻きつけて保管するのに便利です。(星の形でなくてもいいのですが、七夕ということで・・・)

Camidecor1332

「五節句」の1つである7月7日。節句にはそれぞれに関わりが深い植物があって、「竹の節句」と呼ばれることもあるようです。※3月3日は「桃の節句」

”竹は節があるからこそ強く美しい”とよく言われますが、季節ごとの伝統行事も大切な節目。1年をめりはりのある豊かで楽しいものにしてくれます。