カテゴリー別アーカイブ: お知らせ

『フェーヴの世界展8』のお知らせ-マカロン柄の箱とリボン付バインダー

2014年より紹介しているmy charmさんの『フェーヴの世界展』※1。今年はなんと8回目になるそうです。

◇詳細はこちらから・・・フェーヴの写真や楽しそうなイベントに加え、クリエイティブで優しいお人柄が感じられるmy charmさんのブログ。フェーヴ展の準備の様子を知りたい方は、my charmさんのTwitterへどうぞ!←素敵な展示がいっぱいで、とても楽しそうです。

◇吉祥寺展 2016年5月20日(金)~22日(日)
エスカリエ・セー  東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-14 FRCビル3F
tel 0422-22-1171 open 平日11:00~19:00 土日12:00~19:00

◇自由ヶ丘巡回展 2016年6月16日(木)~7月12日(火)
※規模を縮小しての巡回展とのことです

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毎年デザインがとても素敵なので、春になると、「今年のテーマは何かな?」と楽しみにしているポストカード。一昨年の「すずらん」、昨年の「うさぎ」に続き、またまた可愛くて魅力的。今年は「リボン」がテーマの展示だそうです。

街歩きが楽しい5月。フェーヴが好きな人はもちろん、小さくて可愛いものに心ときめく人、お菓子、フランスの食文化、クラフトや絵本などが好きな人はぜひ足を運んでみてください。

・・・5月初め、「フォトフレーム付のギフトボックス」のリボンが写っている写真と一緒にお知らせを・・・と思っていたのですが、その後ちょっと慌ただしくて文章を書く時間がなく、開催ぎりぎりでの紹介になってしまいました。まずは、初日に間に合うよう展覧会の情報を。・・・作品の画像は、後で追加していきたいと思います。

<ここから追記です↓>以下にmy charmさんが教室で作ってくださった作品画像を少し紹介。

ラデュレのマカロン柄のシークレットボックス(秘密の箱)は、なんとお嬢様が幼い頃に着ていた服(マカロン柄)のリメイク。中の3段の箱の色がマカロンカラーによく合って、可愛い上にシック。女の子がずっと使えそうなボックスとなりました。その後、この箱はかなり使いこまれ、ややヨレヨレになっているそうですが、そんなエピソードもほほえましく、見ていて楽しくなる作品です。

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そして、下の画像は金具のついたバインダー。フェーブ展などのイベント用のゲストブック保管のために作って下さった作品です。表紙の窓に入れるフェーブをどれにしようか迷っておられたので、一緒に撮影。冠(クラウン)のフェーヴは両方とも素敵だし、ガレット(焼き菓子)も捨てがたいですね。

表紙の材料は、多面体の入れ子の箱で使ったスレートグレーのフランスのクロス。写真ではわかりにくいのですが、キラキラしたシルバーラメ(?)のようなものが練り込んであって水拭きもできる、なかなか優れものの材料です。

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フェーヴのコレクターでありながら、飾ったり実用品と組み合わせたりと、様々な提案をしておられるmy charmさん。過去のフェーヴ展については以下で紹介しています。

→2015年のお知らせ 『フェーヴの世界展7』のお知らせ、カトラリー、うさぎ、蝶のモチーフの作品

→2014年のお知らせ 『フェーヴの世界展6』 すずらんのカードとミニチュアのチョコレート菓子

 

※1 カルトナージュ教室にいらしてくださっている、ライター&フェーヴのコレクター&研究家さん。ご著書については以前紹介しましたが、最近ではフェーヴについて素敵な記事も書いておられます。→『見つけたら王様に! ガレット・デ・ロワに入っている、「フェーヴ」の魅力とは』  ・・・三越伊勢丹ホールディングス運営のFOODIEという食メディア。美味しい情報たっぷりのサイト(おススメ)です。

***一番上のカードの画像はmy charmさんのオリジナルを使わせていただいております***

『インテリア茶箱の世界』 -華麗で美しい茶箱の本の紹介

4月に入って少しずつ暖かくなり、まさに春爛漫の日本。今回は桜の季節にぴったりな美しい本を紹介します。

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タイトルは『美しく暮らすための上質収納 -インテリア茶箱の世界』。著者はパイザー真澄さんとインテリア茶箱クラブ

教室でカルトナージュを学んで下さった5人の方が、茶箱クラブのベテランインストラクターとして素晴らしい作品を掲載しておられる本です。

表紙には、繊細で美しい手描き京友禅で仕立てた雅なインテリア茶箱。ページをめくると、華麗な茶箱の世界が広がります。インテリア茶箱クラブを主宰しておられるパイザーさんの茶箱への熱い思い、そして、茶箱クラブのインストラクターの皆さんの素敵な創作作品がぎっしり詰まった素敵な1冊です。

→Amazonのページはこちらから

インテリア茶箱については、百貨店や展覧会などでご存知の方も多いと思いますが、初めて知ったという方は、インテリア茶箱クラブのこちらのページ へどうぞ。

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<茶箱とカルトナージュの違いについて>

このCami Decorのページで紹介してきたカルトナージュ(Cartonnage)紙の工芸です。接着剤を使って作るいわゆる厚紙細工で、大きさやデザインなどの設計からスタートします。(私が取り組んでいる大型収納や家具も、カルトナージュとはちょっと違いますが、軽量にするためにを使って作っています)

インテリア茶箱の”茶箱”は古くから日本でおなじみのお茶の葉を入れるための木の箱のこと※1。内側に金属が貼ってあることで防湿などに優れ、保存性が良いことで知られていて、茶箱に保管された昔の作家の古い資料が状態の良いままで発見され、話題になったこともあるほどです。(茶箱クラブの美しい箱は、でできた茶箱に布を張って仕上げられています)

という材料の違いもあって、インテリア茶箱とカルトナージュはそれぞれ作り方が違いますが、布合わせやタッセル、ブレードの装飾など共通することも多いため、両方に挑戦したことのある人も少なくないのではないでしょうか。(下の画像はタッセルのコレクションの中の大きめのもの。大きい箱に合うサイズです)

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・・・と、まるでよく知っているように書いてしまいましたが、実は私自身はインテリア茶箱を作ったことがありません。※2  布張り茶箱を知ったのは10年以上前なのですが、その後、2005年より開いたカルトナージュ教室(Atelier Fa-Decor)に通って下さった5人の皆様がインテリア茶箱クラブの講師(インストラクター)になられたことで、いつでも習いに行けると思いながら機を逃してしまっています。

でも、幸運にも5人の皆さんを通して、パイザーさんやスタッフの皆様の茶箱への情熱、作品や書籍に間接的に触れる機会があって、そのクオリティーの高さや幅広い活動にずっと尊敬の念を抱いているのです。

また、茶箱にはインテリアファブリックが使われることも多く、昔インテリアの仕事をしていた時の布の装飾(カーテンや家具の布選びなど)に共通する要素があって、そういった意味でも親近感があります。

下の画像は、本の裏表紙。海外のインテリアファブリックを使った作品が素敵です。和から洋まで幅広い創作の世界が楽しめるのも魅力の1つでしょう。

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<素敵に広がるインテリア茶箱の世界>

今回出版された『インテリア茶箱の世界』には、テーマに沿った作品紹介のほか、インストラクターの皆様45名の作品&活動紹介のページがあって、素敵な作品がたくさん紹介されています。それぞれの個性を限られたページの中で表現するのは大変だったと思いますが、どのページにもクリエイティブなアイデアがちりばめられ、「茶箱という形や大きさの制約があるからこそ広がる創造性」を感じました。

小さな写真で見ても丁寧な仕事が伝わってくるので、昨年末の作品展に伺えなかったのがとても残念です。そして、これだけの個性溢れる皆様の作品や茶箱の魅力を1冊の本にまとめることがどんなにか大変だったかを思うと、主宰された方やスタッフの皆様に頭が下がる思いです。

違う色の花が咲き乱れながらも美しくまとまっている世界って、自然くらいの懐の深さというか、包容力がないと難しいかもしれません。

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<教室に通って下さったインストラクターの皆様と素敵な作品ページ>

本の作品ページでは、教室でカルトナージュを学んで下さった方々も素敵な作品を披露しておられます。

それぞれに個性的で、好きなテイストや得意なジャンルは異なる5人の皆様。でも多彩でエネルギッシュ(&力持ち)なところは共通です。技術やセンスに加え、お人柄も素敵で楽しい方達なので、機会があったら、インテリア茶箱や様々な手工芸などぜひ習ってみてください。

以下は3年以上教室に参加して下さった皆様とアトリエ名です(苗字のアイウエオ順)。今後も素敵な作品&ご活躍を楽しみにしています!(下は作品展のカードなど)

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★ Iさん Atelier RIBBON 主宰 ・・・P24 (Number06) ・・・2005年からのお付き合い。手工芸からお料理まで多彩な創作活動と優しく楽しいお人柄が素敵な人生の先輩です。美しい茶箱へこめた思いに感動。

★ Oさん Alice Rose 主宰 ・・・P76 (Number26) ・・・おっとりした優しさ+鋭い審美眼で洗練されたセンスの作品を生み出しておられ、茶箱の脚にまでこだわりが・・・(←注目です)。 チャリティーフェア(自由が丘)のお知らせでも紹介させていただきました。

★ Kさん Grace 主宰 ・・・P44 (Number13) ・・・刺繍やレース編みと組み合わせた、うっとりするほど優雅で美しい茶箱。創作に加え、講師など多方面で有能でおられ、2冊の書籍やカルトナージュの外部講座では本当に助けていただきました!

★ T(T)さん Art of Living 主宰 ・・・P20(Number04) ・・・多様な手工芸を学んでおられ、茶箱には可愛がっておられるペットや馬への愛が溢れています。カルトナージュでも馬のモチーフを素敵に使っておられたのを思い出します。

★ T(M)さん anniversaire-fantargo 主宰 ・・・P52(Number52) ・・・芸術家肌で決断力バツグン。和から洋まで独自の世界を持っておられます。インテリア茶箱の旗の台本教室で講師をされているので、本教室で習いたい方はぜひ!

 

インテリア茶箱を作ったことのある方はもちろんですが、布箱に興味のある人には目の保養にもなる素敵な本。華やかな日本の春にふさわしい1冊です。Camidecor1740-3

 

※1 「茶箱」というと茶道の茶箱(茶道具一式を入れて持ち運んで使用するもの)が思い浮かぶ方もあると思いますが、ここで紹介する茶箱は、お茶の保管、輸送に使われた白木(塗装していない木材)の箱のことです。

※2 今までCami Decorやメインサイトで紹介した大型の収納箱(教室の隅に複数置いてあるもの)は、茶箱に似ていますが、持ち運べるよう軽量にするため、紙で作った収納です。材料や構造が違うので、茶箱とは異なる方法で仕上げています。

NHK総合「くらしセンスアップ」放送のお知らせ(5回シリーズ)

NHK総合・ローカルニュース内の「くらしセンスアップ」という番組で、「接着剤で貼って作るバッグと小物」が登場します。(9月から10月にかけての5回シリーズ) Camidecor1694 放送エリアが限られるために見ていただけない方が多く申し訳ないのですが、お住まいの地域で放映がある方、偶然にご覧になった方などに「こんなクラフトもあるんだな・・・」と楽しんでいただけましたら幸いです。

<放送日時と放送エリアについて> ※各局の状況によって異なるそうです

■放送日:9月1週目から10月1週目頃

■放送時間:NHK地方局:「ローカルニュース」内  月~金曜日  午後6:10~午後 7:00の時間帯が中心

■放送地域:山形、水戸、長野、金沢、静岡、福井、岡山、高松、鹿児島など (その他エリアでも臨時放送の場合あり)

今回ご紹介いただく「くらしセンスアップ」は、「暮らし」に役立つ様々なものを紹介する数分間の短い番組で、内容は料理や手芸・クラフトからストレッチ体操まで多岐にわたるそうです。昨年よりお話をいただいていたものの、なかなか日程が合わず、ようやく今年8月に5回分の撮影を終えることができました。

首都圏での放送が無いので私自身も見ることが難しいのですが、接着剤と紙や布で実用品が出来ていく過程を制作スタッフの皆様が丁寧に撮影して下さったので、遠方の皆様やたまたまご覧になった方に興味を持っていただけたら嬉しく思います。

ミッドナイトブルーと大きめの収納箱、そして「和のあかり展」

連日のうだるような暑さに、普段からあまり働きのよくない脳の活動が一層ダウンして、仕事や家事が停滞気味・・・。夜、少し気温が下がると、ようやくほっとする毎日です。

夕暮れ時の空の色を表す「ブルーモーメント」という言葉を知ったのは、もう25年以上前のことでしょうか。よく晴れた日の夕暮時、空が一瞬青く染まる時間があって、その時間を「ブルーモーメント」と呼ぶのです。 Camidecor1691 空が真っ暗になる前のほんの数分間の青い世界。旅先や外出先でその瞬間に出くわすと、その幻想的な世界を思わずカメラに納めたくなってしまいます。

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上の2枚は旅先での画像ですが、下の画像は先日こちらで紹介した「ミナカケル」の展覧会で撮ったもの。最終日の終了ギリギリの時間に駆け込んだので、ちょうどブルーモーメントの空の色とミナぺルホネンの作品が交りあって、一味違った世界が味わえたのでした。 Camidecor1676

さて、今回紹介するのは、夜を思わせるミッドナイトブルー(濃紺)、とブルー&ブラックの生地を使った大型収納。2010年に作った「紙で作るオリジナル家具と収納シリーズ」の試作品1つです。

Camidecor1692 何でも中にしまいこんで蓋を閉めてしまえば、すっきり片付く大きな箱。木箱ではないので軽くて持ち運びしやすいのが特徴で、寂しい印象にならないように、アンティーク調の真鍮の金色金具をアクセントとして使っています。

<夏の夜を彩る和のあかり   おすすめの展覧会>

空がすっかり闇に包まれた後も、なんとなく外に繰り出したくなる夏の夜。 そこには必ず浮き立たせる”灯(あか)り”があります。

幼い頃の花火やお祭りなどの楽しかった記憶が身体に刻みこまれているのでしょうか。キャンプファイヤーやリゾート地のキャンドルやかがり火、花火大会のドーンという音、お祭りの賑わいや手の中でパチパチとはじける線香花火など、夏の夜のあかりを思うと、なんとなく血が騒いでしまうのです。

そんな夏の夜を彩る「和のあかり」。青森ねぶたから木の葉を使った照明まで、様々なあかり楽しめる展覧会が東京の目黒雅叙園で開催されているので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

◇目黒雅叙園   和のあかり×百段階段展 (8月9日まで)

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カラフルで多彩な和のあかりと昭和初期の文化財「百段階段」の両方が楽しめ、おすすめです。

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『フェーヴの世界展7』のお知らせ、カトラリー、うさぎ、蝶のモチーフの作品

3月にいただいたフェーヴ展の素敵なカード。教室にいらして下さっているフェーヴコレクター、my charmさんの素敵な展覧会のお知らせです。

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昨年紹介した、すずらんのカード(Les Fèves 6e フェーヴの世界展6)に魅了された人も多いので、まずは教室で「今年はミモザとうさぎ♪ またまた素敵なカードですね~」 と皆さんとシェア。そして、このページでも5月に告知しようと思っていたら、なんと今年の吉祥寺展は4月開催・・・。気付いたのは終了後で、なんと1か月勘違いしてしまっていたのでした。(ごめんなさい!)

でも、京都展はちょうど開催中(6月7日まで)。そして、自由が丘展はこれから(6月18日-7月14日)です。

◇詳細はこちらから→ Les Fèves 7e フェーヴの世界展 7

京都展はCafeや『うさぎの不思議なお茶会』もあってとても楽しそう。こちらの記事には、一緒に販売されるうさぎのクッキーや終了した吉祥寺展の様子も紹介されています。(うさぎクッキー、とても可愛いので、ご興味のある人はぜひ!)

”フェーヴ”についてご存知ない方は、my charmさんのメインサイトを訪問してみて下さい。詳しい説明のほか、たくさんのフェーブがきちんと整理されて紹介され、とらや(パリ店)のうさぎのフェーヴヤマザキ・フランス※2のフェーヴまで載っています。また、上の画像の水色の表紙『フェーヴ お菓子の中の小さな幸福』という本は、開くとなぜか幸せな気持ちになる1冊です。

フェーヴコレクターとしての活動のほか、作詞家、ライターなど多彩な面を持つmycharmさん。その才能はカルトナージュなどの作品制作の際にも発揮され、色合わせやちょっとした飾りなどにセンスがキラリと光ります。受講していただいた基礎作品をここでちょっぴり紹介すると・・・。

下の画像は、おなじみのフラワーバスケット(2006年から)と眼鏡ケースB(書籍に紹介)。

ミナ ペルホネン※1という日本のデザイナーによるファッションブランドの刺繍入りの布を使った作品で、黄色いリボンが素敵なアクセントになっています。ミナペルホネン、人気のブランドなのですね。

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そして、mycharmさんお気に入りのアンティークカトラリー柄のペーパーを使ったカルトナージュ作品。光沢のある黒いレザー調の材料との組み合わせがシックで素敵です。

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・・・教室での皆様の作品は、私のサンプルよりずっと素敵なものが多いので、いつか皆さんの作品画像を制作者ごとにまとめたいな、と思っているものの、なかなか整理する時間がとれないのが残念・・・。

そんなことを思いながら、作品画像ファイルを開いていたら・・・ありました!「うさぎモチーフ」を素敵に使ったSさんの作品。うさぎがテーマのフェーヴ展にちなんで、こちらも紹介してしまいます。

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チョコレート色にペパーミントの水玉のボディ。そしてシックなうさぎのモチーフの柄が蓋の形にぴったり! こちらは2006年からの基礎課題の「ハートのA」ですが、Sさんは「ハートのB」も素敵に仕上げて下さったので、そちらはまたあらためて。

開催中の「フェーヴの世界展7」。会場には可愛いうさぎフェーヴが沢山待っていると思いますので、ご興味のある方はぜひいらしてみてください。

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※1 ミナ ペルホネンというのは、デザイナー皆川明氏が立ち上げたファッションを中心としたブランド。今年で20周年を迎えるそうで、東京・青山のスパイラルガーデンでちょうど展覧会が開催中です。(2015年6月7日まで)

ミナカケル ・・・スパイラルでの展覧会のサイト。レトロ×モダン×北欧の雰囲気もあって素敵です。ピエール・エルメ・パリとのコラボのチャリティー企画なども紹介されています。

詩的に紡ぐデザイン ミナペルホネン20周年(朝日新聞)

「ミナ ペルホネン」20周年記念展覧会(読売新聞)

※2 ヤマザキ・フランス(パティスリー ヤマザキ/Patisserie YAMAZAKI)・・・日本のヤマザキ製パン株式会社が経営するパリ16区のパティスリー、サロン・ド・テ。

「モノマチ」とボンドで作るファスナーポーチ

先日のホビーショーのイベントは事後報告になってしまいましたが、本日からスタートする”モノマチ”の紹介はぎりぎりセーフ・・・間に合いました。

※ホビーショーでは、コニシさんがCami Decor(カミ・デコ)のページで作り方を紹介した花びら巾着を使ってワークショップを開催されました。

ホビーショーと花びら巾着(ご報告)

<「モノマチ」と「YKKものづくり館」のワークショップ>

「モノマチ」とは古くからモノつくりの街としての歴史を持つ、東京都台東区南部の徒蔵(カチクラ)エリア(御徒町~蔵前~浅草橋にかけての2km四方の地域)で開催される町おこし的なイベントのこと。5月22日(金)、23日(土)、25日(日)の3日間、様々な企画やワークショップが開催されるそうです。

・モノマチ、クリエーターズマーケットについてはこちらから

2011年よりスタートし、今年で7回を迎えるモノマチ。なんと200組以上のモノづくり系企業やショップ、職人、クリエイター、飲食店などが参加するそうで、3月のワークショップでお世話になった「YKKものづくり館」さんも参加企業の1つです。

「YKKものづくり館」のサイトに昨年のモノマチのイベントの様子が載っていて、親子で一緒に楽しめる企画ってステキだな・・・と思っていたところ、今年は「ボンドで作るファスナーポーチ」をイベントの1つにというお話が・・・。

YKKのスタッフの皆様が企画(布のセレクトから準備、講師まで)をなさる15分ほどのワークショップ。誰でも超簡単に作れる!のがポイントなので、本に紹介した2枚仕立て(裏地付き)ではなく、1枚仕立て(裏地無し)のポーチのワークショップがイベントの仲間に入っています。←私もテキスト画像を提供しました

<超カンタンな1枚仕立て(裏地無し)のファスナーポーチって?>

昨年の『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の本には工作のように作る2枚仕立て(裏地付きタイプ)の作り方を紹介しました。

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でも、「ボンドで作るのは初めてなので、最初から裏地付きは難しそう・・・」という人も多いはず。そんな人のために、まず超簡単な1枚仕立てのファスナーポーチからスタートして慣れてみるのがおすすめ…と考え、こちらのページに作り方を公開したのが、ボンドで作る1枚仕立てのファスナーポーチ。たった3工程なので、すごく簡単に作れます。

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モノマチのYKK主催のワークショップでは『YKKものづくり館』のスタッフの皆さまが、優しく丁寧に教えて下さると思いますので、挑戦したい人はぜひ!また、モノマチの期間は、手工芸の材料のショップによる催しがたくさんあるようなので、掘り出し物探しも楽しめます。

モノマチ イベント・ワークショップ情報→こちらから

※テキストにはこのCami Decor(かみ・デコ)ページで紹介した「超カンタン、1枚仕立てのファスナーポーチ(ボンドで貼って作る方法)」を使っていただくなど、「ホビーショー」のコニシさんブースの”花びら巾着のイベント”の時と同じく、ちょっぴり協力しています。

<フラットポーチだけでない  縫わずにボンドで貼って作るファスナーポーチ>

そして、フラットポーチをクリアしたら、いろいろなファスナーポーチの世界が広がります。

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本で作り方を紹介した裏地付き(おすすめ)やキャラメルポーチのほか、丸、三角、四角、キューブ、筒型(バレル/シリンダー)などなど。ほとんどの形は貼って作ることが可能で、縫うのとはちょっと違ったデザインのポーチやバッグが楽しめます。

 

第2回銀座ビスクドール展のお知らせ

先日紹介した、3月14日のYKKさん主催のワークショップが無事に終わりました。「YKKものづくり館」のゆったりと和やかな雰囲気、そして参加された皆様の丁寧で的確な作業のおかげで、2時間後には無事に全員のポーチが完成。私にとっても楽しいホワイトデーのひとときとなりました。

参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。ワークショップについては、あらためてゆっくりと書きたいと思います。

さて、今回は、銀座の十字屋ホールで開催される「第2回銀座ビスクドール展のお知らせ」です。ファッションがテーマのお人形展のようで、その部分でも楽しみです。

<第2回銀座ビスクドール展 -「PARIS モードと人形」出版記念展示会>

日本のクラッシック・ビスクドール界を代表する30名の新作など200体を展示。ニットの貴公子 広瀬光治氏の人形用衣装や恋月姫さんの「蝶々夫人」も発表。

◇日時:3月21日(土)、22日(日)10:00~18:00 入場無料

●十字屋ホールのサイトはこちらから ・・・コンサート、展覧会などの情報もたくさん

●企画・制作のファムさんのサイトはこちら ・・・ブライスというお人形が案内してくれる可愛いサイトです

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長年教室に通ってきて下さっている、世界的なビスクドール作家、辻容子先生の新作も出展されます。(辻容子氏の作品やご本については、追記していきます) そして、昨年”人形の館”という展覧会でご一緒させていただいた先生方のお名前もあり、作品を拝見するのが楽しみです。

お人形展は、お人形ファンにとって素晴らしい機会なのは言うまでもないのですが、手工芸の愛好家にとっても学ぶ部分が多い場所。可愛いお人形にうっとりしたり、高価なアンティークの布の使い方や色合わせ、装飾などにため息をついたり・・・。日常とは違う優雅な世界が繰り広げられています。

ご興味のある方は、ぜひぜひ足をお運びください。

<お人形展とからめて、アンティークスタイルの箱シリーズより>

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上の画像は、アンティークのファッションプレート(イラスト)を使って作ったタッセル用ボックス(2013年制作)。ブルーの清楚なワンピースを着た女の子がお人形を持っている場面を、グリーンと黒をアクセントに仕上げました。

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少し拡大すると・・・。当時の最新のファッションが描かれているのがわかります(今とは全然違いますね・・・)。ご婦人のスカートの裾のプリーツが、「銀座ビスクドール展」のパンフレットのお人形のスカートと重なります。

 

今回紹介したお人形展は、「PARIS モードと人形」という本の出版記念だそうで、100年以上前のベル・エポック期のコスチュームを人形のドレスで再現”という、なんとも贅沢な企画です。

今も昔も女の子のお人形好きは変わらず。やはり雛祭りのある3月はお人形にぴったりの月です。・・・去年の3月も同じようなことを書いたような・・・→タッセル用トランク-雛道具と房飾りによせて

***この記事は続編で画像など追加していきますが、まずはとり急ぎ「人形展のお知らせ」まで