トランクいろいろ」カテゴリーアーカイブ

可愛いビスクドールとトランクケース|人形作家Yoko Tsuji氏のドール用トランク

バレンタインデーの2月から雛祭りのある3月にかけて、紹介したい画像がいろいろあるので、時間を見つけながら画像など追加していきたいと思います。

作りかけのカルトナージュの箱の手前に置かれた、手のひらにのるサイズの洋服。スモック刺繍(スモッキング刺繍)のフリル付ドレスに刺繍入りのカーディガンとビーズのバッグ、小さな革靴と靴下。教室での制作風景で、あまりに可愛らしくて撮らせていただいたもの。

 

そして、箱の中にはなんと

別の素敵なドレスが2着も入っています(着替え用)。

これらのお人形用のコスチュームはカルナ―ジュの箱のサイズチェックのために持って来て下さったもの。どれも洗練された美しいデザインと仕上がりでつい見入ってしまいます。

 

そしてドレスの横にはお人形が。ちょっと気位が高そうな美人さんで、凛とした表情が魅力的。

どこから見ても可愛い。小さなビーズのバッグもドレスとお揃い。

 

この美しいお人形とドレスの制作者は、ビスクドール作家の辻容子先生。お人形用ケースをディスプレイするためのバランスを見ている時、あまりの可愛らしさにいろいろな角度から撮影させていただいたのでした。

お人形がキャミソールのままなので、掲載するのをためらって伺ったところ「大丈夫よ♪」とのお許しが。

辻容子先生については2013年の記事でも紹介しています。

ビスクドールとカルトナージュのコラボレーション|銀座ビスクドール展によせて

 

日本だけでなく海外での活動でもご多忙の中、いつも新しいアイデアで創作に取り組んでおられる辻先生。

今回のトランクケース、写真ではわからないけれど実は引き出しがついています。最初に受講していただいたのは、引き出しのないシンプルタイプでしたが、こちらは応用作品。

お人形を入れて、ディスプレイできて、引き出しに衣類や小物が入るケース。正面に引き出しがついている一般的なタイプではない「引き出し付の収納トランク」です。※1

こちらの画像、2024年の春に撮影したもので、もうすこし早く紹介しようと↓のコラージュ画像まで作っていたのですが、あっという間に2026年になってしまいました。

グリーンのおしゃれ着とフリルのドレスはアンティークの生地を使ってデザインされたものだそうで、シックな色合いや上品な質感が現代の物とは違いますね。

その他にも、海外のドールショー用に制作された作品(ケース&お人形)やワークショップ用の画像などいくつかあるので、別の機会に掲載します。

☆今年の4月の最新画像☆ 5月初めのアメリカでのドールショーのギフトとして制作された小さなドール。12体あって、辻先生のテーブルに座る12名の方への贈り物(!)だそうです。5月以降にあらためて紹介します。

2026年 ミモザ(mimosa)の日によせて

ミモザ(mimosa)の日によせて 国際女性デー。世界が平和になりますように。

旅先で訪れた美術館の庭のミモザの写真。葉が細くて長いフロリバンダという品種のようです。

ミモザの花には青い空が似合いますね。

ずいぶん前に作ったミモザの刺繍がテーマの丸いトランク。ずっと紹介しようと思いながら、機会を逃していたもので、教室の隅にひっそり置いてあります。

カルトナージュのトランクは大きいものから小さいものまで色々な形を作っていますが、これはまん丸の小さなトランク。

画像など追加していきます。

下は以前に紹介した「ミモザの日」がテーマの画像。(クリックすると記事が開きます)

エッグアート作品展のお知らせ -双子のようなディスプレイトランク –

教室に長年通って下さっているMさんはエッグアートのプロ。エッグアートのスタジオ Craft House Treasure Boxで講師&主宰者の大先生のアシスタントを務めておられます。

今回はそちらのエッグアートスタジオの25周年作品展のお知らせです。

【クラフトハウス トレジャーボックス 祝!25周年作品展】

日時:2024年11月6日(水)-11月17日(日) AM10:30-PM4:30 入場無料

会場:アートフォーラムあざみ野 ※エッグアートのワークショップも同時開催

 

今回のMさんのテーマは「黄金の伝説」。神話をモチーフにした金色のエッグアートの背景に、こちらの教室で制作したカルトナージュの大型トランク(Atelier Fa-Decorオリジナル)をディスプレイとして展示して下さるそうです。

優雅でゴージャスな作品が並ぶという作品展。エッグアートにご興味のある方だけでなく、しばし夢のような世界にトリップしたい方もぜひ足をお運びください。

下の画像は2014年の15周年の時にいただいた美しいファイルと一緒に撮ったもの。当時もカルトナージュの作品をディスプレイとして使って下さいました。※1

 

 

<カルトナージュの大型トランク  双子のようなオリジナルとMさんの受講作品>

2008年に作ったカルトナージュの大型トランク。

古い作品なのですが、様々なテーマで何度かこのページでとりあげています。

ギリシア・ローマ神話の女神のトランクとミネルバの梟(フクロウ)

カルトナージュのタッセル用トランク-雛道具と房飾りによせて

2010年1月刊行の『カルトナージュBOOK (2009年撮影)』という書籍にも「タッセル用のコレクションケース」として紹介した作品です。

もともと自分の創作物として気ままに作った作品で、教室の課題ではなかったのですが、3年ほど前にMさんより「2024年のエッグアートの展覧会のディスプレイとして飾りたいので、そっくりそのまま同じ材料で作りたい」というリクエストがあり、コロナ禍の2021年から2022年にかけて教室で受講していただいたのでした。

こちらが古いオリジナル作品とMさんの完成品。私もどちらが自分の作品なのかわからないほどの完成度。(近くで見るとボロっとしているのが私のです)

使った布の地色が少し違うけれど、年の離れた双子みたいな仕上がりです。

裏側も全く同じ(下)。大きさが違うように見えるのは写真の角度や遠近のせいです。

内部の引き出し造作も細部まで見事に同じに仕上げてくださいました。

 

ちなみに、2009年に書籍用に撮影した時はこんな感じでリボンやタッセルを収納していました。引き出しは3種類の違うタイプで構成されているので、実は結構骨の折れる作品なのです。

 

エッグアートと一緒のディスプレイはどんな風になるのでしょうか?

ポストカードやファイルの写真を見ているだけでも、卵の殻からこんなに美しいアートが!とうっとりです。

・・・雨の暗い日に撮影したのでカードの画像が暗くピンボケで申し訳ないです・・・

 

※1 15周年作品展では教室で作った折り畳みの衝立をディスプレイに使って下さいました。下は当時のお知らせの記事です。

フレーム付リボンボード&折り畳みパーティションA-エッグアート作品展のお知らせ

 

 

 

ミモザの日によせて-2024

ミモザ(mimosa)の日によせて 国際女性デー。

旅先で撮ったミモザの写真。手前にも奥にもミモザの木があって、たまたま真ん中が空いた四角いリースみたいな形に撮れたもの。葉が細くて長いミモザ フロリバンダという品種だそうです。

ミモザの花言葉を調べると「感謝」「思いやり」「友情」「秘密の恋」※1などが出てきます。

「感謝」「友情」はいいとして「Secret Love(秘密の恋)」って現代では微妙ですね。(花束を贈る時に勘違いされないよう、この花言葉には注意が必要かも)

ミモザの花の刺繍、凹凸のある絹糸で刺してみたらイマイチで、ミニパールでごまかそうとしたらもっとイマイチになってしまいました。取り外しのできる丸いカルトナージュ作品に使ってみた時の画像です。

下はこのサイトで紹介したミモザ関連の投稿の画像です。「感謝」をこめて。

 

※1「Secret Love(秘密の恋)」の花言葉はネイティブアメリカン(インディアン)の風習に由来しているそうです

ギリシア・ローマ神話の女神のトランクとミネルバの梟(フクロウ)

お正月飾りに使われる羽子板の羽根。魔除けや厄払いの意味もあったということから羽根に見立てた「三角タッセルの作り方」を紹介したのは2015年1月のことでした。

ちょうど受験シーズンということもあって、受験生や周りの人達にエールを送る気持ちで作り方をまとめたのを思い出します。

どこかで誰かの役に立てばいいな、と一方的に作り方を公開しているだけなのですが、「作ってみました!」と完成したものを持ってきてくださったりすると嬉しい!(下写真↓)。

房のタッセルだと邪魔になる時や、共布でポップな飾りを作りたい時に便利です。

 

コロナ禍で世界的に厳しい状況ですが、日本では受験シーズンに入っています。ただでさえ、寒くて体調を崩しやすい時期なのに、今年は本当に大変です。受験生、ご家族、関係する全ての方達、どうか無事に乗り切れますように。そして、笑顔で春を迎えられますように。

 

<知恵の女神のモチーフ -Toile de Jouy(トワルドジュイ)を使った大型トランク>

学びの季節ということで、今回は知恵の女神をテーマにしてみます。円形にくり抜いた窓に入れているのはギリシア神話の知恵の女神アテナ(アテネ/ローマではミネルバ)の布。※1

この写真だと平面パネルみたいだけれど、実際はカルトナージュのトランク(タッセルやリボンなどの収納ケース)です。

タッセルトランク(大型)として前にも紹介していますが、片側の写真だけ載せていたので、両面に窓をつけていたことを自分でもすっかり忘れていました。前に紹介した側(↓)には、愛と美の女神、アフィロディテ(ヴィーナス)を使用。

※タッセルやリボンなどのパスマントリー収納トランク:『カルトナージュBook(2009年マリア書房発刊)』に掲載 →「タッセル用トランク」と呼んでいて、内部の画像はこちらにも少し

カルトナージュのタッセル用トランク-雛道具と房飾りによせて

 

<知恵や芸術を司る女神 アテナ(アテネ)>

知恵、芸術などを司る女神アテナ(アテネ/アテーナー/Athene)。戦いや戦略の女神でもあるため、兜(ヘルメット)をかぶり槍を持った姿で表されます。

下はバチカン美術館のジュスティニアーニのアテナ(Athena Giustiniani)。※2

アテナはメデューサ討伐にも関わりがあり、肩から胸にかけているアイギス(イージス/神盾/盾のような胸当)にはめ込まれているのは、メデューサの頭。・・・ギリシア神話って血生臭くて怖いところがありますね。

一方、タペストリーなどの織物が得意とされ、芸術・工芸を司る神という一面もあるそうで、そういう意味でこのモチーフをタッセルケースに使ったのかな???

10年以上前なので、よく覚えていないけれど、「ローマ(ROME)」というドラマが面白くてローマ時代にはまっていた時期がありました・・・※3

 

<オリーブの樹を作った女神。オリンピックの冠は月桂樹?オリーブ?>

写真の中のグリーンは月桂樹(ローリエ/ローレル)の枝ですが、アテナのシンボル(象徴の植物)はオリーブの樹。

ギリシア神話の中に、古代ギリシアの都市国家アテナイの名前の由来のエピソードがあって、アテナはオリーブの樹を生み出したとされているそうです。※4

ちなみに、オリンピックの勝者の冠もオリーブの枝の冠(オリーブ冠)が正式らしい。

月桂樹は太陽神アポロンと関係が深い植物で、ローマ皇帝やナポレオンが頭に載せているのは月桂冠だそうです。

 

<アテナ(ミネルヴァ)のシンボルの鳥   ミネルバの梟(フクロウ)は迫りくる黄昏に飛び立つ> 

ギリシア神話のアテナは、ローマではミネルバ(Minerva/ミネルヴァ)と呼ばれています。教育機関などの紋章やロゴ、企業や団体の名前で耳にすることもありますね。

現代の文化芸術の源となっているギリシア・ローマ神話は興味深くて面白いけれど、名前やエピソードがややこしい。その理由の1つはギリシア神話とローマ神話の神様が重なっているのに名前が違ったりするからでしょう。

下の2つはルーブル美術館のアテナ※5ですが、ミネルバもほぼ同じ特徴で表されます。

ちなみに、Toile de Jouy(トワルドジュイ)の本※1には、この布(↓)のモチーフはローマ神話のミネルバ(ミネルヴァ/Minerva)と書かれています。

ミネルバ&アテナのシンボルの鳥(聖鳥)はフクロウ。絵の中の鳥を拡大してみると・・・

確かに翼を広げた梟(フクロウ)の顔。女神が兜を脱ぎ、夜行性のフクロウが飛び立とうとしているところでしょうか。

余談ですが、「ミネルバの梟(ふくろう)は迫りくる黄昏に飛び立つ」というヘーゲル(法の哲学)の言葉があります。様々な解釈があって、教育や経営に携わる人達から引用されることも多く、ちょうど今の時代に照らしてみるといろいろ考えさせられます。

 

<フクロウ柄の布とカルトナージュ作品>

教室で皆様が作った作品にもフクロウが!と思ったら、よく見るとミミズクでした。でも、ミミズクとフクロウはどちらもowlで生物学的には同じなのだそうです。

リスやハリネズミもいてほっこりする森のモチーフ。M・Kさんはこの布で幾つか作品を仕上げておられるので、それはまた別の機会に。

偶然ですが、私の作品にもありました。(↓ただの鳥だと思っていたらフクロウでした) ハギレで作ったカルトナージュの仕掛け箱。完成度はイマイチだけれど、また改めて紹介します。

 

—–備忘録もかねて—–

※1 1808年にデザインされた”Scenes antiques(Scenes from Antiquity)”  という布。ちょうどナポレオンの時代、新古典主義が流行していた頃の「古代ギリシア・ローマ」がテーマのテキスタイル。  参考:Toile De Jouy  Printed textiles in the classic French style

※2  Athena Giustiniani(ジュスティニアーニのアテナ):ヴァチカン美術館所蔵 紀元前5世紀頃のギリシアの彫像を、ローマ時代に大理石でコピーしたもの。

※3 「ローマ(ROME)」・・・アメリカのHBOとイギリスのBBCが共同で制作した2005年のドラマシリーズ。歴史もの、ローマの時代が好きな方にはお勧めです。

※4  馬を生み出したポセイドンとオリーブを生み出したアテナが競い、アテナに軍配が上がってアテナイという都市国家になったというエピソード。

※5  マテイのアテナ(Athene Mattei) と ヴェッレトリのアテーナー  Athena of Velletri ルーブル美術館所蔵。現在は設置場所が変わっています。

 

5月の空とライラック-淡紫色のテープケース

5月の清々しい青空を背に咲いていたライラックの花。ジャスミンや金木犀と同じモクセイ科で、花からはふわりと良い香りが漂います。

東京ではもう見頃は過ぎたけれど、札幌では5月の中頃からライラック祭りが始まり、大通り公園では約400本のライラックが見られるそうで、いつか行ってみたいものです。

さて、今回紹介するのは淡い紫がベースの布を使ったマスキングテープケース。2013年~2014年にサンプル制作をしたもので、持ち運びできる横長の収納箱です。

画像ではわかりにくいのですが、ちょっと変わった内部構造になっていて、そこがテクニックのポイント。様々な技法の組み合わせが必要で、中上級者の皆さんが楽しんで作って下さっている課題です。

色に合わせてこのケースにはシルバーや紫系のテープを収納。他にもブルー系のサンプルがあります。

細かなレース細工のようなライラックの花。そういえば、最近、花モチーフのレースのスカートの女性をよく見かけますね。

ライラックの花は4弁。たまに5弁のものが見つかるそうで「ラッキーライラック」と呼ばれ、幸せを運ぶといわれているそうです。(↑画像をまじまじ見たけれど、5弁はなさそう…残念)

ところで、今回紹介した薄紫の布ですが、「花びら巾着の作り方」でも使っています。

あの時は、「紫陽花のイメージ」で作ったけれど、ライラックの花に見立てることもできそうですね。

ライラックはフランス語ではリラ(Lilas)。和名は紫丁香花(ムラサキハシドイ)。日本に入ってきたのは明治期だそうです。

ライラックについては、前に以下のページでも書いています。

手芸まわりの小物入れとブックカバー/2007-赤毛のアンとライラックの季節によせて

すみれの花とライラック柄のダブル眼鏡ケース(2009)

 

ちいさなリンゴと宿り木と冬のミニトランク風バッグ(2015年)

4,5年前に旅先で買った赤い起毛模様のインテリアファブリック。イギリスの生地なのですが、大きな作品にするには派手すぎて、数年間使わずそのままになっていたものです。

2014-2015年に「ミニトランク風バッグ」のサンプルを作る際に使ってみたけれど、春夏にはやっぱり暑苦しすぎて、いつも収納の中。

寒い季節になると「ああ、そういえば・・・」とひっぱり出してきます。

なんとなくプレゼントの箱みたいに見えるので、クリスマスアイテムと一緒に撮ったのが上の画像。右端にちらりと見えるのがそのトランクですが、先に紹介したミニトランクとは構造、作り方が全く異なる作品です。

・・・色が合うかな?と、ガラスのトナカイとツリー、大小のりんご、ヤドリギと一緒に撮ったのですが、赤いファブリックの存在感がありすぎて、まるでトナカイが得体のしれないトランクを見て怖がっているような微妙な写真になってしまったので、まずはちょっぴり写っているものをチョイスしました・・・

そういえば、2016年は宿り木(やどりぎ/ヤドリギ)との出会いがたくさんありました。機会を見つけて紹介したいなと思っています。

 

氷みたいなミニクリスマスツリーと赤×白のミニトランク(2009年)

ミニトランクシリーズ(2009年)のサンプルのうち、一番最初に作った作品。ピンクのストライプは以前紹介しました。 →こちら(刺繍入りのミニトランク)

大きさは自由、材料に合わせて考えましょうという課題で、サンプルを4、5個制作。一番最初に作った作ったのがこちらの赤×白、ストライプの作品です。

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メインサイトに使っている画像は6,7年前に撮影したものです。(↓右上の赤い箱の上)

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フラワーモチーフの斜め格子にいろいろな絵柄が入っている赤×白の布を使った作品で、片面には小鳥とお花。

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もう片面には3輪の薔薇(ばら)の花。

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いろいろなバリエーションがあるトランクのシリーズ。せっかく受講していただくのだから、ただのトランクでは面白くないかな・・・と、ちょっと変わった構造にしてみた小さな作品。作り手それぞれの個性や好みがぎゅっと詰まった感じに仕上がって楽しいので、私自身もお教えするのが楽しみな課題です。

下の画像の赤い実はさくらんぼではなく、小さな姫りんご(右上は大きなりんご)と宿り木(ヤドリギ)の枝。今年はなぜか果物や野菜の画像が多かったので、しめくくりに。

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下は過去に掲載したクリスマスと赤い色をテーマとした画像。クリックすると記事が開きます。

イエローグリーンのラウンドトランク-心をよせて

4月14日より熊本県を中心に発生している地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

熊本県、大分県、近隣の九州地方の皆様、今なお余震が続き、不安な日々を過ごしておられる方も多いことと思います。皆様の安全と被災地の一日も早い復興をお祈りしております。

 

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つらい時や悲しいとき、気持ちが落ち込んだ時、ふと目に入った小さな花の美しさに癒されたり、希望をもらえる時があります。

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なので、今回はあえて明るい春の画像に。

 

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東日本大震災の年に教室にやって来た小さなぬいぐるみ達からは応援メッセージを・・・。後ろに写っているイエローグリーンの丸い箱は2007年に作ったラウンドトランクです。

ぺーパートランクAーラウンドタイプ

ピンク×白のストライプ-靴とバッグの刺繍入りミニトランク(2009年)

カルトナージュで作るミニトランク。いろいろな種類を作っていますが、2009年5月からの課題『ミニトランクA』は、ふつうのトランクとは違う面白い構造です。

当時のサイトの記録はこちらから。長年続いている人気の課題作品(選択制)です。

 

上のメインサイトのピンクの作品の大きめ画像↓。作品サンプルを色分けして撮った時のもので、水色、グリーン、シャーベットオレンジなどもあります。

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【ハイヒールとバッグの刺繍入りのミニトランク 2010年に書籍に掲載した作品】

2010年1月に発刊された書籍 『創作のヒント! カルトナージュBOOK―宝箱づくりのヒント集』には、左側の「紙袋トートバッグ」と「ミニトランク」が掲載されています(下画像)。Camidecor1695-1

※書籍の左のページにちらりと見えるのは、前に紹介した「タッセル用のコレクショントランク」です。※2

もともと本に載せるためではなく、教室の皆さんに楽しんでいただくためにレッスン課題として考えた『ミニトランク』。書籍の撮影の日に、大型トランクのページの横に載せるために、作品候補を複数持って行った中から、編集の方が選んで下さったのでした。

『ミニトランク』は複数のサイズのサンプルがありますが、ピンクのストライプのサンプルはちょっぴり横長。本だとわかりにくいのですが、応用例として表と裏側それぞれにワンポイント刺繍を入れています。

正面のハイヒールの刺繍はミニパールをアクセントにして刺したもの。ハイヒールのフォルムは自分でデザイン&スケッチして作ったオリジナルのモチーフです。

Camidecor1696そして、裏側にはミニハンドバッグ。台形に持ち手をつけただけのシンプルな形をぷっくり立体的なスタンプワークのステッチを使って自己流で刺してみましたが、かなりつたない感じに…。(教室には刺繍のプロや愛好家の皆様も少なくないので、目立たないようにひっそりと置いています)

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ピンク×白のストライプやチェック柄の布は清々しさをプラスしたい時にとても便利。ちょっと甘すぎるかな?という花柄やToile de Jouyの生地を、ぐっと爽やかにしてくれる効果があるのです。

ストライプも細いものから太いものまでいろいろ。なかなか気に入ったものが見つからないのは、色や柄の大きさによって微妙に雰囲気が変わってくるからでしょうか。

上の画像の生地ももう手に入らないので、ストライプ、チェックなどの使いやすい色のシリーズを日本のメーカーさんが出してくれると嬉しいな、と思っています。

 

さて、話は変わって、下の画像はマノロ・ブラ二ク(Manolo Blahnik)という靴デザイナーの本、『Manolo Blahnik Drawings』。靴とバッグというモチーフが好きで、紙の靴(2009年)※2を作ったりしている中でたまたま見つけたデザイン画集。

デフォルメされた靴のデザインが美しく、アートとして飾っておきたくなる1冊です。

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※2 教室では大きさ違いの4つのサンプル(↓)などを参考に、各自好きな大きさで作っていただいています。2009年に教室の皆様が作ったミニトランクの画像の一部はこちらのページの真ん中くらいに載せています。(とても素敵に作って下さっています)

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すみれの花とライラック柄のダブル眼鏡ケース(2009)

春から初夏にかけて美しく咲く、青みがかった紫色の花。

すみれの花、端午の節句の花菖蒲(はなしょうぶ)、あやめ、杜若(かきつばた)、十二単(じゅうにひとえ)などのすっきりした青紫は、新緑のみずみずしい緑色とともに5月の風や空気を一層さわやかにしてくれます。 Camidecor1654-1 下の画像は2009年にサンプルを作り、2010年から課題となった六角柱のボックス。ライラックの花が描かれた生地を蓋の部分に使っています。 Camidecor1651 ライラックの花の色というと、個人的に思い浮かぶのは、こちらのページ(手芸まわりの小物入れ-ライラックの季節によせて)で紹介したようなような”ピンクがかった薄紫色”。

この生地の花柄はちょっと違う色だけど・・・と思って調べてみたら、セオノサスという植物が別名でカリフォルニアライラックと呼ばれていて、そちらは少し青みがかった花が咲くそうです。 Camidecor1653 実はこのボックス、両側が開くダブルケース。眼鏡が2つ入れられる大きさのちょっと変わった箱で、作り方や構造もやっぱり少し変わっています(別名:ダブル眼鏡ケース)。

受講した人からは「一見難しそうに見えるけれど、楽しかった!」という感想が多い課題(選択制)で、カルトナージュの応用テクニックを学ぶために考えた作品です。 Camidecor1652手ごろに作れて便利に使える「眼鏡ケース」。デザインや構造のバリエーションが無数に考えられるので、課題用のアイテムも10種類以上あります。※1

その中でこちらはメガネが2つ入るタイプの保管用のケース(内部はクッション入り)。上の画像は持ち手なしですが、もともと持ち手つきのバッグタイプとして考えたもので、ピンク系のサンプル2つはバッグタイプになっています。

さて、下の画像は、花柄を素敵に使って仕上げて下さったお2人の作品。 Nさんのリバティのすみれの花の可憐なボックス、そしてMさんの薔薇のモチーフのシックなバッグ型ケース。お2人ともステキに仕上げて下さり、いつものことながら自分のサンプルと交換したくなってしまったのでした。(→大きい画像はこちらに)Bois509 2009年頃からの作品は中上級者向けや応用の課題作品が多くなり、サンプル制作に時間がとられてホームページに載せられなかったアイテムがほとんどなので、少しずつこのCami Decor(かみ・デコ)のページで紹介しています。

 

※1 教室のために考えた「眼鏡(メガネ)ケース」は、カルトナージュのテクニックを使ったA,B,C,D,Eのほか、折り畳み式、がま口タイプ、バッグとこもののアイテムがあります。昨年、「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本に紹介した「眼鏡ケース」は、教室ではBタイプと呼んでいて、かなり簡単に作れるアイテムの1つです。

・・・あっという間に6月、関東も梅雨入りしてしまいました。この記事はしばらくしたら5月に移動します。・・・

ビスクドールとカルトナージュのコラボレーション|銀座ビスクドール展によせて

前回お知らせした「第2回銀座ビスクドール展(2015年3月21日、22日)」。

PARIS モードと人形』という書籍の出版記念で、日本のビスクドール界を代表する30名の作品200体を展示と書きましたが、長年教室に通って下さっているビスクドール作家、辻容子先生の新作も出展されます。

辻先生が初めて教室にいらしたのが2008年の終わりなので、もう7年ほどになるでしょうか。

東京、金沢、関西の教室のほか、世界のコンクールの審査員や講師、作品展など超人的なスケジュールの合間をぬって、今でも作品制作にいらしてくださっています。

常にエネルギッシュに作品創作に取り組んで新しいものを追及しておられる姿は、年々進化し若返っておられる?と思うほど。 創作に対する真摯な姿勢、そしてフランクでチャーミングなお人柄で、教室にも辻先生のファンが多く、いつも元気をいただいています。

<辻容子先生の書籍 「ビスクドール遥かな時」>

お人形制作は手工芸技術の集大成。昔はそれぞれに専門の職人がいて分業していたそうですが、今は、お人形本体の焼成、顔の絵付け、ドレス作り、刺繍から靴やパラソル、かつら(!)までを1人で全部手作りするというすごい世界です。

2008年に創刊された辻容子先生の作品集『辻容子 ビスクドール遥かな時』を見るとその素晴らしさがよくわかります。※1

日本だけでなく世界でも活躍されるお忙しい中、数々の美しいビスクドールを書籍にまとめて下さったことに感謝です。

<辻先生のカルトナージュ教室での作品をちょっぴり紹介>

そんな中、お人形創作の幅をより広げたい、と箱作りを学びにいらした辻先生。シルクのドレスを縫う繊細さとは対照的な、厚紙を組み立て箱を作っていく無骨な作業。本当はお人形に役立つ作品だけ作りたいご希望もあるだろう中、しっかり基礎をクリアしながら課題に取り組んで下さったのでした。

下は辻先生の受講作品。上の赤いドレスのお人形のように、深みのある赤色とアンティークやヴィンテージ風生地の組み合わせが素敵です。

「長い工程があるビスクドールと違ってカルトナージュの実用品は1日で出来るから気分転換になるのよ♪」とカルトナージュの実用品を海外の先生方にプレゼントされたり、材料入れの引き出し収納を仕上げたり、いろいろ活用して下さるのが嬉しい。

引き出しやトランク、トレジャーボックスの課題も手際よくおしゃれに仕上げて下さいました。

可愛らしい子ども達のイラスト、ファッションプレートやアンティーク柄の生地の作品も。

 

<ビスクドールとカルトナージュのコラボレーション(2010年)>

そして、2010年10月に創刊された、複数のお人形作家さん達の作品集『JEMEAU ジュモー瞳HISTORICA』※2では、お人形とカルトナージュのコラボが実現。

ドレスとお揃いの贅沢なバッグやボックスで、辻先生のお人形の世界が広がってゆくのが感じられます。

下の画像は2010年6月に教室で撮影したもの。カルトナージュのトランクの課題を受講された後、お人形のドレスとお揃いの小さなトランクを制作されている時の一場面。アンティークのシルク生地とリボンの組み合わせがあまりに美しくて撮らせていただきました。(当時の画質でわかりにくいですが)

そして、翌月の7月に完成したアンティーク風バッグ。お人形の雰囲気やドレスに合わせて、全て辻容子氏オリジナル。どんなお人形が持つのか想像が膨らみます。

その後、2010年10月に書籍『JEMEAU ジュモー』が刊行され、ページをめくると

あのアンティークの生地やリボンが可愛いお人形のコスチュームとトランクになっていて感激。

お人形に合わせて1つ1つ形やディテールが違っていた意味がよくわかりました。

このように1つの作品として完成すると、それぞれのお人形の背景やストーリー、歴史まで感じさせられ、イマジネーションが広がります。お人形制作は総合芸術ですね。

2010年にメインサイトで小さな画像を紹介しましたが、今回はこのCami Decorでお人形の写真も紹介しています。

 

<ビスクドール用カルトナージBOX 2013年 刺繍入りのトレジャーボックス>

先に紹介したのはお人形用トランクですが、ビスクドールを入れる箱やトランクもいろいろ作っておられます。最後にその中から1つを紹介。

下の画像は教室の課題「トレジャーボックス」。いわゆるジュエリーボックスなどになる「宝箱」のような作品で、起毛柄の入ったフランスの生地で、落ち着いた雰囲気に仕上げてくださった時のもの。

 

そして、数か月後、余った生地で細長いお人形用の箱を新しく作って持ってきて下さったのが下の画像↓。アンティークのビーズで刺繍があしらわれていて豪華。

画像のお人形は大きさ合せのためで、最終的には箱に合わせたドールが入るそうです。

辻先生のビーズ刺繍のドレスは本当に美しく、アンティークビーズを施した豪華なドレスのデザインや配色はため息が出るほど。繊細なアンティークの生地に古いビーズで刺繍する19世紀のドレスなんて、お人形ならではの贅沢ですね。

下は『BRU ブリュ』という人形作家さん達の作品集(2012年)より、辻先生の作品の抜粋です。※3

作品集書籍のページ画像、お人形の画像は許可を得て掲載しています。

 

※1 『辻容子 ビスクドール遥かな時』2008年刊行は辻容子先生のビスクドール作品集。

※2 ※3 本文に出てくる『JEMEAU ジュモー 瞳HISTRICA』2010年10月刊行、『BRU ブリュ 瞳HISTRICA』2012年2月刊行 は日本を代表する複数のお人形作家さん達の作品集です(マリア書房)。国内外で活躍されている作家さん達の美しいビスクドールがたくさん掲載されているので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

今年2013年に刊行される書籍『PARIS モードと人形』も興味深いテーマで、今から楽しみにしています。

 

第2回銀座ビスクドール展のお知らせ&アンティークスタイルの紙箱

 

★2026年3月追記 

辻先生の美しいお人形、新しい創作へのエネルギーは、その後もずっと続いています。↓こちらの記事に最近の可愛いお人形の写真も掲載しています。

可愛いビスクドールとトランクケース|人形作家Yoko Tsuji氏のドール用トランク

イニシャル刺繍のシェル型トランク(2007)-トランクA3種類より

2007年に作ったレッスン用の課題サンプル、「ペーパートランクA・シェル形タイプ」。トランクAの3つの形の1つで、選択制の課題です。※1

帆立貝をイメージしてデザインしたのでシェル形と名付け、水色のコットンで涼しい感じに・・・。蓋は波を模したラインの枠にイニシャルの手刺繍(下手ですが・・・)を入れています。(蓋を開けた画像はこちらのページの2007年の欄)

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シェルの形といっても、貝殻の形は多種多様。自然の造形美はすごいなあ・・・と感心しつつ眺めていると、海や水しぶきが思い浮かび、ちょっと涼しくなってくるような・・・。

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2014年は7月22日に関東地方の梅雨明け宣言があり、夏本番がスタート。今年も暑い夏になりそうです。

 

※1 ◆ペーパートランクA(3種類)・・・四角形、シェル型、ラウンドタイプ、◆ペーパートランクBタイプ→小さめサンプル大きめサンプル

夏休みの楽しい計画-トランクB(大型サイズ)

昨年の海の日には「海辺の子どもたち」というタイトルで、しっかりと作るトランクB(小型サイズ):2007年制作を紹介しました。今回紹介するのはその大型サイズ。やはり2007年に制作し、メインサイトに掲載してきた画像です。

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7年前、梅雨入り前のどんよりした時期に撮った画像。夏休み前のわくわくした気持ちや楽しい計画をイメージしたのでしょうか・・・。トランクに布やカードなどいろいろと詰めています。

「わくわく・・・」と書きましたが、大人になると子どもの頃のように手放しに夏休みを楽しむことは難しくなって、夏休みの計画の楽しみは子どもの頃の特権だったなあ・・・としみじみ。楽しいことを優先したばかりに、最後の数日は宿題に追われ、ギリギリ間に合わせるという性格だけは今も昔も同じなのですが・・・。

「トランク」は個人的に大好きなアイテム。金具や革の持ち手のつけ方でがらりと表情が変わるのも面白いし、なんといっても作っていて楽しい。それは、トランクから連想するものが、旅とか、大切な物を入れて持ち運ぶとか、軽やかで遊び心のあるものが多いからかもしれません。

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<トランクの課題作品とバリエーション>

今までレッスン用に、3種類のペーパートランク(Aタイプ)タッセル用トランクミニトランク(2009年)、トランク型のバッグなどいろいろと作ってきましたが、どれもさまざまなテクニックを学んでいただきたくて、試行錯誤しながら内容を考えたもの。大きさや形が違うだけでなく作り方やポイントが異なります。

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こちらの課題(トランクB)のポイントの1つは蓋と箱をぴったり同じに作ること。角がアールになっているので、細部に留意してきちんと作らないと、ずれて隙間が空いてしまいます。

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上の画像は、教室で受講されたお2人の作品。モノトーンですっきりとスタイリッシュな仕上がりです。→内部画像はこちらから

お気に入りの布で作る、がっちりした布貼りトランクは手作りならでは・・・。売っていそうで売っていないのは、大量生産が難しいからかもしれません。

 

 

カルトナージュのタッセル用トランク-雛道具と房飾りによせて

桃の節句で始まった3月もあと数日。各地から桜便りが届き、日本各地でいよいよ春本番です。

書籍の最終チェックや雑事に追われてあっという間に過ぎていった3月。3月半ば過ぎにはアートコンプレックスセンターで開催された展覧会「人形の館 HAZAMA」でワークショップを担当させていただきました。

・・・ワークショップに参加して下さった皆様、ありがとうございました。このページでイベント告知をする時間が取れず、申し訳ありませんでした。

人形の館の展覧会では、人形作家の先生方の素晴らしい作品から深い感動と刺激をいただきました。(感動や尊敬の思いが溢れて、うまく言葉にまとめられない自分がもどかしい)

書きたいことは沢山あるのですが、出来事や感動したことをタイムリーに表現するのが下手なので、人形展やワークショップについては、もう少し熟成させてから書きたいなと思っています。(下がワークショップの課題「アンティークスタイルの箱」です)

<雛道具と房飾り、カルトナージュのタッセルトランク>

ひな祭りのある3月はお人形にぴったりの月。雅で美しい雛人形や、こまごまとした雛道具に心惹かれるのは子どもの頃も今も変わりなく、雛道具の箪笥の引出しを開けたり、重箱の房をほどいて遊んでみたくなったことを思い出します。

さて、下の画像はトランク型のコレクションケース(タッセル用トランク)の内部。 2008年から2009年にかけて制作し、「カルトナージュBook(2010年1月/マリア書房発刊)」という書籍に載せた作品です。

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タッセルやリボンなどを収納するために作った少し大きめのトランク。上部には曲面のデザインを少し入れ(下の画像左上)、内部は下段の引き出しに細かなものが収納できるようにしています。

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この引き出し、閉めると一見同じように見えますが、実はそれぞれ開き方が異なります。引き出しの作り方にはいくつか種類がありますが、この作品では3種類を組み合わせています。

下の画像、ドアのように開いたり、手前に引くタイプがあるのがわかるでしょうか。引き出しの中から色とりどりのタッセルやリボンが顔をのぞかせます。

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十数年前からタッセルを見るとつい購入してしまうクセ(?)があり、結局トランクでは納まらずに100円ショップの透明ケースが大活躍。ここ数年はタッセル熱も落ち着き、ほっとしています。

幼い日に雛道具を見て、「この道具で遊びたい!」という欲求にかられた日を思い出しながら、もしかしたら「房飾り(タッセル)」との初めての出会いも、3月の雛飾りを通してだったかもしれないなあ・・・とぼんやり考えています。

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追記(2024年):教室用の課題としてではなく、自分の創作物として制作した作品ですが、長年通って下さっている生徒さんからの要望があり、2022年に教室の課題として作っていただきました。

 

第2回銀座ビスクドール展のお知らせ&アンティークスタイルの紙箱

海辺の子どもたち-トランクB(ハードタイプ小型サイズ)

今年はもう終わってしまいましたが、7月の第3月曜日は「海の日」。「海の記念日」だった7月20日が祝日となり、1996年よりスタートした休日です。

ちょうど梅雨明けや夏休みと重なる時期で、いつもは海の日が終わると、夏の暑さ本番という感じだったのに、今年は7月初めの突然の猛暑。ここのところ少し暑さがやわらぎほっとしています。

下の画像は2007年制作のトランクB(ハードトランク)のサンプル。ペーパートランクA(3種)は比較的簡単に作れますが、こちらは難しい手法を学ぶ作品です。(サンプルは大、中、小の3タイプがありますが、一番小さいサイズです)→当時の作品画像はこちらのページ

青紫の紫陽花がバックの下の写真は2007年の5月末、ちょうど梅雨入り前に撮ったもの。

やがて迎える夏をイメージしてトランクに使った布は、5月に載せたTHEVENON社製のToile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)、”Histoire d’eau”。 海辺の楽しさが感じられる絵柄を使って、子どもサイズで作りました。

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布に描かれている”水辺のストーリー”。どのシーンも魅力的で、ついじっくり眺めてしまいますが、子どもたちの洋服の可愛らしさに惹きつけられる人も多いのではないでしょうか。

トランク正面に使っている場面には男の子が4人描かれていますが、その中の2人はセーラーカラーの洋服を着ています。

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水兵服として知られるセーラー服の歴史は、19世紀半ばにイギリス海軍が制服として採用したのが始まりで、その後、アメリカ、フランスなど世界各国の海軍に広がり、20世紀以降の学校の制服につながったとか。

子供服としての流行のもととなったのは英国王室で、1846年、ヴィクトリア女王の長男、エドワード皇太子(エドワード7世)が4歳の時、王室のクルージングの為にあつらえた新品のセーラー服(ロイヤルヨットの船員とお揃いのデザイン)を着たことで人気となり、流行が世界に広がっていったそうです。

※セーラー服を着た可愛らしい皇太子の肖像は、19世紀の宮廷画家として有名なWinterhalter(ヴィンタ-ハルター)の作品として残っており、セーラー服も美術館に保存されています。

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トランク外側はストライプを使ってマリンのイメージにしましたが、内部に使ったのは大小のチェック柄。小さめの作品ですが、内部は可愛い感じにしたくて、4種類の布を使いました。

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時代は変わっても王室のベビー誕生は注目の的。英国王室からまた新しい流行が生まれるかもしれません。

カルトナージュの基本のペーパートランクA(長方形と正方形)2007年より

<ペーパートランクのシリーズについて>

カルトナージュの技法を使って紙で作るトランクのシリーズ。2006年頃から制作をはじめ、大きなものからミニトランクまで、いろいろなタイプを作っています。

下の画像は2007年9月にレッスン課題としてスタートした「基本のペーパートランクA 4種」

※クリックすると大きい画像が載っているメインサイトが開きます

当初は「基本の長方形タイプ」、「窓付きのスクエアタイプ」、「シェル型」、「ラウンド」のサンプルから好きな形を選ぶ形式で始めた課題ですが、「全部の種類を作ってみたい」というご希望も多く、「基本の長方形」からスタートする方が理解も深まることがわかりました。

そのため、まず「基本の長方形」を制作していただき、その後、シェル形やラウンドタイプを受講(ご希望者のみ)という形となっています。

当時は重くて載せることができなかった大きめの画像。

 

この長方形トランク、最初は紫陽花を入れて撮っていたのですが・・・

その後、たまたま手に入った麦と一緒に撮影。なぜ麦かというと

使った布の絵柄の部分には楽しそうにおしゃべりしながら、女性がたくさんの麦(多分)を束ねている麦の収穫の風景が描かれているのです。

四角形のサンプルは正方形の形も作っていて、こちらは窓をつけて中にイニシャルモノグラムのエンボスを入れています。

→2009年頃までの皆様の作品の一部はこちらのページで紹介しており、トランクもいくつか載せています。

トランクのシリーズは、その他にトランクBミニトランクミニトランク:赤×シロのサンプル)、バッグタイプのトランクタッセルトラン、大型トランクなど複数の種類があり、その他、サイトに載せていない作品などもあります。

 

<トランクのシリーズ(基本の長方形Aタイプ/1日クラス)の受講について>

トランクのシリーズはカルトナージュ基礎作品を終え、アドバンスに移行した方を対象としています。

トランクのシリーズで難易度の高いタイプの受講については、この「基本のペーパートランク」を必修としています。

※トランク各種は「カルトナージュ」ですが、「バッグと小物シリーズ」にも属しています。

ぺーパートランクAーラウンドタイプ

2007年初夏のレッスンのために作った課題サンプル、「ペーパートランクA・3種」。「四角形」、「シェル型」、「ラウンド」のサンプルがあり、以下は「ラウンドタイプ」。

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軽やかなライトグリーンの生地で作った丸い形のトランク。

中に入っているのは「軽量ブックカバー(厚さ調節タイプ)」とラヴェンダーの香りのスプレー。リフレッシュのための小物と一緒に撮影した1枚です。

イエローグリーンのラウンドトランク-心をよせて

カルトナージュのトランクB-皆様の作品より

2007年に中上級者のレッスン課題としてスタートした「トランクB」。

結構簡単に作れるトランクA(3種類:長方形、シェル型、ラウンド型)に対し、こちらは難しいテクニックを使ってよりしっかりと仕上がるように考えたアイテムです。

※作品サンプル画像はこちらから→・・・「海辺の子どもたち-トランクBの小型サイズ」「夏休みの楽しい計画-トランクB(大型サイズ)」

以下は教室の皆様の作品より、モノトーンでキリッとスタイリッシュに仕上げて下さったお2人の作品。

画像下の黒い生地のトランクは、柄物、無地、水玉、ストライプの4種類の布を使って、バランスよく上品にまとめて下さったNさんの作品。いつもはピンクや花柄など可憐なイメージで作品を仕上げて下さいますが、トランクシリーズでは一味違ったクールでスタイリッシュな生地使い。シルバーの金具と黒い革の持ち手がアクセントになっています。(NさんはトランクAも素敵に仕上げて下さったので、別の機会に紹介します)

 

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画像上のグレーの作品は、フランスのトワル・ド・ジュイの生地、「ブランコに乗った女の子」を使って細部まで美しく仕上げて下さったMさんの作品。花柄のロマンティックな生地をモノトーンでまとめたことによって、甘すぎずシックな仕上がり。白い革の持ち手が優しい雰囲気です。Mさんはこのシリーズでいくつか作品を制作しておられ、どれもステキなので、こちらもまた別の機会に・・・。

中上級の皆様の作品は、私のサンプルよりもずっと完成度が高く仕上がるものが多いので、いずれ”作者別”という形にまとめ、皆様の画像を紹介したいなあ・・・と思っています。レッスン中は作業で慌ただしく、撮影できなかった作品が多いのが残念ですが・・・。

***2012年以前の記事(受講された皆様の作品など)は、課題スタートの年の欄に合わせて投稿しています。文章は2014年以降に記載しています***