季節の花や果物、お菓子など」カテゴリーアーカイブ

2026年 ミモザ(mimosa)の日によせて

ミモザ(mimosa)の日によせて 国際女性デー。世界が平和になりますように。

旅先で訪れた美術館の庭のミモザの写真。葉が細くて長いフロリバンダという品種のようです。

ミモザの花には青い空が似合いますね。

ずいぶん前に作ったミモザの刺繍がテーマの丸いトランク。ずっと紹介しようと思いながら、機会を逃していたもので、教室の隅にひっそり置いてあります。

カルトナージュのトランクは大きいものから小さいものまで色々な形を作っていますが、これはまん丸の小さなトランク。

画像など追加していきます。

下は以前に紹介した「ミモザの日」がテーマの画像。(クリックすると記事が開きます)

Season’s Greetings(2024年)-良いお年をお迎えください

今年もあと残りわずかとなりました。教室で仕上げて下さった皆さんの作品など、たくさん紹介したいと思いながら雑事に追われて、あっという間の年末。

来年で教室は20年を迎えるのに、毎回いろいろ反省ばかりですが、今年も皆様と創作の時間を持てたことに感謝しています。参加して下さった皆さま、ありがとうございました。

「あれもやりたい、これもやらなきゃ」と思いながら何もできず、2024年のXmasシーズンも過ぎていきました。

紅葉も遅かったし、なんだか季節感を感じられない秋から冬。

そんな中、11月には、クリスマスモチーフの布で作品を仕上げて下さる方がおられたり、12月にはXmas柄のギフトボックス(お菓子がたくさん入っている♪)を作ってきて下さる方があったりと、季節の行事や節目っていいものだなあ、とあらためて感じています。

ヤドリギと小さなりんごは数年前に撮ったものですが、来年への願いをこめて。

お健やかに良い新年をお迎えください。

 

2020年より前にこのサイトに掲載したクリスマスシーズンの画像の一部です。教室の皆様の作品なども入っています。(画像をクリックすると、過去の記事が開くようになっています)

 

 

 

2024年のハロウィーンによせて -空飛ぶ魔女とマクゴナガル先生

2015年から2020年まで、”ハロウィーンによせて”として、写真をちょっぴり仮装(加工)させた画像を載せていました。旅先で自分で撮った夜の写真にコウモリやクモの巣をPCのマウスで一筆書きしただけの超簡単なイラストです。

下は最初の2015年の写真。ハリーポッターのかぼちゃランタンを思い出したり、イタリアのコモ湖のブルーモーメント&満月の夜景に魔女※1を描いたりして、少しだけハロウィーン気分を味わっていたのですが・・・。

テクノロジーの進歩はすさまじく、今やAIがなんでも作ってくれる時代。前のように写真にチマチマ下手な絵を書くなんて・・・と、2020年をラストに写真の仮装は卒業したのでした。

というわけで、今回は今までこのページで紹介した「ハロウィーンによせて」の画像を掲載してみます。

下はずいぶん前に撮った画像(2011年頃?/作品制作は2010~2012年)。グロテスク模様のモチーフ、ハルピュイア(女面鳥神)が描かれた布を使ったランプシェードやアンティークブック型のボックス、収納など、すべて紙を使って作っている作品です。

 

ハロウィーンによせて-妖怪と神話のモチーフ②(グロテスク模様)

クリックして記事が開くようにする予定。自分でも何をどこに載せたか忘れているので備忘録に

 

※1 ハロウィーン/Halloweenについての記事は、2015年にハリーポッターの1作目のハロウィーンの食事シーンについてふれたのがきっかけでした。

今回はマクゴナガル先生を演じたマギー・スミス(Maggie Smith)氏への追悼と感謝の気持ちをこめて・・・

「ハリーポッター」だけでなく、「眺めのいい部屋」「ムッソリーニとお茶を」「ダウントンアビー」などで大好きな女優さんでした。

※上は2015年にイギリスのワーナースタジオに行った時の画像(クリスマスシーズンの飾りつけ)

ミモザの日によせて-2024

ミモザ(mimosa)の日によせて 国際女性デー。

旅先で撮ったミモザの写真。手前にも奥にもミモザの木があって、たまたま真ん中が空いた四角いリースみたいな形に撮れたもの。葉が細くて長いミモザ フロリバンダという品種だそうです。

ミモザの花言葉を調べると「感謝」「思いやり」「友情」「秘密の恋」※1などが出てきます。

「感謝」「友情」はいいとして「Secret Love(秘密の恋)」って現代では微妙ですね。(花束を贈る時に勘違いされないよう、この花言葉には注意が必要かも)

ミモザの花の刺繍、凹凸のある絹糸で刺してみたらイマイチで、ミニパールでごまかそうとしたらもっとイマイチになってしまいました。取り外しのできる丸いカルトナージュ作品に使ってみた時の画像です。

下はこのサイトで紹介したミモザ関連の投稿の画像です。「感謝」をこめて。

 

※1「Secret Love(秘密の恋)」の花言葉はネイティブアメリカン(インディアン)の風習に由来しているそうです

秋色の紫陽花(2022年)とアンティークブックスタイルの箱A&B

秋も深まり紫陽花も秋色。果物が美味しい季節です。コロナ禍に入って3年近く経ち、ようやく元の生活が戻りつつありますね。

上は今年2022年、下は去年2021年の秋色アジサイ。

毎年同じような写真ばかりで違いはみかんと柿くらいですが、こんな不安定な世の中だと、変わらず咲いてくれる花や秋の実りを一層ありがたく感じます。

2016年9月の紫陽花↓は、花びらにまだ瑞々しさが残る涼しげな優しい色。

ブドウが入っているのは、紙で作った葡萄色(防水加工)のトレイです。

昔から食欲の秋、読書の秋といいますが、ここ数年落ち着いて読書する時間がありません。便利になっている一方で、どうでもいい情報やニュースとか見てしまって無駄な時間を過ごしているためでしょう。

下は2015年の秋の画像。奥に並んでいる分厚い本はブック型の箱でカルトナージュの課題です。

「アンティークブックスタイルの箱」と名付けた課題は2010年から続いていて、作り方の違うAタイプとBタイプがあります。(↓教室の課題用画像)

見た目はほぼ同じなので作ってみないとわからないA↓とB↑。

下のブドウ色のブックBOXはBタイプで2010年の作品。

夏だと暑苦しく感じるベルベット調のテクスチャーや、葡萄色や芥子色などの濃いめの色が心地よく感じられる季節になってきました。

寒暖の差が激しい日々、くれぐれもご自愛ください。

立春と福々しいお菓子、梅の箱とつまみ細工の梅の花

節分の豆まきも終わり、立春を迎えました。寒さも新型コロナウィルスもまだ油断できない日々ですが、暖かくして元気に過ごしたいものです。

上の写真のお菓子は、「金沢うら田」さんの起上もなか。以前いただいたことがあって、あまりの可愛らしさに、その後、自分で取り寄せた時のもの。今見ても、福福しいお顔に心がなごみます。

「金沢うら田」さんには、季節限定の「桜花」という最中もあって、そちらも春らしくてこれからの季節にぴったりです。(前にこちらのページに載せた写真です)

 

心が和むといえば、2月の初め、知人が写真を送ってくれた湯島天神の梅の花にほっこり。優しいお顔の牛の像にも思わず微笑んでしまいました。昨年からのコロナ禍もあって、眉をひそめることが多い毎日ですが、自分の中の鬼を追い出し、できるだけ笑顔で過ごしたいなと思います。

さて、今回は梅の花をテーマに2種類の作品を紹介します。

 

<カルトナージュの梅の形の箱と市松模様>

下は、K・Kさん制作の「梅の形の箱」※1。梅の形の箱は選択制の課題で、大きさや材料、内部も自由。洋風の材料で作る方も多い中、和の材料を使って仕上げて下さいました。

金と白の市松模様が赤色に映えて、お正月や春の飾り物にぴったりです。

日本の伝統的な意匠の市松模様。途切れなく続くということから、繁栄を意味する縁起の良い柄としても使われます。

下は東福寺本坊庭園の市松模様。1939年に重森三玲氏が作庭したもので、いぶし銀の石の輝きと苔の緑との対比が美しく、モダンでスタイリッシュな印象も受けます。※2

長く親しまれてきた意匠、デザインは、少しずつ形を変えながら現代、未来へと続いていくのだなあと感じます。

 

<梅模様の小箱と「つまみ細工」の梅の花>

梅つながりでもう1つ。昨年レッスンを再開した折のこと、上の梅の箱を作ったKさんと「つまみ細工」の話になりました。お嬢様の成人の晴れ着の髪飾りを作ってみようかしらということで、素敵ですねえ、とうっとり。「作ったことありますか?」と聞かれ「簡単なのをほんの少し」と。

もともと和のお細工物(押絵など)は糊を使うものが多いので、端切れとボンドで試してみたことがありました。

下は前に作った「梅の花の小箱」と、余り布で作ってみた「つまみ細工」の梅の花(下手ですね)。花びらが不ぞろいなのは風でなびいている風情と考えればと、写真に残してみたものです。

「つまみ細工」のお花、花びらが沢山あるものよりも五弁の花は粗隠しができない。何事も熟練が必要なのだなあと実感。(・・・そして脱落)

江戸時代から伝わる伝統的な手法ではでんぷん糊を使い、縫う作業が入ることもあったようですが、最近は木工用ボンドなどの接着剤だけで作る方法が広がっているようですね。イヤリングやブローチにしたりと、新しいアイデアや道具、材料によって進化して、未来に引き継がれていくのが楽しみです。

※1 カルトナージュの「梅の形の箱」のサンプルは「お花見と梅型の箱」で紹介しました。

お花見と梅型の箱 -和紙で作るテーブル周りの小物と器

※2 重森氏による庭園設計の経緯の話が面白いので、ご興味のある方は東福寺のサイトからどうぞ

ミルクとチーズと美味しい色 -チーズ柄の作品&20年前のミニチュアチーズ

丑年(うしどし)の2021年。今回は、日頃お世話になっている牛さん達への感謝をこめて、ミルクとチーズとバターをテーマに作品などを紹介します。

片付け物をしていると、すっかり忘れていたものが出てくることがあります。「なぜ、これを買ったんだろう?一体何のために?」というような。 下のヴィンテージプリントもその1枚。

フランスの小さな田舎町の蚤の市。印刷物を扱っている露店で、ぱっと目についたものを旅の思い出に、と思って買ったのだろうと思うけれど、はてさてこれをどうするつもりだったのか?

このプリント、手書きの説明には1925年-1930年頃の子供の勉強用のイラスト(教材)と書いてあります。Le lait(牛乳/Milk)という単語だけでなく、乳しぼりや牛乳を運ぶ様子、家畜などが描かれていて、いろいろな言葉が学べそうです。

そいうえば、子供の頃のお気に入りに、安野光雅氏の「あいうえおの本」がありました。子供向けの絵本ですが、絵を楽しみながら謎解きするような感じで、じっくり味わうように眺めていた本。

「あ」のページに美味しそうな”あんパン”や、「た」のページにリアルな”たいやき”が載っていて、本当にお腹が空いてきたり。安野氏の繊細な絵と遊び心が盛り込まれていて、大人になった今でも時々開きたくなります。

<ミルクとチーズと美味しい色 ー教室で皆様が作った作品より>

さて、牛乳の話に戻りましょう。牛乳の旬は冬だそうです。脂肪分が増えて美味しいミルクになるようで、チーズの味などにも影響するのでしょうか?

ずいぶん前(2001年)のことですが、イタリアの小さな町のチーズ屋さんで、モッツアレラチーズ作りを見学させてもらったことがありました。昭和の時代の日本のお豆腐屋さんに通じるものがあって、作りたてのフレッシュなチーズの美味しさは格別。世の中も変わったし、伝統的な手作りのお店はどんどん減っていますが、今でも続いていてほしいな、と思います。(↑のイラストの女の子が持っているミルク容器と↓チーズ作りの入れ物がそっくり)

 

チーズといえば、思い出すのはAさんの2つの作品。チーズ柄の「小さな丸箱」とイタリア製ペーパーを使った「ツールケース」。

Aさんご持参のチーズ柄の布を見た瞬間「美味しそう♡」と目が釘付け。縁取りのオレンジも、ふっくら仕上がった蓋もチーズの絵を引き立てています。

右のケースはカフェオレ色との組み合わせがぴったり。イラストにはヴィンテージのキッチン用品柄の道具が描かれていて、よく見る”とチーズおろし”や”メッザルーナ”という三日月形の包丁※1もあるけれど、左下の四角い木製の道具が何か???わからない。

調べてみると、イタリアのチーズ削り器(cheese roolling greater)で、くるくる回しながらチーズが削られていく仕組みのようです。ところ変われば道具も変わりますね。

 

 

次に紹介するのは、バターやチーズのような黄色やヴィンテージ風の色を使った皆様の作品。

赤、黄色、オレンジは食欲をそそる色。人によって違いもありますが、統計的にも証明されています。元気が出る色でもありますね。レトロな色というのも古い時代の温もりのようなものが感じられて、ここ数年パッケージでもよく見かけます。

経験や記憶と密接に関わっている色の印象。実用品作りでは、自分が使って心地良いのが一番と考えています。

 

<20年前に作ったミニチュアチーズ>

チーズつながりで、昔作ったミニチュアのチーズの画像を少し。20年以上前(1998-1999年頃)に趣味で制作した後、段ボール箱に入ったままだったのを数年前に見つけて撮影したものです。※2

ちょうどインテリアの仕事をしていた時で、計画→施工→完成までに多くの人手と時間が必要な”家づくり”と比べて、自分の手の中で出来上がっていく粘土細工はストレス解消に役立ちました。

チーズの種類によって色を微妙に変えたり、つまようじの先で穴をあけたり…。今はもうそんな根気は残っていませんが(涙)

チーズのラベルは、古いApple製のMacコンピュータで、wordのソフトを使って1つ1つ作ったもので、粗くラフな仕上がり。

今はミニチュア制作もずいぶん進化して、信じられないほどに精巧になっていますね。(いつかミニチュア作家さんたちの作品展に行ってみたいなあ)

コロナ禍で、旅はおろか外食さえままならない日々の中、美味しいものを食べて感じる小さな幸せが毎日を支えています。あらためて食を支えて下さっている全ての人や自然の恵みに感謝です。

<幸運を招く縁起物のチーズ>

そういえば、下のミニチュアの木箱に入っている白いU字型のチーズ、何という名前だったかな?と思って調べてみたら、馬蹄形を意味する「バラカ」という名前のチーズでした。

ヨーロッパでは幸運を招くシンボルや魔除けにも使われる馬蹄形。「バラカ」は幸運を招く縁起の良いチーズということで、贈り物に使われることも多いそうです。

チーズのイラストの作品をもう1つ載せようと思っていましたが、長くなってしまったので次の機会に・・・。

 

 

※1 ハーブや野菜、お肉のみじん切りのために使う三日月形の包丁。

※2 チーズスタンドの棚・秤・ナイフなどは、ドールハウス作家、林渓子氏の設計・デザインを参考に制作したものです。「はじめてのドールハウス/日本ヴォーグ社」1996年発刊

ミニチュア制作は1999年頃に半年ほど続けたものの、楽しすぎて仕事や生活がおろそかになりそうだったので、その後、封印してしまいました。以下は前にこちらに載せたチョコレートケーキです。

新年を寿ぐカルトナージュの祝い箱-七変化の秘密箱

新しい年を迎え、皆様の健康とご多幸をお祈りいたします。

新年を寿ぐ紅白の箱。明るい未来が広がりますように!との思いを込めて、扇と南天を添えてみました。

「難が転ずる」という意味から縁起物として使われる南天。赤い実が魔除け、厄除けとして使われるのは世界共通ですね。

赤い実といえば、千両(センリョウ)、万両(マンリョウ)もお正月に使われます。名前と特徴がややこしいですが、葉の上に実がつくのが千両。

そして葉の下に赤い実がぶら下がるようにしてつくのが万両だそうです。確かに万両は実が沢山ついているように見えます。(一両、十両、百両という植物もあるそうです)

2017年に撮った写真の中に、南天、千両、万両が全て入ったものがありました。鮮明に撮れていないのが残念だけれど、手前には黄色い実の千両も入っています。

 

さて、先にあげた紅白の箱、実は七変化する箱なのです。ささやかな仕掛けがある「秘密箱」でもあるので、アマビエの絵でも入れようかと思ったものの、わざわざ絵を書くのは面倒。・・・ということで、金色の折り鶴を添え、この苦難が転じて福となしますように・・・との願いを込めています。

 

 


下の投稿にも画像を追加しました

ドライフラワーの鶏頭と紫陽花とカルトナージュ ー2016年の秋の教室より

アクアブルーと葡萄色の収納箱 -トワルドジュイの端切れを使って

ブドウが美味しい9月からボージョレ・ヌーヴォーの解禁日のある11月にかけて、今までも何度か「葡萄色」をテーマに作品を紹介してきました。

美味しいブドウがたくさんある日本。黒紫の巨峰やピオーネ、赤紫のオリンピアや甲斐路(かいじ)、昔懐かしいデラウェアの、透き通った薄緑色のシャインマスカットやロザリオビアンコなどブドウの色も様々ですね。

他の色との組み合わせて使うことも多いので、前に「ミントグリーンと葡萄色」、「茶色と葡萄色」、「ピンクと紫色」などの写真を紹介しています。

ミントグレーの収納家具、葡萄色の作品とミニバッグ2種

バッグと小物・秋から冬へ -茶色と葡萄色、フェイクファー

今回紹介するのはアクアブルーと葡萄色を組み合わせた作品。10年ほど前に作ったカルトナージュの箱です。

何かの作品を作った時のアクアブルー(水色)のToile de Jouy(トワルドジュイ)の端切れ。ちょうど薔薇のガーランドのモチーフ部分が入っていて、捨てるのはもったいない。そこで、パッチワーク風にストライプの生地と組み合わせてみたのでした。

 

このパッチワーク風の布使いは杏色(アプリコットカラー)の箱でも試していますが、カルトナージュの布使いとしてはちょっとイレギュラーで、違和感を感じる人も少なくないかもしれません。

課題サンプルではなくハギレを使った自分用の収納箱なので、ホームページにも掲載せず、雑多なもの収納として活用しています。

今年の2月から11月半ばまでコロナ禍で教室を休んでいる間、かなりの作品を片付け、種類ごとに大きな箱に詰めたり整理した中で、この箱は行き場がなく出したまま。今回、教室再開にあたっての準備をしながら、前に撮った画像があることを思い出しました。

 

水色(アクアブルー)の紫陽花と一緒の画像は2016年7月撮影。後ろに写っているのは「曲面の3段の引き出し」で、前板は葡萄色、アクアブルー、ライトグリーンの3色。

実はこの引き出し、サンプルとしては出来が良くなくて、前に実物を見た方が「写真の方がよく見えますね」と。←たしかに。厚い布で細部がピシッとならず雑なので、課題サンプルとしては「こうならないようにしましょう」というダメな見本として役立っています。

11月末、ご希望の方のみの少人数クラスという形で教室を再開しました。年内には収束しているといいな・・・と願っていましたが、残念ながら心配な状況が続いています。お互いマスク姿で注意しながらですが、また皆様と創作の時間を共有できることに感謝しています。

ドライフラワーの鶏頭と紫陽花とカルトナージュ ー2016年の秋の教室より

準備したまま数年間放置していた画像よりー 2016年10月26日の教室の一角の風景です。

手前には黄色い飾りかぼちゃ、りんご。色鮮やかだった鶏頭はドライになって色あせ、紫陽花も水分が抜けて紙細工のよう。

普段なら捨ててしまっていたけれど、色あせて古びていく姿がアンティーク調で、そのまま使ってみたのでした。

焼きたてのバナナパイと一緒に並べてみたり・・・

バッグや柿と並べてみたり・・・思い入れのある紫陽花だったので別れが惜しかったのかもしれません。

 

朽ちていく草花の横だと、10年ほど前に作った古いカルトナージュの作品も新しく見えたりします。

 

 

ディープピンクの鶏頭(ケイトウ)とベルベット調のアクセント

鶏頭(ケイトウ)の花の色がぐっとオシャレになったのはいつ頃からでしょうか?

切り花として長持ちするし、色が褪せてドライになってからもアンティーク風に楽しめるので、毎年秋になると、暖かみのある深い色のケイトウを買うのを楽しみにしていたのですが、今年はいつもの花屋さんに行く機会がなくて残念です。

下の画像は2016年のもの。ケイトウの花のフリルのような形とこのボリューム感は独特です。

・・・と書きましたが、実は、このフリル部分は花ではなく、帯化(石化)と呼ばれる植物の奇形の一種が定着したものだそうです。花はフリルの下にあるぶつぶつした部分のようで、そういえば、ドライフラワーにしてみた時、フリルの下に黒い小さな種が沢山出来ていたのを思い出しました。

 

ふっくらと温かい感じがするのは、厚みとこの毛のせいでしょうか。ベルベット(velvet)※1のような艶やかな光沢もあって布のよう。やはり不思議な植物です。

 

寒くなってきた時に使いたい暖かみのあるディープピンク、今回はその中でもベルベット調の起毛がアクセントになっている作品を紹介します。

鮮やかな紫系のピンク色。ショッキングピンク、紅紫(こうし)色、マゼンタピンクの仲間に入るのでしょうか。その他にもアザレアピンクという色もあるようですが、ぴったりの呼び名が見つかりません。

明るくて元気が出る色なので何かを作っていると楽しい。でも結構強くてインパクトがあるので、アクセントに使ったり、他の素材や柄物と組み合わせたり。カルトナージュの中でも小さめの作品や、バッグと小物に使うことが多いかもしれません。

 

このディープピンク、フラットな布(上)よりもベルベット調の起毛素材になると、陰影と光沢が出て、ぐっと落ち着きが出ます。

この画像は教室に参加して下さった皆さんの作品です。インテリアファブリックを使うと大人っぽくシックに仕上がりますね。ディープピンクのベルベット調の起毛素材がそれぞれ素敵なアクセントになっていて、楽しそうに作っておられた皆さんの顔が浮かびます。

 

Kさん制作の眼鏡ケースB(上の画像左下)。私もおそろいの布を持っていて、前にがま口ケースを紹介しました。2013年頃に自由が丘のBeautiful Days(ビューティフルデイズ)さんで購入した生地で、今でも取り扱いがあるようです。(素敵なインテリアファブリックが見つかるお店です)

そして、当時一緒に購入したのが下の水玉の生地。2013年発刊の「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の書籍に掲載する候補だったのですが、大きさなどの関係で見送りに。※2

その後、2015年1月のコニシさんの社内報の表紙イラストのモデルになった作品です。(接着剤を使ってバッグを制作している作家としてご紹介いただきました。バッグの後ろに描かれている雪だるまのイラストがほっこりします)

水玉にはディープピンクだけでなく淡いピンクも使われています。

どこかしらナチュラル感があるのは、麻やサンドベージュ、こげ茶などのアースカラーが組み合わされているからでしょう。

同じようなピンクの濃淡の起毛素材&白い色のストライプの生地を持っていますが(下)、こちらは意外と使うのが難しい。

このストライプの生地を使って失敗した例を紹介しようと思いましたが、長くなってしまったのでそちらは次回に。

今年は急に寒くなってきています。皆様、暖かくしてお大事にお過ごしください。

 

※1 ベルベット(velvet)は英語で、ポルトガル語ではビロード(天鵞絨/てんがじゅう)。ビロードは16世紀(安土桃山時代)にポルトガルからが日本に入ってきたそうです。ビロード(ベルベット)、べロア、別珍(べっちん)、コーデュロイ、光沢のある起毛材料を表す言葉は、厳密にいうとそれぞれ区別があって使い分けなければならないのですが、ここでは「ベルベット調」という表現でまとめています。

※2 起毛の水玉の生地は、色違いを以前紹介しています。

貼って作るバッグ・イン・バッグー水玉のマチ付ショルダーバッグ

 

秋の実りとカーキ色-オリーブグリーンの大型収納(2010)とバッグ

気持ちの良い秋晴れの日が続いています。今年は長梅雨や猛暑で大変でしたが、台風の上陸がほぼなかった珍しい年だそうです。

秋の果物や木々の葉に台風の被害がなく、秋の実りや紅葉を楽しめるのはありがたいことですね。

上は2018年に旅先で撮った写真。いい感じに古びたアイアンのテーブルに葉っぱがついた栗やりんごがさりげなく置かれていて素敵でした。くすんだ緑色のモスグリーンやオリーブグリーン、カーキ色は秋になると使いたくなる色です。

そこで今回はオリーブグリーンというか緑系のカーキ色の材料を使った作品画像を2つ紹介します。落ち着いた暗めの緑色ってそれぞれ微妙に違う色で何と呼ぶか迷うけれど今回は「くすんだオリーブグリーン」ということに。

1枚目は「紙で作る家具と収納シリーズ」より2010年に作った大型の収納。紙で棚や収納を試作していた時の作品で手前に曲面が入った変な形。見た目と違って結構便利なので、長年教室の隅に置いて収納として使っています。格子状のリボンが入った天板部分は起毛のベロア調生地です。

次の画像はバッグ2種。ショルダーになる小ぶりのものと大型のトートバッグ。バッグ・イン・バッグとして使えて便利です。2015年頃に自分用に作ったもので、用途に合わせて設計できるのが便利なところ。旅行の前日に慌てて作ることも多いのです。

この時は秋冬ファッションに合わせるため緑系のカーキ(くすんだオリーブグリーン)をチョイス。アクセントにブラックの本革を合わせてシンプル&モダンな感じにしてみたのでした。

華やかではないけれどさりげなくて落ち着く色。好き嫌いは分かれるかもしれないけれど、個人的にオリーブやカーキは安心できる秋色です。

 

※10月6日の金木犀の写真のページに画像や文章を追加しました。

金木犀の香りと江戸東京たてもの園(2017)、『千と千尋の神隠し』の引き出し

 

ハロウィーンによせて-妖怪と神話のモチーフ②(グロテスク模様)

 2015年2016年2017年2018年に続き、ハロウィーンによせて…。

今年も自分で撮った写真にいたずら書き-第5回目。

下は昨年旅先で撮った飾りかぼちゃの画像です。

昨年のハロウィーンでは「妖怪と神話のモチーフ」①というテーマで日本の妖怪にちなんだ画像を紹介しました。すぐに②を書こうと思たのに1年経過。今回は西洋の「妖怪と神話のモチーフ」というテーマで過去のファイルから写真を拾って載せたいと思います。

下はウフィツィ美術館の廊下の天井。16世紀に描かれたフレスコ画のグロテスク模様です。

異様なもの、奇怪なものを意味するグロテスク/grotesqueという言葉。グロテスク模様とは、古代ローマを起源とする美術様式のことで、伝統的な唐草模様(アラベスク)や曲線に奇怪な人物や幻獣、怪獣があしらわれた装飾です。

グロテスク模様の名前の由来は、ローマ第5代皇帝ネロが作らせた未完の「黄金宮殿(ドムス・アウレア)」。15世紀末にローマ近郊の洞窟(グロッタ)から宮殿群が発見され、その壁画に奇妙な装飾模様が描かれていたことが当時の建築装飾や画家達に影響を与えました。※1

半人半獣神のパン、スフィンクス、ハルピュイア(ハルピー/ハーピー)やグリフォン※2 ギリシア神話が好きなので、これらのモチーフが美しく優美に描かれている世界に惹かれます。

下はシエナ大聖堂のピッコロミニ図書館/Libreria Piccolominiの色鮮やかな天井の一部。幾何学的構成や緻密なグロテスク模様が美しいピントリッキオのフレスコ画で、皇帝ネロの宮殿群ドムス・アウレアの装飾を参考にしているそうです。保存状態がすばらしく、ずっと見ていられそうで首が痛くなります。

そして次はフランスのフォンテーヌブロー宮殿のマリー=アントワネットの居室「ブドワール/Boudoir)」の壁面装飾。(1785年頃)※3

バラの花が描かれるなど、18世紀末の新古典主義時代の軽やかで美しいグロテスク装飾。シンメトリーに配されているハルピュイア(女面鳥神)もどこかしらエレガントですね。

さて、このグロテスク模様のモチーフ、私もいくつかの作品で使っています。

右端のランプシェードはフランスのトワル・ド・ジュイの生地を使って。

そして、箱物にも。下の箱に使ったのは建築モチーフのペーパーで、左下の柱の下にはスフィンクスがいます。

神話や伝説に登場する魔訶不思議な動物は、いつの時代も人々を魅了します。

美術、芸術のインスピレーションになるだけでなく、ファンタジー小説や漫画、映画などのエンタメにも彩りを与えてくれていますね。

 

※1 ローマ第5代皇帝ネロが作らせた「黄金宮殿(ドムス・アウレア)」。西暦64年のローマ大火で土に埋まり洞窟(グロッタ/grotta)のようになったままだったが、15世紀末に発見され、その装飾が話題となった。その後、ルネサンス時代にラファエロ(1483-1520)らがヴァチカン宮殿のロッジアにグロテスク模様を優美に用い、その後ヨーロッパ各地に広がっていった。

※2 ハルピュイア(ハルピー/ハーピー)は女面鳥神(顔や上半身が女性で身体が鳥)の幻獣。グリフォンは鷲(ワシ)の頭&翼に獅子の胴を持つ伝説上の生物。どちらもギリシア神話に登場する。グリフォンはハリーポッターのヒッポグリフで有名ですね。実際の撮影に使われた動くヒッポグリフ(ちょっと怖い)↓ イギリスのワーナースタジオにて2015年撮影。

※3 Boudoir(ブドワール)とはフランス語で「淑女の私室」という意味で、貴婦人のプライベートを愉しむ部屋のことだそうです。

光のマジックとハロウィーン-妖怪と神話のモチーフ①

ギリシア・ローマ神話の女神のトランクとミネルバの梟(フクロウ)

 

 

紙で作るディスプレイボードと、シャビーシックの円形フレーム

柔らかな若葉の色が日増しに濃くなり、緑のグラデーションが美しい季節。ぐんぐん伸びていく草木に生命力を感じます。

今回紹介するのは2017年5月に撮った写真。10年以上前に作った”紙で作る家具シリーズ”の作品、丸いフレームやディスプレイボード、トレイの画像です。

カルトナージュの手法をベースにちょっと工夫して、ぱっと見て紙とはわからない仕上がりにした実用品。

当時はフレンチスタイルのシャビーシック(少し古ぼけた雰囲気)の感じを出したくて、額の中にはフランスの”Toile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)”の布を入れたのでした。

白い大きなディスプレイボード(バックボード)は、バッグや小物の写真の背景として今までも度々登場。

普段は棚の上に置いていますが、軽くて移動が簡単なので、写真を撮る時の背景として利用しやすいのです。

 

さて、先の写真でガラスの器に無造作に生けてある、春から初夏の草花。

ミヤコワスレ (都忘れ)、シラン(紫蘭)、バイカウツギ(梅花空木)、ハルノタムラソウ、アイビー、レモンバーム、ミント、ラムズイヤー

茶花(ちゃばな/ちゃか=お茶席の生け花)などにも使われる、シランやミヤコワスレ、バイカウツギなど、つつましく清楚なたたずまいの花には、潔さと清々しさを感じます。

自然の花の美しさを、シンプルでありながら最大限に際立たせる茶花。そして、茶花についての千利休の教え「花は野にあるように」という言葉がとても好きで、心はその究極の美を求めているのですが…

現実はなかなかそうもいきません。

バタバタした普段の生活では、手早くささっと切って無造作にグラスに入れるのが精一杯。「野原でもこんなに雑に咲いてないよ~」という風情になってしまっていますね。

理想と現実はなかなか相容れないものです。

上の画像の作品、丸いフレーム(2007年制作)に入れた、”Toile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)”の布。 当時作ったトランクBにも同じ材料を使っています。→夏休みの楽しい計画(トランクB)

フレームに使ったのは↑この部分。木々や草むらに囲まれた気持ちよさそうな場所で楽しんでいる2人の男女。青年はフルートを奏でており、のどかな風景。

この布にプリントされている風景は数パターンあって、下は別のシーン。時代や地域、ファッションは変わっても人間自体はあまり変わりませんね。(後ろのキューピッドの像?も、はしゃぐ2人を横目にやれやれといった顔?)

ところで、カップルの横にいる動物は犬ではなく羊たち。

偶然ですが、上の草木の写真↑の中に、ラムズイヤー(lamb’s ear/子羊の耳)というハーブが入っています。

肉厚で柔らかな毛に覆われた葉は植物というより動物の一部のよう。「子羊の耳って想像はつくけどよく見たことはない。実際はどんなかな?」と思って検索してみたら、子羊の姿の可愛いこと。草も花も動物たちも、自然の造形って素晴らしいですね。

 

 

***2017年に準備した画像や書きかけた記事を整理し掲載しています***

<追記>『すずらんとすみれの刺繍フレーム』に画像追加&加筆しました。

5月の空とライラック-淡紫色のテープケース

5月の清々しい青空を背に咲いていたライラックの花。ジャスミンや金木犀と同じモクセイ科で、花からはふわりと良い香りが漂います。

東京ではもう見頃は過ぎたけれど、札幌では5月の中頃からライラック祭りが始まり、大通り公園では約400本のライラックが見られるそうで、いつか行ってみたいものです。

さて、今回紹介するのは淡い紫がベースの布を使ったマスキングテープケース。2013年~2014年にサンプル制作をしたもので、持ち運びできる横長の収納箱です。

画像ではわかりにくいのですが、ちょっと変わった内部構造になっていて、そこがテクニックのポイント。様々な技法の組み合わせが必要で、中上級者の皆さんが楽しんで作って下さっている課題です。

色に合わせてこのケースにはシルバーや紫系のテープを収納。他にもブルー系のサンプルがあります。

細かなレース細工のようなライラックの花。そういえば、最近、花モチーフのレースのスカートの女性をよく見かけますね。

ライラックの花は4弁。たまに5弁のものが見つかるそうで「ラッキーライラック」と呼ばれ、幸せを運ぶといわれているそうです。(↑画像をまじまじ見たけれど、5弁はなさそう…残念)

ところで、今回紹介した薄紫の布ですが、「花びら巾着の作り方」でも使っています。

あの時は、「紫陽花のイメージ」で作ったけれど、ライラックの花に見立てることもできそうですね。

ライラックはフランス語ではリラ(Lilas)。和名は紫丁香花(ムラサキハシドイ)。日本に入ってきたのは明治期だそうです。

ライラックについては、前に以下のページでも書いています。

手芸まわりの小物入れとブックカバー/2007-赤毛のアンとライラックの季節によせて

すみれの花とライラック柄のダブル眼鏡ケース(2009)

 

すずらんとすみれの刺繍フレーム(2007-2017年)-すずらんの日によせて

「5月1日はフランスではすずらんの日だそうです」と、すずらんとすみれのカードを紹介したのは2013年のことでした。

すずらんとすみれの花束 -カードと小箱-

それ以来2016年まで、この季節になると何かしらスズランの花の画像を紹介していましたが、ここ2年サボっていました。

実は2017年には画像を準備していたものの、タイミングを逃してしまって…。下が2年前の5月に掲載しようと思って2年放置していた「すずらんとすみれの刺繍フレーム」の画像※1です。

スズランやスミレの刺繍はずいぶん前の冬に気まぐれに刺したもの。刺繍用の布ではなく、何かの余り布を使っています。

刺した後は興味が薄れてしまって、ハギレと一緒に収納ケースに仕舞いこみ、このまま捨ててしまいそうになっていたものを救済。カルトナージュのOval(楕円)の額の中に入れて仕上げました。

下は当時のラフスケッチ。ミモザの花束のフレームについてはこちらで紹介しています。

 

すずらんのフレームの斜め上に写っているのは「すみれの刺繍フレーム」。肝心のすみれがパンジーをミックスしたような感じで、酔っ払って踊っているような雰囲気でちょっと変ですね・・・

当時のスケッチを見ると、すずらんの図案が複数あるのに比べて、すみれの”おまけ感”・・・。

こんな風に下絵も描かずに思いのままに刺したので、不思議な感じになってしまったのでしょう。

「スミレ」という花は奥が深くて沢山種類があるそうですが、恐らくこういうすみれ↓と、

こういうスミレ↓の雰囲気を出したく、結局足して2で割ってしまったような感じになったのかな?と推測。作ったものを見ると、今さらながら詰めの甘い自分を思い知らされます。

ちなみにパンジーの花はこちら↓です。

毎年、この季節になるとスズランに会える場所。

光によって色の見え方が変わる包容力のある大きな葉と、ささやかにひっそりと咲く小さな鈴のような清らかな花を見ると幸福感に包まれます。

そういえば、すずらんの花は結婚式に使われることも多いそう。

特に英国のロイヤルウェディングでは、ダイアナ元妃の結婚式のブーケをはじめ、キャサリン妃(2011年4月29日)、メーガン妃(2018年5月19日)のウェディングブーケにもスズランが使われたそうです。

 

桜と薔薇モチーフの布1-平成最後のお花見によせて

2019年春、日本では平成最後の桜の季節。今年の関東は3月末から4月初めにかけて花冷えの日が続き、開花から2週間近く桜の花を楽しむことができました。

そして、いよいよ桜前線は北海道へ。4月22日に開花したそうで、美しい季節の始まりですね。東北や北海道の皆様、これから北へ向かう皆様、美しい桜とともに良い連休をお過ごしください。

さて、今回紹介するのは「桜と薔薇モチーフの布」。・・・2017年に「春のピンク色、花モチーフ」というテーマの中で紹介しようと思っていたのですが、時期を逃し、あっという間に2年が経ってしまったので、新たに今年の桜の写真を追加して・・・

春のピンク色、花モチーフ

<桜と薔薇モチーフの布>

15年近く前に見つけた淡い花柄プリントの布。薔薇の花柄は多いけれど桜の花のモチーフが入っているのが珍しくてつい買ってしまったもの。

イギリスのプリント生地なので、この花は本当に桜なのか、りんごや杏、アーモンドなどのバラ科の別の花なのかわからなかったのですが、その後、杏やアーモンドの花ではないことを確認したので、ここでは桜ということに。

ピンクだけでなくグレーの桜もあしらわれていて、ちょっと色あせたようなアンティーク風の雰囲気になっています。

桜にちなんだ日本の色名や淡墨桜(うすずみざくら)については、以前こちらの記事で書いたことがありますが、曇りの日の桜はまさに灰桜(はいざくら)、桜鼠(さくらねずみ)、薄桜(うすざくら)色。

単独だと寂しげですが、ピンクの花が少し入ると明るい感じに変わります。

このプリントには紫陽花も入っていて、その部分は少し華やか。

いつか収納箱を作ろうと思っていたのですが、2008年頃にバケツ形の器のサンプルを作って以来、なかなか使う機会がなくて・・・。

インテリアやファッションの流行もある中、柄としては好きだけれど実用品としては難しい、という材料なのかもしれません。→バケツ形作品の記事はこちら(マガジンラックとバケツ形の器)

 

<ソメイヨシノ(染井吉野)と次世代の桜、ジンダイアケボノ(神代曙)>

こんな風にずいぶん前に買って保管したままの布ですが、せっかくだから今年撮った桜の写真を添えようかな、とファイルを見ていたら、蕾の色や形がなんとなく似ている?ものがありました。

花びらと蕾のピンクのグラデーションがなんとも可憐なこの桜。ジンダイアケボノ(神代曙)という品種で、3月末に神代植物園にある原木を撮ったものです。

ジンダイアケボノ(神代曙)は、1991年に新品種として認定されたソメイヨシノの血を引く桜。

実はこの桜、ソメイヨシノよりも伝染病(テングス病)に強いことなどの理由で、近年寿命を迎えつつあるソメイヨシノの植え替えとして推奨されている品種だそうです。→参照:公益財団法人日本花の会

米国のワシントンD.Cとも縁があったりと、ちょっと不思議なエピソードを持っているので、ご興味のある方はチェックしてみてください。※1

ソメイヨシノの面影もありながら、よりピンクがかった花の色。丸く固まって咲く風情が可愛らしく華やかです。

次世代を担う桜、ジンダイアケボノ(神代曙)。昭和、平成を生き抜いたソメイヨシノとともに新しい令和の時代の春を彩ってくれるのが楽しみです。

今回紹介した桜とバラの布は、心惹かれて買ったのにほとんど使っていないという材料ですが・・・

同じ薔薇のモチーフでも、上↑のコラージュ画像に入っているこちらのシリーズ(下↓)は結構いろいろな用途に使っています。

次回は「桜と薔薇モチーフ2」として「バラ」をテーマにしたものを皆様の作品から紹介したいと思います。

※1ジンダイアケボノ(神代曙)についての関連記事

ジンダイアケボノ(神代曙):Wikipedia

「運命に翻弄される桜、ソメイヨシノ。代打はジンダイアケボノ!?」

 

ミモザの日によせて-2017年の画像より

3月8日はミモザ(mimosa)の日。

春の光そのもののような黄色くて丸く可愛らしい小さなミモザの花。梅や桃や桜の花とは少し違う形で春を運んでくれるような気がして、このサイトでも何度かとりあげてきました。

以下は2017年3月に掲載しようと下書きしたまま放置していた記事。当時、インスタグラムの使い方の練習(?)などもしていて、そちらには画像をアップしたのですが、こちらはほぼ書き終えたのにそのままになっていたのでした。(今回当時のまま掲載しました)

ミモザの日によせて-ミモザの花束とイニシャルモノグラム

下は上↑の記事でも紹介したミモザの花束のフレーム。

2008年頃に作り始めたカルトナージュのフレームシリーズはサンプルが複数あって、布のほか、刺繍なども入れています。→布を入れたものはこちら(2008年の画像)にも

2017年の春にいくつか画像を準備して紹介しようと思っていたのですが、あっという間に夏になり、秋になり、そして2年が経ち・・・。

イニシャルモノグラム×ミモザのフレームも当時の画像があるので、後日掲載します。

 

※長い間掲載しないままたまってしまった古い作品の整理と記録のためにと、2005年からの古いHPの別館としてこのCami Decorサイトをスタートしたのは2013年の3月のことでした。(2013年以前の記事は、画像の日付をもとに遡って掲載したものです)

その後、3日坊主かな? 3年坊主かも・・・?と思いながら超マイペースで続けてきて6年が経ちました。(2005年から始めた教室は14年目となりました)

今年こそは定期的に更新しようと、クリスマスやお正月、バレンタインなど掲載しようと思っていた画像があったのですが手が回らず、書きかけの記事もたまっているので、3月を期にもうすこし”まめ”に更新したいと思います。

 

 

秋の色いろいろ 2006年秋の教室にタイムトリップ(タッセル付きのレターボックス)

デジタル画像をたくさん残せるようになって、画像ファイルを開けば簡単に数年前に遡れるようになりました。

秋の色いろいろ。下は2013年に撮影したもの。2005年に作ったホームページにこのCami Decorサイトを追加するため、イメージ写真を撮った時のものです。

2013年の9月に旅先で撮った柘榴(ざくろ)の写真。秋の日に照らされ鮮やかに輝いています。

下は旅先でみつけた秋色かぼちゃ。10年以上前の10月の写真です。

当時はデジタルカメラの画素数も少なくて、一部を拡大すると不鮮明になりますね。

そしてもっとさかのぼって、下は2006年11月4日に撮った教室の風景。2005年からの課題「タッセル付きのレターボックス」などが飾られています。デジタルカメラ撮影ですが、当時はまだデータ保管の容量が少なくて、枚数を制限して撮っていた時代でした。

この風景も2,3枚しか撮っていませんが

よく見ると。。。なぜ箱が曲がってる?どうして直さなかった?

タイムトリップして13年前の自分にダメだししたい。詰めが甘くて大雑把な性格は今でも同じだな、とため息が出てしまう秋の1日でした。

追記:タイムトリップ、タイムスリップ、タイムリープにはそれぞれ違いがあるようです。自分の意志で時間移動するのがタイムトリップ、機械やアクシデントで時間移動するのがタイムスリップ、自分の超能力で時間移動するのがタイムリープだそうです。

 

タッセル付のレターボックス-皆さまの作品より