カテゴリー別アーカイブ: カルトナージュのバッグ

「貼って作るバッグとこもの(2014年刊行)」改訂新版(2018年)のお知らせ

2014年刊行の書籍『ボンドで貼って作るバッグと小物』の表紙が新しくなり、2018年1月27日に改訂新版が出ました。

内容は2014年版と全く同じで、カバーのみのリニューアルです。

電子書籍にもなっていて、紙の本の在庫がなくなり次第、電子のみに移行していく予定だそうです。(2019年9月)→書籍の内容やアイテムはこちらから

 

バッグ類、封筒ポーチ、眼鏡ケース、小物入れ(コインケース、ジュエリーケース)など33アイテムの作り方を載せています。

本だけではわかりにくいのでキット付きにしてほしい、オンラインレッスンで習ってみたいというご希望があり、現在検討しています。(2020年10月)→貼って作るバッグと小物ー基礎作品

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雛祭りのちいさな小物入れ(2010年)-ツイストタイプの小物入れ(六角形)

「雛祭り」の雛(ひな)、その古語の「ひいな」という言葉には小さくて可愛らしいものの意味があるそうです・・・というようなことを書いたのは2013年の春。このCami Decorのページ(サイト)を作った直後のことでした。

小さな掛け軸1 -ひな祭りによせて

その後、作品の整理を兼ねて古い画像などを紹介してきましたが、その中で雛祭りに関係のあるものをまとめてみました。(画像をクリックすると記事が開きます)

 

さて、今回「雛祭り」にちなんで紹介するのは、手のひらサイズの小さな小物入れ。2010年に課題として作ったもので、教室では「ツイストタイプの小物入れ」と呼んでいる、ちょっと面白い作品です。

上の画像は当時撮影したもので、Atelier Fa-Decorメインサイトの10月の欄にも小さく載せています。

もともとは和の小物にヒントを得ていろいろ試作(上)。カルトナージュの手法を使って作り方を再考し、デザインなどもちょっと洋風にしています。

ピンクのサンプルは六角形のタイプ。

おにぎりみたいな三角形のサンプルは、よりオリジナリティを出したくて考えたもので、今後クリスマスのページ(↓)に画像を追加紹介する予定です。

桃の節句が終わると、少しずつ寒さがゆるんでいき、春の柔らかな光の中でパステルカラーを楽しみたい季節がやってきます。

 

<追記>・・・こちらのページ(↓)の「作り方」、長い間画像のみだったのですが、ようやく説明文を入れました。

雛祭りの手鞠寿司みたいな八角形のピンクッション(ビスコーニュ)-縫わずにボンドで貼って作る方法

 

ちいさなリンゴと宿り木と冬のミニトランク風バッグ(2015年)

4,5年前に旅先で買った赤い起毛模様のインテリアファブリック。イギリスの生地なのですが、大きな作品にするには派手すぎて、数年間使わずそのままになっていたものです。

2014-2015年に「ミニトランク風バッグ」のサンプルを作る際に使ってみたけれど、春夏にはやっぱり暑苦しすぎて、いつも収納の中。

寒い季節になると「ああ、そういえば・・・」とひっぱり出してきます。

なんとなくプレゼントの箱みたいに見えるので、クリスマスアイテムと一緒に撮ったのが上の画像。右端にちらりと見えるのがそのトランクですが、先に紹介したミニトランクとは構造、作り方が全く異なる作品です。

・・・色が合うかな?と、ガラスのトナカイとツリー、大小のりんご、ヤドリギと一緒に撮ったのですが、赤いファブリックの存在感がありすぎて、まるでトナカイが得体のしれないトランクを見て怖がっているような微妙な写真になってしまったので、まずはちょっぴり写っているものをチョイスしました・・・

そういえば、2016年は宿り木(やどりぎ/ヤドリギ)との出会いがたくさんありました。機会を見つけて紹介したいなと思っています。

 

氷みたいなミニクリスマスツリーと赤×白のミニトランク(2009年)

ミニトランクシリーズ(2009年)のサンプルのうち、一番最初に作った作品。ピンクのストライプは以前紹介しました。 →こちら(刺繍入りのミニトランク)

大きさは自由、材料に合わせて考えましょうという課題で、サンプルを4、5個制作。一番最初に作った作ったのがこちらの赤×白、ストライプの作品です。

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メインサイトに使っている画像は6,7年前に撮影したものです。(↓右上の赤い箱の上)

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フラワーモチーフの斜め格子にいろいろな絵柄が入っている赤×白の布を使った作品で、片面には小鳥とお花。

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もう片面には3輪の薔薇(ばら)の花。

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いろいろなバリエーションがあるトランクのシリーズ。せっかく受講していただくのだから、ただのトランクでは面白くないかな・・・と、ちょっと変わった構造にしてみた小さな作品。作り手それぞれの個性や好みがぎゅっと詰まった感じに仕上がって楽しいので、私自身もお教えするのが楽しみな課題です。

下の画像の赤い実はさくらんぼではなく、小さな姫りんご(右上は大きなりんご)と宿り木(ヤドリギ)の枝。今年はなぜか果物や野菜の画像が多かったので、しめくくりに。

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下は過去に掲載したクリスマスと赤い色をテーマとした画像。クリックすると記事が開きます。

栗色の眼鏡ケースAとポーチ-2008年秋の作品より

澄んだ青い空に色づいた葉や実が鮮やかに映える季節。

今回は、2007年から2008年に課題に入れた立体の眼鏡ケースやミニソーイングを並べて撮影した昔の画像を紹介します。

メインサイトの過去の作品ページに掲載している中の1枚↓

教室紹介のページにもコラージュ画像として載せています。

水色のトワル・ド・ジュイの作品と茶色のポーチのような作品をごちゃ混ぜにして撮ったもので、少し大きめの画像はこちらです。

この中の栗色の生地を使ったふっくらした「眼鏡ケースB」はちょっと変わった作り方をする面白い課題で、後ろにちらりと写っているのも同じタイプ(サイズが大きいのでポーチやミニバッグ風) 眼鏡ケースAとは違うボリューム感がある作品です。

秋色アジサイや色づいたアイビー、ユーカリやオリーブの葉

ドングリや栗などの木の実を添えて

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秋の風景を写真に「詰め合わせてみた」感じ。やがては土に還るものも写真に撮ることで自分の記憶に残せます。

秋の枯れ葉のじゅうたんの上のリスの一瞬のすばやい動きも記憶に残したくてパチリ(2匹いるのがわかりますか?)

今回の作品画像は秋の実りと撮ったものですが、課題のサンプルなので季節を問わず一年中必要な時に使っています。

チラリと写っているシークレットボックスDは以下の投稿で紹介しているので、ご興味のある方はどうぞ。(下は初夏の感じで紫陽花との写真です)

ちいさなお裁縫箱-シークレットボックス(秘密の箱)応用タイプ

アニマルプリントのサイドテーブル-酉の市とジビエの季節

セピア色のホビーバッグ(2007年)-フルート奏者と音楽モチーフ

文化の日によせて。芸術の秋ということで音楽にちなんだモチーフの材料を使った作品を紹介します。

下は2007年の教室用の画像で今もメインサイトに載せているもの。

今回とりあげるのは向かって右端のバッグ、「軽量バッグA・曲線ライン」という課題のサンプル。フランスのトワル・ド・ジュイの中でもかなり大きな図柄をパネルのように切り取って使っています。

使った絵には貴婦人達が屋外でくつろぐ様子が描かれていて、よく見ると音楽を楽しんでいるのがわかります。下は正面から見たもの。ドレスを着た貴婦人の傍らでフルートを吹いている男性。衣装を見ると18世紀でしょうか。貴婦人の上に掲げられたパラソルが優雅。

下はバッグの裏側の写真。色が違って見えるのはカメラと撮影場所が違うためです。いずれにしてもセピア色の柄なので、古びた写真のようなノスタルジックな印象。

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男性2人が楽器を持ち、冊子を開く女性。楽譜か何かでしょうか? 草むらにはリュートかマンドリン※1のような弦楽器が置いてあるので、この後3人で一緒に音楽を奏でるのかもしれません。セッションの楽しさは時代を越えますね。

音色もさることながら形も美しい古い時代の楽器。楽器が工芸品として美術的価値を持つようになったのはルネサンス以降の時代で、特にバロック期(17~18世紀)には装飾的な彫刻や美しい木材などが使われ豪華な楽器が多く作られたそうです。

 

 

美しい楽器類は布の柄だけではなく建築モチーフの題材にも使われています。管楽器、弦楽器の精巧なレリーフが美しい。※2

電子音楽やデジタル技術が発達した今、最新のテクノロジーによって音楽や楽器も進化していて、もはやAIが作曲し演奏する時代。そんな中でも、リュートやチェンバロ(ハープシコード)などのバロック音楽、パイプオルガン、ハープなどの生演奏を聴くと妙に落ち着くというか、脳や魂に響いてくるものがあるのは不思議です。

西洋だけでなく、日本の雅楽や和太鼓、アジアの古典楽器の音にも身体の奥深くに届く独特の魅力がありますね。

下は江戸時代の浮世絵。菊川英山の「風流玄宗吹笛之図(文化6-8年/1809-11頃)」の一部がポストカードになったもので、華やかな着物を着た男女が1管の笛を吹いています。奏者の傍らに傘のようなものを持った女性が立っているのが最初に紹介したトワルドジュイの柄と共通で面白い。

 

最後にもう1枚カルトナージュ作品の画像を紹介。2012年に作った箱を天使のオーナメント2つと一緒に撮ったもの。天使はそれぞれ楽器(ラッパ、竪琴)を持っているので、箱のリボン装飾を五線譜に見立てました。下に敷いてあるのは古い楽譜がプリントされたイタリアのアートペーパーです。

時代だけでなく国や文化、言葉を越えて感動を与えてくれる音楽。今回紹介したように、トワル・ド・ジュイの布に音楽を楽しむ風景が描かれていることもあり、楽器や音符、楽譜などがモチーフになっている布や紙も見かけます。教室の皆さんも時々カルトナージュの作品に使っておられるので別の機会に紹介します。

 

※1 リュートはアラビアのウードを起源とする楽器で、ヨーロッパではルネサンス期からバロック期の時代の宮廷音楽や宗教音楽などで広く使用。マンドリンはリュートより後に発展した楽器で、バロック期のイタリアやドイツの貴族の演奏会などで人気を博し、19世紀になると一般に広まり、南イタリアやシチリアの民族音楽の楽器としても定着

※2 Museo Bagatti Valsecchi バガッティ・ヴァルセッキ美術館

※3 中国の玄宗皇帝が楊貴妃と共に一管の笛を吹いたという逸話からのモチーフ。日本浮世絵博物館蔵(長野県松本市)

春を告げる黄色い花と黄色のバッグ

ミモザ、菜の花、水仙、黄色いパンジーなど、春を告げる黄色い花。黄色って、見ているだけで明るい気持ちになります。

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以前このページで紹介した、黄色をアクセントに使ったバッグやカルトナージュの画像。クリックすると関係のある過去記事やAtelier Fa-Decorのページが開きます。

このページを始めて3年。今さらながらですが、いくつかの機能の使い方を覚えたので、上の方にメニュー(ナビゲーションメニューと呼ぶらしい・・・)を設けてみました。・・・「作り方」の項目などを探す時にはメニューからどうぞ。

また、昨年の秋冬から途中になったまま未掲載の画像がいろいろあるので、下のページ(↓)に随時追加し、少ししたら秋冬に移動するつもりです。(季節に逆行しますが、作品の記録&紹介画像なのでお赦し下さい)

バッグと小物・秋から冬へ -茶色と葡萄色、フェイクファー

秋から冬にかけて使いたくなるワインカラーやボルドー、葡萄色。そしてブラウン、ベージュ、麻色、カーキ、暖かなフェイクファーや起毛生地の出番も多くなります。

栗や葡萄が美味しい季節になると茶色や赤紫色を手に取りたくなるので、毎年少しずつ増えていく秋色のアイテム。

1枚目の画像はパープル系とグレーのファブリックを使った作品のコラージュです。赤紫×サンドグレーのポーチやバッグは「バッグと小物・アドバンス」の教室の課題サンプルです。

次のコラージュはこげ茶やボルドーを使った古いサンプル作品。いつも使う色ではないけれど、木々が色づく頃に恋しくなる組み合わせです。

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封筒ポーチの試作(2005年)、カルトナージュのバッグ類(2010年)、筒型バッグ(2008-2009年)、トラベルミニトレイなど。教室の皆様にはおなじみですが、このCami Decorサイトには未掲載だったのでまとめてコラージュ画像にしてみました。

上から2つ目のカルトナージュのクラッチバッグ(軽量ポーチ)は2011年に「和紙で作るカルトナージュ小物」の本の中で、教室の作品紹介の欄に掲載したものです。(後ろは「仕切り付の蛇腹ファイル-バッグ型ケース」、左横は「巾着バッグ」)

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最後のコラージュ画像は茶系のフェイクファーを使った作品。

フェイクファー(人工の毛皮)と本物のファー(毛皮)にはそれぞれ長所と短所があって、それを考慮しながら使い分けています。

バッグと小物のシリーズは、いくつかの理由からフェイクファー(人工の毛皮)が適していることも多くて下の画像はそんな作品。自分で使うために作ったもので、キリンのファー生地など使っています。

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キリンの柄って好きなのですが、かなりインパクトがありますね。毛足の長いふかふかした手触りが心地よく、キリンの長いまつ毛と優しい眼差しが思い出されるので、個人的には気に入っています。

下は今までCami Decorで紹介した茶色と葡萄色の画像。クリックすると本文へ移動します。

 

 

 

赤×橙色のふかふか生地のバッグ型ファイルケース(2007年/蛇腹のファイルB)

以前こちらのページで紹介した暖色系の実用品の画像(2008年撮影)。今回はこの中から赤×橙色のバッグの形の作品「バッグ型ファイルケース(蛇腹のファイル)」について紹介します。

「バッグ型ファイルケース(蛇腹のファイル)」の課題は2007年~2008年にスタートしました。下はメインサイトのページの抜粋。グリーンのバッグも同じ課題のサンプルです(爽やかな色なので初夏の欄に掲載)。

最初に紹介した赤×橙色のバッグはかぼちゃや松ぼっくりと一緒に秋の欄。サンプルが3つある中の2つを掲載しています。※1

実はこの赤い色の「バッグ型ファイルケース(蛇腹のファイル)」、3つのサンプルのうち、2007年に一番初めに作ったサンプルです。

カルトナージュの「蛇腹のファイル」は以下のようなシンプルな感じが一般的で、まずは普通の四角いタイプを2004年頃独学で作りました。※2

その後、教室の応用課題としてオリジナルのアイデアを入れたものをと考え、持ち運びできるバッグの形にし、さらに内部のファイルも自分で作る方法を考えたのでした。(2007年に単発のレッスン課題としてスタートし、2009年以降はレギュラーの方のみ対象としています)

下の画像はそれから7年経ち、2014年の秋にバッグと小物のプチケースと一緒に撮った写真。鮮やかな赤やオレンジ、朱色などの暖かい色、ふかふかしたベロア調の生地を使っているので、夏は暑苦しいけれど冬にはぴったり。

長い間教室の課題用サンプルとして使っていますが、鮮やかな深紅、緋色、橙色は色褪せず、なんとかそのままの形を保っています。

バッグの手前にはお揃いのプチケース(丸い蓋のコインケース)。秋の果物よりも鮮やかな色の手のひらサイズの小物入れです。

 

※1紫系(葡萄色/ボルドー)のサンプルもあるのですが、スペースの関係で掲載していません。

※2内側のファイル部分は市販されているものあって、フランスのショップで売っていたりします。高価だし、色が白しかなかったので自分で作る方法を考えました。

あたたかな色の実用品(2008)-シェルフやバッグ、ポーチなど

丸いふたの小物入れ -秋の木の実を添えて2-

蛇腹のファイル各種 基本タイプ(ポストカードサイズ)&応用の課題

バッグ型ファイルケース(蛇腹のファイルB)2007年-皆様の作品より

秋の日の茶色とベージュと青い色-ふたのかたち・いろいろ

秋になると使いたくなる茶色、ベージュ、カーキ色。そして茶系と相性の良いベーシックな青系の色。 Camidecor1711-1 茶を黒と合わせるのも好きだけれど、茶系をブルー系と組み合わせると落ち着いた柔らかい印象になるのは青い色の持つ優しさでしょうか。私にとってはなんだかほっとする組み合わせです。 下の画像は「ふたのかたち・いろいろ」というテーマの1枚。 Camidecor1712-3 2006年に作った箱やバッグ型ケース、眼鏡ケースなど、ずいぶん前から使っている古い作品サンプルを並べて秋の木の実と一緒に撮ったもの。

昨年の秋に載せようと思っていたのに機を逃してしまい、今年に持ち越してしまいました。 ベージュの蓋には、小さな”どんぐり”とオリーブの葉。Camidecor1711-4-2 そして、たった数個だけ実った貴重なオリーブの実、黄色く染まったどくだみの葉など・・・ Camidecor1711-4 家のまわりの小さな秋(ほとんどゴミ?)を拾って並べたもので、昨年掲載した長財布(多用途ケース)-秋の木の実を添えてにも登場しています。(下↓) P1330420-3 カルトナージュの箱やバッグに欠かせない蓋のデザイン。教室の課題を考える時は、シンプル、カジュアル、エレガントな材料全てにできるだけ対応できるように、蓋のデザインを複数作って準備します。※1

紅葉というと赤やオレンジに染まる楓のイメージですが、黄色く染まる秋の葉もやっぱり美しい。そして、黄金の葉が舞い散る銀杏(いちょう)並木には紺色やブルー系のファッションが良く映えます。 Camidecor1714 少しずつ冷え込む日も多くなってきて、いよいよコートやダウンジャケットの季節。秋冬のためのブルー&ベージュ系のバッグと小物(ハンドメイド)については、また別の機会に・・・。

<追記:教室の皆様の作品より、モノトーン・紺色の作品(基本のクラッチバッグA)を少し紹介>

別の記事でまとめるつもりですが、教室の皆様への参考画像としてまずはこちらに・・・

画像右上より・・・エミリオ・プッチのプリント生地、黒いべロアとインテリアファブリック、北欧のインテリア生地、Linton社のツイード、黒地に赤い持ち手のアクセント、エレガントなツイードにオートクチュール刺繍のコサージュ風ブローチ、ネイビーのグログラン生地と茶の持ち手。

クラッチバッグ(皆様の作品ブラック)

※1 蓋などの曲線デザインについて よくテンプレートなどを使うのですか?と聞かれますが、大きさが様々なのでテンプレートや雲形定規は使わず、全てフリー(紙と鉛筆+ときどきコンパス)で描いて作ります。・・・なので時間もかかるし、不出来なものもたくさん・・・(涙)。 image0124 作品画像で変な形を見かけたら、「あっ失敗作!」とご笑覧下さい。

かぼちゃと満月とハロウィーンナイトー魔女のバッグと黒い衝立

ここ数年ですっかり日本の秋のお祭り(行事)の1つになったハロウィーン(Halloween)。10月末ということで、今回はなんとなくハロウィンのイメージに合うものを過去の画像から紹介します。

飾りかぼちゃ、栗、松ぼっくり、姫りんご・・・。2008年の「秋の実り」の画像は、カルトナージュの「引き出し付シェルフ」の色に合わせて撮ったもの。→シェルフはこちらでも紹介しています。

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かぼちゃやハロウィンが登場する映画で思い出すのは「ハリーポッター」。第一作の「ハリーポッターと賢者の石」の中で、ホグワーツ魔法学校の食堂にたくさんのカボチャのランタン(ジャック・オ・ランタン)が浮かんでいる・・・というシーンがあって、テーブルに並んだ秋のご馳走が美味しそうだったのを覚えています。

そこで、2008年に旅先で撮った画像をちょっと加工(仮装?)して、湖畔に浮かぶ満月の写真にホウキに乗った魔女とコウモリを一筆書き。・・・いいかげんに書いたシルエットのため、「何が飛んでるのかわからない」という意見もあると思うので、念のため・・・。

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下の画像は、5年前に作ったカルトナージュのハンドバッグのサンプル。クラッシックモダンな黒い柄を使ってみたら、なんだか「魔女のバッグ」みたいになってしまったもの。正面から撮った画像がすぐに出てこないので、とりあえずこちらの画像を(↓)。材料を変えて作れば、軽くて便利なアイテムなのですが・・・。

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ハロウィンに欠かせない黒い色。妖しさや怖さ、闇の世界を演出する黒い色は、スタイリッシュなアクセントとしても活躍してくれます。下の画像は黒を使った作品画像のコラージュで、ジュエリー展のために作った黒いベルベットの衝立やミラーのサンプルなどの一部。

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そういえば、十数年前、イギリス(ロンドン)の知人とハロウィンの話をした時に、今のハロウィン(trick or treatなど)はどちらかというとアメリカの文化で、イギリスでは11月5日の「ガイフォークス・ナイト」の花火の方が盛大なんだよ、という話を聞いたことがありましたが、最近はどうなのでしょうか。

ちなみに、イギリスを舞台にした「オックスフォード連続殺人事件」という映画には「ガイフォークス・ナイト」のお祭りの場面があって、花火が打ち上げられる中、仮装をして野外コンサートに行く場面が出てきました。また、ナタリー・ポートマンが出演した2006年の映画「Vフォー・ヴェンデッタ」は「ガイ・フォークス」の事件※1をモチーフにしたもの。そこに出てくる不気味な白い仮面(マスク)は、社会ニュースや最近のハロウィンの仮装にもちらほら登場するので、見たことがある人も少なくないかもしれません。

次回、続きとして教室の皆さんの作品画像から、黒をテーマにまとめたものを紹介します。10月中に、と思っていたらあっという間に11月になってしまいましたが・・・。(↓の画像をクリックしてください)

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リバティのひまわり柄の布で作るカラフルなポーチ

8月初めのひまわり柄のペーパーBOXに続き、今回は向日葵(ひまわり)柄の生地です。

4,5年前に旅先で買ったリバティ(LIBERTY)社のカラフルな花柄の布。

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リバティ社にスモールスザンナ(small susanna)という名前のひまわり柄の生地があると知ったのはその後のことで、これもその仲間かな?と思って調べてみると、こちらの布は2009年春夏のデザイン、アンジェリカ・ガーラ(Angelica Garla)

色とりどりの花の中に、ひまわりも入っているような気がするのですが・・・どうなのでしょうか。

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目の覚めるような鮮やかな色の組み合わせ。ビタミンカラーたっぷりで元気がもらえそうだけれど、なかなかカルトナージュの箱にする機会は無く、バッグと小物のシリーズに少しずつ使って楽しんでいます。

そういえば、ここ数年「コロリア―ジュ(Coloriage):フランス語」という大人の塗り絵が流行していて、素敵なぬり絵の本がいろいろ出ているとか。ずいぶん前ですが(20年以上・・・)、とても忙しかった時、末永蒼生氏の大人のぬり絵の本(カラーセラピー用)を買って無心に色を塗って気分転換したことを思い出します。

好きな色の材料を使って、何か好きなものを作る・・・。教室で皆さんと話していると、カルトナージュや小物作りも、無意識に気分転換やカラーセラピーになっているんだな・・・と実感することがしばしば。 時々上手くいかずにストレスにもなるけれど、完成した時の嬉しさはちょっとした嫌なことも忘れさせてくれるのです。

それにしても、リバティ社の生地のデザインって、繊細でぬり絵にしても楽しそう。将来、自分で塗った色がそのまま生地としてオーダーできる、なんていうサービスが誕生しそうな気もします。

◇素敵なぬり絵の本・・・Secret Garden などたくさん。・・・没頭しすぎて、あっという間に数時間経ちそうで怖いけれど・・・

長財布(多用途ケース)-秋の木の実を添えて2-

ボンドで貼って作るバッグとこもの」で作り方を紹介した多用途ケース。長財布にしたり、通帳や冊子を入れたりといろいろな用途に使える実用品です。

下の画像は厚手のインテリアファブリックで作ったもの。(本には綿ストライプのものを載せました。後ろの箱はカルトナージュの作品、「アンティークブックタイプの箱」)

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カードケースやファイル、服紗などはカルトナージュではおなじみのアイテムですが、こちらは「折り紙・工作方式」でぐっとシンプルに簡単に作れるように考えたため、慣れれば1,2時間で完成します。

ギフト券やショップカード、領収書などの保管に使うため、留め具はマグネットに。※1

ミシンで縫って作る場合は柔らかさとステッチが魅力ですが、ステッチを出したくない時やハリを持たせたい場合、扱いにくい厚手の生地などにも向いています。

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形と設計がシンプルなので、マリメッコなどの北欧デザインからティルダ、リバティーなどの薄手の生地など、どんな生地でも簡単に作れる実用品。いろいろな材料で試作したものを今後少しずつ紹介する予定です。

※1 留め金具は用途によって使い分けると良いでしょう。必要がなければ留め具なしでもいいですし、磁気カードを入れる場合は、スナップホックやくるみボタン、面テープなどが安心です。

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丸いふたの小物入れ -秋の木の実を添えて2-

丸いふたの小物入れ -秋の木の実を添えて1-

丸いふたのジュエリー&コインケース。 起毛の模様入りのインテリアファブリックで作ったもので、ざっくりした感じが秋や冬に合うので、どんぐりや木の葉と一緒に・・・。

折り紙のように折って作る小物入れで、作り方を「ボンドで貼って作るバッグとこもの」に掲載したアイテム。 教室では「こもの入れ(コインケース・プチケース)A」と呼んでいます。 →A,B一緒の画像はこちらのページ、マリメッコのプケッティで作ったBタイプはこちらから

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設計は慣れればとても簡単。縦横の寸法を変えたり、フタの形を変えることでさまざまなバリエーションが生まれます。

折りこむ部分がマチになっているので、たっぷりサイズに作れば大きめのものも収納可能。内部の材料は自由ですが、ここでは内側は水で拭いても大丈夫な材料を使用しています。

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黒地に水玉のファブリックで作ったケース(下)は、内部をオフホワイトにして軽やかに。

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今年も少しだけですが、オリーブが実をつけてくれました。

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丸いふたの小物入れ -秋の木の実を添えて2-

メロンカラーのストライプーバッグタイプのダブルケース1

前回、スカラップデザインの引き出しの箱を載せましたが、今回はスカラップデザインのフタがついたカルトナージュのハンドバッグ。2008年から2009年に作ったハンドバッグの応用のアイテムです。

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厚紙を使ってしっかりと作るカルトナージュのハンドバッグ(↓下画像)は、教室を開いた次の年、2006年からレッスン課題としてスタートしたアイテム。(教室の皆様の作品はこちらから) 後に様々なバッグ類(クラッチバッグなど)の作り方を考える際の基本となりました。

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今回のスカラップのバッグはその応用。からくり箱のような仕掛けになっていて、側面の部分がパカッと開きます。(・・・2008年か2009年にメインサイト用に撮影した画像なのですが、内部の画像が見つからないので、もう1つの花柄のサンプルと一緒に別の機会に紹介します)

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10年近く前に旅先で購入した、淡い黄色や緑の濃淡のストライプの生地。なんとなくメロンを思い出すので、メロンカラーのストライプと命名。

暑い毎日ですが、夏はメロンやスイカなどたくさんのフルーツに助けられているので、敬意を表して・・・。

※ライトグリーンのミニタッセルの作り方はこちらで紹介しています。

イニシャル刺繍のシェル型トランク(2007)-トランクA3種類より

2007年に作ったレッスン用の課題サンプル、「ペーパートランクA・シェル形タイプ」。トランクAの3つの形の1つで、選択制の課題です。※1

帆立貝をイメージしてデザインしたのでシェル形と名付け、水色のコットンで涼しい感じに・・・。蓋は波を模したラインの枠にイニシャルの手刺繍(下手ですが・・・)を入れています。(蓋を開けた画像はこちらのページの2007年の欄)

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シェルの形といっても、貝殻の形は多種多様。自然の造形美はすごいなあ・・・と感心しつつ眺めていると、海や水しぶきが思い浮かび、ちょっと涼しくなってくるような・・・。

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2014年は7月22日に関東地方の梅雨明け宣言があり、夏本番がスタート。今年も暑い夏になりそうです。

 

※1 ◆ペーパートランクA(3種類)・・・四角形、シェル型、ラウンドタイプ、◆ペーパートランクBタイプ→小さめサンプル大きめサンプル

夏休みの楽しい計画-トランクB(大型サイズ)

昨年の海の日には「海辺の子どもたち」というタイトルで、しっかりと作るトランクB(小型サイズ):2007年制作を紹介しました。今回紹介するのはその大型サイズ。やはり2007年に制作し、メインサイトに掲載してきた画像です。

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7年前、梅雨入り前のどんよりした時期に撮った画像。夏休み前のわくわくした気持ちや楽しい計画をイメージしたのでしょうか・・・。トランクに布やカードなどいろいろと詰めています。

「わくわく・・・」と書きましたが、大人になると子どもの頃のように手放しに夏休みを楽しむことは難しくなって、夏休みの計画の楽しみは子どもの頃の特権だったなあ・・・としみじみ。楽しいことを優先したばかりに、最後の数日は宿題に追われ、ギリギリ間に合わせるという性格だけは今も昔も同じなのですが・・・。

「トランク」は個人的に大好きなアイテム。金具や革の持ち手のつけ方でがらりと表情が変わるのも面白いし、なんといっても作っていて楽しい。それは、トランクから連想するものが、旅とか、大切な物を入れて持ち運ぶとか、軽やかで遊び心のあるものが多いからかもしれません。

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<トランクの課題作品とバリエーション>

今までレッスン用に、3種類のペーパートランク(Aタイプ)タッセル用トランクミニトランク(2009年)、トランク型のバッグなどいろいろと作ってきましたが、どれもさまざまなテクニックを学んでいただきたくて、試行錯誤しながら内容を考えたもの。大きさや形が違うだけでなく作り方やポイントが異なります。

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こちらの課題(トランクB)のポイントの1つは蓋と箱をぴったり同じに作ること。角がアールになっているので、細部に留意してきちんと作らないと、ずれて隙間が空いてしまいます。

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上の画像は、教室で受講されたお2人の作品。モノトーンですっきりとスタイリッシュな仕上がりです。→内部画像はこちらから

お気に入りの布で作る、がっちりした布貼りトランクは手作りならでは・・・。売っていそうで売っていないのは、大量生産が難しいからかもしれません。

 

 

バッグ型ケースの作り方ーカルトナージュの基本テクニック

簡単に楽しく作れて、プレゼントにも良い実用品を・・・と考えて作った「バッグ型ケース・ミニ」。2011年の夏にホームページに作り方を掲載した作品です。 Camidecor1111

ペン立てや小物入れにもなる上、バッグみたいでちょっと可愛い作品。カルトナージュの立体作品の作り方、箱の組み立て方、布の貼り方などの基本テクニックを学べるアイテムです。

 

工程をまとめているので、作ってみたい方、ご興味のある方はこちらのページ(HOW TO MAKE)へどうぞ。image20114

教室の皆さんがHOW TO MAKEのページを見て作った作品(子どもたちへのクリスマスの贈り物)も掲載しています。女の子が好きそうなガーリーな感じから

ブルーやグリーン、自動車柄を使ったものなどいろいろ。色の好みは男女関係なく、女の子でもブルー系が好きな子も多いですね。(私もそうでした)

ペン立てにしたり、メガネケースにしたり、お菓子を入れて贈り物にしたり・・・。大きさや高さを変えて使い道に合わせたツールスタンドを作るのもいいかもしれません。

Camidecor1112 持ち手のつけ方は入れるものに合わせて自由。上の写真は持ち手1本タイプの作品例です。

 

カルトナージュ「バッグ型ケース/ 持ち手付の多用途ケース」の作り方 -Cartonnageの基本テクニック

◆カルトナージュで作る実用品 バッグ型ケースの作り方◆

2011年の夏にメインサイトに作り方(レシピ)を公開した「バッグ型ケース」。カルトナージュの基本テクニックが詰まっている初心者向けのアイテムです。

ペン立てや眼鏡スタンド、小物入れとしても使えるし、持ち手付なのでバッグみたいに持ち運びができて便利。設計が簡単だから、大きいサイズも作りやすい。

バッグみたいで可愛いので、ちょっと何かを入れてプレゼントする時にもぴったりな便利なカルトナージュの実用品です。

カルトナージュの箱の組み立て方から布の貼り方までの基本テクニックを学べる作品なので、練習にもおすすめ。

中級以上の方は、2種類の布を使った貼り分けなどの応用にも挑戦してみてください。

 

2011年版「作り方ページ(PC用)」は大きな画面で一覧できるので、そちらが良い方はメインサイトの作り方ページからどうぞ。レシピを掲載した際のメッセージなどもそのままにしてあります。

スマホで作り方を見たい方は以下をご参照ください。バッグのような持ち手をつけるので、箱作りとは違うテクニックや持ち手選びの楽しさが味わえる作品です。

<準備する道具と材料>

作品制作に入る前に、必要な道具や材料を準備しておきましょう。今はほとんど100円ショップで入手できます。補強用のテープ(クラフトテープ、水貼りテープ)がない場合は、薄い和紙や、書道用半紙を細く切ったものなどでも代用できますが、今回の作品では無くてもOKです。

<材料と参考寸法>

必要な材料は、厚紙、白い画用紙(またはケント紙)、布です。下の写真は作る前にカットしたもの。

◆厚紙の参考寸法

カルトナージュの材料は厚紙(グレー台紙、白ボール紙など)を使います。この作品では2㎜~2.5㎜程度の厚さがおおすすめです。最近はネットで購入できますし、100円ショップに置いてあることもあるようです。

ここでは2.5mm厚で設計していますが、使用する厚紙に合わせて寸法を変更してください。

◆展開図と断面図

厚紙の展開図がこちら(下↓)。組み立て方は作品によって異なりますが、今回は底を側面で囲むように組み立てます。(底に側面をのせて組み立てる方法もあるので、その場合は構造に合わせて厚紙寸法を変えてください)

作品設計の際は、デザイン、用途、組み立てなど諸条件に合わせて、より適した構造を選んで設計することが大切です。

 

ケント紙/白い画用紙など

白色で適度にハリのある紙が適しています。ケント紙がない場合は白画用紙でOKです。

◆布などの仕上げ材料

初心者の方には、布(綿、麻などの自然素材)がおすすめです。サンプルは、綿などの布のほか紙など様々な材料を使っていますが、厚みのあるカーテン生地やポリエステルなどの合成繊維は扱いにくいので、布選びには注意が必要です。

必要な布の大きさの目安です。外側と内側は同じものでもOKですが、色や柄を変えて楽しむのもいいでしょう。

 

下はメインサイトの作り方のページ(HOW TO MAKE)を見て作ってきて下さった教室の皆さんの作品(2011年)。お菓子を詰めて子ども向けのクリスマスギフトにするため可愛い柄が並びました。

簡単な作品なので、子供たちと一緒に布を選んだり、作業するのもおすすめです。

 

<作り方 ー手順とチェックポイント>

材料の準備が出来たら、厚紙を組み立てて立体にしてみましょう。

Ⅰ.厚紙を組み立てる

組み立ての全体像は以下のような感じです。下に各手順の画像と注意点を書いてあるので、必要な方は参考にして下さい。

 

1.今回は、底(A)のパーツを側面(B)パーツで囲んで組み立てていく方法です。ここでは刷毛を使っていますが、細口のチューブ式接着剤を使ってもOKです。接着剤(ボンド)が多すぎたり、水っぽいと接着力が弱まるので注意。

2.底(A)の両脇に側面(B)を貼り、コの字になるよう組み立てます。角がずれないように慎重に作業し、ボンドが乾いて接着するまで手で押さえます。大きな箱は補強テープを貼りながら組み立てますが、ここでは接着剤(ボンド)だけで立体にしています。

※上にも書きましたが、組み立て方には複数の方法があります。今回は底を側面で囲むように組み立てます。(底に側面をのせて組み立てる場合は、構造に合わせて厚紙寸法を変えてください)

3.コの字パーツに側面(C)を載せるようにして組み立てます。厚紙の小口に接着剤を塗り、両側とも同じように貼っていきます。

4.下のシュア芯のような立体の箱が出来たら組み立て完成です。必要に応じてテープで補強しましょう。今回は小型の作品なので、ぐらつきがなければ補強なしで大丈夫です。

※補強テープを使ってしっかり組み立てることにより強度が増します。水で貼るタイプもありますが、テープにボンドを塗った方がより安心です。テープは先端をVにカットする方法、そのまま貼る方法などがあり、それぞれの目的を理解し使い分けます。※枠付き画像参照

 

Ⅱ.組み立てた本体に下貼りして布を貼る

立体の箱が出来たら、外側の布を貼ります。より美しくしっかり仕上げたい時は、布を貼る前に白い紙(ケント紙、画用紙など)で下貼りをしますが、必要がなければ省いても構いません。

5.下貼りには作品ごとの目的がありますが、ここでは凹凸を無くし、布の色を美しく見せるためです。必要がない場合は、5,6はスキップして7に進みます。

ケント紙や画用紙を必要な大きさにカットして本体に貼っていきます。接着剤を塗るときは、できるだけ均等に薄くのばし、ムラが無いよう気をつけましょう。

6.はみ出した下貼り用の紙はカットします。下貼りの作業は必要ない場合もありますが、布を貼る際に接着剤を均等に塗る練習にもなります。

Ⅲ.下貼りした本体に布を貼る

ここで布の用尺(要尺)をチェックします。作業に慣れている人は、あらかじめ全てカットして準備してもOKです。

心配な人は作業ごとに必要な布をカットしながら貼っていくのもいいでしょう。その場合は、まずは外部側面の布を33×13㎝ほどカットします。組み立てた本体にぐるりと巻いて、柄の出方や糊代(1~1.5㎝程度)をチェックしてから布を切りましょう。

 

7.布を貼っていきます。本体に平行に貼れるよう、布の裏側に印(糊代や貼り始めの位置など)をつけて貼っていくとガイドになり、斜めになるのを避けられます。

接着剤を均等にムラなく塗って丁寧に布を貼り、3面貼り終えたら8に進みます。

8.最後の面の仕上げ方は材料によって複数の方法がありますが、ほつれやすい布を使う場合は、糊代を畳んで貼るのが簡単です。※教室では材料や難易度によって複数の処理の仕方を使い分けています。

 

Ⅳ.糊代を処理して外底に布を貼る

側面に布を貼り終えたら、糊しろを処理します。全体の手順は以下の通りです。

9.4面貼り終えたら、底の糊代を処理します。写真のように不要な部分(下↓説明参照)を切り落とし、45度に折りたたんで(またはカットして)貼って仕上げます。

10.開口部の糊代を処理します。角の処理は材料によって異なりますが、ここでは初心者向けの一番簡単な方法を紹介しています。

11.角の糊代は45度に畳んで貼ると仕上がりがすっきりと見えます(下の画像参照)。写真では糊代が短く見えますが、初心者の方は1.5㎜程度あった方が作業が楽です。

12.本体の底に布を貼ります。布を貼る時は、白い紙(画用紙、ケント紙)などを芯にするのが基本です。内側に布を貼る際も同じテクニックを使うので、まずは外底で練習しましょう。

外側の布を貼り終えました。内側はまだ厚紙が見えた状態です。

 

Ⅴ.箱の内側に布を貼る、持ち手を付ける

内側に布を貼り、持ち手を取り付けます。内側に布を貼るためには、裏打ち用の白い紙(ケント紙、画用紙)が必要です。箱の中に入れて大きさをチェックしながら、底1枚と側面4枚をカットします。

 

全体の作業の流れは下の通りです。

 

13.まずは内底を貼ります。内部側面が接着剤で汚れないようにするには、本体底の厚紙側にボンドを塗ると良いでしょう。ヘラや先のとがった道具を使って、しっかりと四隅を貼ります。

 

14.内側側面を仕上げる前に、持ち手を取り付けます。

持ち手の取付けには複数の方法がありますが、ここでは内側に貼る方法を紹介します。持ち手が外れないよう、接着剤(ボンド)を多めに塗って固定してください。(小型のケースや軽い小物を入れる場合は接着剤で貼るだけで大丈夫ですが、ケースの大きさや入れるものの重さによっては、取り付け方を工夫しましょう)

[補足]   持ち手の材料は自由です。薄いテープやリボンなどを使う場合はそのまま貼りますが、革テープなどの厚みのある材料の場合は、下の画像のように厚紙部分をはぎ取り、接着後に凹凸が出ないようにすると良いでしょう。

片面に持ち手を貼ったら、もう1面も同じように持ち手を取り付けます。

15.最後に内側側面を仕上げます。裏打ち用の白い紙(ケント紙など)は布の厚さ分を考慮して高さを決め、実際に本体に入れて微調整します。持ち手をつける前に4枚分のケント紙をあらかじめカットしておくと良いでしょう。

白い紙に布を貼り、一面ずつ貼っていきます。内部側面を貼る際は、布パーツ側に接着剤を塗って本体に貼っていきます。

ヘラでコーナー部分を押さえながら、浮いた部分がないか確かめましょう。

広い面を貼ったところです。接着しにくい材料の場合は、クリップなどでしばらく留めておくのも有効です。

 

16.狭い面の内側側面のケント紙を実際の寸法に合わせて微調整し、布に貼ります。

4辺の糊代それぞれに接着剤を塗って内側に貼り、そのパーツを本体内部に接着して完成です。

無事に完成したでしょうか? 好きなものを入れて自由に使って楽しんで下さい。

 

・・・こちらは2011年の夏に公開したメインサイトの内容をモバイル向けにリニューアルし、2022年9月にこのページに掲載したものです。画像や内容は2011年のものなので、公開した年の欄に分類しています。