カテゴリー別アーカイブ: 教室の課題

斜め格子デザインの仕切り(かぶせ蓋の引き出し付収納箱)-受講された皆様の作品より

教室の課題用の画像は、2005年より個別にメールに画像添付という形でお送りしてきましたが、メールの画像が開かない方が複数おられたこともあり、一部の作品についてはこちらに掲載する形にしてみます。(暫定的に)

1月クラスで「斜め格子デザインの仕切り」を受講する方は参考にしてください。

斜め格子デザインの仕切り(かぶせ蓋の引き出し付収納箱)-受講された皆様の作品の一部です。きっちりと均等に作るため、新しいテクニックを交えながら制作します。

下はまだ仕切りが入っていない状態の作品「引き出し付のかぶせ蓋の箱」。

ウィリアム・モリスの”兄弟ウサギ(”Brer Rabbit” or “Brother Rabbit”)という柄のテキスタイルやクリーム色にブルー系の薔薇(ローズ柄)の生地でさわやかに仕上げておられます。

斜め格子の仕切りのケースのサンプルについては数年前に以下のページで紹介しました。

イングリッシュガーデンと斜め格子の仕切り箱

深まる秋のピンクと葡萄色のフレーム付ボックス(2009年)

立冬も過ぎ、暦の上ではもう冬を迎えていますが、まだもう少し秋を楽しみたいこの季節。

朝夕冷え込むようになってくると、深い色のピンクやオレンジ、紫、くすんだ赤色などが気持ちをほっこりさせてくれます。

下のバラとリューカデンドロンの写真は10月に撮ったものですが、このページにも暖かな色がほしいので掲載。

生花の自然の色や形のエネルギー。写真でも強さが伝わってきます。

下は1週間ほど経って花材を入れ替えたもの。鶏頭(ケイトウ)が加わりましたが、雑ですね。葡萄色の箱やバッグなどがごちゃごちゃと背景になっているので、教室で忙しかったことにしておきましょう。

背景の箱やバッグはブドウ色。箱は「フレーム付きのボックス」というカルトナージュ教室の課題です。(2012年撮影)

2009年の作品で課題用サンプルの中の1つ。下は2009年秋に撮影したものですが、変なリボンをつけてみたり迷走している感じです。(その後リボンは外しました)

刺繍のトートバッグは別の記事で紹介しています。

***天気予報に雪だるまが登場するようになりました。暖かくして、温かいものを食べて、本格的な冬に備えましょう。

刺繍入りのトートバッグ-葡萄色と布のリメイク

 

 

 

 

焼き菓子柄のアンティークブックBOX-A(2010) ミニチュアガトーを入れて

読書の秋、食欲の秋。今回は本とお菓子というテーマで作品を紹介します。

独学でカルトナージュ作品を作り始めた2004年ごろに旅先で買ったイタリア製のペーパー。菱形の格子の中に繊細でレトロな焼き菓子のイラストがプリントされていて一目ぼれして購入したものです。

当時、自分で使うためのノートカバーや蛇腹のファイルの表紙に使いました。

まだスマホが普及していなかったので、レシピを入れたり作り方や分量をメモしたりに文房具が必要だったのです。今はもう使うことが少なくなった「手帳タイプのメモパッド」。

そして次の写真は教室の課題「アンティークブックスタイルの箱-A」のサンプル。アンティーク調の本の形の箱で中級程度のテクニックの作品です。

アンティークBookの形の箱のシリーズの中で一番作りやすい基本のタイプで、下は教室の皆さんに送っている課題写真。※1

蓋の裏側は立体感を持たせるためにリボンでアクセントを入れています。

最後の画像は約20年前の1998年頃に遊びで作ってみたミニチュアのケーキを入れて撮った写真。ケーキの形も古いし、樹脂粘土を使った素朴なものですが、本物のケーキの写真を参考に自分で勝手気ままに作るのは楽しい作業でした。(今より目も良かったし根気も少しはあった)

当時、仕事が忙しいのに楽しすぎてのめり込みそうになったので、50個ほど作った後はミニチュアケーキ作りは封印。長年大切に保管していましたが、さすがに古くなったし処分する前に…と箱に入れて撮った時の写真です。

今のミニチュアはスイーツやフードに限らず、進化して精巧なものが多くてびっくりします。もともと小さいものが大好きなので、作家さん達の作品を目にすることがあるとワクワク。

でも、カルトナージュやバッグ&小物よりもミニチュア小物を作りたくなってしまいそうなので、なるべく見ないようにしています。

※1 「アンティークブックスタイルの箱」シリーズには基本のAタイプのほか、応用のBやCタイプがあります。2010年~2011年にサンプルを作り2011年から課題としてスタートしました。

秋色の紫陽花(2022年)とアンティークブックスタイルの箱A&B

昨年(2014年)のクリスマスリースとモスグリーンの天使柄の作品

昨年(2014年)のリースの画像より。2007年にOさんからリース作りを教わってから毎年12月の手仕事になっているクリスマスリース作り。

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2013年までは赤い実を使うことが多かったのですが、昨年(2014年)はグリーン&イエローをベースに仕上げました。緑の濃淡に黄色と白のアクセント。

去年の12月からぐるりと1年。早すぎて信じられません。今年のリースは作りかけで数日間止まったまま。なんとか時間を見つけて仕上げなければ。

今回は2014年12月のクリスマスリースの流れから天使の柄のグリーン系の生地の作品を紹介します。

下の4枚の作品に使っている古典柄の布。今から10年以上前2004年頃に買ったもので、渋い黄緑色のモスグリーンでロココ調の建築モチーフや天使が描かれています。

もう入手できない生地で残念なのですが、落ち着いたモスグリーンが合わせやすくやランプシェードなど複数の作品に使いました。上のタッセル付きのレターボックスは2005年12月に受講された方の完成品で、私が準備した布キットで制作。材料付きのレッスンを開催した時のものです。

下は2006年のカルトナージュのリングケース。長年定番の課題です。

この生地を使った一番古い作品は2004年に作ったキューブ型の箱。写真で見るより大きめの箱で、いつもサンプルの背景になっているアイテムです。

2005年の写真にも

2008年の写真にも

2008年にも写っています。カメラが違うので色が違って見えるけれど同じ作品です。

リースの写真を見ながら1年が早すぎて信じられないと書きましたが、10年経つのも早すぎる。今年で教室を開いてちょうど10年。早くクリスマスリースを仕上げないと年が明けてしまう。(今年は何色のアクセントにしようかな?)——————————————————————————————————–

追記:作りかけで放置していた2015年のクリスマスリースは茶色とグリーンのアクセントにしました。ドライフルーツや木の実も使って。コニファー類も干からびつつあります(2/10撮影)

 

ビタミンカラーの格子柄-ハウス型ツールボックス(2008)

寒い冬の間、雪がちらつくのを眺めながら、暖かい地域でできた国産のフレッシュな蜜柑やネーブルなどの柑橘類を堪能できるなんて、よく考えると幸せなこと、細長い日本の形に感謝です。

みかんという果物は、あまりに身近にありすぎて、ついありがたみを忘れがちですが、あざやかなオレンジ色も、脳を刺激する香りも、甘くて酸っぱい味も全て、元気がもらえる冬の恵みです。

以下の画像は、ビタミンカラーのチェックを使った「ハウス型ツールボックス」。

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レモン、オレンジ、りんご、メロンといったビタミンたっぷりのフルーツを連想させるチェック(格子柄)の布。 箱にするには派手すぎるし、何か楽しい感じのアイテムにしたいなあと考えて作った作品です。(2008年制作で、画像は2009年の3月初めに撮影したもの)

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この細長い形の家の箱、実は収納箱になっていて、片側には複数の引き出し。

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窓やドアにも格子柄を少し入れて、持ち手は金具をつけています。

落ち込むことがあったとき、無意識に明るい色を選んでいるのは、なんとなく元気がもらえる気がするからでしょうか。好きな色でものづくりをするのは、確実にストレス解消や癒しの効果があると実感しています。

両側から使えるカルトナージュ2種 -手前に倒れる引き出しや皆様の作品など

※ハウスボックスA,B、Cタイプはこちらから

ハートのオーナメント(2007年)-タッセル付きのサシェとバックルの箱

バレンタインデーにちなんで過去のハートの作品をいくつか・・・。

<ハートのオーナメント(タッセル付きのサシェ)2007年より定番の課題>Camidecor1373上の画像は2007年のレッスン用に作った、香り付きのハートのオーナメント「タッセル付のサシェ」。針と糸を使わず、縫わずにハート部分とタッセルを手作りする課題です。

メインサイトには今も2007年2月の記録が残っていて、ナプキンリングや桜の花のオーナメントの課題も同じ時期に考えたもの。下はその抜粋。

カルトナージュの箱作りも楽しいけれど、いろいろなアクセサリーを手作りできることを皆さんに伝えたくて考えた課題で、当時は珍しかったこともあり皆さんに喜ばれました。(タッセルは作り方の情報が見つからず海外の本を参考にして)

ハート形だけでなくひし形やエンブレムの形のサンプルもあり、2007年から今まで続く定番の課題。それぞれがイメージに合わせて自由にデザインできる内容にしています。

 

<「バックル付の箱シリーズ」よりハートのバックル 2007年制作>

2007年のハート作品より、こちらは箱ものです↓。麻に赤糸刺繍をイメージした作品で、少しふっくらした柔らかい感じのハートのオーナメント付き。(実はこのハート飾りの箱、3つそれぞれ構造が異なります)

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この中の2つは「バックル付の箱シリーズ」の作品例。※1 2007年に下のような形でスタートした課題で、箱の飾りがロック(鍵)も兼ねている面白いカルトナージュ作品です。

バックルの見本は数種類あり受講時に選んで制作していただくので、各々のアイデアで様々な形のバックルの箱が出来上がります。ハートのバックルは、他にはないタイプを…とオリジナルで考えたもの。所要時間や難易度がアップしますが、半分くらいの方がハートの形を選びます。

↑の右端の画像は箱の内部。少しフレンチカントリー風にしてみたくて、赤×白チェックやリネンを使い、ヴィンテージ風の鍵やオリーブの枝を添えて。

当時、南フランスのポストカードを入れてみたり、自分で作ったハートのオーナメント(タッセル付きのサシェ)を入れて写真を撮ってみたのですが、

最終的に使った画像はこちら↓。フランス雑貨の刺繍入りハートと石膏オーナメントがしっくりきたのでした。

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麻と赤糸刺繍、ハートのコンビネーションは好きな組み合わせの1つ。本当は自分で刺繍を入れて作りたかったのですが、そこまでのエネルギーはなく…

最初に紹介したハートのオーナメン(タッセル付きのサシェ)にも使った、矢を放つキューピッド柄を

バックルの箱のハート部分にも使っています。

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・・・後日、教室のレッスンで赤糸クロスステッチでハートのバックルを仕上げて下さった方があり、感激でした♪(クロスステッチのエキスパートN様の作品です)

 

※1 「バックルの箱」という名前は教室の課題として私が勝手に名付けたもので、フランス語では別の呼び方があるのでは?と思います。

 

かぶせ蓋の箱+仕切り箱(仕切り付きのトレイ)

スキバル&ペーパーで作る「かぶせ蓋の箱+仕切り箱」の作品(2006年より)。アドバンス作品の導入編として取り組む課題です。

もともとのサンプルが、ティッシュペーパーBOXサイズや靴箱サイズだったこともあり、教室では「長方形靴箱タイプの箱」+「仕切り付きのトレイ」と呼んでいますが、大きさは自由(←幅27㎝、高さ5㎝以下まで/ティッシュケース/小さめ靴箱程度のサイズ)。

設計から始める作品で、宿題付き(自宅で設計&厚紙カット) または 宿題無し(教室で設計からスタート)のどちらでも都合の良い形を選びます。

1.宿題付き(自宅で設計&厚紙カット)の場合・・・収納箱+内部に入れる仕切りのトレイ・・・1日クラス(各半日クラスずつ)

2.宿題無し(教室で設計からスタート)の場合・・・収納箱+内部に入れる仕切りのトレイ・・・1日クラス+半日クラス

以下は「長方形靴箱タイプの箱+仕切り箱」の課題を受講された皆様の作品です。