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書籍刊行のお知らせ(2014年)

針や糸、ミシンなどを使わず、縫わずにバッグやポーチなどを作る「貼って作るバッグとこもの」。2005年から開催しているカルトナージュ教室の課題作品を考える中で枝分かれしたシリーズです。

このシリーズの特徴は「バッグやポーチを接着剤で貼って作っていくこと」。

一般的なミシンで縫うバッグとは少し違う方法で、バッグやポーチ、眼鏡(めがね)ケースなど様々な実用品を作る方法を自分なりに考えています。

 

思ったよりも難しくなく、「作る&使う」を両方楽しめる実用品なので、いつかこのページでテクニックをご紹介できればと思っていましたが、2014年4月、シリーズの中で”簡単に作れるアイテム”の作り方を書籍に掲載しました。

工作(クラフト)感覚で楽しく作れるものが多いので、カルトナージュ未経験の方にも楽しんで作っていただけます。

書籍タイトルは 【針と糸なしで♪ 「ボンド」で貼って作るバッグとこもの】   camidecor1422-4
カルトナージュのテクニックを使って「木工用ボンド」で作るバッグや眼鏡ケースのほか、スライサーという樹脂芯を使うソフトなバッグとポーチ。 コニシの「ボンド裁ほう上手」を使って、布だけで柔らかく作る巾着やシュシュ、ファスナーポーチなどの実用品33点の作り方を画像つきで紹介しています。

Amazonのページ   ※在庫切れとなっている場合は、お近くの書店にオーダーしていただくか、Amazon、楽天ブックスなどで予約を入れてお待ち下さい。お急ぎの場合は河出書房新社に直接お問い合わせください。河出書房新社 TEL 03-3404-1201

河出書房新社のページ

<掲載作品の画像をちょっと紹介・・・>

Camidecorbag1 上の画像はキャラメルポーチ、シュシュ、舟形トートバッグ、眼鏡ケース。シュシュ以外は教室の課題作品。 Camidecor1402 封筒型ポーチは、折り紙&工作のイメージでとても簡単に作れるアイテム。左側にちらりと見えているのは帆布のトートバッグです。

<書籍で紹介した作品について(補足)>

2014年の書籍で紹介したバッグや小物は大きく2つに分かれます。「紙や樹脂などの芯地を使うアイテム」「布だけで作るアイテム」

まず1つめの「紙や樹脂などの芯地を使うアイテム」カルトナージュ教室のサイドメニューとして考えた作品。書籍に紹介したのは以下のアイテムで、芯地を使って作るのがお勧めです。マチ付きトートやクラッチバッグ(かんたんタイプ)も入っています。 BCA5

そして、もう1つの「布だけで作るアイテム」は、コニシさんの「ボンド裁ほう上手」を使った実用品で書籍用に考えたもの(下↓)。 裏地付きの巾着やツールホルダー、シュシュなどは縫うのとはまた違った良さがあります。

BCA7

「カルトナージュの経験の有無にかかわらず、誰でも簡単に作れるアイテムで」というコンセプトのもと、できるだけシンプルに作れるものを選んで、全てのアイテムの作り方を載せています。

◇その後のお知らせ -木工用多用途ボンド発売◇ コニシさんから「木工用多用途ボンド」が発売になり、「バッグとこもの」がより作りやすくなりました。(下の画像は書籍用のチラシの一部抜粋です)チラシ1-1 樹脂芯(スライサー)を使ったアイテム、立体のファスナーポーチ、がま口などに。 220円という価格も嬉しく、ホームセンターなどで入手可能です。※教室では材料や用途に合わせて複数の接着剤を使い分けています。

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光のマジックとハロウィーン-妖怪と神話のモチーフ①

2015年2016年2017年に続き、ハロウィーンによせて…。

前回までは自分で撮った画像にコウモリや蜘蛛の巣を書き込んだりと、ちょっといたずらしたものを紹介してきましたが、今回はそのままの写真。京都の高台寺の夜間拝観で観たプロジェクションマッピングの画像です。

撮影したのは昨年(2017年)の11月。紅葉のライトアップを見ていたら、突然始まった光と音の演出。静かな空間が一瞬にして別世界になりました。

闇の中、方丈前庭の波心庭(はしんてい)の枯山水の白砂が色とりどりに妖しく変化し、門や塀には竜の姿が・・・。その後、子鬼や妖怪が通り抜け、大きな閻魔様も登場。

2,3分ほどの短い時間ですが、効果的な音楽とともに昼間とは全く違う世界が繰り広げられ、文化遺産と現代技術が見事に融合した総合アートとなっていました。

ところで、この門を通り抜ける魑魅魍魎の姿、なぜかどこかしらユニークで憎めない。どこかで見たことがある・・・と後で調べたら、この妖怪達は、高台寺所蔵の「百鬼夜行絵巻」に描かれているものだということで納得。

妖怪って古今東西、愛されキャラというかユーモアのあるものが多いですね。

下は同じ日に撮った高台寺の竹林。夜空に浮かび上がるライトアップされた竹林はとても幻想的。月明かりのような光で、昔話やかぐや姫の世界を連想してしまいます。

<ダークカラーの和紙と竹林モチーフのファイルカバー>

さて、今回は上の画像からの流れで和紙を少し紹介します。下は2004年頃に作ったファイルカバー3種。竹林模様の和紙を使っています。

漆黒×ゴールドの繊細なデザインに惹かれて買ったものの、箱にするには渋すぎて、小さな作品にアクセントとして使ってみたのでした。

背景に敷いた黒、茶、グレーの和紙は10年ほど前に購入した京都の和紙。伝統的なモチーフとシックな色の組み合わせで、ちょっぴり男性的なデザインです。

そういえば、これらの伝統柄が外国のチョコレートにおしゃれにプリントされているのを見つけたことがあって、当時は、日本の伝統柄がこんな形で利用されているんだなあ、と驚きました。最近ではインテリアや食器、ファッションなど様々な分野で見かけるようになりましたが・・・。

ためしに、飾りかぼちゃや秋の果物、手元にあったフレームやタッセルと一緒に並べてみたら、ちょっと不思議な感じ↓。意外に違和感がないのは金色の細いラインのせいでしょうか。日本の伝統柄だけれどモダンなデザインです。

実は今回、ハロウィーンにちなんで、できれば百鬼夜行や古い日本の妖怪を使った材料を紹介したかったのですが、さすがに持っていませんでした。

ただ、神話のモチーフという意味では、東洋の竜や鳳凰は布や織物、着物や帯地に使われ、作品の材料としても使ったことがあります。

また、西洋の神話のキャラクターは、フランスの生地、Toile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)などにも使われていて、中にはちょっと不思議な生き物?もいるので、そちらは「ハロウィーンによせて/2018-②」で紹介します。

(ギリシャ・ローマ神話の神々などの神話モチーフや天使については、以前、こちらの記事にも書いています)

 

黄金の月、秋の紫色ー秋のお月見によせて

夜風や虫の声が心地いい秋の夜。2018年のお月見、十五夜は9月24日、十三夜は10月21日でした。

下の画像ははいつかお月見の季節に紹介しようと思っていた和紙。10年ほど前に伊東屋さんで購入したものです。

淡い茄子紺のような紫色の背景に、一面に広がる薄紫の露芝(つゆしば)文様。丸い月を思わせる輪の中には、梅、笹、藤、楓、短冊などの伝統柄が描かれ、シャンパンゴールドの細い縁取りが繊細で着物のデザインのよう。

「露芝(つゆしば)文様」というのは、細い月のような円弧の芝草に露の玉が散らされたもので、誰もがどこかしらで見たことのある伝統柄。そして、その間から見える白いギザギザの模様は、「雪輪(ゆきわ)文様」の一部?と調べたら、「三日月雪輪文様」と呼ばれているそうです。

夜が更けてから見る月も綺麗だけれど、夕暮れ時、空の色が少しずつ変化していく景色もいいなあ・・・と昔の画像ファイルを見ていたら、紫色の空と満月の写真を発見。2008年9月に撮影したもので、ちょっとピンぼけですが、夕暮れの空と湖が薄紫に染まっています。

2008年頃というと、ちょうど曲線ラインの作品をいろいろ作っていた時期で、下の画像にもクネクネしたラインが複数・・・。紫色のベルベットの箱は秋冬に制作したもので、側面には紫がかったシャンパンゴールドの生地を使っています。

 

秋のお月見は実りの時期。ススキやお団子と一緒に里芋や栗、豆が供えられ、十五夜は「芋名月」、十三夜は「栗名月」(または「豆名月」)とも呼ばれるそうです。

 

深まる秋のピンクと葡萄色

立冬も過ぎ、暦の上ではもう冬を迎えていますが、まだもう少し秋を楽しみたいこの季節。

朝夕冷え込むようになってくると、深い色のピンクやオレンジ、紫、くすんだ赤色などが気持ちをほっこりさせてくれます。(10月の画像ですが、このページにも暖かな色がほしいので)

 

***天気予報に雪だるまが登場するようになりました。暖かくして、温かいものを食べて、本格的な冬に備えましょう。

後日作品画像など追加します***

かぼちゃとお菓子とハロウィーン-ハリーポッターとヘンリー君

2015年2016年に続き、ハロウィンによせて…(↓は去年のかぼちゃの画像です)

下は以前自分で撮った画像にいたずらしたもの。下手な手書きで蜘蛛の巣を入れて、ほんのちょっぴりハロウィーン風に・・・。

うっすら雪に覆われているこの建物、見覚えのある方も少なくないのではないでしょうか?仮装して「ここの生徒になりたい!」と熱望する子どもたちも世界にたくさん。

ホグワーツ魔法魔術学校の物語(ハリポッターシリーズ)を感性豊かな小さい頃に読めるなんて、今の子ども達は幸せです。

さて、ハロウィーンといえば、子ども達の”トリック・オア・トリート(Trick or Treat)”。

仮装した子ども達が「お菓子をくれる?それとも、いたずら?=お菓子をくれないといたずらするぞ」という楽しいお祭りについて、私が初めて知ったのは、小学生の時に読んだアメリカの児童文学「ヘンリー君シリーズ」でした。※1

「いいなあ、楽しそうだなあ・・・」と密かに憧れ、その後しばらくして私自身も仮装する機会に恵まれるのですが、その時のコスチュームは黒猫。仮装といっても黒のセーター&パンツにしっぽと耳とひげ?をつけただけの超簡単バージョンで、現代の仮装とは比べ物にならないゆる~い感じでした。

その時、ロングヘアの友人が魔女の仮装をしたのがすごく似合ってかっこよくて、今思えば、ホグワーツの生徒風だったなあ・・・と、この季節になると懐かしく思い出します。

・・・ということで、今回は「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」にちなんだ作品を紹介します。

教室の皆様の作品から、ハロウィーンのお菓子を入れてみたくなるような、遊び心のあるちょっとポップなもの、スパイシーなものをピックアップして・・・。

ここに紹介した皆様の作品1つ1つに思い出やストーリーがあって、それぞれ細かく紹介したいのですが、今回は上の画像の中の「メリーゴーランド型の箱(2009年からの課題)」3つについて少し補足してみます。

<メリーゴーランド型の箱と復習&応用作品より↑>

上画像の真ん中は、K・Kさん作で、教室で作った赤い屋根の作品と復習作品。オレンジとパープルのポップなハロウィン柄の箱はお菓子をいれるのにぴったり。正面もキュートなのですが、屋根と飾りのポンポンが可愛いので、今回は上から撮った画像をチョイス。

左下から2番目はN・Sさんのシックでおしゃれな作品。細部の飾りにまでこだわってスタイリッシュな中に可愛さのある作品に仕上げて下さいました。

右下はE・Kさん制作で、「メリーゴーランド型の箱」×「リボンくるりボックス」×「シークレットボックス」をミックスさせた応用作品。甥っ子君へのクリスマスプレゼント用に作ったすごく楽しい作品で、ゆっくりご紹介したいので内部はその時のお楽しみに・・・。

<カルトナージュやバッグと小物などの基礎作品から↓>

下は基礎作品中心の画像。初めてカルトナージュを作った方のものも入っています。レトロなモチーフや復刻のラベル柄を上手に使ったりと、お菓子が入っていたら欲しくなってしまうかも・・・。

右上2つはK・Nさんのちょっと難しめの作品で、クリスマスバージョンもあるので別の機会にあらためて。

<おてんばでスパイシーな女の子キャラと可愛い木馬のモチーフなど>

そういえば、先に書いた「ヘンリー君シリーズ」には、ラモーナというやんちゃでいたずら好きの強烈な女の子が登場して、ハロウィーンでひと騒動巻き起こすお話があったような・・・。「ビーザスといたずらラモーナ(姉妹のお話)」や「ラモーナは豆台風」など彼女が主人公のシリーズもあって、ごくごく普通の男の子の主人公のヘンリー君よりも、ちょっとブラックなところのあるラモーナというキャラクターの方が印象に残っています。

ハリーポッターのハーマイオニーやルーナ、ムーミンのミイもそうですが、個性的な女の子のキャラクターは物語のスパイスとして欠かせないもの。

上の画像は、女の子や木馬という可愛いモチーフを甘く仕上げて・・・というのではなく、ビターにピリッとまとめて下さった皆様の作品です。

※1.映画の撮影で実際に使われたボグワーツ城の模型です。

※2.ハロウィーンが出てくるのは「ヘンリー君と秘密クラブ」「ラモーナは豆台風」など。作者のベバリイ クリアリー(Beverly Cleary)女史についてちょっと調べたてみたところ、現在101歳で、100歳を迎えてお元気にインタビューを受けている様子を見つけることができました(嬉しい!)。→ご興味のある方はこちらから:Children’s Author Beverly Cleary on Turning 100