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「貼って作るバッグとこもの(2014年刊行)」改訂新版(2018年)のお知らせ

2014年刊行の書籍『ボンドで貼って作るバッグと小物』の表紙が新しくなり、2018年1月27日に改訂新版が出ました。

内容は2014年版と全く同じで、カバーのみのリニューアルです。

電子書籍にもなっていて、紙の本の在庫がなくなり次第、電子のみに移行していく予定だそうです。(2019年9月)→書籍の内容やアイテムはこちらから

 

バッグ類、封筒ポーチ、眼鏡ケース、小物入れ(コインケース、ジュエリーケース)など33アイテムの作り方を載せています。

本だけではわかりにくいのでキット付きにしてほしい、オンラインレッスンで習ってみたいというご希望があり、現在検討しています。(2020年10月)→貼って作るバッグと小物ー基礎作品

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Season’s Greetings(2024年)-良いお年をお迎えください

今年もあと残りわずかとなりました。教室で仕上げて下さった皆さんの作品など、たくさん紹介したいと思いながら雑事に追われて、あっという間の年末。

来年で教室は20年を迎えるのに、毎回いろいろ反省ばかりですが、今年も皆様と創作の時間を持てたことに感謝しています。参加して下さった皆さま、ありがとうございました。

「あれもやりたい、これもやらなきゃ」と思いながら何もできず、2024年のXmasシーズンも過ぎていきました。

紅葉も遅かったし、なんだか季節感を感じられない秋から冬。

そんな中、11月には、クリスマスモチーフの布で作品を仕上げて下さる方がおられたり、12月にはXmas柄のギフトボックス(お菓子がたくさん入っている♪)を作ってきて下さる方があったりと、季節の行事や節目っていいものだなあ、とあらためて感じています。

ヤドリギと小さなりんごは数年前に撮ったものですが、来年への願いをこめて。

お健やかに良い新年をお迎えください。

 

2020年より前にこのサイトに掲載したクリスマスシーズンの画像の一部です。教室の皆様の作品なども入っています。(画像をクリックすると、過去の記事が開くようになっています)

 

 

 

白い針仕事 vol.5 -笑う刺繍 教室作品展 のお知らせ -シュバルム刺繍のホビーバスケット

今回は、この春からカルトナージュのレッスンを受講して下さっているKさんが通っておられる、素敵な刺繍教室の作品展のお知らせです。

【白い針仕事 vol.5 笑う刺繍 教室作品展】  主催:笑う刺繍/中野聖子先生

日時:2024年12月5日(木)-7日(土) 11時~16時 入場無料

場所:ヒルトピアアートスクエア(ヒルトン東京B1F)ヒルトピアショッピングアーケード内

長い歴史を持つ伝統的な白糸刺繍、ホワイトワーク。ヨーロッパのアンティークや手仕事が好きな人は、その清潔で優雅な雰囲気に一度は魅了されたことがあるのではないでしょうか?

展示会のお知らせのカードからも白く奥深い世界の魅力が伝わってきます。

中野聖子先生の「笑う刺繍」のサイトはこちらから↓。 素敵な作品のほか、新しく出版されたご著書『HEDEBO 図案&見本集211』の情報なども掲載されています。

https://www.warau-embroidery.com/

インスタグラムには素晴らしい作品が並ぶ会場の様子なども。白糸刺繍の白銀の世界で、優雅なクリスマスシーズンの1日を過ごせそうです。

 

<Kさんの出展作品:白糸刺繍とカルトナージュのコラボレーション -シュバルム刺繍のホビーバスケット->

数年(3年ほど?)前から白糸刺繍を習い始めたKさん。カルトナージュを始められたのはこの春からで、下は3作目のホビーバスケット。2006年から定番の基礎課題です。※1

窓の付いたフォトスタンド(2006年~)は刺繍などを入れるのにちょうど良い基礎作品。Kさんはハートの白糸刺繍を準備し、ネイビーの布と合わせて上品で素敵に仕上げて下さいました。※1

 

そして今回の展示会に出展する作品。前↑に受講されたホビーバスケット×シュバルム刺繍のコラボレーションのイメージを固め、少し前から準備しておられました。

バスケットの大きさに合わせて、刺繍のデザインやバランスを考え、1つ1つ丁寧に刺していく作業。紅茶を1しずくこぼしただけでダメになってしまう…。

緻密さと根気、繊細な感性がないと美しい白糸の作品は仕上がらないのですね。刺繍愛好家の皆さまにはいつもリスペクトを感じています。

写真は制作当日の教室にて。完璧に準備された刺繍と布類。ガサツな私は刺繍に触らないように、汚さないようにとドキドキしながら撮影したのでした。

制作風景を少し。今回のバスケットは上のカーブが別デザインのタイプです。バランスよく素敵に貼れて、ひとまず安堵。

サイド(側面)は別デザインの刺繍(かわいい!)。

白糸刺繍の多様な技法を効果的に使った立体の作品。イメージするだけなら簡単ですが、ディテールを考え、それに合わせて1つ1つ丁寧な針仕事を積み重ね、それを作品にするのは息の長い作業です。

11月に無事に完成した、世界に1つだけのKさんのホビーバスケット。今回紹介した【白い針仕事 vol.5 笑う刺繍 教室作品展】に出展されています。

※完成後の画像は、作品展が終わった後に追加します。

 

 

※1 ホビーバスケット、窓付のフォトフレームはAtelier Fa-Decorの基礎課題です。

ホビーバスケット-皆様の作品より

ブック型のフォトスタンド(窓なしと窓付)

エッグアート作品展のお知らせ -双子のようなディスプレイトランク –

教室に長年通って下さっているMさんはエッグアートのプロ。エッグアートのスタジオ Craft House Treasure Boxで講師&主宰者の大先生のアシスタントを務めておられます。

今回はそちらのエッグアートスタジオの25周年作品展のお知らせです。

【クラフトハウス トレジャーボックス 祝!25周年作品展】

日時:2024年11月6日(水)-11月17日(日) AM10:30-PM4:30 入場無料

会場:アートフォーラムあざみ野 ※エッグアートのワークショップも同時開催

 

今回のMさんのテーマは「黄金の伝説」。神話をモチーフにした金色のエッグアートの背景に、こちらの教室で制作したカルトナージュの大型トランク(Atelier Fa-Decorオリジナル)をディスプレイとして展示して下さるそうです。

優雅でゴージャスな作品が並ぶという作品展。エッグアートにご興味のある方だけでなく、しばし夢のような世界にトリップしたい方もぜひ足をお運びください。

下の画像は2014年の15周年の時にいただいた美しいファイルと一緒に撮ったもの。当時もカルトナージュの作品をディスプレイとして使って下さいました。※1

 

 

<カルトナージュの大型トランク  双子のようなオリジナルとMさんの受講作品>

2008年に作ったカルトナージュの大型トランク。

古い作品なのですが、様々なテーマで何度かこのページでとりあげています。

ギリシア・ローマ神話の女神のトランクとミネルバの梟(フクロウ)

カルトナージュのタッセル用トランク-雛道具と房飾りによせて

2010年1月刊行の『カルトナージュBOOK (2009年撮影)』という書籍にも「タッセル用のコレクションケース」として紹介した作品です。

もともと自分の創作物として気ままに作った作品で、教室の課題ではなかったのですが、3年ほど前にMさんより「2024年のエッグアートの展覧会のディスプレイとして飾りたいので、そっくりそのまま同じ材料で作りたい」というリクエストがあり、コロナ禍の2021年から2022年にかけて教室で受講していただいたのでした。

こちらが古いオリジナル作品とMさんの完成品。私もどちらが自分の作品なのかわからないほどの完成度。(近くで見るとボロっとしているのが私のです)

使った布の地色が少し違うけれど、年の離れた双子みたいな仕上がりです。

裏側も全く同じ(下)。大きさが違うように見えるのは写真の角度や遠近のせいです。

内部の引き出し造作も細部まで見事に同じに仕上げてくださいました。

 

ちなみに、2009年に書籍用に撮影した時はこんな感じでリボンやタッセルを収納していました。引き出しは3種類の違うタイプで構成されているので、実は結構骨の折れる作品なのです。

 

エッグアートと一緒のディスプレイはどんな風になるのでしょうか?

ポストカードやファイルの写真を見ているだけでも、卵の殻からこんなに美しいアートが!とうっとりです。

・・・雨の暗い日に撮影したのでカードの画像が暗くピンボケで申し訳ないです・・・

 

※1 15周年作品展では教室で作った折り畳みの衝立をディスプレイに使って下さいました。下は当時のお知らせの記事です。

フレーム付リボンボード&折り畳みパーティションA-エッグアート作品展のお知らせ

 

 

 

2024年のハロウィーンによせて -空飛ぶ魔女とマクゴナガル先生

2015年から2010年まで、”ハロウィーンによせて”として、写真をちょっぴり仮装(加工)させた画像を載せていました。旅先で自分で撮った夜の写真にコウモリやクモの巣をPCのマウスで一筆書きしただけの超簡単なイラストです。

下は最初の2015年の写真。ハリーポッターのかぼちゃランタンを思い出したり、イタリアのコモ湖のブルーモーメント&満月の夜景に魔女※1を描いたりして、少しだけハロウィーン気分を味わっていたのですが・・・。

テクノロジーの進歩はすさまじく、今やAIがなんでも作ってくれる時代。前のように写真にチマチマ下手な絵を書くなんて・・・と、2020年をラストに写真の仮装は卒業したのでした。

というわけで、今回は今までこのページで紹介した「ハロウィーンによせて」の画像を掲載してみます。

下はずいぶん前に撮った画像(2011年頃?/作品制作は2010~2012年)。グロテスク模様のモチーフ、ハルピュイア(女面鳥神)が描かれた布を使ったランプシェードやアンティークブック型のボックス、収納など、すべて紙を使って作っている作品です。

 

ハロウィーンによせて-妖怪と神話のモチーフ②(グロテスク模様)

クリックして記事が開くようにする予定。自分でも何をどこに載せたか忘れているので備忘録に

 

※1 ハロウィーン/Halloweenについての記事は、2015年にハリーポッターの1作目のハロウィーンの食事シーンについてふれたのがきっかけでした。

今回はマクゴナガル先生を演じたマギー・スミス(Maggie Smith)氏への追悼と感謝の気持ちをこめて・・・

「ハリーポッター」だけでなく、「眺めのいい部屋」「ムッソリーニとお茶を」「ダウントンアビー」などで大好きな女優さんでした。

※上は2015年にイギリスのワーナースタジオに行った時の画像(クリスマスシーズンの飾りつけ)

桜の形のカルトナージュの箱-2024年の桜の開花によせて

例年より開花が遅かった今年の桜。東京近郊は29日に開花し、週末から4月初めにかけてお花見が楽しめそうです。

3月の卒業式の花吹雪も別れのせつなさと希望が入り混じっていいものですが、4月初めの桜は入学式などの新しいスタートに華を添えてくれますね。

下は桜の形のカルトナージュの箱。はぎれで作った桜のつまみ細工や巻き玉を添えて撮った写真です。

「和紙で作るカルトナージュ」の本の作品を考えている時の作品で、以前↓の記事にも小さく写真を載せています。(2011年刊行の書籍に掲載した作品)

お花見と梅型の箱 -和紙で作るテーブル周りの小物と器

「梅の形の箱」のほうが簡単なので「桜の形の箱」は長年お蔵入りになっていましたが、コロナ禍での少人数クラスで皆さんに課題として作っていただきました。

 

以前このページで紹介した桜、梅、桃や春の花にちなんだカルトナージュ作品の画像。クリックすると投稿記事が開きます。

ミモザの日によせて-2024

ミモザ(mimosa)の日によせて 国際女性デー。

旅先で撮ったミモザの写真。手前にも奥にもミモザの木があって、たまたま真ん中が空いた四角いリースみたいな形に撮れたもの。葉が細くて長いミモザ フロリバンダという品種だそうです。

ミモザの花言葉を調べると「感謝」「思いやり」「友情」「秘密の恋」※1などが出てきます。

「感謝」「友情」はいいとして「Secret Love(秘密の恋)」って現代では微妙ですね。(花束を贈る時に勘違いされないよう、この花言葉には注意が必要かも)

下はこのサイトで紹介したミモザ関連の投稿の画像です。「感謝」をこめて。

 

※1「Secret Love(秘密の恋)」の花言葉はネイティブアメリカン(インディアン)の風習に由来しているそうです

2024年節分によせて

2024年1月1日に発生した石川県能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

地震から1か月経ちましたが、今も不安な日々を過ごしておられる方も多いと思います。皆様が1日も早く日常生活を取り戻せるよう、そして被災地の一日も早い復興をお祈りしております。

大きな災害や心が痛むニュースが多かった令和6年の1月。いろいろな思いがありますが、自分にできることを考えながら、春を待ちたいと思います。

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節分は、悪鬼邪気を払い、春を迎い入れる準備をする節目の日。今年は2月3日でした。

下の画像は京都の吹き寄せのお菓子を豆まきに見立てたもの。昔懐かしい卵ボーロは口の中でスッーと溶け、優しい甘さにほっこりします。

赤い折敷は輪島塗の多用途皿。沈金という技法で南天の枝があしらわれていて、30年近く大切に使っています。漆器や蒔絵の作品が好きで、輪島の朝市や能登は行ってみたい場所の1つでした。

南天は「難が転ずる」という意味から厄除け、縁起物として使われる植物。寒い中、たわわに実る赤い実に生命力の強さを感じ、元気をもらえます。

 

そういえば、このページで金沢のお菓子「起上もなか」を紹介したこともありました。2021年の2月のはじめ、先の見えないコロナ禍で不安があった時、可愛らしいお菓子の写真自分の心が癒され、明るい気持ちになったことを思い出します。

春から先は明るいニュースが沢山ありますように。今年の節分はそんな思いが募る1日でした。