中上級作品」カテゴリーアーカイブ

オブジェのような縦型ソーイングとミッドセンチュリーモダンの魅力(皆様の受講作品)

今回も、梅雨空のどんよりムードをの中で元気をもらえる作品を紹介します。

前回に続き「縦型ソーイング(六角形 フラワーソーイング)」の課題。K・Aさんの受講作品です。

可増など追加していきます

 

 

パステルカラーの縦型フラワーソーイング(ちいさな刺繍入り)|Tさんの受講作品

梅雨に入り、どんよりしたお天気が続いています。

雨が多くなり、気分も塞ぎがちなこの季節、ふわっと明るく優しい気持ちになるM・Tさんの受講作品を紹介します。

優しいパステルカラーのカルトナージュの縦型ソーイング(六角形)。※1

Tさんが使ったのは、イギリスのキャスキッドソン(Cath Kidson)の『British Bird (ブリティッシュバード)』という生地。

布のモチーフと同じ形のお花に合わせて、さりげなくワンポイントのリボン刺繍が入っています。

幅広い種類の刺繍が得意なTさんですが、あえて小さな刺繍にして余白を残していることで、Tさんならではのパステル調の優しい世界が完成されています。レースのアクセントも絶妙。

蓋にもワンポイントのリボン刺繍が入っています。布の雰囲気に調和する色使いと優しいラインがぴったりです。

日本の6月はジメジメどんより雨の多い梅雨ですが、キャスキッドソン(Cath Kidson)が生まれた国、イギリスでは薔薇やお花が咲きみだれ、小鳥がさえずる美しい初夏の季節。

ヨーロッパで「ジューンブライド(6月の花嫁)」という言葉が生まれたのも納得です。

花嫁と言えば、下はお嬢様へのプレゼントに、と制作されたE・Tさんの作品。こちらは深みのある赤とストライプがアクセント。大きい画像はあらためて別の機会に紹介します。

※1 「縦型ソーイング(六角形のヴィクトリアンソーイング)」は2006年にスタートした、カルトナージュ基礎作品の総仕上げのような課題。側面が花びらのようにふわっと開く構造です。大きさや細部のデザインは自由なので、皆さん、それぞれ工夫して個性的なソーイングが完成します。 内部にピンクッションになる2段の丸箱が入ります。その他、四角形、五角形のサンプルもあり。

 

曲面の箱と引き出し付の卓上シェルフ|薔薇の花のガーランド

カルトナージュの「曲面の箱と引き出し付の卓上シェルフ」。今月のクラスで「曲面の箱」を受講する方がおられるので、シェルフ付きの画像も掲載します。※1

箱の蓋に使っているのは「バラの花のガーランド」や「ブランコの女の子」のモチーフが人気のTHEVENON社のグレージュの生地。こちらの収納箱↓とお揃いのトワル・ド・ジュイです。

以前、秋をテーマにしたページで紹介したことがあるので、秋の写真だと思っていたら、撮影したのは2013年の6月16日でした。青蜜柑(青ゆず?)が写ってるから確かに初夏ですね。

秋の茶色とブック型の収納箱|カルトナージュの重ねられる大きな箱

最初の画像の「曲面の箱と引き出し付の卓上シェルフ」、かなり前からの課題で、2Wayになる面白い構造。その他画像や皆様の受講作品など追加していきます。

※1 このCami Decorサイト、システムのアップデート(バージョンやPHPの更新など)を終え、少し大きめ画像も掲載できるようになりました。(ネットの仕組み複雑化&IT関係の知識不足のために、長年先送りしてきたのですが、2026年3月に無事完了しました)

未掲載の作品や皆様の受講作品など、随時写真を追加しながら更新していきます。

 

ターコイズブルーのリボンワークの箱|皆様の作品より

雨の後の紫陽花が美しい季節となりました。

今回は初夏にぴったりの、ターコイズブルーの材料を使ったKさんの作品を紹介します。

2008年からレッスン課題として続いているカルトナージュのリボンワークの箱。八角形と楕円があって、大きさやデザインは自由なのですが、サンプルと同じ八角形のサイズで作る方が多い作品です。

以前、クリスマスの時期にオフホワイトやベージュで仕上げた3人の皆様の受講作品を紹介しました。

カルトナージュのリボンワークの箱(2008)-受講された皆様の作品より

 

ディスプレイで印象が変わるニュートラルなカラー。それぞれ完成度高く仕上げて下さいました。

 

 

 

蓋を開けたところなど、画像を追加していきます。

 

★「切り込みフラワーの蓋」の画像を追加しました↓

クレマチスみたいな立体切り込みフラワーの蓋付の箱|皆様の受講作品より

花の形が蓋に刻みこまれたような、ふっくらした立体的な蓋のカルトナージュ。

教室では「切り込みフラワーの蓋付きの箱」と呼んでいて、厚紙を折り紙のように折って作る作品です。下はY・Kさんの作品。お花の中心のキラリと光るアクセントがアクアブルーにぴったりです。

クレマチスの6弁の花びら※1

深みのあるブルーグリーンの蓋はH・Kさんの作品。

タッセルとの配色もグリーンの濃淡で素敵です。

グリーンの濃淡といえば、上の画像は数年前に訪れた、長野県茅野市の「御射鹿池(みしゃかいけ)」。東山魁夷の『緑響く』という絵画のモチーフにもなった神秘的な光景の場所。Kさんの配色と似ていますね。

 

可愛らしいポンポンの赤い蓋はNさんの作品。

赤い蓋と組み合わせたリバティのバラの花の生地と色がぴったりです。

可憐で可愛い小さな薔薇の花柄は、モダンな作品にも合いますね。

 

実はこの「切り込みフラワーの蓋」の作品、蓋に組み合わせる本体のデザインは自由。なので、完成形がそれぞれ異なります。

シックなブルーグレーに青紫のポンポンのMさんの作品。

組み合わせたのはシックな色のリバティの向日葵柄の生地。

組み合わせた本体もそれぞれ素敵なので、別の記事で紹介します。(シンプルな六角形の箱ではなく、面白い形を組み合わせています)

※1 備考:クレマチステッセンの違い

クレマチスは「つる性植物の女王」とも呼ばれ、世界に数百種ある「キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)」のグループの総称。テッセン(鉄線)クレマチスの1種で、中国原産の原種の花の名前。ツルが鉄ワイヤーのように固いことから鉄線と呼ばれたそうです。

カルトナージュの白いチェストと縫わずに作るミニチュアバッグ

4月のスイセンの季節に紹介しようと思いながら、5年間も放置していた白いチェストとミニチュアバッグの画像。

2015年~2017年頃に作った作品を、コロナ禍でステイホームしていた春に撮ったものです。(2021年4月1日撮影)

スイセンの時期が終わって、その1か月後のスズランの季節にも同じような構図の画像が残っています。(2021年5月11日撮影)

画像など追加していきます

可愛いビスクドールとトランクケース|教室の皆さまの作品より

バレンタインデーの2月から雛祭りのある3月にかけて、紹介したい画像がいろいろあるので、時間を見つけながら画像など追加していきたいと思います。

作りかけのカルトナージュの箱の手前に置かれた、手のひらにのるサイズの洋服。スモック刺繍(スモッキング刺繍)のフリル付ドレスに刺繍入りのカーディガンとビーズのバッグ、小さな革靴と靴下。教室での制作風景で、あまりに可愛らしくて撮らせていただいたもの。

-以下、4月に追加-

箱の中には別の素敵なドレスも入っています(着替え用)。

これらのお人形用のコスチュームはカルナ―ジュの箱のサイズチェックのために持って来て下さったもの。どれも洗練された美しいデザインと仕上がりで見入ってしまいます。

そしてドレスの横にはお人形が。ちょっと気位が高そうな美人さんで、凛とした表情が魅力的。

どこから見ても可愛い。小さなビーズのバッグもドレスとお揃い。

 

この美しいお人形とドレスの制作者は、ビスクドール作家の辻容子先生。お人形用ケースをディスプレイするためのバランスを見ている時、あまりの可愛らしさにいろいろな角度から撮影させていただいたのでした。

お人形がキャミソールのままなので、掲載するのをためらって伺ったところ「大丈夫よ♪」とのお許しが。

辻容子先生については2013年の記事でも紹介しています。

ビスクドールとカルトナージュのコラボレーション|銀座ビスクドール展によせて

 

日本だけでなく海外での活動でもご多忙の中、いつも新しいアイデアで創作に取り組んでおられる辻先生。

今回のトランクケース、写真ではわからないけれど実は引き出しがついています。最初に受講していただいたのは、引き出しのないシンプルタイプでしたが、こちらは応用作品。

お人形を入れて、ディスプレイできて、引き出しに衣類や小物が入るケース。正面に引き出しがついている一般的なタイプではない「引き出し付の収納トランク」です。※1

こちらの画像、2024年の春に撮影したもので、もうすこし早く紹介しようと↓のコラージュ画像まで作っていたのですが、あっという間に2026年になってしまいました。

グリーンのおしゃれ着とフリルのドレスはアンティークの生地を使ってデザインされたものだそうで、シックな色合いや上品な質感が現代の物とは違いますね。

その他にも、海外のドールショー用に制作された作品(ケース&お人形)やワークショップ用の画像などいくつかあるので、別の機会に掲載します。

☆今年の4月の最新画像☆ 5月初めのアメリカでのドールショーのギフトとして制作された小さなドール。12体あって、辻先生のテーブルに座る12名の方への贈り物(!)だそうです。5月以降にあらためて紹介します。

桜と小鳥の引き出し&フレームBOX|教室の皆さまの受講作品

桜が開花し、お花見の季節となりました。

今の時期にぴったりな、春らしい桜と小鳥の柄の生地を使ったKさんの受講作品を紹介します。

イギリスのテキスタイルブランドの生地とピンクの組み合わせ。カルトナージュボックスの引き出しはスカラップのデザインになっています。

この時期を逃すと来年になってしまうので、まずは忘れないように画像をアップ。(3月中に掲載しようと思っていた画像が沢山あるのに追いつきません)

内部の画像は後日追加していきます。

以下、追記です。


引き出しを開けると、可愛い桜のつぼみが。フタの桜の枝と桜のつぼみが続いているような感じで春の雰囲気がフワッと広がります。

そして、蓋を開くとフレームが出てきます。フレームにはポストカードや写真が入りますが、今の季節はこのままがいいですね。

蓋を閉めるとふつうの箱に見えるように、細かな裏ワザで仕上げるのがポイント。

布の柄は「桜と小鳥(ルリビタキやメジロ、セキレイ?)」ですが、思い出すのは『梅に鶯(うぐいす)』という古くからの言葉。

良い香りのする梅の花にウグイスが止まり「ホーホケキョ♪」とさえずる春の風景が浮かびますが、実際には、警戒心が強いウグイスは梅の木に止まることはほとんどなく、梅の木に蜜を吸いに来るのはメジロが多いようです。風情のある相性のよい春の組み合わせとして使われてきた言葉なのですね。

この作品は同じ日に3名の方が受講されました。アクアブルーはHKさんの作品。2つ並べると、まるで対で作ったような感じに。

そしてEKさんはシックな植物柄とネイビーで。後ろの箱2つはどちらも折り畳みの面白い課題で、シンプルな紺色にブラウンのレザーがおしゃれです。

今回の「フレーム&引き出しの箱」の作品、ずいぶん前にこちらのページ↓で紹介していますが、皆さん、私のサンプルよりずっと素敵に仕上げて下さっています。上のお2人の作品もそれぞれ内部がステキなので、また別の機会に紹介します。

引き出し付きの箱-スカラップデザインの引き出しとフレーム

 

 

今まで紹介した桜や雛祭りの画像。画像をクリックすると記事が開きます

カルトナージュのちいさな裁縫箱 受講された皆様の作品

ひな祭りのある3月には、雛道具にちなんでカルトナージュの小さな作品や引き出しなどをテーマに画像を紹介してきました。

下の箱もその1つ。「シークレットボックス」と名付けたシリーズの作品の応用タイプで、手のひらにのる大きさ。小さいと言ってもミニチュアではなく、ハサミや針などが入るお針箱です。

以前紹介した記事はこちらから↓

カルトナージュのちいさなお裁縫箱-シークレットボックス(秘密の箱)

内部は小さな引き出しがあり、ピンクッション、ニードルブック(ブック型の針刺し)なども収納できるようになっています。

もともと小さいものやミニチュアが好きで、2007年から2008年ごろに楽しみながら作った作品。当初は教室の課題ではなかったのですが、「作ってみたい」という声に応じてレッスン課題(ご希望者のみ)となりました。

面倒そうに見えるかもしれませんが、基礎作品で学んだテクニックの積み重ねなので、意外とスイスイ完成していただけるのが嬉しい発見でした。

それぞれ好みの材料で、私のサンプルよりずっと素敵に仕上がっています。

<教室で受講された皆さまの作品より>

砂色のリネン/麻の、繊細な花柄や田園風景が描かれたシックなトワルドジュイ/Toile de Jouyを使ったTさんの作品。引き出しやピンクッション、トレイになる蓋の裏もお揃いの布を贅沢に使ってあります。

そのまま飾っても素敵なアンティークな雰囲気のボックス。アメジスト色のグラスビーズのタッセルがおしゃれです。

 

下は18世紀にフランスで流行したインド更紗風のモチーフの生地を使ったYさんの作品。赤い色のアクセントがアンティーク調の布を引き立てています。

ゴールドの金具や貝殻ビーズの白と赤のタッセルなど装飾を効果的に使うことで、可愛らしさがアップしています。

からくり箱のテクニックに加え、引き出し、細工物、文房具の技術も必要なカルトナージュの応用作品。お裁縫箱にこだわらず、それぞれのアイデアや用途で自由に制作していただけます。

簡単なブックカバーでも、複雑な箱でも、世界に1つだけのクラフト作品を自分の手で作る体験や楽しさは、まだAIには奪われていませんね。

上の画像も、皆さまが1つ1つ紙や布を切ったり貼ったりして地道に仕上げて下さったものです。

ひな祭りによせて②-女の子イラストのフレームの箱

先の『2026年のひな祭りによせて①』では、カルトナージュの「自由なデザインのフレームの箱(2009~)」の課題からサンプルの1つを紹介しました。

 

今回は受講された皆さまの作品を紹介します。『ひな祭り』にちなんで、フレームの箱に可愛いイラストを使っものをいくつかピックアップしてみました。

<『くらはしれい』さんイラストの布 と『ぐりとぐら』のカード>

下のフレームの箱は今年の1月に受講されたKさんの作品。『くらはしれい』さんのとても可愛いイラストの布を使って、フレームは多角形のデザイン。

フランス額装のテクニックを使った枠の縁どりは、シックなブラウンにアクセントカラーのオレンジ。構図もぴったりで、五線譜の上の2匹の黒猫も入っています♪

前に受講された「アーチ形の小箱」とお揃いなので、一緒に並べてみました。

 

このボックス、フレームに好きなカードなどをスーっと入れて、飾って楽しめます。フレームやボックスのオレンジは、Kさんご持参の『ぐりとぐら』のカードにも合うよう考えられているのです。※2

ご家族や身近な人が喜ぶ姿を想像しながらカルトナージュ作品を作るのは楽しみが増しますね。

また、カードや写真を入れて飾っても中からロックされて開かない仕様なので、こんな風に↓立てても大丈夫。後ろの作品は透明アクリルの蓋がついた「コレクションケース」です。

 

・・・ぐりとぐらのカードが可愛くて、私も1枚お借りして自分のサンプル作品に入れてみました。中に入れるもので箱の雰囲気がぐっと変わります。※1

 

<子ども達のイラストがテーマの皆さまの作品より>

前の記事に書いたように、「フレームの箱」の課題はデザイン自由。複数のサンプルを参考に、それぞれのイメージで仕上げていくので、全く違う作品が出来上がるのが面白いところです。

下は2009年のYさんの作品。この課題が気に入って復習して下さったもの。モノトーンにポップな水玉、ピンクのアクセントがキュート&ガーリーで、女の子のイラストにぴったりです。

 

白いフレームがすっきりと上品なAさんの作品。イエローグリーン×ブルーのトワルドジュイ/Toile de Jouyとの組み合わせがやさしく爽やかです。

ワンちゃんを台車に載せてのごっご遊びでしょうか。おとなしく遊びに付き合ってあげているような賢そうな犬の表情と、草木に囲まれて外で遊ぶ子ども達のほほえましい風景に癒されます。

 

ロココを思わせる繊細で優美なモチーフの生地を使ったTさんの作品。、フレームデザイン、柄の使い方など完成度高く、裏の柄もピタリと納まっています。

セピア色のトワルドジュイ/Toile de Jouyに描かれているのは、薔薇が咲く庭園での若い女性と花かご、オーバル(楕円)のメダリオン。18世紀後半(1780年頃?)のフランスの風景でしょうか。箱を開く大きな柄が楽しめます。

 

そして最後は、イギリスの挿絵画家のシシリー・メアリー・パーカーの「花の妖精(Flower Fairies)」の生地を使ったNさんの作品。「フレーム付の箱」ではなく、「ひし形の箱D2009」と「ハートのダブルバスケット2011」の課題です。

花の妖精たちが春にぴったりで優しい仕上がり。淡いオレンジやイエローグリーンが映える配色です。Nさんは「花の妖精(Flower Fairies)シリーズ」で他の作品も作っておられるので、それはまた別の機会に。

 

※1 使う材料で雰囲気が変わる多角形のフレーム。今年の1月に受講されたKさんの作品はスワッグとフレームの色が絶妙。今回はテーマが女の子イラストだったので、春から初夏、『フラワーモチーフ/花束』をテーマにした際に大きな画像を紹介します。

 

※2 くらはしれいさん、ぐりとぐら、シシリー・メアリー・パーカー、それぞれ好きな作家さんです。「ぐりとぐら」は前にも登場しています。

ちいさな森のクリスマス-赤と青のフォトフレーム「ぐりとぐら」によせて

秋色の皆さまの作品とトンネル型(ドーム型)蓋付ボックス

寒さが増していくこの季節。ピンクや暖色系のあたたかな色や素材がほっこり心地よくなりますね。

教室で皆さまが受講して下さった作品を”ピンクと少しくすんだライトグリーン”というテーマで紹介したのは2016年11月のことでした。

初級から中級の課題をそれぞれ美しく仕上げて下さっています。

秋のピンクと黄緑色-皆様の受講作品より

 

最初の画像の左上の作品はN・Sさんが素敵に仕上げて下さった「トンネル型の蓋の箱(ヴォールト型の蓋の箱)」。

かまぼこのような蓋の形で、カルトナージュ作品では「ドーム型の箱」とも呼ばれているアイテムです。

 

<トンネル(ヴォールト型)蓋付ボックス」「ドーム型の箱」について>

この作品をレッスン課題として入れたのは2007年2月でした。—サンプル制作は2006年—

以下メインサイトより抜粋

当時のサイトは今でも見れますが、写真が小さいので、こちらに少し大きめのものを掲載します。※1

一緒に写っているのは「ハートの箱A」と「ハートの箱B」。こちらも定番の課題です。

当時は、季節に合わせて課題作品を考えていたので、”テーマカラーや形・モチーフ”の説明も。

2月ということで、ハートやキューピッドなどを取り入れていたようです。※2

「トンネルの箱」の課題の大きさ(幅)は自由。ちょうど巻きのリボンが入るサイズですが、用途はいろいろ。最近は幅広サイズ(ブルーのサンプル)を選ぶ方が多い感じです。(脚の有無なども自由)

下は幅の狭いコロッとしたタイプ。蓋のデザインも少し低めで設計したサンプル。

鮮やかなピンクやチェック、ポップな水玉などを使っています。

香りのついた「タッセル付きのサシェ/ハートのサシェのレッスンもこの時からの課題。簡単なタッセルも作る作品です。

ハートのオーナメント(2007年)-タッセル付きのサシェとバックルの箱

 

最初に紹介したN・Sさんが教室で作ったドーム型(トンネル型)の箱。ピンクとグレーの組み合わせの素敵なストライプの布、私のサンプルよりずっと美しく仕上がっています。

教室で受講されたハートの箱Bやカードケース、がま口なども一緒に。

上の画像だとわかりにくいのですが、ハートの箱は側面がチェックっぽく見えるようになっていて、とてもおしゃれな仕上がり。箱の中はバラの花模様。

紅葉狩りの11月が終わると、赤い色の作品が映える季節になりますね。

暖色系のベルベット調の作品は↓にも紹介しています。

ディープピンクの鶏頭(ケイトウ)とベルベット調のアクセント

皆さま、暖かくしてお大事にお過ごしください。

 

※1 今から20年近く前の古い記録をなんで今?と思われるかもしれませんが、当時はホームページが重くなるのを避けるため、小さい画像しか載せられませんでした。このCami Decorページでは、過去の写真を大きめサイズで見られるよう少しずつ整理して記録しています(なかなか進みませんが)

※2ハートの箱

ブルー&ホワイトのハート作品とルーブル美術館のキューピッド

斜め格子デザインの仕切り(かぶせ蓋の引き出し付収納箱)-受講された皆様の作品より

教室の課題用の画像は、2005年より個別にメールに画像添付という形でお送りしてきましたが、メールの画像が開かない方が複数おられたこともあり、一部の作品についてはこちらに掲載する形にしてみます。(暫定的に)

1月クラスで「斜め格子デザインの仕切り」を受講する方は参考にしてください。

斜め格子デザインの仕切り(かぶせ蓋の引き出し付収納箱)-受講された皆様の作品の一部です。きっちりと均等に作るため、新しいテクニックを交えながら制作します。

下はまだ仕切りが入っていない状態の作品「引き出し付のかぶせ蓋の箱」。

ウィリアム・モリスの”兄弟ウサギ(”Brer Rabbit” or “Brother Rabbit”)という柄のテキスタイルやクリーム色にブルー系の薔薇(ローズ柄)の生地でさわやかに仕上げておられます。

斜め格子の仕切りのケースのサンプルについては数年前に以下のページで紹介しました。

イングリッシュガーデンと斜め格子の仕切り箱

両側から使えるカルトナージュ2種 -手前に倒れる引き出しや皆様の作品など

柑橘系の果物が美味しい季節。甘酸っぱい美味しさに加え、皮をむいた時にフワッと広がる芳香も、瞬時に脳に届いて幸せ感を味合わせてくれます。

下の写真は前にも紹介したことのあるカルトナージュの「ハウスボックス(ハウス型ツールボックス)」。”家の形の箱”は複数あって、こちらは応用タイプです。

スイートピーの良い香りに包まれながら2009年の春に撮影したものですが、同じ日に撮った複数の作品の写真が残っていて、その中の1つがこちら。

「縦型のツールボックス」として作りかけたものの、訳ありの作品になってしまって、メインサイトに掲載しないままになっていました。

カルトナージュ(厚紙細工)で作れる引き出しには様々なバリエーションがあります。ドアのように開くものや、ダストボックスのように手前にパタンと倒れるタイプなど。

当時、いろいろなタイプの引き出しのを1つの作品に入れるの面白くて、「タッセルトランク」なども作りましたが、上の作品もその1つ。

高層ビルのように縦型にすればスペースも取らないし、様々なテクニックを学ぶ課題としてもいいのでは?と作りかけ、取っ手も付けてみたものの、気に入らずに未完成のまま放置状態。

金具の取っ手は1つしかなかったので、ハウス型ツールボックスに移し、教室の片隅に置いたままになっていました。

そして、時が経つこと8年。ホコリをかぶっていた箱が役に立つ時がやってきました。

この出来損ないのサンプルでもいいと課題に取り組み、しっかりと仕上げて下さったMさんの作品が下の写真です。

そう、この箱、裏表から使えるし、持ち運びもできるので、実は結構便利なのです。金具もぴったりで、上品で素敵な仕上がり。(私のサンプルと交換してほしい…)

 

思えば、当時(2008-2009年)は両側から使えるカルトナージュ制作に取り組んでいた頃でもありました。ハウス型ツールボックスも両側から使えます。

 

下は「ハウス型ツールボックス」を受講されたTさんとNさんの作品。屋根のストライプと白壁が爽やかです。

両側の屋根が開き、それぞれに収納できるしくみ。引き出しを開くと可愛い花柄が。

引き出し作りは根気が要りますが、完成した時の嬉しさはひとしお。商品も情報も簡単に手に入る時代になった今だからこそ、自分自身で何かを作ることが楽しいのかもしれません。

カルトナージュの引き出しの作り方はいろいろな方法があります。自分でイメージ通りの実用品や作品を作れるようになると便利だし楽しさも倍増します。

教室では、基本の引き出しや応用タイプ、失敗しない引き出しの設計や作り方、考え方、デザインなど、それぞれ好みの材料で楽しみながら学んでいただいています。

 

蘇ったカルトナージュのクリスマスツリー(2006-2008)とくるみ割り人形

3年前の2017年、収納の一番上の棚を整理していたら10年ほど前に作ったカルトナージュのクリスマスツリーを見つけました。作りかけも含めると5、6種類あってそれぞれ構造が違います。

2006年~2008年に少しずつ作ってみたものの、その時は気に入らなくて飾りもせず、課題にもせずに大きなケースに入れたまましまい込んでいたのでした。

下は2017年に引っぱり出して並べてみた時に撮った写真です。写真だとわかりにくいですが、四角錐(すい)、五角錐、六角錐のクリスマスツリー風ボックスで、側面が開くようになっているものもあります。

当時、教室の課題用に六角形の箱や縦型のソーイングセット(ヴィクトリアンソーイング)をいろいろ試作していて、その流れの中でアイデアが浮かんで作ったものでした。

カルトナージュを作ったことのある方なら、六角錐のクリスマスツリーとこれらの作品の共通点がわかるかなと思います。何かを作ると別のアイデアが出てくるのがカルトナージュの面白いところですね。

六角形の縦型ソーイングセット(2006年-)ヴィクトリアンソーイング 皆様の作品より

そんな感じで10年近くぶりに引っぱり出してきたクリスマスツリー、なんだか懐かしくて蘇らせてみたのでした。昔クリスマスマーケットで買った木製の小さなくるみ割り人形を入れてみたらちょうどいいサイズ。

リボン結びのものはギフトボックスに、大きめサイズはツリーの一部が開きます。教室の課題としても復活し、紙や布などそれぞれのイメージの材料で作っていただいています。

こちらはホワイトクリスマスバージョン。白いファーやビーズ飾りで。

コロナ禍で不安な気持ちになったり不自由な日々が続いた1年でした。今年は皆さまと1年ぶりに作品作りを楽しんだり、手作りのツリーやボックスで元気に1年を締めくくれるのが何よりのギフトだと感じます。

 

補足:2006年~2008年はカルトナージュのクリスマスツリーや紙のオーナメントをたくさん作りました。当時よく飾っていたのは円錐形のクリスマスツリー。シャンパンゴールドやシルバーで作ったので他の作品と並べた時になじみやすかったのです。

カルトナージュで彩るクリスマス(2008年)

紙で作る冬のオーナメント(2008)とモミの木のリース-木の香りに包まれて

 

イングリッシュガーデンと斜め格子の仕切り箱

下の画像は2018年にアップしたもの。あとで画像と文章を追加しようと思っていたのに、1枚だけ写真を載せて放置したまま2年以上が経ってしまいました。

こんな感じで、続きを書こうと思いながら年月が経っているものがいくつかあるので、少しずつ加筆していこうと思います。(写真だけ準備していて、何を書こうと思っていたのか全く???のものもあって困りますが・・・涙)


・・・ということで、以前の記事に画像と文を追加しました。

癒しのガーデンと深緑色(ふかみどりいろ)の作品

今回はその続きです。

上の写真は、2016年の夏、「蓼科高原 バラクライングリッシュガーデン」を訪れた時に撮ったもの。英国園芸研究家のケイ山田さんが日本初の英国式庭園として1990年に開園した施設で、四季折々の植物が楽しめる素敵な場所です。

訪れた時は8月の初め、猛暑の東京から逃げるようにして訪れた蓼科高原は涼しくて別世界。バラの時期は終わっていましたが、イングリッシュガーデンの美しい緑のグラデーションに癒され、夏の花に元気をもらいました。

白いユリとアナベルが作り出す清らかでさわやかな世界。ちょうどユリが開花して良い香りだったのを思い出します。ダリアの上のバッタも幸せそうです(下)。

今年2020年の夏はコロナ禍でどこにも行けずステイホームの日々でした。こんな風に昔の写真を見ていると何も気にせず出歩いていた時が懐かしい。ベンチに座って花に囲まれて森林浴できたら気持ち良いでしょうね。

植えてある植物の組み合わせが絶妙で、おそらくものすごく細かく計算されているのに自然でさりげない美しさ。 この素晴らしい庭園を30年も美しく維持し続ける影には、オーナーやスタッフ、ガーデナーさん達の絶え間ない情熱と愛情、努力があるたのだろうと感じます。

バラクライングリッシュガーデンさんの”ガーデンの様子”というページには、見ごろの花や庭園でのイベントなどがアップデートされています。今年は行けないので、秋の花やハロウィンのカボチャのディスプレイなど写真で楽しませていただきました。

 

さて、先の記事で画像を紹介した10年ほど前のカルトナージュ作品。この角度ではわかりにくいですが、引き出し付のアクセサリーケースです。

蓋に使った布は、2007年頃に繊細な感じが気に入って買ったのですが、後でよく見ると園芸がテーマということに気づきました。そこでガーデニングモチーフ(園芸模様)の布と呼んでいます。

広げるとこんな感じ(下)。花や枝のガーランドの斜め格子の中には鳥とリース、鉢植え、ガーデナー、果物かご、薔薇の一枝、池と鳥、ガゼボなどが並んでいます。

そういえば、「バラクライングリッシュガーデン」にも複数のガゼボがありました。

 

蓋を開けた写真です。アクセサリーケース風の箱の中にはちょっと変わった斜め格子デザインの仕切りを入れています。

実はこの深緑色の箱、2010年頃に2種類(下)作ったのですが、どうも気に入らず、未完成のまましばらく放置。その時に仕切りは入れていませんでした。

2,3年後、片付け物をしていた時に途中になっていた箱を発見し、じーっと見ていたら、斜め格子の仕切りを入れてみるというアイデアを思いついたのです。

箱の大きさに合う斜め格子をデザインして、早速作ってみたのですが、ピシッと美しく仕上がらず失敗。その後、方法を変えて作り直して、なんとか形になりました。

一度失敗するといろいろなことが学べます。(と、いつも失敗だらけの自分に言い聞かせてます)引き出しを開けた時はこんな感じです(下)。

教室の課題にも「仕切りのトレイ」や「仕切りのある箱」は複数ありますが、「斜め格子デザインの仕切り」はまだ課題に入れていません。作ってみたい方がおられるかは?ですが、 デザイン面だけでなく、作り方も普通の仕切り箱とは違うコツがあって、テクニックを学ぶのには面白いアイテムです。

 

ガーデニング模様の布は他の色もあって、ミニトランクには赤い布を使っています。

氷みたいなミニクリスマスツリーと赤×白のミニトランク(2009年)

上の写真にうつっている深緑色のライティングボードは、前に”葡萄狩り模様のToile de Jouy (トワルドジュイ)”のページで紹介したものです。

葡萄の収穫柄のライティングボードと小箱-ワインの季節によせて

 

 

 

5月の空とライラック-淡紫色のテープケース

5月の清々しい青空を背に咲いていたライラックの花。ジャスミンや金木犀と同じモクセイ科で、花からはふわりと良い香りが漂います。

東京ではもう見頃は過ぎたけれど、札幌では5月の中頃からライラック祭りが始まり、大通り公園では約400本のライラックが見られるそうで、いつか行ってみたいものです。

さて、今回紹介するのは淡い紫がベースの布を使ったマスキングテープケース。2013年~2014年にサンプル制作をしたもので、持ち運びできる横長の収納箱です。

画像ではわかりにくいのですが、ちょっと変わった内部構造になっていて、そこがテクニックのポイント。様々な技法の組み合わせが必要で、中上級者の皆さんが楽しんで作って下さっている課題です。

色に合わせてこのケースにはシルバーや紫系のテープを収納。他にもブルー系のサンプルがあります。

細かなレース細工のようなライラックの花。そういえば、最近、花モチーフのレースのスカートの女性をよく見かけますね。

ライラックの花は4弁。たまに5弁のものが見つかるそうで「ラッキーライラック」と呼ばれ、幸せを運ぶといわれているそうです。(↑画像をまじまじ見たけれど、5弁はなさそう…残念)

ところで、今回紹介した薄紫の布ですが、「花びら巾着の作り方」でも使っています。

あの時は、「紫陽花のイメージ」で作ったけれど、ライラックの花に見立てることもできそうですね。

ライラックはフランス語ではリラ(Lilas)。和名は紫丁香花(ムラサキハシドイ)。日本に入ってきたのは明治期だそうです。

ライラックについては、前に以下のページでも書いています。

手芸まわりの小物入れとブックカバー/2007-赤毛のアンとライラックの季節によせて

すみれの花とライラック柄のダブル眼鏡ケース(2009)

 

メタリックなシャンパンゴールドのクリスマスツリー2018

今年の12月クラスで教室の一角に飾っていた六角錐のクリスマスツリー。カルトナージュで作った六角錐にシャンパンゴールドの飾りをつけたものです。

昨年(2017年)、棚の整理で発掘した昔(2006年~2008年頃)のカルトナージュのクリスマスツリー。作りかけのものや廃棄寸前のものが複数あって、引っぱり出して並べた画像(右)。

その時見つけた作りかけの1つにメタリックなシャンパンゴールドの布を貼って、オーナメントをあしらって仕上げたもの。ワイヤーとかガラスの素材違いのメタリックカラーのツリーと一緒に並べてみました。

お揃いのリース(ゴミではありません)。 好みは分かれそうですが、自然素材もメタリックだと違った味わいが出てきてヴィンテージのものとも相性がいい。

昨年よみがえらせたカルトナージュのリスマスツリー各種。いろいろなタイプがある中で、一番難しいのは「ドア付きの六角錐のツリー」。

12月に課題として作って下さった方達がおられるので、別の機会に紹介したいと思います。

蘇ったカルトナージュのクリスマスツリー(2006-2008)とくるみ割り人形

焼き菓子柄のアンティークブックBOX-A(2010) ミニチュアガトーを入れて

読書の秋、食欲の秋。今回は本とお菓子というテーマで作品を紹介します。

独学でカルトナージュ作品を作り始めた2004年ごろに旅先で買ったイタリア製のペーパー。菱形の格子の中に繊細でレトロな焼き菓子のイラストがプリントされていて一目ぼれして購入したものです。

当時、自分で使うためのノートカバーや蛇腹のファイルの表紙に使いました。

まだスマホが普及していなかったので、レシピを入れたり作り方や分量をメモしたりに文房具が必要だったのです。今はもう使うことが少なくなった「手帳タイプのメモパッド」。

そして次の写真は教室の課題「アンティークブックスタイルの箱-A」のサンプル。アンティーク調の本の形の箱で中級程度のテクニックの作品です。

アンティークBookの形の箱のシリーズの中で一番作りやすい基本のタイプで、下は教室の皆さんに送っている課題写真。※1

蓋の裏側は立体感を持たせるためにリボンでアクセントを入れています。

最後の画像は約20年前の1998年頃に遊びで作ってみたミニチュアのケーキを入れて撮った写真。

ケーキの形も古いし、樹脂粘土を使った素朴なものですが、本物のケーキの写真を参考に自分で勝手気ままに作るのは楽しい作業でした。(今より目も良かったし根気も少しはあった)

当時、インテリアコーディネーターとしての仕事が忙しいのに、ミニチュア制作が楽しすぎてのめり込みそうになったので、1,2か月の間に50個ほど作った後はミニチュアケーキ作りは封印。

長年大切に保管していて、教室を始めた当初はクリスマスに飾ったりしていましたが※2、さすがに古くなったし処分する前に、と箱に入れて撮った時の写真です。

今のミニチュアはスイーツやフードに限らず、進化して精巧なものが多くてびっくりします。もともと小さいものが大好きなので、作家さん達の作品を目にすることがあるとワクワク。

でも、カルトナージュやバッグ&小物よりもミニチュア小物を作りたくなってしまいそうなので、なるべく見ないようにしています。

※1 「アンティークブックスタイルの箱」シリーズには基本のAタイプのほか、応用のBやCタイプがあります。2010年~2011年にサンプルを作り2011年から課題としてスタートしました。

秋色の紫陽花(2022年)とアンティークブックスタイルの箱A&B

 

※2 1998年制作のミニチュアケーキ(ショップ?)を 2006年のクリスマスから2月にかけて教室に飾っていた時の画像。