アドバンス(中上級作品)」カテゴリーアーカイブ

夏の爽やかなステー付ボックス(可動式両開きの3段BOX)|皆様の受講作品

暦の上では立秋となりましたが、暑い日が続いています。

8月のクラスでカルトナージュの「ステー付ボックス(可動式の両開き3段BOX)」を受講される方があるので、皆さまの受講作品より、白を効果的に使った作品画像を紹介します。

まずはHKさんのブルー×ホワイトの作品。ブルー系の花柄と白の組み合わせがさわやかです。

ブルー系の花々が美しい生地はリバティのキアラ(Ciara)という名のシリーズ。1969年のスカーフデザインからインスパイアされた柄だそうで、2015年に英国リバティ社のクラシックコレクション(世界の定番)となったそうです。

他の画像なども追加していきます

 

※カルトナージュ/cartonnageの技法で作る「ステー付ボックス(可動式両開き3段ボックス)」2010年からの課題

カルトナージュの六角形の引き出し|クラウン/王冠デザイン(2010年)の2種類の写真

暑いですね。水分補給をして元気に過ごしましょう。

今回は目から涼を呼ぶために、アクアブルー(水色)の作品の紹介です。

この六角形の箱、教室では「王冠(クラウン)デザイン」と呼んでいる作品で、撮影日は2010年7月20日。

2010年に課題としてスタートした作品です。→過去のレッスン作品のページ

この年(2010年)の東京の梅雨明けは7月17日頃だったようで、これから夏本番という時期ですね。

 

六角形の角を尖ったようにデザインし、先端にビーズ飾りをつけたので「王冠(クラウン)」と呼んでいますが、波(ウェーブ)のようなラインなので、海のイメージで水色の布を使ったのかも?

トップにはゴーリキアイランドさんのクリスタルつまみを使っています。

 

ちょっと変わった形の六角形の箱、実は引き出しになっていて、

こんな風に開き、結構たっぷり入ります。2009年の「ひし形の引き出し」と同じで頭の体操になる作品です。

<時を経て紫陽花と一緒にとった写真>

上の数枚は2010年撮影ですが、その数年後に紫陽花と一緒に撮った写真も見つかりました。撮影日は2016年7月20日で、偶然にも6年後のちょうど同じ日。

色が変わって薄い水色になった名残の紫陽花に、6年経った作品の雰囲気を重ねたのでしょうか。同じような貝殻を並べています。

2016年の関東地方の梅雨明けは7月29日頃。長梅雨だったようで光の感じも控えめな感じです。

カルトナージュで作る「六角形の引き出し」。もとは課題として作ったわけではないのですが、変わった形の面白い作品なので、ご希望者には受講していただいています。

皆様の作品はあらためて紹介します。

 

七夕によせて2026|星の箱と筒形のシークレットボックス-B(引き出し付)

今年の梅雨は曇りや雨が多く、7月7日の七夕もどんより曇り空。

去年の暑さやヨーロッパの猛暑を考えると涼しくてありがたいですが、これからの暑さを考えると気が引き締まります。

ということで、今回はブルーやホワイト、シルバーの涼しげなカルトナージュの作品を紹介します。

 

カルトナージュの筒形作品の1つ「筒形のシークレットボックス-B(固定された引き出し付)」。

2008年の冬に制作、2009年の春にレッスン課題となった作品です。下は当時の写真で、受講する皆さまへの参考画像(メール添付用)。2種類のサンプルがあって、上は大きめサイズです。

この作品に使ったのはテヴノン(THEVENON)社の「ジュスタン(JUSTIN)」というトワル・ド・ジュイ。薔薇の花かごを抱えた「キューピッド/クピド(幼い天使)」がメインのモチーフです。

古典柄をモダンにアレンジしていてすっきりとしたデザイン。柄が大きいので、使い方を悩みながらも、いろいろ活用してきました。※楕円(角丸長方形)のトレイも色違いの同じ布

この筒形の箱に使ったのは、丸いメダリオンの鳥のモチーフ。

箱のトップ(上部)に配置し、2羽の鳥が向かい合ったり

離れたりするようなデザインに。ジュエリーケースという設定で、内部は引き出しになっています。

この引き出し、実は左右に動く面白い構造で、ここが課題の大事なポイントです。

 

離れたり、向かい合ったりする2羽の鳥の丸いシークレットボックス。たしか作ったのはクリスマスシーズンだったと思うけれど、

今回は七夕の織姫と彦星に見立てて紹介しました。

今週後半は暑くなりそうですね。少しずつ暑さに慣れ、元気に夏を乗り切りましょう。

 

画像をクリックすると、記事が開きます

カルトナージュの筒形シークレットケース(筒形3段ボックス)|2008年のサンプル作品

カルトナージュの筒形のシークレットボックスやマジックケース。構造が違う作品をいろいろ作ってきましたが、こちらはシンプルな3段タイプ。

上は2008年に作ったサンプルで、2009年から課題として続いています。

前に紹介した記事ではストライプのサンプルや皆様の作品をメインに紹介しました。小さい画像しか載せていなかったので大きめ画像を掲載していきます。

 

カルトナージュの筒型ボックス(3段タイプ) -ジュエリーケースのような箱

オブジェのような縦型ソーイングとミッドセンチュリーモダンの魅力(皆様の受講作品)

今回も、梅雨空のどんよりムードをの中で元気をもらえる作品を紹介します。

前回に続き「縦型ソーイング(六角形 フラワーソーイング)」の課題。K・Aさんの受講作品です。

可増など追加していきます

 

 

パステルカラーの縦型フラワーソーイング(ちいさな刺繍入り)|Tさんの受講作品

梅雨に入り、どんよりしたお天気が続いています。

雨が多くなり、気分も塞ぎがちなこの季節、ふわっと明るく優しい気持ちになるM・Tさんの受講作品を紹介します。

優しいパステルカラーのカルトナージュの縦型ソーイング(六角形)。※1

Tさんが使ったのは、イギリスのキャスキッドソン(Cath Kidson)の『British Bird (ブリティッシュバード)』という生地。

布のモチーフと同じ形のお花に合わせて、さりげなくワンポイントのリボン刺繍が入っています。

幅広い種類の刺繍が得意なTさんですが、あえて小さな刺繍にして余白を残していることで、Tさんならではのパステル調の優しい世界が完成されています。レースのアクセントも絶妙。

蓋にもワンポイントのリボン刺繍が入っています。布の雰囲気に調和する色使いと優しいラインがぴったりです。

日本の6月はジメジメどんより雨の多い梅雨ですが、キャスキッドソン(Cath Kidson)が生まれた国、イギリスでは薔薇やお花が咲きみだれ、小鳥がさえずる美しい初夏の季節。

ヨーロッパで「ジューンブライド(6月の花嫁)」という言葉が生まれたのも納得です。

花嫁と言えば、下はお嬢様へのプレゼントに、と制作されたE・Tさんの作品。こちらは深みのある赤とストライプがアクセント。大きい画像はあらためて別の機会に紹介します。

※1 「縦型ソーイング(六角形のヴィクトリアンソーイング)」は2006年にスタートした、カルトナージュ基礎作品の総仕上げのような課題。側面が花びらのようにふわっと開く構造です。大きさや細部のデザインは自由なので、皆さん、それぞれ工夫して個性的なソーイングが完成します。 内部にピンクッションになる2段の丸箱が入ります。その他、四角形、五角形のサンプルもあり。

 

曲面の箱と引き出し付の卓上シェルフ|薔薇の花のガーランド

カルトナージュの「曲面の箱と引き出し付の卓上シェルフ」。今月のクラスで「曲面の箱」を受講する方がおられるので、シェルフ付きの画像も掲載します。※1

箱の蓋に使っているのは「バラの花のガーランド」や「ブランコの女の子」のモチーフが人気のTHEVENON社のグレージュの生地。こちらの収納箱↓とお揃いのトワル・ド・ジュイです。

以前、秋をテーマにしたページで紹介したことがあるので、秋の写真だと思っていたら、撮影したのは2013年の6月16日でした。青蜜柑(青ゆず?)が写ってるから確かに初夏ですね。

秋の茶色とブック型の収納箱|カルトナージュの重ねられる大きな箱

最初の画像の「曲面の箱と引き出し付の卓上シェルフ」、かなり前からの課題で、2Wayになる面白い構造。その他画像や皆様の受講作品など追加していきます。

※1 このCami Decorサイト、システムのアップデート(バージョンやPHPの更新など)を終え、少し大きめ画像も掲載できるようになりました。(ネットの仕組み複雑化&IT関係の知識不足のために、長年先送りしてきたのですが、2026年3月に無事完了しました)

未掲載の作品や皆様の受講作品など、随時写真を追加しながら更新していきます。

 

ターコイズブルーのリボンワークの箱|皆様の作品より

雨の後の紫陽花が美しい季節となりました。

今回は初夏にぴったりの、ターコイズブルーの材料を使ったKさんの作品を紹介します。

2008年からレッスン課題として続いているカルトナージュのリボンワークの箱。八角形と楕円があって、大きさやデザインは自由なのですが、サンプルと同じ八角形のサイズで作る方が多い作品です。

以前、クリスマスの時期にオフホワイトやベージュで仕上げた3人の皆様の受講作品を紹介しました。

カルトナージュのリボンワークの箱(2008)-受講された皆様の作品より

 

ディスプレイで印象が変わるニュートラルなカラー。それぞれ完成度高く仕上げて下さいました。

 

 

 

蓋を開けたところなど、画像を追加していきます。

 

★「切り込みフラワーの蓋」の画像を追加しました↓

クレマチスみたいな立体切り込みフラワーの蓋付の箱|皆様の受講作品より

花の形が蓋に刻みこまれたような、ふっくらした立体的な蓋のカルトナージュ。

教室では「切り込みフラワーの蓋付きの箱」と呼んでいて、厚紙を折り紙のように折って作る作品です。下はY・Kさんの作品。お花の中心のキラリと光るアクセントがアクアブルーにぴったりです。

クレマチスの6弁の花びら※1

深みのあるブルーグリーンの蓋はH・Kさんの作品。

タッセルとの配色もグリーンの濃淡で素敵です。

グリーンの濃淡といえば、上の画像は数年前に訪れた、長野県茅野市の「御射鹿池(みしゃかいけ)」。東山魁夷の『緑響く』という絵画のモチーフにもなった神秘的な光景の場所。Kさんの配色と似ていますね。

 

可愛らしいポンポンの赤い蓋はNさんの作品。

赤い蓋と組み合わせたリバティのバラの花の生地と色がぴったりです。

可憐で可愛い小さな薔薇の花柄は、モダンな作品にも合いますね。

 

実はこの「切り込みフラワーの蓋」の作品、蓋に組み合わせる本体のデザインは自由。なので、完成形がそれぞれ異なります。

シックなブルーグレーに青紫のポンポンのMさんの作品。

組み合わせたのはシックな色のリバティの向日葵柄の生地。

組み合わせた本体もそれぞれ素敵なので、別の記事で紹介します。(シンプルな六角形の箱ではなく、面白い形を組み合わせています)

※1 備考:クレマチステッセンの違い

クレマチスは「つる性植物の女王」とも呼ばれ、世界に数百種ある「キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)」のグループの総称。テッセン(鉄線)クレマチスの1種で、中国原産の原種の花の名前。ツルが鉄ワイヤーのように固いことから鉄線と呼ばれたそうです。

カルトナージュの白いチェストと縫わずに作るミニチュアバッグ

4月のスイセンの季節に紹介しようと思いながら、5年間も放置していた白いチェストとミニチュアバッグの画像。

2015年~2017年頃に作った作品を、コロナ禍でステイホームしていた春に撮ったものです。(2021年4月1日撮影)

スイセンの時期が終わって、その1か月後のスズランの季節にも同じような構図の画像が残っています。(2021年5月11日撮影)

画像など追加していきます

可愛いビスクドールとトランクケース|人形作家Yoko Tsuji氏のドール用トランク

バレンタインデーの2月から雛祭りのある3月にかけて、紹介したい画像がいろいろあるので、時間を見つけながら画像など追加していきたいと思います。

作りかけのカルトナージュの箱の手前に置かれた、手のひらにのるサイズの洋服。スモック刺繍(スモッキング刺繍)のフリル付ドレスに刺繍入りのカーディガンとビーズのバッグ、小さな革靴と靴下。教室での制作風景で、あまりに可愛らしくて撮らせていただいたもの。

 

そして、箱の中にはなんと

別の素敵なドレスが2着も入っています(着替え用)。

これらのお人形用のコスチュームはカルナ―ジュの箱のサイズチェックのために持って来て下さったもの。どれも洗練された美しいデザインと仕上がりでつい見入ってしまいます。

 

そしてドレスの横にはお人形が。ちょっと気位が高そうな美人さんで、凛とした表情が魅力的。

どこから見ても可愛い。小さなビーズのバッグもドレスとお揃い。

 

この美しいお人形とドレスの制作者は、ビスクドール作家の辻容子先生。お人形用ケースをディスプレイするためのバランスを見ている時、あまりの可愛らしさにいろいろな角度から撮影させていただいたのでした。

お人形がキャミソールのままなので、掲載するのをためらって伺ったところ「大丈夫よ♪」とのお許しが。

辻容子先生については2013年の記事でも紹介しています。

ビスクドールとカルトナージュのコラボレーション|銀座ビスクドール展によせて

 

日本だけでなく海外での活動でもご多忙の中、いつも新しいアイデアで創作に取り組んでおられる辻先生。

今回のトランクケース、写真ではわからないけれど実は引き出しがついています。最初に受講していただいたのは、引き出しのないシンプルタイプでしたが、こちらは応用作品。

お人形を入れて、ディスプレイできて、引き出しに衣類や小物が入るケース。正面に引き出しがついている一般的なタイプではない「引き出し付の収納トランク」です。※1

こちらの画像、2024年の春に撮影したもので、もうすこし早く紹介しようと↓のコラージュ画像まで作っていたのですが、あっという間に2026年になってしまいました。

グリーンのおしゃれ着とフリルのドレスはアンティークの生地を使ってデザインされたものだそうで、シックな色合いや上品な質感が現代の物とは違いますね。

その他にも、海外のドールショー用に制作された作品(ケース&お人形)やワークショップ用の画像などいくつかあるので、別の機会に掲載します。

☆今年の4月の最新画像☆ 5月初めのアメリカでのドールショーのギフトとして制作された小さなドール。12体あって、辻先生のテーブルに座る12名の方への贈り物(!)だそうです。5月以降にあらためて紹介します。

桜と小鳥の引き出し&フレームBOX|教室の皆さまの受講作品

桜が開花し、お花見の季節となりました。

今の時期にぴったりな、春らしい桜と小鳥の柄の生地を使ったKさんの受講作品を紹介します。

イギリスのテキスタイルブランドの生地とピンクの組み合わせ。カルトナージュボックスの引き出しはスカラップのデザインになっています。

この時期を逃すと来年になってしまうので、まずは忘れないように画像をアップ。(3月中に掲載しようと思っていた画像が沢山あるのに追いつきません)

内部の画像は後日追加していきます。

以下、追記です。


引き出しを開けると、可愛い桜のつぼみが。フタの桜の枝と桜のつぼみが続いているような感じで春の雰囲気がフワッと広がります。

そして、蓋を開くとフレームが出てきます。フレームにはポストカードや写真が入りますが、今の季節はこのままがいいですね。

蓋を閉めるとふつうの箱に見えるように、細かな裏ワザで仕上げるのがポイント。

布の柄は「桜と小鳥(ルリビタキやメジロ、セキレイ?)」ですが、思い出すのは『梅に鶯(うぐいす)』という古くからの言葉。

良い香りのする梅の花にウグイスが止まり「ホーホケキョ♪」とさえずる春の風景が浮かびますが、実際には、警戒心が強いウグイスは梅の木に止まることはほとんどなく、梅の木に蜜を吸いに来るのはメジロが多いようです。風情のある相性のよい春の組み合わせとして使われてきた言葉なのですね。

この作品は同じ日に3名の方が受講されました。アクアブルーはHKさんの作品。2つ並べると、まるで対で作ったような感じに。

そしてEKさんはシックな植物柄とネイビーで。後ろの箱2つはどちらも折り畳みの面白い課題で、シンプルな紺色にブラウンのレザーがおしゃれです。

今回の「フレーム&引き出しの箱」の作品、ずいぶん前にこちらのページ↓で紹介していますが、皆さん、私のサンプルよりずっと素敵に仕上げて下さっています。上のお2人の作品もそれぞれ内部がステキなので、また別の機会に紹介します。

引き出し付きの箱-スカラップデザインの引き出しとフレーム

 

 

今まで紹介した桜や雛祭りの画像。画像をクリックすると記事が開きます

カルトナージュのちいさな裁縫箱 受講された皆様の作品

ひな祭りのある3月には、雛道具にちなんでカルトナージュの小さな作品や引き出しなどをテーマに画像を紹介してきました。

下の箱もその1つ。「シークレットボックス」と名付けたシリーズの作品の応用タイプで、手のひらにのる大きさ。小さいと言ってもミニチュアではなく、ハサミや針などが入るお針箱です。

以前紹介した記事はこちらから↓

カルトナージュのちいさなお裁縫箱-シークレットボックス(秘密の箱)

内部は小さな引き出しがあり、ピンクッション、ニードルブック(ブック型の針刺し)なども収納できるようになっています。

もともと小さいものやミニチュアが好きで、2007年から2008年ごろに楽しみながら作った作品。当初は教室の課題ではなかったのですが、「作ってみたい」という声に応じてレッスン課題(ご希望者のみ)となりました。

面倒そうに見えるかもしれませんが、基礎作品で学んだテクニックの積み重ねなので、意外とスイスイ完成していただけるのが嬉しい発見でした。

それぞれ好みの材料で、私のサンプルよりずっと素敵に仕上がっています。

<教室で受講された皆さまの作品より>

砂色のリネン/麻の、繊細な花柄や田園風景が描かれたシックなトワルドジュイ/Toile de Jouyを使ったTさんの作品。引き出しやピンクッション、トレイになる蓋の裏もお揃いの布を贅沢に使ってあります。

そのまま飾っても素敵なアンティークな雰囲気のボックス。アメジスト色のグラスビーズのタッセルがおしゃれです。

 

下は18世紀にフランスで流行したインド更紗風のモチーフの生地を使ったYさんの作品。赤い色のアクセントがアンティーク調の布を引き立てています。

ゴールドの金具や貝殻ビーズの白と赤のタッセルなど装飾を効果的に使うことで、可愛らしさがアップしています。

からくり箱のテクニックに加え、引き出し、細工物、文房具の技術も必要なカルトナージュの応用作品。お裁縫箱にこだわらず、それぞれのアイデアや用途で自由に制作していただけます。

簡単なブックカバーでも、複雑な箱でも、世界に1つだけのクラフト作品を自分の手で作る体験や楽しさは、まだAIには奪われていませんね。

上の画像も、皆さまが1つ1つ紙や布を切ったり貼ったりして地道に仕上げて下さったものです。

ひな祭りによせて②-女の子イラストのフレームの箱

先の『2026年のひな祭りによせて①』では、カルトナージュの「自由なデザインのフレームの箱(2009~)」の課題からサンプルの1つを紹介しました。

 

今回は受講された皆さまの作品を紹介します。『ひな祭り』にちなんで、フレームの箱に可愛いイラストを使っものをいくつかピックアップしてみました。

<『くらはしれい』さんイラストの布 と『ぐりとぐら』のカード>

下のフレームの箱は今年の1月に受講されたKさんの作品。『くらはしれい』さんのとても可愛いイラストの布を使って、フレームは多角形のデザイン。

フランス額装のテクニックを使った枠の縁どりは、シックなブラウンにアクセントカラーのオレンジ。構図もぴったりで、五線譜の上の2匹の黒猫も入っています♪

前に受講された「アーチ形の小箱」とお揃いなので、一緒に並べてみました。

 

このボックス、フレームに好きなカードなどをスーっと入れて、飾って楽しめます。フレームやボックスのオレンジは、Kさんご持参の『ぐりとぐら』のカードにも合うよう考えられているのです。※2

ご家族や身近な人が喜ぶ姿を想像しながらカルトナージュ作品を作るのは楽しみが増しますね。

また、カードや写真を入れて飾っても中からロックされて開かない仕様なので、こんな風に↓立てても大丈夫。後ろの作品は透明アクリルの蓋がついた「コレクションケース」です。

 

・・・ぐりとぐらのカードが可愛くて、私も1枚お借りして自分のサンプル作品に入れてみました。中に入れるもので箱の雰囲気がぐっと変わります。※1

 

<子ども達のイラストがテーマの皆さまの作品より>

前の記事に書いたように、「フレームの箱」の課題はデザイン自由。複数のサンプルを参考に、それぞれのイメージで仕上げていくので、全く違う作品が出来上がるのが面白いところです。

下は2009年のYさんの作品。この課題が気に入って復習して下さったもの。モノトーンにポップな水玉、ピンクのアクセントがキュート&ガーリーで、女の子のイラストにぴったりです。

 

白いフレームがすっきりと上品なAさんの作品。イエローグリーン×ブルーのトワルドジュイ/Toile de Jouyとの組み合わせがやさしく爽やかです。

ワンちゃんを台車に載せてのごっご遊びでしょうか。おとなしく遊びに付き合ってあげているような賢そうな犬の表情と、草木に囲まれて外で遊ぶ子ども達のほほえましい風景に癒されます。

 

ロココを思わせる繊細で優美なモチーフの生地を使ったTさんの作品。、フレームデザイン、柄の使い方など完成度高く、裏の柄もピタリと納まっています。

セピア色のトワルドジュイ/Toile de Jouyに描かれているのは、薔薇が咲く庭園での若い女性と花かご、オーバル(楕円)のメダリオン。18世紀後半(1780年頃?)のフランスの風景でしょうか。箱を開く大きな柄が楽しめます。

 

そして最後は、イギリスの挿絵画家のシシリー・メアリー・パーカーの「花の妖精(Flower Fairies)」の生地を使ったNさんの作品。「フレーム付の箱」ではなく、「ひし形の箱D2009」と「ハートのダブルバスケット2011」の課題です。

花の妖精たちが春にぴったりで優しい仕上がり。淡いオレンジやイエローグリーンが映える配色です。Nさんは「花の妖精(Flower Fairies)シリーズ」で他の作品も作っておられるので、それはまた別の機会に。

 

※1 使う材料で雰囲気が変わる多角形のフレーム。今年の1月に受講されたKさんの作品はスワッグとフレームの色が絶妙。今回はテーマが女の子イラストだったので、春から初夏、『フラワーモチーフ/花束』をテーマにした際に大きな画像を紹介します。

 

※2 くらはしれいさん、ぐりとぐら、シシリー・メアリー・パーカー、それぞれ好きな作家さんです。「ぐりとぐら」は前にも登場しています。

ちいさな森のクリスマス-赤と青のフォトフレーム「ぐりとぐら」によせて

ハートのオーナメントと抜き型のコレクションケース(2010年制作)

毎年2月にハートがテーマの作品を2、3作品つずつのペースで追加してきました。教室用課題になっているものも多いのですが、こちらのサイトで紹介するのがなかなか追いつきません。

今回、2010年の古いファイルから紹介するのはカルトナージュで作る「抜き型のコレクションケース」。2010年よりレッスン課題となった作品のサンプルの1つです。

大切に保管したい物など、入れるものにぴったり合わせてくり抜いて作る贅沢な箱。それぞれ自分の入れたいものに合わせて設計していくので、全く違う作品が出来上がる課題です。

上の箱に入れているのは、フランスのアルザス地方で購入したハートのクッキー用の型とオーナメント。オーナメントは石膏でできていて壊れやすいので、こんな風に入れておくと安心です。

下はメインサイトの画像。「巾着バッグ」の後ろに小さく写っているピンクの箱で、どちらも薔薇柄の生地を使っています。

 

●カルトナージュで作る巾着バッグ ●抜型のコレクションケース ●バッグタイプのダブルケース ●曲線ラインのバスケット&パスケース

 

秋色の皆さまの作品とトンネル型(ドーム型)蓋付ボックス

寒さが増していくこの季節。ピンクや暖色系のあたたかな色や素材がほっこり心地よくなりますね。

教室で皆さまが受講して下さった作品を”ピンクと少しくすんだライトグリーン”というテーマで紹介したのは2016年11月のことでした。

初級から中級の課題をそれぞれ美しく仕上げて下さっています。

秋のピンクと黄緑色-皆様の受講作品より

 

最初の画像の左上の作品はN・Sさんが素敵に仕上げて下さった「トンネル型の蓋の箱(ヴォールト型の蓋の箱)」。

かまぼこのような蓋の形で、カルトナージュ作品では「ドーム型の箱」とも呼ばれているアイテムです。

 

<トンネル(ヴォールト型)蓋付ボックス」「ドーム型の箱」について>

この作品をレッスン課題として入れたのは2007年2月でした。—サンプル制作は2006年—

以下メインサイトより抜粋

当時のサイトは今でも見れますが、写真が小さいので、こちらに少し大きめのものを掲載します。※1

一緒に写っているのは「ハートの箱A」と「ハートの箱B」。こちらも定番の課題です。

当時は、季節に合わせて課題作品を考えていたので、”テーマカラーや形・モチーフ”の説明も。

2月ということで、ハートやキューピッドなどを取り入れていたようです。※2

「トンネルの箱」の課題の大きさ(幅)は自由。ちょうど巻きのリボンが入るサイズですが、用途はいろいろ。最近は幅広サイズ(ブルーのサンプル)を選ぶ方が多い感じです。(脚の有無なども自由)

下は幅の狭いコロッとしたタイプ。蓋のデザインも少し低めで設計したサンプル。

鮮やかなピンクやチェック、ポップな水玉などを使っています。

香りのついた「タッセル付きのサシェ/ハートのサシェのレッスンもこの時からの課題。簡単なタッセルも作る作品です。

ハートのオーナメント(2007年)-タッセル付きのサシェとバックルの箱

 

最初に紹介したN・Sさんが教室で作ったドーム型(トンネル型)の箱。ピンクとグレーの組み合わせの素敵なストライプの布、私のサンプルよりずっと美しく仕上がっています。

教室で受講されたハートの箱Bやカードケース、がま口なども一緒に。

上の画像だとわかりにくいのですが、ハートの箱は側面がチェックっぽく見えるようになっていて、とてもおしゃれな仕上がり。箱の中はバラの花模様。

紅葉狩りの11月が終わると、赤い色の作品が映える季節になりますね。

暖色系のベルベット調の作品は↓にも紹介しています。

ディープピンクの鶏頭(ケイトウ)とベルベット調のアクセント

皆さま、暖かくしてお大事にお過ごしください。

 

※1 今から20年近く前の古い記録をなんで今?と思われるかもしれませんが、当時はホームページが重くなるのを避けるため、小さい画像しか載せられませんでした。このCami Decorページでは、過去の写真を大きめサイズで見られるよう少しずつ整理して記録しています(なかなか進みませんが)

※2ハートの箱

ブルー&ホワイトのハート作品とルーブル美術館のキューピッド

斜め格子デザインの仕切り(かぶせ蓋の引き出し付収納箱)-受講された皆様の作品より

教室の課題用の画像は、2005年より個別にメールに画像添付という形でお送りしてきましたが、メールの画像が開かない方が複数おられたこともあり、一部の作品についてはこちらに掲載する形にしてみます。(暫定的に)

1月クラスで「斜め格子デザインの仕切り」を受講する方は参考にしてください。

斜め格子デザインの仕切り(かぶせ蓋の引き出し付収納箱)-受講された皆様の作品の一部です。きっちりと均等に作るため、新しいテクニックを交えながら制作します。

下はまだ仕切りが入っていない状態の作品「引き出し付のかぶせ蓋の箱」。

ウィリアム・モリスの”兄弟ウサギ(”Brer Rabbit” or “Brother Rabbit”)という柄のテキスタイルやクリーム色にブルー系の薔薇(ローズ柄)の生地でさわやかに仕上げておられます。

斜め格子の仕切りのケースのサンプルについては数年前に以下のページで紹介しました。

イングリッシュガーデンと斜め格子の仕切り箱

両側から使えるカルトナージュ2種 -手前に倒れる引き出しや皆様の作品など

柑橘系の果物が美味しい季節。甘酸っぱい美味しさに加え、皮をむいた時にフワッと広がる芳香も、瞬時に脳に届いて幸せ感を味合わせてくれます。

下の写真は前にも紹介したことのあるカルトナージュの「ハウスボックス(ハウス型ツールボックス)」。”家の形の箱”は複数あって、こちらは応用タイプです。

スイートピーの良い香りに包まれながら2009年の春に撮影したものですが、同じ日に撮った複数の作品の写真が残っていて、その中の1つがこちら。

「縦型のツールボックス」として作りかけたものの、訳ありの作品になってしまって、メインサイトに掲載しないままになっていました。

カルトナージュ(厚紙細工)で作れる引き出しには様々なバリエーションがあります。ドアのように開くものや、ダストボックスのように手前にパタンと倒れるタイプなど。

当時、いろいろなタイプの引き出しのを1つの作品に入れるの面白くて、「タッセルトランク」なども作りましたが、上の作品もその1つ。

高層ビルのように縦型にすればスペースも取らないし、様々なテクニックを学ぶ課題としてもいいのでは?と作りかけ、取っ手も付けてみたものの、気に入らずに未完成のまま放置状態。

金具の取っ手は1つしかなかったので、ハウス型ツールボックスに移し、教室の片隅に置いたままになっていました。

そして、時が経つこと8年。ホコリをかぶっていた箱が役に立つ時がやってきました。

この出来損ないのサンプルでもいいと課題に取り組み、しっかりと仕上げて下さったMさんの作品が下の写真です。

そう、この箱、裏表から使えるし、持ち運びもできるので、実は結構便利なのです。金具もぴったりで、上品で素敵な仕上がり。(私のサンプルと交換してほしい…)

 

思えば、当時(2008-2009年)は両側から使えるカルトナージュ制作に取り組んでいた頃でもありました。ハウス型ツールボックスも両側から使えます。

 

下は「ハウス型ツールボックス」を受講されたTさんとNさんの作品。屋根のストライプと白壁が爽やかです。

両側の屋根が開き、それぞれに収納できるしくみ。引き出しを開くと可愛い花柄が。

引き出し作りは根気が要りますが、完成した時の嬉しさはひとしお。商品も情報も簡単に手に入る時代になった今だからこそ、自分自身で何かを作ることが楽しいのかもしれません。

カルトナージュの引き出しの作り方はいろいろな方法があります。自分でイメージ通りの実用品や作品を作れるようになると便利だし楽しさも倍増します。

教室では、基本の引き出しや応用タイプ、失敗しない引き出しの設計や作り方、考え方、デザインなど、それぞれ好みの材料で楽しみながら学んでいただいています。

 

蘇ったカルトナージュのクリスマスツリー(2006-2008)とくるみ割り人形

3年前の2017年、収納の一番上の棚を整理していたら10年ほど前に作ったカルトナージュのクリスマスツリーを見つけました。作りかけも含めると5、6種類あってそれぞれ構造が違います。

2006年~2008年に少しずつ作ってみたものの、その時は気に入らなくて飾りもせず、課題にもせずに大きなケースに入れたまましまい込んでいたのでした。

下は2017年に引っぱり出して並べてみた時に撮った写真です。写真だとわかりにくいですが、四角錐(すい)、五角錐、六角錐のクリスマスツリー風ボックスで、側面が開くようになっているものもあります。

当時、教室の課題用に六角形の箱や縦型のソーイングセット(ヴィクトリアンソーイング)をいろいろ試作していて、その流れの中でアイデアが浮かんで作ったものでした。

カルトナージュを作ったことのある方なら、六角錐のクリスマスツリーとこれらの作品の共通点がわかるかなと思います。何かを作ると別のアイデアが出てくるのがカルトナージュの面白いところですね。

六角形の縦型ソーイングセット(2006年-)ヴィクトリアンソーイング 皆様の作品より

そんな感じで10年近くぶりに引っぱり出してきたクリスマスツリー、なんだか懐かしくて蘇らせてみたのでした。昔クリスマスマーケットで買った木製の小さなくるみ割り人形を入れてみたらちょうどいいサイズ。

リボン結びのものはギフトボックスに、大きめサイズはツリーの一部が開きます。教室の課題としても復活し、紙や布などそれぞれのイメージの材料で作っていただいています。

こちらはホワイトクリスマスバージョン。白いファーやビーズ飾りで。

コロナ禍で不安な気持ちになったり不自由な日々が続いた1年でした。今年は皆さまと1年ぶりに作品作りを楽しんだり、手作りのツリーやボックスで元気に1年を締めくくれるのが何よりのギフトだと感じます。

 

補足:2006年~2008年はカルトナージュのクリスマスツリーや紙のオーナメントをたくさん作りました。当時よく飾っていたのは円錐形のクリスマスツリー。シャンパンゴールドやシルバーで作ったので他の作品と並べた時になじみやすかったのです。

カルトナージュで彩るクリスマス(2008年)

紙で作る冬のオーナメント(2008)とモミの木のリース-木の香りに包まれて