カテゴリー別アーカイブ: Cardboard Furniture(家具)

2024年のハロウィーンによせて -空飛ぶ魔女とマクゴナガル先生

2015年から2020年まで、”ハロウィーンによせて”として、写真をちょっぴり仮装(加工)させた画像を載せていました。旅先で自分で撮った夜の写真にコウモリやクモの巣をPCのマウスで一筆書きしただけの超簡単なイラストです。

下は最初の2015年の写真。ハリーポッターのかぼちゃランタンを思い出したり、イタリアのコモ湖のブルーモーメント&満月の夜景に魔女※1を描いたりして、少しだけハロウィーン気分を味わっていたのですが・・・。

テクノロジーの進歩はすさまじく、今やAIがなんでも作ってくれる時代。前のように写真にチマチマ下手な絵を書くなんて・・・と、2020年をラストに写真の仮装は卒業したのでした。

というわけで、今回は今までこのページで紹介した「ハロウィーンによせて」の画像を掲載してみます。

下はずいぶん前に撮った画像(2011年頃?/作品制作は2010~2012年)。グロテスク模様のモチーフ、ハルピュイア(女面鳥神)が描かれた布を使ったランプシェードやアンティークブック型のボックス、収納など、すべて紙を使って作っている作品です。

 

ハロウィーンによせて-妖怪と神話のモチーフ②(グロテスク模様)

クリックして記事が開くようにする予定。自分でも何をどこに載せたか忘れているので備忘録に

 

※1 ハロウィーン/Halloweenについての記事は、2015年にハリーポッターの1作目のハロウィーンの食事シーンについてふれたのがきっかけでした。

今回はマクゴナガル先生を演じたマギー・スミス(Maggie Smith)氏への追悼と感謝の気持ちをこめて・・・

「ハリーポッター」だけでなく、「眺めのいい部屋」「ムッソリーニとお茶を」「ダウントンアビー」などで大好きな女優さんでした。

※上は2015年にイギリスのワーナースタジオに行った時の画像(クリスマスシーズンの飾りつけ)

紙で作るデスク-ベルベット調ピンクの縞柄の失敗例

前回はディープピンクのケイトウの花の画像から、ピンクのベルベット(ビロード)調の生地を使った作品画像を紹介しました。

教室で皆様が作ったカルトナージュやバッグと小物など。滑らかな起毛がアクセントになっていて、深いピンク色がおしゃれな成功例です。

 

今回紹介するのは私の失敗例。ディープピンクが入っている起毛の生地を使って、うまくいかずにやり直した話です。

10年以上前に旅先で買った生地。ピンクの濃淡と白のストライプです。当時、インテリアファブリック業界で起毛素材の流行があり、モダンな起毛アクセントの生地を見かけるようになった頃でした。

旅の途中、日常とは違う気分で買い物をして、自宅に戻ってみると「あれ?こんなに派手だったっけ?」というのはよくあるパターンですが、私はそれが多くて反省することもしばしば。

実用品にするには強すぎて、しばらくそのまま置いておいたのですが、起毛素材なのでかさばります。収納スペースも使うし、何とか早く使ってしまいたい。ある時、そうだ、無地と組み合わせてアクセントにしてみよう。と思い立ち、自分用の四角いファイルケースの箱を作ってみたら、まあまあOK。

それで気をよくして、当時試作中だった「紙で作る家具と収納」※1にアクセントとして使ってみたのでした。

下は作りかけの自分用のPC用ミニデスクのアクセントにしてみた時の写真です。うーん。。。

派手ですよね。写真だとわかりにくいですが、幅1mもある大きなデスクにピンクのストライプって。子供部屋に置くわけでもないし、自分で使うにしても落ち着かない。

おそらく、海外のカラフルなインテリアが出てくる映画か何かを見て影響を受けたのだと思います。一緒に赤いランプシェードも作っています。

写真を撮ってみると、やっぱり派手すぎる。布合わせやデザインで迷った時、写真を見ると客観的な判断ができることがあります。さすがに、これはどこに置いても浮いてしまう。秋冬はいいとしても、夏にPCを使うときにピンクの縞模様が目に入ったら暑さが倍増しそう。

ということで、デスクのアクセントは元々考えていた地味な生地に交換し、やり直したのでした。

実はこの失敗したデスクの画像、当時からメインサイトのAboutのページに載せています。明るい色の画像を入れたかったのか、このピンクの縞柄デスクに未練があったのか…。「紙で作る家具と収納」は試行錯誤しながら取り組んでいるシリーズなので、失敗例も活動の記録ですね。

やり直して完成したデスクは、前に「紙で作るデスク、ブックエンドにもなる収納箱」で少し紹介していますが、今回は制作の舞台裏を少し書いてみました。

紙で作るデスク、ブックエンドにもなる収納箱-読書の秋によせて

写真の中に登場するスカラップデザインのオープンBOXや赤いランプシェードは、そのまま今も使っています。こちらは赤いシェードの色違い。今は古びてしまいましたが、グレーのスカラップデザインです。

 

※1「紙で作る家具と収納」についての補足です。10年ほど前からカルトナージュの技術を応用して、紙で大型収納や家具なども作っていて、たまにこのサイトにも登場します。(長年経って古びてきていますが、強度的にも問題なく使えているシリーズです)

冬の夜長と光のお話-ランプシェード1

 

秋の実りとカーキ色-オリーブグリーンの大型収納(2010)とバッグ

気持ちの良い秋晴れの日が続いています。今年は長梅雨や猛暑で大変でしたが、台風の上陸がほぼなかった珍しい年だそうです。

秋の果物や木々の葉に台風の被害がなく、秋の実りや紅葉を楽しめるのはありがたいことですね。

上は2018年に旅先で撮った写真。いい感じに古びたアイアンのテーブルに葉っぱがついた栗やりんごがさりげなく置かれていて素敵でした。くすんだ緑色のモスグリーンやオリーブグリーン、カーキ色は秋になると使いたくなる色です。

そこで今回はオリーブグリーンというか緑系のカーキ色の材料を使った作品画像を2つ紹介します。落ち着いた暗めの緑色ってそれぞれ微妙に違う色で何と呼ぶか迷うけれど今回は「くすんだオリーブグリーン」ということに。

1枚目は「紙で作る家具と収納シリーズ」より2010年に作った大型の収納。紙で棚や収納を試作していた時の作品で手前に曲面が入った変な形。見た目と違って結構便利なので、長年教室の隅に置いて収納として使っています。格子状のリボンが入った天板部分は起毛のベロア調生地です。

次の画像はバッグ2種。ショルダーになる小ぶりのものと大型のトートバッグ。バッグ・イン・バッグとして使えて便利です。2015年頃に自分用に作ったもので、用途に合わせて設計できるのが便利なところ。旅行の前日に慌てて作ることも多いのです。

この時は秋冬ファッションに合わせるため緑系のカーキ(くすんだオリーブグリーン)をチョイス。アクセントにブラックの本革を合わせてシンプル&モダンな感じにしてみたのでした。

華やかではないけれどさりげなくて落ち着く色。好き嫌いは分かれるかもしれないけれど、個人的にオリーブやカーキは安心できる秋色です。

 

※10月6日の金木犀の写真のページに画像や文章を追加しました。

金木犀の香りと江戸東京たてもの園(2017)、『千と千尋の神隠し』の引き出し

 

ミントグレーの収納家具、葡萄色の作品とミニバッグ2種

11月の第3木曜日は、ボージョレ・ヌーヴォー(フランス ブルゴーニュ地方の南部、ボジョレー地区の新酒ワイン)の解禁日、今年は11月17日。

11月のボジョレーヌーボーの季節に、グリーンのフレームボードを紹介したのは2014年のことでした。
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お酒やワイン・・・というより(←嫌いじゃないけれど)、葡萄が好きなので、今年も画像を数枚・・・。

夏から秋はブドウ好きにとっては幸せな季節。スーパーの果物売り場にはみずみずしく実った色とりどりの葡萄。・・・巨峰、甲斐路、ピオーネ、オリンピア、ロザリオビアンコ、シャインマスカット・・・のほか、昔おなじみだったデラウェアなんかもたまに見かけるとなつかしい・・・。

そして、11月はお店から国産ブドウが消えていってしまう、ちょっとさびしい季節。つやつやした赤いリンゴや蜜柑の脇で、ちょっとしなびかけたブドウのパックを見つけると、「また来年・・・」と思いつつ名残惜しくて買ってしまったりするのです。

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・・・と、ブドウの話で終わってしまいそうなので、ここで作品の画像を1枚。2010年ごろに作った紙の家具、曲線ラインの収納棚(シェルフ)です。※1

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ちょっとした空きスペースに置きたくて作ったシェルフ。軽くて使い心地が良いし、画像に残しておかなくちゃ・・・と、上の画像を撮影したのは2012年。棚にはカルトナージュのフレーム付の箱やバスケットなど紫色の作品を置いています。

葡萄色、ボルドー、ワインカラーなど、深みのある紫は、どちらかというと大人の色。全体を引きしめる役割をしてくれたり、組み合わせによって雰囲気が変わります。

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砂色、麻色と合わせると、ブルーグリーンの背景よりもシックなイメージ(上)。

下は上と同じシェルフに「超軽量ミニバッグシリーズ(2010年~)」のサンプルを置いて撮ったもの。ミニカメラが入るグリーンのストライプの「長方形のミニバッグ」と、紫×黄緑色のチェックの「筒形のミニバッグ」です。※2

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あれ?この配色、どこかで見たような・・・。

camidecor1800-1・・・と思って、旅先で撮ったブドウ畑の画像と比べてみたら、カラーチャートがかなり近い。ターコイズ(トルコ)ブルー以外は結構一致しています。

camidecor1798-4ブドウの写真を撮ったのはシェルフの写真を撮った数年後なので、全くの偶然ですが、好きな色とか配色って、経験や文化、嗜好などが何かしら影響するのでしょう。(私の場合はブドウ好きということ???)

また、色は光によって違って見えるもの。同じ木の葉も光の入り方によって、ブルーグリーンに見えたり、イエローグリーンに見えたり。自然の光のマジックは時々はっとするような美しい色を見せてくれます。

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ここ数年、写真がデジタル処理できるようになったり、スマホの登場で簡単に色やイメージを変えられるようになったので、誰もが簡単にイメージに合わせた画像を作り出せるようになってきました。雑誌やテレビで見る写真や映像もずいぶん変わってきていて、その変化の速さには驚くばかり。
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文明の利器が、人の色の好みや流行に今後どんな風に影響を与えるのか・・・興味深いところです。

※1 「紙で作る家具と収納シリーズ」は白い作品が多い中、こちらは灰色がかった青緑。灰色がかったブルーグリーンは、シャビーシックなインテリアの家具にも使われることがある色で、ちょっと表現しにくい色ですが、ミントグレーという言葉があるようなので、とりあえずその色ということに・・・。こちらのページでハウスボックスを置いているのは別のタイプのシェルフです。

※2 カルトナージュというよりバッグと小物に入る、古い課題で、楽しく作れる作品。こちら(花飾りのちいさなバッグ)こちら(大型シェルフとミニバッグ)のページにもちらりとうつっています。

<追記>Cami Decor(かみ・デコ)のページで紹介した、秋の茶色、紫、ブルー系の一部まとめ。・・・繰り越しになっている過去の画像などいろいろあって、何を掲載したのかのチェックと備忘録に・・・(クリックすると記事が開きます)

 

 

紙で作るデスク、ブックエンドにもなる収納箱-読書の秋によせて

秋晴れが続いてさわやかな日が多かった10月。

澄んだ青空や色づき始めた木々の間から洩(も)れる光、さわやかな秋の気候は何をするにも快適です。これは集中力アップ!と思いきや、ふと気づくとボーっと外を眺めていたりで案外はかどらない。10月中に読もうと思っていた数冊の本も、まだ1冊目の3,4ページで止まっていて、残念ながらまた最初から読み直しとなりそうです。

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今回紹介するのは、紙で作ったデスク(机)と収納(2007年-2011年制作)。机の上のランプシェードやカルトナージュの「アンティークブックスタイルの箱」もハンドメイドで、下の画像の90%は紙で作ったものです。意外にも紙製デスク&収納はなかなか使いやすく、日常生活で活躍してくれています。Camidecor1700-1

上の画像右端は教室のカルトナージュの課題作品の「アンティークブックスタイルの箱」。課題には2つのタイプがあって、こちらはよりハードな感じに仕上がるBタイプです。※1

机の上の波のラインの収納箱は、閉めると蓋付きの箱になり、開けると2つのオープンボックスとして使えるもので、ブックエンドになったりもします。(下の画像↓)

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本を読むのが好きだったのに、ここ数年は読書の時間がぐっと減ってしまって残念。静かに紙のページをめくりながら過ごす時間を取り戻したいな、と思っていたら、先日の教室で「神田の古本市」が楽しかった!」という話題が出て、行ってみたくなりました。

<本のある美しい空間-プラハの図書館とミステリアスな巨大本>

書店でも図書館でも、様々な種類の本がたくさん並んでいる空間は落ち着きます。特に古い本は長い年月大切に保管されてきた独特の雰囲気があって、壁面に本がぎっしり詰まった空間は、なぜか不思議と静かな幸福感に包まれます。

自分の好きなジャンルの本だけでなく、”本のある空間”が好きな人というのも少なくないのではないでしょうか。私もその一人で、図書館や書店をテーマにした大型本、『美しい知の遺産-世界の図書館』とか『世界の夢の図書館』、『世界の夢の本屋さん』などを見かけると、思わず手に取ってしまうのです。

下の画像はチェコのプラハにあるストラホフ修道院図書館の「神学の間」。 2007年の訪問時には中に入って見ることができ、写真撮影もOKだったのですが、今は部屋の外から眺めるだけになったという情報も。(下の画像の奥には見学者が数名いるのがわかります)

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本のある古い空間が好きな人にはたまらない場所なので、チェコを訪れた方はぜひ足をのばしてみてください。(もう1つ「哲学の間」もあって、そちらも美しい空間です)

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そういえば、2007年のプラハ訪問の際、たまたま「悪魔のバイブル」と呼ばれる『ギガス写本(Codex Gigas)』がスウェーデンからチェコに350年ぶりに里帰りしていて、チェコ国立図書館で見学することが出来ました。

世界の不思議の1つに数えられるこの本は、「13世紀の初め、修道士1人が悪魔の手を借りて1夜で書き上げた」という伝説がある巨大な本(長さ1m、75kg、624ページ)。見学の際は薄暗い部屋に数人ずつ入って数分間のみ・・・、という厳重さで、本の大きさに圧倒されたのを覚えています。

ハロウィンの流行で、おばけや悪魔を目にする機会も多い10月末。

ミステリーとか伝説に興味があって、「悪魔のバイブル(ギガス写本)」の映像を見たいという方は、ナショナルジオグラフィック(National Geographiv)のこちらのページへどうぞ。(本の内部を見ることができる英語のサイトですが、スマホからだと難しいかもしれません)

 

※1 アンティークブックスタイルの箱のその他のサンプルや教室で作って下さった方の作品画像は、別のページにて紹介します。

ミッドナイトブルーと大きめの収納箱、そして「和のあかり展」

連日のうだるような暑さに、普段からあまり働きのよくない脳の活動が一層ダウンして、仕事や家事が停滞気味・・・。夜、少し気温が下がると、ようやくほっとする毎日です。

夕暮れ時の空の色を表す「ブルーモーメント」という言葉を知ったのは、もう25年以上前のことでしょうか。よく晴れた日の夕暮時、空が一瞬青く染まる時間があって、その時間を「ブルーモーメント」と呼ぶのです。 Camidecor1691 空が真っ暗になる前のほんの数分間の青い世界。旅先や外出先でその瞬間に出くわすと、その幻想的な世界を思わずカメラに納めたくなってしまいます。

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上の2枚は旅先での画像ですが、下の画像は先日こちらで紹介した「ミナカケル」の展覧会で撮ったもの。最終日の終了ギリギリの時間に駆け込んだので、ちょうどブルーモーメントの空の色とミナぺルホネンの作品が交りあって、一味違った世界が味わえたのでした。 Camidecor1676

さて、今回紹介するのは、夜を思わせるミッドナイトブルー(濃紺)、とブルー&ブラックの生地を使った大型収納。2010年に作った「紙で作るオリジナル家具と収納シリーズ」の試作品1つです。

Camidecor1692 何でも中にしまいこんで蓋を閉めてしまえば、すっきり片付く大きな箱。木箱ではないので軽くて持ち運びしやすいのが特徴で、寂しい印象にならないように、アンティーク調の真鍮の金色金具をアクセントとして使っています。

<夏の夜を彩る和のあかり   おすすめの展覧会>

空がすっかり闇に包まれた後も、なんとなく外に繰り出したくなる夏の夜。 そこには必ず浮き立たせる”灯(あか)り”があります。

幼い頃の花火やお祭りなどの楽しかった記憶が身体に刻みこまれているのでしょうか。キャンプファイヤーやリゾート地のキャンドルやかがり火、花火大会のドーンという音、お祭りの賑わいや手の中でパチパチとはじける線香花火など、夏の夜のあかりを思うと、なんとなく血が騒いでしまうのです。

そんな夏の夜を彩る「和のあかり」。青森ねぶたから木の葉を使った照明まで、様々なあかり楽しめる展覧会が東京の目黒雅叙園で開催されているので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

◇目黒雅叙園   和のあかり×百段階段展 (8月9日まで)

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カラフルで多彩な和のあかりと昭和初期の文化財「百段階段」の両方が楽しめ、おすすめです。

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ランプシェード(2)とアンティークブックスタイルの箱(2011年)

夏至によせて・・・2010~2011年頃作ったランプシェードとアンティークブックスタイルの箱

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自作のランプシェード画像はメインサイトにもいくつか載っています。

https://fa-decor.com/

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「アンティークブックスタイルの箱」について追記しようと思って放置したまま7年経ってしまいましたが、下の記事に画像など追加しました。

秋色の紫陽花(2022年)とアンティークブックスタイルの箱A&B

紙で作る軽くてシンプルな本棚、丸と直線のハーモニー

梅雨のどんよりした曇り空。雨に濡れた白い紫陽花を見ながら、昔は嫌いだった雨の季節が結構好きになっていることを実感。年齢とともに好みって変わりますね。Camidecor1658 15年ほど前のちょうど雨の季節だったでしょうか・・・。住宅のインテリアの仕事をしていた時、複数の人達と一緒に「今後のインテリア業界の動向」とか「トレンド」のようなもののインタビューを受けたことがありました。記憶が薄れていますが、確か、何かのマーケティングだったと思います。

会議室のような場所でテーブルを囲んで、それぞれテーマごとに意見を言っていく形式で、今後のインテリアの動向のようなことを聞かれた時、つい「DIYが流行ると思います」と言ってしまったのでした。

その時の他の人たちの「日本でDIY???」な感じと”アウェイ(場違い)”な雰囲気・・・。「ああ、的外れなことを言ってしまった・・・」感が忘れられず記憶しているエピソードなのですが、ここ数年、DIY女子のニュースを聞くたびに、今だったら同意してくれる人も多いだろうになあ・・・なんて懐かしく思い出しています。

DIYを楽しむ女性は、ペンキを塗ったり、壁紙を貼ったりはもちろん、ドライバーで木の棚や家具を作ったりしながら部屋をリメイク&改装する本格派も多いとのこと。 やっぱり”何かを作る”って楽しいですものね! 愛好家の増加とともに今後ますます材料やツールが入手しやすくなるといいな・・・と感じています。※1

Camidecor1659 さて、下の画像は紙で作った軽量の本棚。(紙で作る家具と収納シリーズより)

木で作りたい気持ちはあるものの、私にはのこぎりを使う体力&気力が不足しているので、身近にある紙と接着剤を使って作ったものです。スペースにぴったり納まる本棚で、軽くてしっかりしていて、3日くらいで作れるもの・・・ということで、2010年から2012年頃、いくつかの方法を試作していた時に制作しました。 Camidecor1656 棚の大きさや 強度などの関係で、真ん中は低い飾り棚に。片手で持てるほどの軽い本棚ですが、今でもずっしり重い大きめの洋書の収納として役立ってくれています。

話は変わりますが、下の 画像は京都で撮った丸窓で、真ん中に桟が2本入ったデザインのもの。丸窓というと、鎌倉の明月院(あじさい寺)や京都の源光庵の「悟りの窓」が有名ですが、丸く切り取られた自然の景色は心に響く美しさです。

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日本の建築には直線が多いので私たちは見慣れているけれど、自然界には存在しない直線の美。※2 和風建築が自然の美をひきたたせ調和しているのは、自然界にないデザインだからなのでしょうか。

いろいろなものを自分で手作りしていると、その道のプロの職人さん、マイスターの匠の技の素晴らしさに改めて気付く機会が増えてくる気がします。便利な材料が増え、簡単にハンドメイドができる時代だからこそ、「化学系の接着剤も電動ドライバーもなかった時代にこんなものを生み出した昔の人ってやっぱりすごい!」なんて心底感心できたりするのでした。

 

※1 DIYやハンドメイドに使える輸入壁紙のお店

WALPA・・・ 1mから切り売りしてもらえる輸入壁紙専門店。東京の銀座、恵比寿、大阪、名古屋、福岡などにショップがあり、壁紙の貼り方のワークショップもあるそうです。・・・教室でもこちらの壁紙を使ってカルトナージュのダストボックスを素敵に作っていた方がおられました。

ローラアシュレイ・・・1953年創業のイギリスのテキスタイル、ホームファ二シングのブランド。壁紙は1ロールからの購入ですが、花柄や古典柄など優しい柄が揃っています。6月から7月はちょうどセール期間のようです。

※2 自然界と直線に関する言葉より(自分のための備忘録メモ)・・・ ●”自然は曲線を創り、人間は直線を創る”:湯川秀樹氏、  ●”自然は直線を嫌う(Nature abhors a straight line)”:18世紀の英国の造園家&建築家 ウィリアム・ケントの言葉

 

春色のミニバッグと紙で作る大型シェルフ

ここのところ、ファスナーケースや三角タッセルなどの布小物の画像が多かったので、ちょっと気分を変えてカルトナージュのバッグや大きな作品(ホーム・デコ・クラフト)を・・・。

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実はこの画像、自分で作っていないのは右上の造花(アートフラワー)だけで、白いシェルフ(棚)も革のミニタッセルやコサージュも、下手ながらもハンドメイドです。飾っているのは2007年-2010年頃の作品が中心で、棚は2010年に作りました。(撮影は2012年)

紙の家具って、軽くて結構使いやすいのです。非力の私でも片手でひょいと持ち上げられるほど。強度が出るよう設計したものは、本棚としても使っています。

紅梅色、桃色、桜色・・・。日本の春にかかせないピンク色。まだ寒さが残る3月の空には、ふんわりとしたピンク色がよく似合います。

赤い鶏頭(ケイトウ)の花と黒ベルベットの衝立

昔、鶏頭(ケイトウ)の花を見ると、なんだかグロテスクだなあ…と感じていたのはもしかしたら名前のせいでしょうか。

最近の鶏頭(けいとう)の花は、品種改良のせいかニュアンスのある色が多くなり、ベルベットを思わせる光沢のある花弁とフリルのような形で、ぐっとおしゃれな花材になっています。

鶏頭(ケイトウ)の花の海外名を調べてみると、英語ではcocks comb、フランス語crête-de-coq(クレートゥ ドゥ コック)、イタリア語creste di gallo(クレスタ・ディ・ガッロ)、中国語 鶏冠花。やはり鶏の鶏冠(とさか)を意味する名前が多いようですね。

古くは「韓藍(からあい)」という名で万葉集にも詠まれ、江戸時代には若葉を食用していた記録(貝原益軒著)も残っているとか。東南アジアやアフリカでは今でも食べられているそうですが、どんな料理に用いられるのか?ちょっと興味深いところです。Camidecor1544上の画像、花の背景として使っているのは、折りたたみの衝立(パーティション)の曲線タイプ。

2013年1月の「国際宝飾(ジュエリー)展」のディスプレイに協力した際に作ったもので、”本金に宝石をちりばめたカトラリー展示”の背景として使われた作品です。

”宝石入りの本金のナイフとフォーク(お肉を切るためのものではなく飾るための美術品)”という、普段の私には全く縁のない商品の背景。しかも急に追加になった備品なので材料の準備もない状況。「黒いイメージで」というリクエストに少々怖気づきながらも、なんとか手持ちの材料で仕上げて、当日の朝、眠い目をこすりながら会場に持って行ったのでした。

この衝立、裏と表の布使いを変えていてリバーシブルとして使えるのですが、画像(1枚目と2枚目)で違いがわかるでしょうか?フランスのインテリアファブリックと黒いベルベットの組み合わせを、裏表で上下逆にしているのです。

主役である金のナイフ&フォークを引き立てるディスプレイ用の衝立。私の手元にあるのはナイフ&フォークのデザイン画だけで、実際にショーケースの中に入ったところを見なければ、どちらが良いかわからない。そんな状況だったので、とりあえず、裏表を変えてリバーシブルになるように制作して会場でチェック。最終的には2枚めの写真の方が採用され、無事にガラスのショーケースに納まったのでした。

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黒い衝立(パーティション)の話が長くなりましたが、実はこの写真、インテリアファブリックで作ったフラットポーチこもの入れ(エルメスタイプのコインケースBの横長サイズ)と一緒に撮ったもの。

赤い鶏頭みたいな起毛の生地は、暑苦しい色・・・と思いながらも使ってみると、丈夫で汚れにくくてすごく便利。バッグの中で赤い色がぱっと目につくので、まず見逃すことがありません。・・・手前のポーチの赤いポンポンは邪魔だったので、今は外して使っています。

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※1作り方や材料、デザインを変えていろいろなパターンを作っているアイテムで、直線のシンプルな衝立(パーティション)はこちらで紹介しています。

※2「国際宝飾展」のディスプレイについてはこちらの記事でも紹介しています

※フラットポーチ、こもの入れのその他の画像・・・折り紙タイプのこもの入れA,B(エルメスの革製品みたいなジュエリー&コインケース)

アニマルプリントのサイドテーブル-酉の市とジビエの季節

11月の酉(とり)の日に行われる酉の市。江戸時代から続く縁起物の熊手がニュースで紹介されると、年末を迎える気持ちが高まります。2014年の酉の市は11月22日。東京浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ)が有名ですが、鷲(わし)や鳥にちなむ各地の神社(大鳥神社、大鷲神社など)でも開催されているそうです。

<空を飛ぶ鷲の目から見たパリの街>

鷲(わし)といえば、先日テレビを見ていたら、ワシの背中にSonyの小型カメラをつけてパリで撮影された映像が紹介され、目が釘付けになってしまいました。エッフェル塔からパリの街へ!ひゅーっと一気に舞い降りてゆくワシの目から見た風景が映し出され、なんだかワシの背中に乗って街を見ているような感覚になったのです。→映像を見たい方はこちらのページ(Flying eagle point of view) へどうぞ。スイスアルプス上空やロンドンを飛ぶ映像などもあって、ニルスになった気分が味わえます。下はyoutubeより

ちなみにカメラをつけているのは、オオジロワシのVictor(ヴィクトワール)君。このプロジェクトはFreedom(フリーダム)という動物保護グループによって、絶滅が危惧されている鳥の保護のアピールのために企画されたものだそうで、メイキング映像参考資料で詳細を見ることができます。鷲や鷹って、シンボルやエンブレムのデザインにも使われる勇ましい大型の猛禽類(もうきんるい)※1。でも残念ながら、世界各地で絶滅危惧種となっているようなのです。

秋も深まり、フランスではジビエ料理(フランス語:gibier。狩猟で捕獲された野生の鳥獣の肉のこと)を楽しむ季節。”鷲(ワシ)や鷹(タカ)の絶滅の危機”って、もしや狩猟によって少なくなったのでは?と心配して調べたら、どうやら生息環境の減少が原因の模様。→参考ページ うーん、強いからといって生き残れるわけではないんだなあ…としみじみ。いずれにせよ野生の動物たちにとっては生きにくい時代です。

そういえば、昔、海外で鳥の羽根のタッセルを買ったことがありました。羽根飾りは帽子などファッションに使われてきたので、その時は素敵だと思ったのだけれど、日本ではワイルドすぎて使う機会がありません。

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<アニマル柄のサイドテーブル&収納箱・・・紙で作る家具と収納>

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回紹介するのは2010年に作ったアニマル柄の収納箱。カルトナージュのテクニックを応用して考えた「紙で作る家具と収納」のカテゴリーのアイテムで、サイドテーブルとしても使えます。手前の箱の虎とも豹ともとれるようなアニマル柄は、もちろん本物ではなくフェイク生地。絶滅危惧に瀕しているトラやヒョウの毛皮を、私の趣味のために使うわけにはいきません。   Camidecor1554-1-2ふた上の細工は家具に使われるちょっと難しいテクニックを使っていて、裏返すとトレイにもなる実用品。以前、教室に出しておいたら「雰囲気が違う。なんだか似合わない!」という声が。アニマルプリントも好きだし、TVで動物の色や形に感動することも多い。でも、それが似合うワイルドなタイプでないことは自分でもよーくわかっているので、普段はちょっぴりアクセントにするくらいしか使わないのですが…。冒険してみたものの、ちょっと失敗だったかも。

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一方、上の画像は同じシリーズの収納を植物柄のインテリアファブリックで作ったもの。こちらは教室の皆さんに何とか受け入れてもらえました。(ランプシェードもハンドメイドです)

<ちょっと脱線。ジビエにちなんで4種類の鳥の煮込みのこと・・・親子丼ならぬお友達丼?>

ジビエといえば、数年前の12月はじめ、旅先のフランスで、ちょっとしたきっかけでCoq au vin(仏:コック・オー・ヴァン)という鳥の赤ワイン煮込みを習ったことがありました。(カルトナージュは試行錯誤して考えることが好きなので独学で作ってきましたが、お料理を習うのは長年の趣味の1つ。試食の時間が一番の楽しみなのです)

コック・オー・ヴァンというのは伝統的なフランスの鶏の赤ワイン煮で、通常は雄鶏で作るらしいのですが、その時使ったのは4種類の鳥肉。レシピに”3 chicken legs, 1 pheasant, 2 quails, and 1 squab”と書いてあるのを訳すと、骨付き鶏もも肉(3 chicken legs)、1キジ(1 pheasant), 2 quails(ウズラ)、squab(ひなバト)。昔シェフだった優しいお料理の先生(ムッシュ)は、なんと4種類を一緒にお鍋に入れたのでした。   Camidecor1108 上の小さな画像から、なんとなくそれぞれの形や色が違うのがわかるでしょうか・・・。でもこんがり焼いてしまえば、どれも同じ鳥肉のソテー。 Camidecor1107 みんな仲良く(?)野菜とマッシュルームと一緒に赤ワインで煮込まれ、最後は美味しい一皿に。その時使ったウズラやキジが野生だったか否かは定かではありませんが、どのお肉も柔らかくて美味しかったことを覚えています。

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煮込み料理や肉料理の美味しい季節。動物たちにはいろいろお世話になっているなあ…と感謝しながら、革を使って作品を作ったり、お肉を食す晩秋の日々です。(鳥の羽根のタッセルは使う機会がないけれど、下の羽根柄の作品はいくつかの作品に使っています)

フレーム付リボンボード&折り畳みパーティションA-エッグアート作品展のお知らせ

フランス語でペルメル(Pale-Male)と呼ばれるリボンボード。

交差したリボンには不思議な魅力があって、靴でも洋服でもちょっとした飾りに使われていると独特の雰囲気を演出してくれます。

そんなリボンの効果を自由に使えるリボンボード。教室の課題では、作り方の違いによってリボンボードA、B、C(選択制)と応用のDの4種類がありますが(過去のレッスン)、以下は既成のフレームを使って作るCタイプ。国際ジュエリー展のディスプレイのために数年前に制作したボードです。

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そんなリボンボードの応用で考えた、パタパタと折り畳めるミニ衝立。フォールディングスクリーン、パーティション、小型屏風など様々な呼び方をしていますが、2009年に作品の背景の為に曲線タイプを作ったのがきっかけで、いくつかのバリエーションが増えました。(メインサイトに赤い作品の画像を2つ載せています)

デザインと作り方の違いによって3つのタイプに分けていて、以下はシンプルAタイプ。リボンの有無は自由ですが、こちらはリボンなしの作品例。曲線タイプやシンプルBはまた別の機会に紹介します。

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ちょっとしたインテリアアクセサリーとして使える小型パーティション。レッスンでは、季節のしつらいはもちろん、作品展や様々な作品の背景に使いたいというご希望も少なくありません。

以下の画像は、6月のエッグアートの作品展の為に制作された方の作品(シンプルAタイプ)。両脇にリボン部分を入れて真ん中にはインテリアファブリック。クラッシクな中にもスタイリッシュなスパイスが少し入った3連の衝立です。

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畳むと1枚のリボンボードになり、準備してこられたタッセルがぴったり。エッグアートを教えておられる方ならではの繊細で丁寧な作業、細部まで美しい仕上がりで、エッグアート作品と一緒の展示が楽しみです。

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以下は いただいた作品展のカードとワークショップのリーフレットですが、エッグアートの優雅なデザインと繊細な細工にため息が・・・。先生方の作品など約100点のエッグアート作品が出展されるそうで、華麗なアート作品の世界に囲まれてしばし日常を忘れるのも素敵です。

<クラフトハウス トレジャーボックス 15周年記念作品展>

日時:2014年6月18日-6月29日(※23日はお休み) AM11:00-PM5:00

会場:アートフォーラムあざみ野 ※エッグアートのワークショップも同時開催

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紙で作る家具-ホーム・デコクラフト

前回紹介した「貼って作るバッグとこもの」は、カルトナージュの作品制作に取り組む中で増えていったものですが、もう1つ枝分かれしたものに「紙で作る軽量家具」があります。

もともと、カルトナージュの箱作りを始めたのも「こんなものが欲しいけれど、市販されていないなあ」という「あったらいいな」という発想からでしたが、「紙で作る軽量家具」も同じ動機で作り続けてきました。

「カルトナージュの作品や道具、ファイル類が増えてきて、それを収納するための収納がほしい。でも重い家具や箱は避けたい、できるだけ軽量にしたい」という必要に迫られ、試行錯誤しながら大小さまざま作りました。

実はこの文章を書いているのも紙で作ったコンパクトデスクの上。(使ってみないと耐久性や問題点がわからないため、全て実際に使っています)

木製の家具のような重厚感や高級感はなく、満足のいく仕上がりではないのですが、なかなか使い心地がいいと感じるのは、障子や襖という紙でできた建具に囲まれてきた日本人だからかもしれません。

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昨年秋からバッグの書籍の作業が中心となり、軽量家具は1年間ストップしたままなので、また少しずつ時間をみつけて取り組み、こちらのページでも紹介していきたいと考えています。

紙で作るデスク、ブックエンドにもなる収納箱-読書の秋によせて

紙で作るデスク-ベルベット調ピンクの縞柄の失敗例

マガジンバッグとバケツの形の器 

ゴールデンウィークになると、きまって報道されるのが各地の「潮干狩り」の様子。江戸時代の浮世絵にも描かれている春から夏の行楽行事で、あらためて日本は海に囲まれている国だと実感します。

下の画像は2006年8月の教室のために作った「マガジンバッグ」。ホビーバスケットの応用例です。

フランスのTHEVENON社製の水遊びをする子どもたちが描かれた生地”Histoire d’eau”を使い、海辺の波をイメージしてデザインしたのですが、よく見ると水辺に”がまの穂”らしき植物が・・・。

錨や船が描かれているので、つい海辺の風景と思いこんでいましたが、がまの穂は海辺というより湖畔や沼地の植物...。

はっきりしたことはわかりませんが、”Histoire d’eau”という生地の名前を考えると、もしかしたら海(La Mer)だけでなく、湖畔のバカンスなども含めた”水辺のストーリー”が描かれているのかもしれません。(釣りや船遊びは湖でも楽しめます)

そんな風にいろいろ考えながら眺めるのが楽しい生地で、特に水色は夏のお気に入り。2006年から2007年、バッグやトランクなどの課題サンプル制作に使いました。

<バケツ型の器>

上の画像↑、マガジンバッグの隣でひっくり返り、貝殻がこぼれているように見える作品は布製のバケツ。通称「バケツ形の器」の課題のサンプルの一つです。Camidecor1308

円錐台(えんすいだい)と呼ばれるこの形、鉢カバー、フラワーベース、小物入れ、ランプシェードと様々な作品になって活躍してくれるため、教室では設計方法を学び、各自が好きな大きさ、形に作ります。

「サンプルがあった方がイメージしやすい」というご要望に応え、大きさや形を変えて10個以上作りましたが、実生活で活躍しているのは持ち手の無いタイプ。観葉植物の鉢カバーとして活躍してくれています。

下の画像は持ち手つきのタイプ。教室では、アイスクリームのカップみたいという声がありました・・・確かに。今はクリスマスの飾りのボールを入れたり、小物入れとして使っています。

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ランプシェードの基本タイプもこの設計が役立ちます。

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フランスではabat-jour(アバジュール)と呼ばれる、ランプシェードを作る工芸。以前は材料が入手しにくいなどの問題がありましたが、最近は日本でも手軽に作れるようになっています。

 

はじめに

2005年にスタートしたAtelier Fa-Decorのホームページ。2013年のサーバ移転をきっかけに、今まで更新を怠っていた旧式のサイトをリニューアルしようと考えていました。

いわばサイトの引越しと新築です。さて、何から始めれば?…と少し調べると、そのためには膨大な作業時間がかかること、整理しなければならない画像があまりに多いことに直面し、みるみるうちに最初の目標はしぼんでしまいました。

振り返ってみると、10年以上前に1枚のチラシのような形で始めたホームページです。教室運営上の必要に迫られ、知識もないまま増築のような形でページを増やしていったため、まるで設計図無しで立てた家のような感じになっています。

そんな古めかしいサイトではありますが、2005年からの教室の記録であり、教室のツールとしても必要な情報が入っているので、まずはそのままの形でHPを移転し、こちらの別館サイトCami Decor(カミ・デコ)を新たに設けることにしました。

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<Cami Decor サイトについて>

投稿形式になっているのでBlogのように見えますが、日記ではなく「作品画像の保存、紹介」が目的のページです。(日記を毎日書くというエネルギーは、小学校1、2年生の時にすっかり使い果たしてしまったような気がしていますので、無理せず・・・)

また、こちらのページタイトルの「Cami Decor(カミ・デコ)」という名称ですが、Atelier Fa-Decorとして「紙で作る方法」を考えてきた作品の総称です。

2005年に教室をスタートし、カルトナージュを中心に取り組んできた実用品制作ですが、しだいにバッグや小物、そして家具など、少々はみ出したカテゴリーに発展していき、分類する必要が出てきました。全体を見渡すと、どの作品にも共通するのは「紙」という素材。バッグやポーチなどの小物類なども「折り紙(Origami)」のように切って貼って作れる方法を考えています。

そこで、作品をまとめるために考えたのがCami Decor(カミ・デコ/かみ・デコ)という名前。アイテム全体をCami Decorとし、その中でカテゴリー分けしてみることにしたのです。

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名前の由来はとても単純で、日本語の「紙-kami」、フランス語「Carton」、イタリア語「Carta」、英語「Cardboard」の「Ca」をミックスしたものです。

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現在、教室にはレッスン用のサンプル作品が積まれていますが、数が増えすぎてそろそろ整理する時期にきています。長い間使って古めかしい感じになってきたものも多いのですが、どれも時間をかけて試行錯誤し完成した課題サンプル。片付けてしまう前に、まずは画像としてこちらのページに残し、教室のツールとして使っていければと考えています。(2013年3月)

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<Atelier Fa-Decorのホームページと過去の作品画像について>

2005年にホームページビルダーを使ってサイトを開設し、こちらのページ(メインサイト)で毎月の作品を少しずつ紹介してきましたが、2007年10月以降は作品の種類が増えたこともあって、画像掲載が追いつかなくなってしまいました。(難しめの作品は教室は受講する皆様のみに画像をお送りする形としてしまったため)

そこで、カルトナージュ作品のほかバッグと小物、家具など紹介できていない過去の作品画像や作った時のエピソードなどをこのCami Decor(別館/サブサイト)に少しずつアップしながら整理していくことを試みています。

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<2013年以前の日付の記事について>

2013年3月より前の日付の記事はメインサイトの記録(2005年~)をもとに時を遡ったりしながら記録として書いているものです。また、教室のツールとしての画像や皆様の作品などを、日付と関係なく便宜上掲載することもあります。

<Atelier Fa-Decor/Cami Decorサイトの画像について>

サイト内で使用している作品画像、参考画像、コラージュの風景画像などは全て自分自身で撮影したものを使用しています。 ※他者が撮影した画像を掲載する場合(イベント案内など)は、文中にその旨明記します。

<カルトナージュ教室、バッグと小物などのクラフトの教室やワークショップのご案内について>

詳細についてはメインサイトをご覧くださいませ。

 

紙で作る軽量の大型収納

教室用のカルトナージュの課題作品を作る傍ら、2009年頃から家具や大型の収納に少しずつ取り組んできました。理由は単純で、移動しやすい軽めの大型収納や家具が欲しかったから、です。

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年を重ねるにつれてバッグでも家具でも軽いものが使いやすくなってきたのですが、思うようなものは市販されていないのです。

軽いものは、プラスチックケースだったり簡易収納だったりするし、しっかりしたものは布や作品を入れてしまうと、ずしんと重くなって持ち運びできなくなるものがほとんど。

だから「自分で作ってしまおう」と、試行錯誤を重ねていろいろなものを作っています。

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下に紹介するのは、中にいろいろ入れても持ち運べるように、紙を使って軽めに作ったオリジナルの大型収納。葡萄色のインテリアファブリックを使った箱はメインサイトに載せている画像です。

 

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さりげなく使えるグリーン系を使用した横長の大型収納。カルトナージュと同じく内部も布を貼って仕上げています。

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上のグリーンと色違いの生地で作った収納箱。起毛の柄の生地にネイビーのベルベットを合わせて。

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直線の箱のほか、曲面の箱も作っています。優しいクリーム色で作った下の箱は、少々難点ありにもかかわらず、収納として活躍してくれています。

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