Cartonnage(課題サンプル)」カテゴリーアーカイブ

盛夏の花-向日葵(ひまわり)柄のペーパーBOX

暑中お見舞い申し上げます。 Camidecor1693 陽射しにも風にも負けない向日葵(ひまわり)の元気パワーが皆様に届きますように。

さて、今回紹介するのは、9年前、2006年8月にHPに掲載した画像。

蓋をかぶせるタイプのカルトナージュの箱をテーマに、ひまわりや南国を思わせるシダなどの植物柄、ブルー、黄色、濃いグリーンを組み合わせて、夏のレッスン用に撮ったものです。

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十数年前に旅先のイタリアで買ったひまわり柄のペーパー。柄がリアルすぎて、なぜこれを買ったのか自分でも首をかしげながら、失敗してもいい構造チェックのための試作品に使いました。

箱としての完成度はいま一つで、いつも見えないところにしまわれているけれど、10年たった今でも色が褪せることもなく収納箱として活躍してくれています。

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ペールブルーの収納箱と折り畳みケースA2種(2007-2009年)

じめじめと 蒸し暑い日が続いているので、少しでも涼を呼ぶ画像を・・・・。 Camidecor1684 ペールブルーの材料を使った収納やバスケット。2009年頃からホームページに載せている画像※1です。 Camidecor1686 画像手前向かって左の作品は「曲線のオープンバスケット」。「四角いタイプ」と「台形のタイプ」を2つセットで受講できる教室の課題メニュー(選択制)。 Camidecor1687-1 実はこの作品、折りたためる収納箱。折り畳みボックスのシリーズはA,B,C,Dと幾つかのタイプがあって、構造や作り方もいろいろなのですが、この蓋なしのオープンタイプはAタイプと呼んでいます。Camidecor1688必要ない時はペタンと折りたためて便利なボックス。がっちりした箱もいいけれど、趣味や日用品のちょっとしたものを入れておくのに便利です。 Camidecor1685-1梅雨があけると夏本番。 ・・・海や山や高原に行って快適に過ごしたい・・・

 

※1 2枚目画像の作品・・・2段重ねの収納箱(かぶせ蓋)、アクリル(ガラス)入りのコレクションケース、ラウンドバスケット紙の靴(ペーパーで作るハイヒール/2011年書籍掲載作品)→両開きの箱と紙で作るシンデレラの靴

※2 折り畳みのオープンバスケット:四角形と六角形の2タイプ作るレッスン。今回紹介した曲線デザインのほか、シンプル好きの人のための直線デザインがあります。

ギリシャ神話の女神と星座-七夕によせて

7月7日、夜空にはきらめく星々が・・・、とはいかないのがこの梅雨の季節。織姫と彦星のお話は伝説だとわかっていても、なんとなく雨が降らないよう願ってしまう七夕の夜です。

夏の夜空の星を撮ってみたいけれど、なかなかチャンスがありません。なので、星空のように美しかった展覧会の画像を1枚。昨年の冬に東京青山のスパイラルガーデンで行われた「Light is Time」というインスタレーション。CITIZEN(シチズン)による光と音の空間芸術で、イタリアのミラノ・サローネで初の2部門を受賞した凱旋の催しでした。 ※1 暗闇にキラキラ光るのは、なんと65,000個もの時計の基盤部品の地板。あらためて見ると、時計の地板って、それ自体が宇宙のようなデザインなのですね↓。(会場内の展示より)Camidecor1675-2 イギリスのロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイ(Brian May)が天文学者だと知った時は驚きましたが、音楽と数学や天文学との関係は深いようで、古代ギリシャでは、算術、音楽、幾何学、天文学は四科(クワドリウィウムquadrivium)として重要な学問だったそうです。 Camidecor1677-2七夕の話題から星や宇宙について書いてみたけれど、日々の雑事に追われてしばらく星空さえ見ていない・・・。正直なところ、今見分けられるのは北斗七星やオリオン座くらいかも・・・(小学生以下?)なんて考えながら、ふと思い出したのは前に買った星座のカード(上)。12星座やオリオン座などが描かれていて半円のデザインになっています。

<ちょっと脱線・・・西洋星座と中国の星宿>

世界共通の88の星座。この一覧を見ると、オリオン座は入っているけれど、北斗七星は入っていません。なぜかというと、88星座は国際天文学連合が1922年に定めた西洋のもので、北斗七星は中国から伝わったものだから。古代中国には独自の【星宿(せいしゅく)=星座のようなもの、二十八宿】があって、それが日本にも伝えられ、江戸時代まで使用されていたそうなのです。

東洋の文化や日本の暦とも関係が深い中国の星座。ちなみに七夕も【星宿】に基づく伝説に由来するそうです。(奈良県明日香村には、現存する東アジア最古といわれるキトラ古墳の天文図もあり、今後の調査が楽しみです。※2)

一方、西洋星座の原点となったのは、古代ギリシャの48の星座です。こちらはギリシャ神話と関わりが深く、星をめぐる物語の中にはゼウスやヘラクレス、アフロディテなどおなじみの神々も登場・・・。ギリシャ神話は面白くて好きなのですが、ちょっとややこしくて、何回読んでも頭からこぼれ落ちてしまうのが難点です。

空の星々を眺めながら壮大な物語を作り上げた古代の人々の想像力。それが芸術や文学、音楽、七夕など現代の年中行事にまでつながっているんだなあ、と考えると、スマホばかり見ていないでたまには星を見上げよう・・・なんて思えてきます。

<ギリシャ神話のモチーフとカルトナージュの箱>

さて、今回紹介するのは9年前の2006年に作ったカルトナージュの箱。教室では「長方形二重蓋の箱」と呼んでいる基礎作品で、自分でデザインを考え、応用テクニックを学ぶためのアイテムです。

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使用したのは200年ほど前のアンティークの布のデザインを復刻した、フランスのToile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)※4 ギリシャ神話のモチーフが気に入って旅先で購入した生地です。

Toile de Jouy関係の本によると、18世紀-19世紀初頭にデザインされたギリシャ神話のモチーフの布は、イタリアの彫刻やカメオ(ブローチで有名なイタリアの彫刻)のデザインをベースにしたものも多いとか。下の画像は以前ローマのヴァチカン美術館で撮ったものですが、アンティークの布の資料にそっくりなデザインがありました。※3

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さて、先の箱の蓋に使ったのは、ひし形の中に女神が描かれた部分↓。よく見ると、可愛らしい女神が右手にアイスクリームのコーンのようなものを持っています。

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女神が持っているのは、「コルヌ コピア:ラテン語: Cornu Copiae /Cornucopia」と呼ばれる豊穣の角。角の中から花や果物が溢れ、豊かさの象徴とされるモチーフで、幸運の女神フォルトゥナ(Fortuna)や豊穣の女神アバンダンティア、花の女神フローラと一緒に描かれることの多いアイテムです。※5

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参考までに、上の画像左はローマ神話の女神フォルトゥナ(Fortuna )の彫刻。左の手に豊穣の角(コルヌコピア)を持っているのがわかるでしょうか? ・・・バチカン美術館(Vatican Museum, Italy)にて撮影

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アンティークなどの復刻デザインには古い時代の美意識や物語が詰まっていて、歴史を感じられるのが面白いところ。けれど、使う時はあまり難しいことは考えず、好きなように自由に楽しんで使っています。(上の箱も2006年7月からスタートしたので、七夕にちなんでのミニお針箱・・・西洋と東洋のミックスです)※5

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ここ最近、経済問題でニュースを賑わせているギリシャと中国。そしてオリンピックやさまざまな問題・・・。   女神が現われて、あっというまに解決・・・とはいきませんが、良い糸口が見つかるように願っています。

 

※1 Light is Time  Milano Design Award 2014”にて「ベストエンターテイニング賞」と「ベストサウンド賞」の2部門を受賞

※2 奈良県明日香村のキトラ古墳・・・現在キトラ古墳体験学習館の建設が進められ、来年秋にオープンするそうです。 壁画について・・・東京国立博物館 特別展「キトラ古墳壁画」

※3 参考書籍:『TOILE DE JOUY』  Printed textiles in the classic French style ・・・タッセルトランクなどで使った布も載っています。

※4 豊穣の角(コルヌコピア:ラテン語: Cornu Copiae(cornucopia)・・・日本でもローマ神話の女神、アバンダンティア (Abundantia)が豊穣の角をもっている絵がみられます。 ルーベンス作 豊穣 Abundance (Abundantia) 国立西洋美術館蔵   ※ギリシャ神話の豊穣の女神はデメテル(Demeter)。

フォルトゥナ(Fortuna )は幸運を意味するfortuneの語源となった女神。ギリシャ神話ではテュケ(Tyche)と呼ばれています。

※5 長方形二重蓋の箱・・・こちらのページに別のサンプル(スカラップデザインの見本)と教室の皆様の作品を掲載しました。

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水無月と水玉柄1-大きな水玉のちいさなバッグ

水玉模様が似合う月、6月。雨の季節なのになぜ「水無月」?と字を見るたびに思いますが、由来は諸説あるようです。

まず、「水無月」の「無(な)」は「の」という意味の連体助詞なので、「水の月」という意味だという説。

そして、旧暦との季節のずれによるという説や、地上にたくさん雨が降って天の水が無くなる(←なんだか納得)という説など・・・。 一番最初の「水の月」説が有力らしいですが、いずれにしても水と関わりの深い風情ある名前です。

さて、今回は雨の季節にちなんで、大きめの水玉シリーズ。1枚目の画像は『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の本のために作った、持ち手つきのトートバッグです。

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教室のレッスン課題にしている”芯入りのタイプ”なので、ハリのある仕上がり。スマホとお財布が入る小さなバッグですが、裏地付きで構造的にもしっかりしています。

そして、柔らかめのバッグが好きな人のために「芯を入れずに布だけでも作れますよ」という例として、布だけで作っているのが下の画像。

私自身は布だけの袋ものはミシンで作ることが多いのですが、書籍のために「ボンド裁縫(ほう)上手」で作りました。(その時一緒にボンドで作った巾着やシュシュなどは、意外にしっかりしていて便利なので、今でも愛用しています)

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上の画像、布だけで作ったにもかかわらず、クタッとならない”立つ”タイプのバッグ(下画像↓)として仕上がったのは、帆布(ハンプ)※1を使って裏地付きの2枚仕立てにしているから。芯地を入れると、さらにハリのある感じに仕上がります。

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バッグの手前「眼鏡ケースB」の蓋に使ったのは、スウェーデンのテキスタイルメーカー、マイロ(MAIRO)社のStrossel(ストローセル)というファブリック。

大きな水玉の中に小さなドット(つぶつぶ)が描かれていて、ビスケットやチョコボールが並んだような図柄。Strösselって何のことかな?と調べてみたら、アイスクリームやカップケーキなどにトッピングとして使うカラフルなチョコスプレーのことらしく、この丸い形はやっぱりお菓子だったんだ、とほっとしました。

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このタイプのマチ付きバッグは、持ち手つきのトートバッグはもちろん、ショルダータイプの「バッグ・イン・バッグ」としても重宝する形。いろいろな持ち手のバリエーションを紹介したくて、『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の本には、下の画像(↓)のショルダータイプの作り方を載せています。→貼って作るバッグ・イン・バッグ

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今回、一緒に水玉柄の三角ポーチを紹介するつもりでしたが、長くなってしまったので次回以降に・・・。

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※1<帆布(ハンプ)のお店について>

帆布(ハンプ)というのは、いわゆるキャンバス地のこと。以前、『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の読者の方より、本の中で使った帆布(ハンプ)のお店と品番についてのご質問がありました。ショップ情報をこちらのページに書きましたので、興味のある方はご参照ください。

貼って作るバッグ・イン・バッグー水玉のマチ付ショルダーバッグ

すみれの花とライラック柄のダブル眼鏡ケース(2009)

春から初夏にかけて美しく咲く、青みがかった紫色の花。

すみれの花、端午の節句の花菖蒲(はなしょうぶ)、あやめ、杜若(かきつばた)、十二単(じゅうにひとえ)などのすっきりした青紫は、新緑のみずみずしい緑色とともに5月の風や空気を一層さわやかにしてくれます。 Camidecor1654-1 下の画像は2009年にサンプルを作り、2010年から課題となった六角柱のボックス。ライラックの花が描かれた生地を蓋の部分に使っています。 Camidecor1651 ライラックの花の色というと、個人的に思い浮かぶのは、こちらのページ(手芸まわりの小物入れ-ライラックの季節によせて)で紹介したようなような”ピンクがかった薄紫色”。

この生地の花柄はちょっと違う色だけど・・・と思って調べてみたら、セオノサスという植物が別名でカリフォルニアライラックと呼ばれていて、そちらは少し青みがかった花が咲くそうです。 Camidecor1653 実はこのボックス、両側が開くダブルケース。眼鏡が2つ入れられる大きさのちょっと変わった箱で、作り方や構造もやっぱり少し変わっています(別名:ダブル眼鏡ケース)。

受講した人からは「一見難しそうに見えるけれど、楽しかった!」という感想が多い課題(選択制)で、カルトナージュの応用テクニックを学ぶために考えた作品です。 Camidecor1652手ごろに作れて便利に使える「眼鏡ケース」。デザインや構造のバリエーションが無数に考えられるので、課題用のアイテムも10種類以上あります。※1

その中でこちらはメガネが2つ入るタイプの保管用のケース(内部はクッション入り)。上の画像は持ち手なしですが、もともと持ち手つきのバッグタイプとして考えたもので、ピンク系のサンプル2つはバッグタイプになっています。

さて、下の画像は、花柄を素敵に使って仕上げて下さったお2人の作品。 Nさんのリバティのすみれの花の可憐なボックス、そしてMさんの薔薇のモチーフのシックなバッグ型ケース。お2人ともステキに仕上げて下さり、いつものことながら自分のサンプルと交換したくなってしまったのでした。(→大きい画像はこちらに)Bois509 2009年頃からの作品は中上級者向けや応用の課題作品が多くなり、サンプル制作に時間がとられてホームページに載せられなかったアイテムがほとんどなので、少しずつこのCami Decor(かみ・デコ)のページで紹介しています。

 

※1 教室のために考えた「眼鏡(メガネ)ケース」は、カルトナージュのテクニックを使ったA,B,C,D,Eのほか、折り畳み式、がま口タイプ、バッグとこもののアイテムがあります。昨年、「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本に紹介した「眼鏡ケース」は、教室ではBタイプと呼んでいて、かなり簡単に作れるアイテムの1つです。

・・・あっという間に6月、関東も梅雨入りしてしまいました。この記事はしばらくしたら5月に移動します。・・・

『フェーヴの世界展7』のお知らせ、カトラリー、うさぎ、蝶のモチーフの作品

3月にいただいたフェーヴ展の素敵なカード。教室にいらして下さっているフェーヴコレクター、my charmさんの素敵な展覧会のお知らせです。

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昨年紹介した、すずらんのカード(Les Fèves 6e フェーヴの世界展6)に魅了された人も多いので、まずは教室で「今年はミモザとうさぎ♪ またまた素敵なカードですね~」 と皆さんとシェア。そして、このページでも5月に告知しようと思っていたら、なんと今年の吉祥寺展は4月開催・・・。気付いたのは終了後で、なんと1か月勘違いしてしまっていたのでした。(ごめんなさい!)

でも、京都展はちょうど開催中(6月7日まで)。そして、自由が丘展はこれから(6月18日-7月14日)です。

◇詳細はこちらから→ Les Fèves 7e フェーヴの世界展 7

京都展はCafeや『うさぎの不思議なお茶会』もあってとても楽しそう。こちらの記事には、一緒に販売されるうさぎのクッキーや終了した吉祥寺展の様子も紹介されています。(うさぎクッキー、とても可愛いので、ご興味のある人はぜひ!)

”フェーヴ”についてご存知ない方は、my charmさんのメインサイトを訪問してみて下さい。詳しい説明のほか、たくさんのフェーブがきちんと整理されて紹介され、とらや(パリ店)のうさぎのフェーヴヤマザキ・フランス※2のフェーヴまで載っています。また、上の画像の水色の表紙『フェーヴ お菓子の中の小さな幸福』という本は、開くとなぜか幸せな気持ちになる1冊です。

フェーヴコレクターとしての活動のほか、作詞家、ライターなど多彩な面を持つmycharmさん。その才能はカルトナージュなどの作品制作の際にも発揮され、色合わせやちょっとした飾りなどにセンスがキラリと光ります。受講していただいた基礎作品をここでちょっぴり紹介すると・・・。

下の画像は、おなじみのフラワーバスケット(2006年から)と眼鏡ケースB(書籍に紹介)。

ミナ ペルホネン※1という日本のデザイナーによるファッションブランドの刺繍入りの布を使った作品で、黄色いリボンが素敵なアクセントになっています。ミナペルホネン、人気のブランドなのですね。

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そして、mycharmさんお気に入りのアンティークカトラリー柄のペーパーを使ったカルトナージュ作品。光沢のある黒いレザー調の材料との組み合わせがシックで素敵です。

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・・・教室での皆様の作品は、私のサンプルよりずっと素敵なものが多いので、いつか皆さんの作品画像を制作者ごとにまとめたいな、と思っているものの、なかなか整理する時間がとれないのが残念・・・。

そんなことを思いながら、作品画像ファイルを開いていたら・・・ありました!「うさぎモチーフ」を素敵に使ったSさんの作品。うさぎがテーマのフェーヴ展にちなんで、こちらも紹介してしまいます。

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チョコレート色にペパーミントの水玉のボディ。そしてシックなうさぎのモチーフの柄が蓋の形にぴったり! こちらは2006年からの基礎課題の「ハートのA」ですが、Sさんは「ハートのB」も素敵に仕上げて下さったので、そちらはまたあらためて。

開催中の「フェーヴの世界展7」。会場には可愛いうさぎフェーヴが沢山待っていると思いますので、ご興味のある方はぜひいらしてみてください。

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※1 ミナ ペルホネンというのは、デザイナー皆川明氏が立ち上げたファッションを中心としたブランド。今年で20周年を迎えるそうで、東京・青山のスパイラルガーデンでちょうど展覧会が開催中です。(2015年6月7日まで)

ミナカケル ・・・スパイラルでの展覧会のサイト。レトロ×モダン×北欧の雰囲気もあって素敵です。ピエール・エルメ・パリとのコラボのチャリティー企画なども紹介されています。

詩的に紡ぐデザイン ミナペルホネン20周年(朝日新聞)

「ミナ ペルホネン」20周年記念展覧会(読売新聞)

※2 ヤマザキ・フランス(パティスリー ヤマザキ/Patisserie YAMAZAKI)・・・日本のヤマザキ製パン株式会社が経営するパリ16区のパティスリー、サロン・ド・テ。

「モノマチ」とボンドで作るファスナーポーチ

先日のホビーショーのイベントは事後報告になってしまいましたが、本日からスタートする”モノマチ”の紹介はぎりぎりセーフ・・・間に合いました。

※ホビーショーでは、コニシさんがCami Decor(カミ・デコ)のページで作り方を紹介した花びら巾着を使ってワークショップを開催されました。

ホビーショーとボンドで作る花びら巾着(ご報告)

<「モノマチ」と「YKKものづくり館」のワークショップ>

「モノマチ」とは古くからモノつくりの街としての歴史を持つ、東京都台東区南部の徒蔵(カチクラ)エリア(御徒町~蔵前~浅草橋にかけての2km四方の地域)で開催される町おこし的なイベントのこと。5月22日(金)、23日(土)、25日(日)の3日間、様々な企画やワークショップが開催されるそうです。

・モノマチ、クリエーターズマーケットについてはこちらから

2011年よりスタートし、今年で7回を迎えるモノマチ。なんと200組以上のモノづくり系企業やショップ、職人、クリエイター、飲食店などが参加するそうで、3月のワークショップでお世話になった「YKKものづくり館」さんも参加企業の1つです。

「YKKものづくり館」のサイトに昨年のモノマチのイベントの様子が載っていて、親子で一緒に楽しめる企画ってステキだな・・・と思っていたところ、今年は「ボンドで作るファスナーポーチ」をイベントの1つにというお話が・・・。

YKKのスタッフの皆様が企画(布のセレクトから準備、講師まで)をなさる15分ほどのワークショップ。誰でも超簡単に作れる!のがポイントなので、本に紹介した2枚仕立て(裏地付き)ではなく、1枚仕立て(裏地無し)のポーチのワークショップがイベントの仲間に入っています。←私もテキスト画像を提供しました

<超カンタンな1枚仕立て(裏地無し)のファスナーポーチって?>

昨年の『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の本には工作のように作る2枚仕立て(裏地付きタイプ)の作り方を紹介しました。

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でも、「ボンドで作るのは初めてなので、最初から裏地付きは難しそう・・・」という人も多いはず。そんな人のために、まず超簡単な1枚仕立てのファスナーポーチからスタートして慣れてみるのがおすすめ…と考え、こちらのページに作り方を公開したのが、ボンドで作る1枚仕立てのファスナーポーチ。たった3工程なので、すごく簡単に作れます。

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モノマチのYKK主催のワークショップでは『YKKものづくり館』のスタッフの皆さまが、優しく丁寧に教えて下さると思いますので、挑戦したい人はぜひ!また、モノマチの期間は、手工芸の材料のショップによる催しがたくさんあるようなので、掘り出し物探しも楽しめます。

モノマチ イベント・ワークショップ情報→こちらから

※テキストにはこのCami Decor(かみ・デコ)ページで紹介した「超カンタン、1枚仕立てのファスナーポーチ(ボンドで貼って作る方法)」を使っていただくなど、「ホビーショー」のコニシさんブースの”花びら巾着のイベント”の時と同じく、ちょっぴり協力しています。

<フラットポーチだけでない  縫わずにボンドで貼って作るファスナーポーチ>

そして、フラットポーチをクリアしたら、いろいろなファスナーポーチの世界が広がります。

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本で作り方を紹介した裏地付き(おすすめ)やキャラメルポーチのほか、丸、三角、四角、キューブ、筒型(バレル/シリンダー)などなど。ほとんどの形は貼って作ることが可能で、縫うのとはちょっと違ったデザインのポーチやバッグが楽しめます。

 

ブルー&ホワイトのハート作品とルーブル美術館のキューピッド

2005年に教室をスタートしてからの数年間、2月レッスンのためにハートがテーマの新しい課題作品を1,2個ずつ追加するのが習わしのようになっていました。

ハートのボックスから始まって、タッセル付のサシェ(ハートの形の香りのオーナメント)やシザーキーパー、ハートのバックル、ハートの形のからくり箱など、全部で10種類近くあるでしょうか(2015年)。とりわけハートの形が好きだったわけでもないのに、作っていると幸せな気持ちになるのは不思議です。Camidecor1632

エンジェルのオーナメントと一緒に撮った2つのハート(上画像)。実はカルトナージュのハートの箱の本体と蓋をばらばらにして撮影したもので、2007年2月レッスンから課題としてスタートした「ハートの箱シリーズ」の1つです。

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上の画像は蓋を閉めた時のもの。教室では「ハートのA」と「ハートのB」と呼んでいて、蓋をかぶせる「ハートのA」は設計からスタートする初心者用の基礎課題です。※後ろの箱はトンネルの形の蓋の箱(ヴォールト型の箱、ドーム型の箱などとも呼んでいます)

このサンプルに使った材料はローラアシュレイというイギリスのテキスタイルメーカーの生地ですが、柄はフランスを思わせる甘くロマンチックなモチーフ。恋人たちの様子が繊細なラインで描かれています。 Camidecor1630-3作品をちょっと拡大してみると(上↑)。男女の間に弓矢を持ったキューピッドの彫像が描かれているシーンがハートの中に入っているのがわかるでしょうか?右側のひし形のオーナメントは、2007年からスタートした「タッセル付きのサシェ」というオリジナル課題です。

「タッセル付きのサシェ(別名:香り付きのオーナメント)」はアロマオイルをはさんで作る香りのインテリアアクセサリー。ハート、エンブレム形など複数のデザイン(型)から好きな形を選んで作る課題で、その他のサンプルをご覧になりたい方はこちら(ハート形のサシェ:2007年)から。 赤×白のハートのサシェには矢を引いたキューピッド柄を使っています。

<愛の神様 キューピッドとエロス(アモル)>

バレンタインといえば、チョコレートとハート。そして、ハートといえばキューピッド(Cupid:クピド)。

ローマ神話のキューピッドは、弓矢を持ち、いたずら好きの天使の姿で描かれることが多いけれど、もとはギリシャ神話の愛の神様、エロスが原点。「キューピッド(アモル、アムール)とプシュケ」の物語のようなギリシャ神話をテーマにした絵画などでは青年やほっそりとした美少年の姿で登場します。

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上の画像は、アントニオ・カノーヴァ(Antonio Canova)作のAmor and Psyche アモルとプシュケで、パリのルーブル美術館に展示されている作品。 同じテーマを扱った絵画では「ジェラール・フランソワ作 プシュケとアモル(キューピッドとプシケー)もルーブル所蔵の作品です。←ルーブル美術館のサイトは日本語もあって見やすいのでおススメです。

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一方、こちら(上)の画像は天使の姿のキューピッドやプット(putti)が描かれた絵の一部。18世紀のロココを代表するフランスの画家、フランソワ・ブーシェの絵画、”La Cible d’Amour”という絵のポストカードです。

この絵の題名「La Cible d’Amour」の”cible(シブル)”とは標的とか的(まと)=ターゲットのことで、英語では”Love target(愛の標的)”という意味。もともとの絵はもっと大きくて、このハートの的にぐさりと矢が突き刺さっている天上の場面の下には、矢を射った(と思われる)地上のキューピッドが描かれています。←こちらもルーブル美術館蔵

ロココ時代の最盛期、ポンパドゥール夫人の庇護をうけたブーシェ。フランス革命で時代が変わると評価はがた落ちしてしまったものの、その甘美で優雅な作風を見ていると、成功を収めた幸せな期間が長かったのだなあ、と実感。

P1360373-1ハートや天使、水色の空やふわふわの白い雲から刺しこむ光って幸福の象徴。見ているだけでほんわか幸せな気持ちになります。(窓から撮った東京の2月の空 ↑・・・電線の間の青空だけ切り取りました)

Mathilde M(マチルドエム)のハートのオーナメント -箱に貼る時の注意点

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2008年に作ったカルトナージュの両開きの箱。蓋に貼っているのは天使が浮き彫りになった小さなハートのオーナメントで、フランスのMathilde M(マチルドエム)の香りのアクセサリーシリーズの1つです。

近寄るとふわっと甘い香りがただよう、この小さなインテリアアクセサリーと出会ったのは今から7年ほど前だったでしょうか。ハートの他にも可愛い形がたくさんあって、季節によって使い分けるのも楽しいオブジェ。1袋に同じ形が複数入っている形で売っていたので、当時は教室の皆さんと一緒に購入して、違う形を分け合ったりしていました。

以下はその時に買ったハート、リボン、松ぼっくりなど。最近は新しいデザインも増え、通販も含めて様々なお店で売っているようなので、興味のある方はぜひ検索してみてください。

Mathilde M(マチルドエム) ・・・Mathilde M マチルドエム公式サイト

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このオーナメント、私はカルトナージュの箱のアクセントとして複数の作品に使っていて、2009年に作ったこちらの箱(クリスマスのサプライズボックス)のリボンのオブジェも同じシリーズ。これから箱に貼って楽しんでみようという人のために、この飾りを箱に貼る際の注意点をまとめてみました。

1.接着剤について・・・自然素材の布の上なら木工用ボンドで接着できます。心配な場合は、万能ボンドや多用途シリーズなどを使ってもOKです。

2.扱いについて・・・割れやすい素材なので、ぶつかりやすい場所に使用する際は注意が必要です。万が一割れてしまっても、粉々でなければ、接着剤で修復して使えます。材料の性質上、水につけるのは良くないようです。(新しい商品は改善されているかもしれません)

3.変色と着色について・・・使い方や置く場所によって変色する場合があります。変色が心配な場合は、作品に貼る前にあらかじめ色を塗っておくのも1つの方法です(変色後に色を塗ることも可能)。その場合、塗料は水彩絵の具などではなく、アクリル塗料(トールペイントの絵の具でOK)を使いましょう。バーニッシュやコート剤をさらに上塗りすると表面の保護になります。ただし、色を塗ると塗料の膜でコーティングされるので、香りの効果は薄れます。

このアクセサリー、使ってから7,8年経った今見てみると・・・。器に入れて飾っていたものは、多少変色しているものもあり、大丈夫なものも・・・。オーガンジーの袋に入れたままぶら下げていたものは、比較的白いままでした。個人的には自然素材のやわらかなオフホワイトが好きなので、箱に貼る場合も、まずはそのまましばらく使い、変色したら着色するのが良いかな・・・と思っています。※1

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バレンタインのハートというと赤のイメージ。でも、静かで清楚なイメージにしたくて、光沢のあるネイビーブルーの起毛クロスを使い、ミニパールの飾りをあしらっています。

 

※1 リボンのオーナメントを貼ったサプライズボックスは、教室の課題サンプルとして使う際にどうしても汚れてしまうので、あらかじめ着色してから作品に貼っています。

冬休みの楽しみ-ロッタちゃんと赤いチェック柄

冬の寒い時期や雪が降った時になぜか見たくなる映画、「ロッタちゃん はじめてのおつかい」。

スェーデンの小さな町を舞台に、5歳のロッタちゃんとその家族のほのぼのとしたエピソードが描かれる心温まる映画で、クリスマスの4か月前から復活祭までの半年間のお話です。原作者は『長くつ下のピッピ』や『やかまし村のこどもたち』で有名な、アストリッド・リンドグレーン。ピッピと同じく、ロッタちゃんも個性的な女の子です。 Camidecor1573 この映画で感心することは、全てがとてもナチュラルなところ。おてんばで頑固者の小さな女の子とその家族、周りの人たちが、自然に楽しく映像化されていて、軽やかな音楽もぴったり。ロッタちゃん一家のシンプルな暮らしの中で交わされる家族の温かなやりとりに、つい笑顔になってしまいます。

また、子供部屋や子供服の可愛さも大きな魅力の1つで、手芸やナチュラル系、レトロ系が好きな人には心惹かれる場面がたくさん。映画の中で赤い色のチェック柄が印象に残っているのは、秋から冬のエピソードだからでしょうか。こども達の洋服をはじめ、ママのスカートやカーテン、テーブルクロスなど、さまざまな形で素敵に使われているのです。

寒い冬、暮らしの中に赤やチェックを取り入れると、ほっこり暖かい感じになります。でも他のものと色やスタイルが合わない・・・ということも多く、そんな時は小物で楽しむのがおすすめ。小さなものだったらじゃまにならず、季節によって使い分けることも可能です。

以下に紹介するのは、そんな風に気軽に使える赤いチェック柄の実用品。カルトナージュの「バッグ型ケース」はスェーデンのIKEA(イケア)のチェック生地。ペン立て、メガネケースになるサイズです。 Camidecor1574

 

そして、<貼って作るバッグとこもの>から「多用途ケース」と「こもの入れ(コイン・ジュエリーケース)」。このお財布みたいな横長ケースは、2013年の冬に『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の本のために、くるみボタンを使った例として作ったもの。でも諸事情により出せなかったので、こちらで紹介。(書籍にはマグネットを使ったものが載っていて、サイズ、作り方は全く同じ) Camidecor1608

レトロな赤紺チェックのコインケース(エルメスタイプ)の内側は赤いフエルト(下)。 Camidecor1607-2

多用途ケースを開くとこんな感じ↓。長財布としても使えるサイズの2重仕立て。4つのポケットを自由に使えます。 縫い目がなくてすっきりした仕上がりなのでわかりにくいのですが、上のポケットはカードや名刺用の仕切りをつけています。

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話をロッタちゃんに戻しますが、この映画、10年ほど前の公開と思っていたら、制作されたのはなんと1993年。今から20年以上も前の映画だったことを知ってちょっと驚きました。考えてみれば、原作の『ロッタちゃんシリーズ』は1956年に「Barnen på Bråkmakargatan(The children on Troublemaker Street/トラブルメーカーストリートのこども達) 」として書かれたのが始まりだそうで、もう60年近くも前のお話。

2015年に発行されるスウェーデンの新貨幣には、アストリッド・リンドグレーン(&ピッピ)が起用されることが決定しているそうで、いつか20クローナ札を入手した折には、ぜひとも赤いチェックの長財布に入れて使ってみたいと楽しみにしています。

それではスウェーデン風に、Hej då !(ヘイド=ではまた!)

 

<参考>  ◇Astrid Lindgren(アストリッド・リンドグレーン)のオフィシャルサイト 

アストリッド・リンドグレーンの世界(Astrid Lindgren Värld)・・・スウェーデン大使館公認観光サイト

Astrid Lindgren’s World ・・・スウェーデン、ヴィンメルビー(Vimmerby)にあるアストリッド・リンドグレーン・ワールド。映画の撮影で使われた、ロッタちゃん一家の住むトラブルメーカー通り(Troublemaker Street)、や黄色い家の内部なども見られるそうです。

クリスマスの宿り木(ヤドリギ)と映画のお話 -赤いサプライズボックス

前回に続き、12月のイルミネーションの画像より。こちらは2012年のロンドン。リージェントストリートのクリスマスライトアップです。Camidecor1115

トナカイの角や木の枝を思わせる白いライティング。楕円形のゴールドパネルには鳥のカップルとヤドリギがあしらわれています。

ヤドリギ(宿り木:英語でmistletoe)は欧米(ヨーロッパやアメリカ)でクリスマスや新年と縁の深い植物の1つ。もみの木やヒイラギなどと同様にクリスマスのモチーフとして使われています。※1

「クリスマスにヤドリギの下でキスをすると幸せになれる(キスを拒んではいけない)」といった言い伝えもあるそうで、この飾りはきっとそんな意味が込められているのでしょう。パネルの中の2羽の鳥に注目↓です。

 

<「映画「ラブアクチュアリー/Love Actually)」とヤドリギ>

年末やクリスマスシーズンになると見たくなる映画の1つ、「ラブ・アクチャリー(2003年公開)」※1。

12月のロンドンを舞台に、いろいろな人のエピソードがユーモアを交えて楽しく描かれていて、見終わった後に温かい気持ちになれる1本です。※下はクリスマスシーズンのリバティ(LIBERTY)

実はその映画「ラブ・アクチャリー」の中にも「ヤドリギの下で待つわ」というセリフが出てきます。(クリスマスパーティー準備の会話の中で部下が上司を誘惑するシーン)

Camidecor1599-2また、映画のクライマックスで使われているマライア・キャリーのヒット曲「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」の中の歌詞にも「I’m just gonna keep on waiting underneath the mistletoe(ヤドリギの中で待ち続けるわ)」という部分があり、ヤドリギパワーおそるべしという印象です。

<クリスマスの赤いサプライズボックス(2009年)>

さて、下の画像は2009年の12月に作ったクリスマスボックス。カードみたいに見えますが、「びっくり箱」のような仕掛けがある箱なのです。

今はレッスン用サンプルとして教室の隅でほこりにまみれになっている古い赤い箱。久しぶりに出して埃をはらい、「サプライズボックス」としてトナカイと一緒に記念撮影。材料は赤い起毛の生地で作っています。Camidecor1603

角度を変えると箱だというのがわかるでしょうか↓。クリスマスカラーの赤と白。真ん中に貼っているのはリボンのオーナメント。

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久しぶりに中をあけると2羽の鳥がいてびっくり・・・。(自分で作ったのにすっかり忘れていました)

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最後にもう1枚ロンドンのライトアップの写真をと思いましたが、長くなったのでまた別の機会に。

 

※1 ヤドリギ: 古くから北欧神話やケルト神話では 神聖な植物として扱われ、それが元になっていろいろな言い伝えが生まれたようです。

※2 ラブ・アクチャリー(Love Actually): 19人の様々な愛の形を描いたラブ・コメディ映画。かっこいいヒーローではなく、誰もがダメな部分を持っている・・・そんな愛すべき人たちをステキに演じるのは英国の豪華俳優陣。たくさんの小さな幸せのおすそわけをもらって元気になりたい時におすすめです。(←ちょっと大人向け&ブラックユーモアあり)

・・・余談ですが、「ラブ・アクチャリー」の監督、リチャード・カーティス氏は新作映画「アバウト・タイム」を最後に監督を引退してしまうそうで、ちょっぴり残念。→さようなら、ありがとうリチャード・カーティス監督(シネマ・トゥデイ)

フエルトで作る簡単アップリケ-クリスマスモチーフ

12月に入って街にクリスマスの飾りが目立つ時期になると、なんとなく刺繍をしたくなります。「大作は無理だから、白や赤い糸でクリスマスモチーフをワンポイント♪ プレゼントにもいいし」と気持ちははずむのですが、あっという間に20日過ぎ。「あー今年も間に合わなかった・・・また来年」という感じで、もう何年も繰り越している状況。

そんな中、作ってみたのが”5分で出来るフエルトの簡単アップリケ”。とても簡単にクリスマスの雰囲気を演出できるので、子どものパーティーや食事会の演出、贈り物のワンポイントとしても便利です。

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作り方はフエルトを切ってアクセントを貼るだけ。木工用ボンドを使う場合はウール入りフエルトがおすすめ。

<材料と道具> フエルト、はさみ、ラインストーンなどの飾り、接着剤(木工用ボンド、グル―ガンなど)

1. 形を決める・・・自分でデザインするもよし、刺繍モチーフ、雑誌やカタログなどの可愛い形を参考に写してもいいでしょう。たくさん作る場合や大きめモチーフの時は、型紙を作っておくと便利です。

2.フエルトをカットして、飾りを貼る・・・フエルトをはさみでカットし、ラインストーンやレースなどを貼って出来上がり。シール付きのラインストーンやレースは100円ショップで入手できます。

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立体感を持たせたいリボン部分や靴下モチーフの折り返し部分は、別にカットしておいて、本体にボンドで貼りつけます。←ゴミと間違えて捨てないよう注意。ピンセットなどで貼るのがおすすめ。P1340036-1

形は少々いびつでも大丈夫(と、私は思います)。フエルトの場合はゆがんだラインくらいのほうが温かさが出て可愛いのですが、他の人から見て「何の形???」となるのはちょっと困ります。クリスマス気分が盛り下がらないよう気をつけましょう。悪い例↓ (注! )ドーナッツではありません

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さあ、アップリケが出来たら、好きなものに貼ってできあがり。※1 筒型バッグ(バレルバッグ)※2に貼って、靴下の代わりの小さなプレゼント用バッグにするのも楽しいし、バッグをクリスマスツリーにつるしてもいいかもしれません。クリスマスカードやギフトバッグのアクセントとしても使えます。

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表側(上の画像↑)は靴下バージョンで、裏側(下の画像↓)はギフトボックスや星、しずく型のオーナメント。 午年(うまどし)の1年もあと少しなので、木馬のオーナメントと一緒に記念撮影。

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刺繍をするために買っておいた毛糸の刺繍糸は、結局アップリケをつなぐ”ヒモ”として使うことになりました。

 

※1 黒い持ち手の四角いケースはバッグ型ケース。寸法や作り方はこちらから

※2 グレーと麻の筒型バッグ(バレルバッグ)は芯地を入れたタイプ。バッグと小物・アドバンスの課題作品です。

芯なしタイプの画像はこちら(ちいさな森のクリスマス)、作り方は「ボンドで貼って作るバッグとこもの」に紹介しています。

※3 写真の中の透明のクリスマスツリーに下げている白いクリスマスボール。ボンドで作る方法にご興味のある方は、こちらへどうぞ→フエルトオーナメントの作り方

ちいさな森のクリスマス-赤と青のフォトフレーム「ぐりとぐら」によせて

前回の「ちいさいおうち」に続き絵本にちなんで・・・。

絵本が好きなら誰もが知っている、ふたごの野ねずみの「ぐりとぐら」の本。大きなたまごを運んで、フライパンでカステラを焼いて食べるシーンにあこがれた子ども達が日本の中にどれだけいることでしょう。作者の中川梨枝子氏によると、ちびくろさんぼのトラがバターになるお話に子供たちが大喜びすることからヒントを得たとか。→ぐりとぐら誕生の秘密 やっぱり「花より団子」は世界の子ども達に共通のようです。

下の画像は今年11月に発売になった「ぐりとぐら」の切手シート。山脇百合子氏の挿絵がそのまま切手になっていて使うのがもったいないほどの可愛いらしさ。ぐりとぐらのマント姿が真っ白な森の雪景色に良く似合います。

→日本郵便発行の特殊切手シリーズ 「季節のおもいでシリーズ 第4集

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クリスマスをテーマにした絵本はたくさんありますが、「ぐりとぐらのおきゃくさま」もその中の1冊。ちょっとミステリー仕立てのお話で、ぐりとぐらが家に帰ると巨大な長靴やコートや靴下・・・さていったい誰が?というストーリー。結末はさておき、あの絵本の中であらためてこのお話の主人公たちがとても小さいことに気付かされたのでした。

さて、「ぐりとぐら」といえば青と赤のおそろいの服。双子なのでそっくりですが、ぐりは青でぐらは赤です。本当は小さな帽子やマントをフエルトで作ってみたいのですが、以前作った赤&青のフォトフレームでがまんして、モミの木や小さなりんごと一緒に・・・。 →フォトフレームは2005年のクリスマスシーズンのレッスン用サンプルでこちらでも紹介しています

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画像後ろの筒型バッグは「貼って作るバッグとこもの」の本にバレルバッグとして作り方を紹介したアイテム。厚手でしっかりした生成りの帆布で作ったので、芯地なしでもストンと立つタイプのバッグになりました。ソフトな仕上がりで軽くて持ち運べるのでとても便利。手芸用品やおもちゃを入れるのにぴったりで、ガッチリしたカルトナージュの丸箱や筒型ケースにはない使いやすさです。

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1963年の誕生から50年を迎えたぐりとぐらのシリーズ。なんと世界10言語で翻訳されていて、福音館書店のサイトでは音声も。→ぐりとぐらは海をわたる  また、2014年初めから2015年にかけて「ぐりとぐら展」が全国6ヵ所を巡回中で、貴重な原画や資料を見ることができるそうです(東京、鹿児島、広島は終了)。

「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」  2015年2月17日-3月2日:名古屋タカシマヤ(愛知)、2015年4月11日-5月31日 伊丹市立美術館(兵庫)、日程未定:いわき市立美術館(福島)

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上の画像は丸太をくりぬいた、ちいさなプレセピオ(Presepio)※1。オーストリアのハルシュタット(世界遺産の小さな町)で手作りされていたもので、森の豊かさが感じられる工芸品です。

 

※1 プレセピオとは、イタリア語で「キリスト生誕シーン」を再現した人形や模型などの飾り物のこと。 ドイツ語ではクリッペ(Krippe)、フランス語ではクレッシュ(Creche)というそうです。

ハウスボックスと色鉛筆用ホルダー-”ちいさいおうち”によせて

12月に入り、本格的な寒さがやってきました。何かと慌ただしい年末ですが、お天気の悪い休日は、家の中で本を読んだり、手芸などを楽しみたい…。冬は良い意味でのひきこもりが楽しい季節です。(あれこれと雑用があり、大掃除もしなくちゃ・・・で、現実はなかなか難しいのですが・・・)

<屋根が開くハウスボックス>

昨年こちらのページで紹介したハウスボックス。下の画像は3種類のうち一番難しいBタイプで(2011年撮影)、 両側から屋根が開く収納になっています。Camidecor1564 家という魅力的なモチーフ。子どもだけでなく大人にも人気があるミニチュアハウスは、古今東西さまざまな形で作られてきました。

子どものための木製の小さな家やリカちゃんハウス、レゴの家、そして、大人も魅了される本格的なドールハウス※1まで、ミニチュアの家の種類は幅広く形もいろいろ。でも、なぜか布を貼った小さな家はあまり見かけません。

お店には売っていない、そんな小さな家をささっと作れるのがカルトナージュの良いところ。屋根を両開きにしたり、ドアや窓をつけたり・・・いろいろな形のハウスボックスが布箱の簡単な応用で作れます。家の形のボックスって普段でも可愛いけれど、とりわけ活躍してくれるのがクリスマスの時期。小さな家をモミの木や松ぼっくりなどと一緒に置いておくと、なんとなくその周りがほのぼの温かい雰囲気になるのです。

<『ちいさいおうち』と貼って作る”色鉛筆ホルダー”>

小さな家といえば、思い出すのは絵本の『ちいさいおうち』。パステルや色鉛筆のような優しいタッチの美しい挿絵と、石井桃子さんの温かみのあることばで訳されたストーリーが心に残る1冊。アメリカの童話作家、バージニア・リー・バートン(Virginia Lee Burton)が長男のために書いたものだそうで、戦前の本とは思えないくらい今読んでも心動かされる絵本です。 Camidecor1570 ご存知の方も多いと思いますが、あらすじについてはこちらに→ちいさいおうち(大型本)Amazon

この「ちいさいおうち」の絵って、クレヨンや色鉛筆を出して真似て描いてみたくなる親しみやすさ。やはり手描きでしか出せない雰囲気ってあるのだなあと感じます。

さて、下の画像は貼って作ったツールホルダーに色鉛筆を入れたもの。色鉛筆やペンなどはペンケースにごちゃごちゃ入れてしまうと使いたい色を探すのが大変だけれど、ホルダーなら一目瞭然。 個別のポケットに入れてくるくる巻いて保管できるロールアップ式のホルダーは、、編み物など趣味の道具用にも便利です。Camidecor1531こちらのホルダー、仕切り部分に縫い目がないのがわかるでしょうか?ミシンを使わずにボンドで貼って作る方法は、ステッチを出さずに仕上げたい時におすすめの方法です。※2

 

こどもの頃に絵本のページをめくったり、絵を描いたり何かを作ったりしたことはずっと楽しい記憶として残っていて、何かの折にふと思い出して温かい気持ちになることも・・・。 今やWeb上には情報があふれ、素敵で楽しいものがたくさんありますが、そんな中だからこそ、バーチャルではなく実際に手で触ったり、ささやかでも温もりのあるものが特別になっているような気もします。 Camidecor1565-2 外はどんどん寒くなっていくけれど、クリスマスや冬休みのある12月は楽しい思い出になるイベントががたくさん詰まっている季節。昔どこかで読んだ、「こどもの頃のたくさんの楽しい時間があるからこそ、大人になってもつらいことが乗り越えられる」という言葉が浮かび、ちょっとしみじみしています。

<最後に・・・家にちなんでちょっと変わった本のご紹介-『地球家族』>

地球家族』 ・・・世界30か国の家と家族とその持ち物が紹介されているずっしり分厚い本。世界中の人たちがどんな家に住んで、どんなものを持っているのか・・・家の前に家財道具一式を出してもらい、家族と一緒に写真に収めた珍しいプロジェクト。アフリカから日本まで、多種多様な家と家族、持ち物がぎゅっと1冊に詰まっています。

・・・ずいぶん前、住宅のインテリアの仕事をしていた際に購入したものなのでちょっと古い本ですが、文化や気候風土、暮らしなどいろいろなことを考えさせられる興味深い1冊です。

※1 イギリスのウィンザー城(ロンドン郊外)のメアリー王女のミニチュアドールハウスなどが有名です。

※2 →カトラリー(ナイフ&フォーク)を入れたホルダーの画像はこちらから 作り方は「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本で紹介しました

「ボンド裁ほう上手」で貼って作るカトラリーケース-ティルダの生地で

 

赤と白の水玉模様とフエルトで作るクリスマスオーナメント1

材料を整理していたら偶然出てきた赤地に白い水玉模様の布(画像左下)。可愛らしくて好きなのですが、なかなか使う機会がありません。大きめの白いドットが雪みたいでクリスマスの季節に合うかも・・・と、以前作ったバッグ型ケースと並べて写真を撮ってみました。

→バッグ型ケースの寸法と作り方はこちらのページ(HOW TO MAKE)へどうぞ

→バッグ型ケースの他の作品(大きめ画像)はこちらからCamidecor1567このバッグ型ケース、以前作品を作った時の端切れで作ったもので、内側にはTilda(ティルダ)の細かい水玉模様を使っています。赤系のストライプと水玉で赤が強調されていますが、同じ生地で楕円のトレイ(オーバルフラワートレイ)を作った際にはクリーム色でピンクを引き立て、優しい感じに。

同じ布でも組み合わせる色や柄によってイメージが変わる・・・そこが布合わせや配色の面白さかなと思います。

写真の中の赤とオフホワイトのボールはフエルトで作ったクリスマスオーナメント。冬に合うナチュラルな温かい感じのオーナメントが欲しくて作ったもので、レッスンの際に出たフエルトの端切れで作りました。

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クリスマスの飾りつけはもう終わってしまった時期かなと思いますが、とても簡単に作れるので、次回貼って作る方法を紹介します。(来年に向けて…)

 

 

→作り方はこちらから

フエルトオーナメントの作り方-クリスマスボールとアップリケ

2005年秋-冬の教室にタイムトリップ

2005年の12月1日に撮影した画像を見つけました。

教室を開いた年で、秋からクリスマスに作品を模様替えする前、なんとなく撮ったのを覚えています。まだ作品サンプルも古びていない時のもの。

Camidecor100-2gif額の絵はイタリアの版画の赤唐辛子。作品は茶色やボルドーなどの秋色。この頃は季節に合わせて作品を飾っていたのでした。

夕陽に照らされた赤い実や赤唐辛子の写真を眺めていると、10年近く前の12月の事がぼんやり蘇ってきます。Camidecor100-1gif今は課題の数がかなり多くなってしまい、作品の入れ替えが難しいのがとても残念。

下は今年2014年11月に撮影した画像。2005年にはなかった「バッグと小物シリーズ」です。

カメラの種類が変わったので、色の出方などが変わっていますが、冬になると赤い色を入れたくなるのは同じですね。

来年(2015年)は教室を開いて10年目。皆様と創作の楽しみを共有する時間があることに感謝しています。

卓上シェルフ(2008年~)2-パズルみたいな格子柄の引き出し

秋の色と引き出し付シェルフでも紹介したカルトナージュの卓上シェルフ。2008年に複数のサンプルを制作したもので、中上級者のための課題アイテム(選択制)です。

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デザインは自由なのですが、曲線カーブのあるクラッシックなデザインを選ぶ人がほとんど。薄型なので置く場所をとらず便利に使えます。

そのまま棚として使ってもいいのですが、好きな形の引き出し入れるとより実用的に。こちらはスカラップデザインの引き出しです。

Camidecor1562チェックというより格子柄と呼ぶのが似合うピンクとライトグリーンの布。色柄や大きさが全部違うのでパズルみたいな引き出しになりました。

課題用のサンプルや型紙(デザイン)を作る時は、スタイルにとらわれず自由な発想で取り組んでいただけるよう、できるだけ雰囲気が違うものを2種類以上準備するようにしています。

下の写真は私のサンプルよりずっと素敵に仕上げて下さったお2人の作品。大きい画像をこちらのページで紹介しています。

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丸いふたの小物入れ -秋の木の実を添えて2-

折り紙のように作る「こもの入れ(コインケース)」。簡単に作れるのでちょっとした贈り物にも・・・。

→色違いはこちら、A,B一緒の画像はこちらのページCamidecor1550

手のひらサイズで秋の果物と同じくらいの大きさ。色が鮮やかなので、バッグの中でも目立ちます。

 

 

丸いふたの小物入れ -秋の木の実を添えて1-

 

2010年のオリーブの実とオリジナルパスケース(&曲線のバスケット)

2010年にデザイン・制作した課題、オリジナルパスケースCamidecor1541-6

紅茶のルピシアさんのイベント用の課題の「曲線のバスケット」※1とお揃いのイメージになるようデザインしたもので、下(↓)はその時にホームページに紹介していた画像です。image20110617

曲線バスケット&パスケース

2010年の秋、ちょうどプランターで育てたオリーブの実が色づいてきた頃でした。下は紫系のサンプルにオリーブの枝数本と実を添えて一緒に撮ったもの。心なしか今年のオリーブより色つやが良いような気がします。

モノトーンの応用デザインにもオリーブの実。

モノトーンのパスケースのサンプル(画像が切れてますが)

右下はパスケースの応用例として作った”ミニソーイングセット”。

携帯用ソーイングは講座用作品としていくつか違うタイプを作りましたが、その中で一番小さなアイテム。ちょっと針と糸を使いたい時に便利です。

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パスケースだけでなく、いろいろな用途に使えます。

手軽に作れて便利なので、受講後にそれぞれのアイデアで自分が使いやすい「マイパスケース」を作って見せて下さることも少なくない楽しい課題です。

 

※1 2010年7月、紅茶メーカーのルピシアさんからワークショップの依頼があり、教室の講師希望の生徒さんがインストラクターを務める形で自由が丘のショップで開催しました。(あえて講師希望の方をメインとし、私は講師の1人としてレクチャーしました)

その時の課題が「曲線のバスケット」です。→当時の記録はこちらのページ

舟形トート(2)-芯入りタイプと芯なしタイプ

『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の本に作り方を紹介した舟形トート。以前紹介したのは樹脂製の芯地(スライサー)を使ってハリがある感じに仕上げたバッグ2つでした。→舟形トート(1)

下の画像は芯地入り(上)と芯地無し(下)の画像。作り方(糊しろの貼り方)は全く同じですが、芯※1を入れるとハリが出てしっかりした感じになり、布だけで作るとクタッとした仕上がりになります。

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芯の無いクタッとしたタイプ(下)の良さは、布の柔らかさが残るのと、畳むと小さくなるところ。コニシの「裁ほう上手」という接着剤を使えば水洗いできるので、お弁当入れやお洗濯が必要な子ども用のバッグに向いています。

一方、教室でお教えしているレッスン課題は芯地を入れるタイプ。

刷毛で塗る接着剤を使ってカルトナージュと同じように作ります。こちらの良さは芯地と糊しろとの区別がはっきりして、作業がしやすいところ。”芯地(厚紙など)と糊しろ”の使い分けに慣れたカルトナージュ愛好者の方は、こちらの方がお勧めです。

芯入りバッグを立てるとこんな感じ(↓)。補強も兼ねて底をつけているので、しっかりと立つタイプのバッグに。(折りたたむことも可能)

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このような底がしっかりした”立つタイプのバッグ”は、雑誌を入れたり趣味の道具を入れたりして、家の中でバスケット代わりに使うのも便利。底を正方形にしたり、大きさを変えるといろいろなバリーションが生まれます。ちなみに横に置いているのはマチ付きのファスナーポーチ。カルトナージュで使ったToile de Jouy(トワル・ド・ジュイ) の端切れで作ったもので、手作りストラップ(取り外し可能)をつけてバッグインバッグになるタイプです。

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<貼って作るバッグの強度と持ち手の補強>

『貼って作るバッグとこもの』の本では、「できるだけ身のまわりの材料で簡単に・・・」というコンセプトがあり、金具などの特殊な材料は最小限にしなければなりませんでした。なので、まずは構造の工夫により貼って作っても強度が出るようにしています。→二重にする、底を別に貼るなど。

持ち手部分が心配な場合は、補強するのが一番です。中に入れるものや使い方は人それぞれなので、自分で判断して補強しましょう。革テープを使う場合は、”カシメ”※1という金具で留めることをお勧めしていて、見た目もぐっとおしゃれになるので一石二鳥。市販されているバッグのような仕上がりが可能です。

一方、「重いものを入れるから持ち手を補強したいけれど、金具付けはイヤ!」という人は、持ち手だけ針と糸で補強し、ボタンなどを縫いつけてみるのがおすすめ。用途に合わせていろいろ工夫するのも楽しいかもしれません。

※1 芯地については、布芯や不織布の芯でも制作可能。その場合は、ボンド「裁ほう上手」でOKです。厚さによって仕上がりが変わるので、お好みで。

※2 カシメ金具と道具について:バッグや革小物に使われている、小さな丸い金具がカシメです。「金具つけなんて難しそう・・・」という印象があるかもしれませんが、モノ作りが好きな方なら案外簡単。カシメと道具はホームセンターやインターネットで購入できます。

必要な道具は(1)カシメ金具、(2)穴あけ用のポンチ、(3)打ち棒、(4)打ち台、(5)木づち(または金づち)、(6)ゴム板(穴あけ台用)。ポンチと金づちはベルトの穴あけにも利用できます。