キャラメルポーチ 貼って作る2つの方法

ファスナー付きのフラットポーチに続き、今回はキャラメルポーチの作り方について紹介します。

昨年秋、書籍のために、いろいろな形のファスナーポーチを試作した中で、ぜひ紹介したいと思ったのがこのポーチでした。直方体のファスナー付ポーチ。「キャラメルポーチ」と呼んでいるかは別として、愛用している人も多いのではないでしょうか。

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私自身もいくつか持っていますが、まさか「ボンド」で貼って作ることになろうとは・・・。本にはちょっと変わった作り方を載せましたので、その背景について、少しまとめてみました。

 

まず最初のサンプルは、”縫う”のと同じ発想の作り方「ソーイング方式」で試作※1。問題なく仕上がったのですが、「ファスナー付きポーチ」の時と同じく、内側ののり代がどうしても気になって。・・・秋の夜長、夜なべをしてたどり着いたのは、やはり「折り紙・工作方式」でした。

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ラッピングの”キャラメル包み”のイメージで作っていく方法。↑ 今回はこちらの作り方を書籍で紹介しています。(カルトナージュなどの工作が好きで、ミシンが苦手な方にはおススメの方法です。接着剤を刷毛で塗る方法で作りました※2)

内部の仕上がりの違いです。↓CamidecorHT15

ご覧のように、仕上がりの美しさを優先して本には折り紙・工作方式を載せましたが、市販のポーチで内側に”縫い代”が出ているものもあり、両方の作り方を知りたい方もおられるのでは?と思います。

本に紹介できなかった「ソーイング方式」の工程をざっとまとめましたので、「内側にのり代が出てもOK」という方は以下の方法を試してみてください。裏地をつけない一枚仕立ての場合も同じ方法で作れます。

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上の画像は一番最初の試作2つ。綿のプリント地とファスナーを使って、不織布と布の接着芯2種類で作ってみました。接着剤はコニシの「ボンド裁ほう上手」を使用。

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まず、製図通りにカットした接着芯に、表布、裏布をそれぞれ貼ってファスナーに接着。上の画像のように筒にした後、★印部分を貼り合わせます。 CamidecorHT12-1 オレンジの★印ののり代 を貼り合わせ、立体にして完成です。のり代が気になる場合は、マチ部分に貼ってしまうか、バイアステープを貼って隠すとよいでしょう。裏地をつけない1枚仕立ての場合は、ファスナー部分にテープなどを貼って補強すると強度がアップします。

教室の作品例や、「芯地」や「接着剤」との相性については、別にまとめて紹介したいと思います。

※1 ここでの「ソーイング方式」とは”貼って作る手法”の1つの呼び名で、”縫って作る方法”のことではありません。ちなみに、キャラメルポーチをミシンで縫って作る方法にも複数あり、「布を畳んで両脇を縫うだけ」というのはかなり簡単な方法です。

※2  接着剤は「ボンド裁ほう上手」以外でOKです。カルトナージュの作業に慣れた方が「折り紙・工作方式」で作る場合は、アイロンのいらない接着剤を刷毛で塗る方が作りやすいと思います。ただ、カルトナージュ作品同様、洗濯不可ですのでご注意を。