前回紹介した革のミニタッセル(Leather Tassel)。いろいろな色で作ったものをいつもドサッとケースに入れて保管していましたが、音符のように並べてみるとなんとなく愛嬌があって楽しい感じになりました。
材料さえあれば、簡単なものは10分ほどで作れてしまう手軽なアイテム。以下に作り方をまとめましたので、ご興味のある方はぜひ作ってみてください。(以前からHow To Makeのページに掲載しようと思っていたのですが、どうやって表を作ったのか思い出せず・・・。まずはこちらのページで紹介します)
まず、材料と道具を準備しましょう。革のハギレ※1さえあれば、あとは身近な道具で作れます。ここでは飾り用の金具にループエンドを利用しています。
①革のハギレ(革シート)からフリンジ(Fringe)用の長方形(A)とひも(B)を切り出します。革のシートは大きいものでなくても大丈夫、AとBが切り出せればOKです。(革には繊維の方向があり、タッセルにしやすい方向としにくい方向があります。厚さによって判断しにくい場合もあるので、あまり神経質にならず、くるくる巻きやすい方向で横長の長方形にカットしましょう)
②定規をあててカッターでフリンジの切り目を入れます。タッセルの大きさや革の厚さにもよりますが、ミニタッセルは2㎜くらいの間隔が作りやすいと思います。カットする際は、透明のプラスティック定規を使うのがおすすめ。残りの革の大きさを確認しながら均等に切り目を入れていきます。
④フリンジが完成したら、接着する前に一度巻いてみて出来上がりのバランスをチェック。飾り用の金具の穴の大きさに合わせて太すぎる場合は余分な部分をカットします。金具を使わず革のベルト(C)をアクセントにする場合は少し長めに準備しておきます。
⑤フリンジの端にひもを貼り、接着剤を塗って、くるくる巻いて貼っていきます。シングルタッセルの場合はひもをループにして芯にしますが、ダブルタッセル(両端にそれぞれタッセルがついているタイプ)の場合は、1本ずつ巻いていきます。
⑥タッセルの完成です。このままでも使えますが、ちょっと飾りをつけるとぐっとおしゃれに。ループエンドなどの金具をつけたり、革を飾りベルトにしたり、ビーズやストーンを使うなど、自由な発想で楽しみましょう。
⑦革のアクセント(ベルト)はタッセル上部にぐるりと巻いて貼るだけ。接着した後ははがれないように、しばらく指で押さえます。 金具(ループエンド)は、ひもを通すだけのものと”C”の字のようになっているもの(C→〇にする)がありますが、少し接着剤をつけて固定すると良いでしょう。金具が取れないよう、できるだけぴったりのサイズに作るのが大切です。
次回はカシメ金具で留めるタイプの画像を紹介します。
※1 「革のハギレ」はネットショップなどで入手可能。都内では渋谷の東急ハンズやユザワヤのレザークラフトコーナー、革のお店が多い浅草橋などでも購入できます。お店で色や厚さを確認しながら購入する場合は、できるだけ裏面がきれいなものを選びましょう。