新緑がまぶしい爽やかな季節がやってきました。手入れが悪く、もしかしたら枯れてしまったのかも・・・と心配していた鉢植えの枝からやわらかな新芽が出て、生命の強さに感謝。新緑が陽に透けてキラキラ輝く風景を見るのはこの季節の一番の楽しみです。
さて、下の画像は筒型ボックス(3段タイプ)。2008年にサンプルとして作った作品で、2009年の春から教室の定番の課題となっています。
閉じるとただの筒ですが・・・
開くと3段の丸箱のオープン棚が出てきます。
昔どこかのショップで見かけた「革製の筒型ジュエリーボックス」に触発されて作ってみた作品ですが、布で手作りする場合は、できるだけキレイに仕上がるよう、ちょっとした裏ワザを使っています。
下の画像は同じ日に教室で仕上げた方お2人の作品。
赤いボックスは、クロスステッチプロ級の方の作品で、刺繍と3種類の布のバランスが絶妙です。
黒いボックスも3種類の材料を上手く組み合わせ、スタイリッシュな仕上がりに。
作品の色は偶然に「赤と黒」。フランスの小説とは全く関係ありませんが、黒いボックスの裏側は香水ビンとエッフェル塔のモチーフ。(その後、黄色とグリーンのリボンがあしらわれ無事完成となりました)
教室では初心者も上級者も一緒のスペースで、それぞれ違った課題に取り組んでいますが、進度が同じ方同志、あえて同じ課題で調整することも少なくありません。別の人のアイデアや布選びに触れることによって、作る楽しみが2倍になり、作業の苦しみ(?)が軽減されるようです。
筒型ボックスには構造が異なるバリエーションが5種類ありますが、3段タイプは中・上級者向けの1日クラスの作品です。