赤×橙色のふかふか生地のバッグ型ファイルケース(2007年/蛇腹のファイルB)

以前こちらのページで紹介した暖色系の実用品の画像(2008年撮影)。今回はこの中から赤×橙色のバッグの形の作品「バッグ型ファイルケース(蛇腹のファイル)」について紹介します。

「バッグ型ファイルケース(蛇腹のファイル)」の課題は2007年~2008年にスタートしました。下はメインサイトのページの抜粋。グリーンのバッグも同じ課題のサンプルです(爽やかな色なので初夏の欄に掲載)。

最初に紹介した赤×橙色のバッグはかぼちゃや松ぼっくりと一緒に秋の欄。サンプルが3つある中の2つを掲載しています。※1

実はこの赤い色の「バッグ型ファイルケース(蛇腹のファイル)」、3つのサンプルのうち、2007年に一番初めに作ったサンプルです。

カルトナージュの「蛇腹のファイル」は以下のようなシンプルな感じが一般的で、まずは普通の四角いタイプを2004年頃独学で作りました。※2

その後、教室の応用課題としてオリジナルのアイデアを入れたものをと考え、持ち運びできるバッグの形にし、さらに内部のファイルも自分で作る方法を考えたのでした。(2007年に単発のレッスン課題としてスタートし、2009年以降はレギュラーの方のみ対象としています)

下の画像はそれから7年経ち、2014年の秋にバッグと小物のプチケースと一緒に撮った写真。鮮やかな赤やオレンジ、朱色などの暖かい色、ふかふかしたベロア調の生地を使っているので、夏は暑苦しいけれど冬にはぴったり。

長い間教室の課題用サンプルとして使っていますが、鮮やかな深紅、緋色、橙色は色褪せず、なんとかそのままの形を保っています。

バッグの手前にはお揃いのプチケース(丸い蓋のコインケース)。秋の果物よりも鮮やかな色の手のひらサイズの小物入れです。

 

※1紫系(葡萄色/ボルドー)のサンプルもあるのですが、スペースの関係で掲載していません。

※2内側のファイル部分は市販されているものあって、フランスのショップで売っていたりします。高価だし、色が白しかなかったので自分で作る方法を考えました。

あたたかな色の実用品(2008)-シェルフやバッグ、ポーチなど

丸いふたの小物入れ -秋の木の実を添えて2-

蛇腹のファイル各種 基本タイプ(ポストカードサイズ)&応用の課題

バッグ型ファイルケース(蛇腹のファイルB)2007年-皆様の作品より

13年前の秋のテーブルと手作りの器-紅葉狩りによせて

暖かな秋の日々は雑事に追われて飛ぶように過ぎて、急に冷え込んだと思ったら北の方から雪の便りが・・・。もうすっかり冬になっています。

デジタルカメラを使い始めたのはいつ頃からだったでしょうか。

先日画像を整理していたら、10年ほど前の画像をコピーしたCDデータがほとんど壊れているのに気付いて愕然。。。なんとか残った画像をUSBに移しながら、「あーこんなこともあったな・・・すっかり忘れてた」となつかしく想い出にひたる一方、人間の記憶だけでなく電子データ(文明の利器)のはかなさを実感しています。

・・・なくしたデータについては、当時の電子機器類を盲信していた自分が浅はかだったと悔やみつつ、なんとかデータ復旧ができないか今のところ模索中・・・(涙)

そんな中、見つけたのが2002年11月に撮った下の画像。 13年前、テーブルコーディネートの小さなイベントにサポートとして参加した時の画像です。

テーマは「秋の食卓」。手持ちの食器で間に合わせるために、日本の紅葉に合う和食器や和紙を取り入れた和洋折衷(クロスオーバー)スタイルをコンセプトに、東南アジアの食器など少しオリエンタルな要素を入れています。 Camidecor1715 サブテーマは「自宅でのおもてなし」。リアルな感じを出したかったので、空想の「御献立(メニュー):上画像」を添えています。今風にいうと「エアーお献立」です。

久しぶりに墨をすり、和紙に書いた手作りのお品書き(雑ですみません)。内容を見ると、その時自分が食べたかったものを書き連ねだのだなと。

-「秋の食卓・妄想メニュー」御献立-

自家製梅酒、鯛の松の実和え、柿とりんごのごま酢がけ、松葉銀杏(ぎんなん)、かぼちゃとさつまいものあったかスープ、鮪(まぐろ)のタルタルソース・あさつき添え、和風ローストビーフ・幽庵(ゆうあん)風味、根菜のサラダ添え、きのこと地鶏の炊き込みご飯、柚子シャーベット、栗の焼き菓子、季節の果物

当時は陶芸の趣味があり、自作の大皿や瓦(からわ)風の銘々皿を使いました。その頃に焼いた食器や抹茶茶碗は今でも愛用しています。 Camidecor1715-2

ちょうど見ごろだった紅葉の枝とイガ栗。色とりどりの紅葉を見ていると、やっぱり秋の主役は自然の美しさと恵み、それに勝るものはない、と感じます。 Camidecor1715-1

今回は秋冬のテーブル用のカルトナージュの器の画像の紹介をしたかったのですが、「秋の食卓」の画像から食べ物の話に脱線して横道にそれてしまったので、そちらは次回に紹介します。 Camidecor1720-1

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美味しいものがたくさんある季節。秋になると必ず作る定番料理やお菓子はいくつかありますが、上のメニューの中の「栗の焼き菓子」は、かなりの頻度で作る常備菓子。

「材料をきっちり測る」というお菓子作りの王道を踏み外しているので大きな声では言えないけれど、材料の量はかなりアバウト。400gのバターを使いきるために、いつもフルーツケーキとマロンケーキを1本ずつ、マドレーヌ6-8個を一気に焼いてしまいます。

下の画像がそのケーキで、夏に森でもらってきた切り株と一緒に・・・。

<「栗の焼き菓子」の材料など-自分の備忘録もかねて>

◇A:生地(アーモンドプードルたっぷりバージョン)・・・バター400g、卵7個くらい、小麦粉270gくらい、アーモンドプードル130gくらい、ベーキングパウダー少量、ブラウンシュガー(その時の気分で100g前後)、バニラオイル少々

◇B:フルーツケーキの具:レーズン、オレンジピール、レモンピールなどをたっぷり・・・ラム酒に浸しておく(ドライいちじくやナッツ、干し柿の残りを入れることも・・・)

◇C:マロンケーキの具:マロングラッセのみじん切り+マロンクリームをラム酒に浸しておく

・・・焼き立てのケーキにラム酒入りのシロップをかけて保存します・・・※子供用はラム酒無し

 

秋の日の茶色とベージュと青い色-ふたのかたち・いろいろ

秋になると使いたくなる茶色、ベージュ、カーキ色。そして茶系と相性の良いベーシックな青系の色。 Camidecor1711-1 茶を黒と合わせるのも好きだけれど、茶系をブルー系と組み合わせると落ち着いた柔らかい印象になるのは青い色の持つ優しさでしょうか。私にとってはなんだかほっとする組み合わせです。 下の画像は「ふたのかたち・いろいろ」というテーマの1枚。 Camidecor1712-3 2006年に作った箱やバッグ型ケース、眼鏡ケースなど、ずいぶん前から使っている古い作品サンプルを並べて秋の木の実と一緒に撮ったもの。

昨年の秋に載せようと思っていたのに機を逃してしまい、今年に持ち越してしまいました。 ベージュの蓋には、小さな”どんぐり”とオリーブの葉。Camidecor1711-4-2 そして、たった数個だけ実った貴重なオリーブの実、黄色く染まったどくだみの葉など・・・ Camidecor1711-4 家のまわりの小さな秋(ほとんどゴミ?)を拾って並べたもので、昨年掲載した長財布(多用途ケース)-秋の木の実を添えてにも登場しています。(下↓) P1330420-3 カルトナージュの箱やバッグに欠かせない蓋のデザイン。教室の課題を考える時は、シンプル、カジュアル、エレガントな材料全てにできるだけ対応できるように、蓋のデザインを複数作って準備します。※1

紅葉というと赤やオレンジに染まる楓のイメージですが、黄色く染まる秋の葉もやっぱり美しい。そして、黄金の葉が舞い散る銀杏(いちょう)並木には紺色やブルー系のファッションが良く映えます。 Camidecor1714 少しずつ冷え込む日も多くなってきて、いよいよコートやダウンジャケットの季節。秋冬のためのブルー&ベージュ系のバッグと小物(ハンドメイド)については、また別の機会に・・・。

<追記:教室の皆様の作品より、モノトーン・紺色の作品(基本のクラッチバッグA)を少し紹介>

別の記事でまとめるつもりですが、教室の皆様への参考画像としてまずはこちらに・・・

画像右上より・・・エミリオ・プッチのプリント生地、黒いべロアとインテリアファブリック、北欧のインテリア生地、Linton社のツイード、黒地に赤い持ち手のアクセント、エレガントなツイードにオートクチュール刺繍のコサージュ風ブローチ、ネイビーのグログラン生地と茶の持ち手。

クラッチバッグ(皆様の作品ブラック)

※1 蓋などの曲線デザインについて よくテンプレートなどを使うのですか?と聞かれますが、大きさが様々なのでテンプレートや雲形定規は使わず、全てフリー(紙と鉛筆+ときどきコンパス)で描いて作ります。・・・なので時間もかかるし、不出来なものもたくさん・・・(涙)。 image0124 作品画像で変な形を見かけたら、「あっ失敗作!」とご笑覧下さい。

モノトーン(黒×白)のカルトナージュ-皆様の作品より

前回の「魔女風バッグと黒い衝立(ハロウィンによせて)」の続きとして、今回はカルトナージュ教室の皆さんの作品から、モノトーンのものを紹介します。

***「黒を使った作品シリーズ」、実は昨年紹介しようと思っていたのですが、あっという間に1年が過ぎてしまいました。 まだ途中なのですが、また来年に持ち越さないようランダムにまとめたものを掲載します・・・いつか作者ごとの形で紹介したいと思いつつ・・・***

エレガントな古典柄も、可愛らしい子供柄も、たちまちクールでスタイリッシュに変身させてしまう黒い色のマジック。 柄と無地のバランスが作品の完成度を左右することも多い中、皆さん、素敵に仕上げて下さっています。Bois521 水玉やチェック、ポンポンブレードなど可愛くなりがちな材料も白×黒だとクールな印象に。ミシンを使わずボンドで作る「バッグと小物」も黒で作るとシックです。

Bois520 モノトーンがシャープな直線やミラーと相性がいいのはもちろんですが、丸箱やエレガントなフォルムの作品に使うのも素敵。子供柄と黒を組み合わせるのも可愛いですね。

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上の画像、女の子のシルエットの箱は復習作品の画像を送って下さったもの。ピンクのアクセントがキュートで可愛い。

大きめの収納やトランクで黒を使う場合は、どこにどれ位のボリュームで黒を入れるかによって印象が変わってきます。色の持つ重さや軽さなどのイメージも考えて作るとイメージ通りに仕上がります。

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黒い無地はボンドのシミが目立ちやすい材料なので、綺麗に仕上げるには丁寧な作業が必要。

ちょっと自信のない人は「スキバルテクス(スカイバーテクス)」※1からスタートするのもお勧めです。←コーティングしてある紙なので、水拭きが出来て安心です。

モノトーンのインテリアが流行ったのは1980年代だったでしょうか。ここ数年(6,7年前頃から?)、モノトーン(白×黒)がスタイリッシュな形でリバイバルし、エレガントな黒い家具やおしゃれなファブリックを目にすることも多かったように思います。ファッションやインテリアだけでなく、お菓子や贈り物のパッケージにもモノトーンが使われるようになったのを見て、色の使い方も新しいアイデアや流行によって変化していくんだなあと感じています。

 

※1 「スキバルテクス(スカイバーテクス)」が購入できるお店: 伊東屋(ITOYA/銀座)、紙の温度(名古屋)、つくる楽しみ(大阪)など。ホームセンターにも時々置いてあるようです。

※2 「貼って作るバッグとこもの」の本に掲載したクラッチバッグ(モノトーン)の画像クラッチバッグ(皆様の作品ブラック)

<カルトナージュ作品名称 > 1枚目:シェル型トランク、フレーム付きの箱、蛇腹ファイル(ミニカードケース)、眼鏡ケースB、ハートのダブルバスケット、クラッチバッグと眼鏡ケースB  2枚目:ダストボックスB、ハンドバッグ(ハードタイプ)、布箱(長方形)、スクエアバスケット、丸箱、軽量ブックカバー、薄型ケース  3枚目:折り畳みミラー、ハンドバッグ(ハードタイプ)、紙袋トート、曲線のバスケット、フレーム付きの箱、バックル付きの箱  4枚目:長財布(多用途ケース)、ブック型ソーイング、トランクB(ハードタイプ)、筒型3段ボックス、トレジャーボックス、ハートのダブルバスケット

かぼちゃと満月とハロウィーンナイトー魔女のバッグと黒い衝立

ここ数年ですっかり日本の秋のお祭り(行事)の1つになったハロウィーン(Halloween)。10月末ということで、今回はなんとなくハロウィンのイメージに合うものを過去の画像から紹介します。

飾りかぼちゃ、栗、松ぼっくり、姫りんご・・・。2008年の「秋の実り」の画像は、カルトナージュの「引き出し付シェルフ」の色に合わせて撮ったもの。→シェルフはこちらでも紹介しています。

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かぼちゃやハロウィンが登場する映画で思い出すのは「ハリーポッター」。第一作の「ハリーポッターと賢者の石」の中で、ホグワーツ魔法学校の食堂にたくさんのカボチャのランタン(ジャック・オ・ランタン)が浮かんでいる・・・というシーンがあって、テーブルに並んだ秋のご馳走が美味しそうだったのを覚えています。

そこで、2008年に旅先で撮った画像をちょっと加工(仮装?)して、湖畔に浮かぶ満月の写真にホウキに乗った魔女とコウモリを一筆書き。・・・いいかげんに書いたシルエットのため、「何が飛んでるのかわからない」という意見もあると思うので、念のため・・・。

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下の画像は、5年前に作ったカルトナージュのハンドバッグのサンプル。クラッシックモダンな黒い柄を使ってみたら、なんだか「魔女のバッグ」みたいになってしまったもの。正面から撮った画像がすぐに出てこないので、とりあえずこちらの画像を(↓)。材料を変えて作れば、軽くて便利なアイテムなのですが・・・。

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ハロウィンに欠かせない黒い色。妖しさや怖さ、闇の世界を演出する黒い色は、スタイリッシュなアクセントとしても活躍してくれます。下の画像は黒を使った作品画像のコラージュで、ジュエリー展のために作った黒いベルベットの衝立やミラーのサンプルなどの一部。

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そういえば、十数年前、イギリス(ロンドン)の知人とハロウィンの話をした時に、今のハロウィン(trick or treatなど)はどちらかというとアメリカの文化で、イギリスでは11月5日の「ガイフォークス・ナイト」の花火の方が盛大なんだよ、という話を聞いたことがありましたが、最近はどうなのでしょうか。

ちなみに、イギリスを舞台にした「オックスフォード連続殺人事件」という映画には「ガイフォークス・ナイト」のお祭りの場面があって、花火が打ち上げられる中、仮装をして野外コンサートに行く場面が出てきました。また、ナタリー・ポートマンが出演した2006年の映画「Vフォー・ヴェンデッタ」は「ガイ・フォークス」の事件※1をモチーフにしたもの。そこに出てくる不気味な白い仮面(マスク)は、社会ニュースや最近のハロウィンの仮装にもちらほら登場するので、見たことがある人も少なくないかもしれません。

次回、続きとして教室の皆さんの作品画像から、黒をテーマにまとめたものを紹介します。10月中に、と思っていたらあっという間に11月になってしまいましたが・・・。(↓の画像をクリックしてください)

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紙で作るデスク、ブックエンドにもなる収納箱-読書の秋によせて

秋晴れが続いてさわやかな日が多かった10月。

澄んだ青空や色づき始めた木々の間から洩(も)れる光、さわやかな秋の気候は何をするにも快適です。これは集中力アップ!と思いきや、ふと気づくとボーっと外を眺めていたりで案外はかどらない。10月中に読もうと思っていた数冊の本も、まだ1冊目の3,4ページで止まっていて、残念ながらまた最初から読み直しとなりそうです。

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今回紹介するのは、紙で作ったデスク(机)と収納(2007年-2011年制作)。机の上のランプシェードやカルトナージュの「アンティークブックスタイルの箱」もハンドメイドで、下の画像の90%は紙で作ったものです。意外にも紙製デスク&収納はなかなか使いやすく、日常生活で活躍してくれています。Camidecor1700-1

上の画像右端は教室のカルトナージュの課題作品の「アンティークブックスタイルの箱」。課題には2つのタイプがあって、こちらはよりハードな感じに仕上がるBタイプです。※1

机の上の波のラインの収納箱は、閉めると蓋付きの箱になり、開けると2つのオープンボックスとして使えるもので、ブックエンドになったりもします。(下の画像↓)

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本を読むのが好きだったのに、ここ数年は読書の時間がぐっと減ってしまって残念。静かに紙のページをめくりながら過ごす時間を取り戻したいな、と思っていたら、先日の教室で「神田の古本市」が楽しかった!」という話題が出て、行ってみたくなりました。

<本のある美しい空間-プラハの図書館とミステリアスな巨大本>

書店でも図書館でも、様々な種類の本がたくさん並んでいる空間は落ち着きます。特に古い本は長い年月大切に保管されてきた独特の雰囲気があって、壁面に本がぎっしり詰まった空間は、なぜか不思議と静かな幸福感に包まれます。

自分の好きなジャンルの本だけでなく、”本のある空間”が好きな人というのも少なくないのではないでしょうか。私もその一人で、図書館や書店をテーマにした大型本、『美しい知の遺産-世界の図書館』とか『世界の夢の図書館』、『世界の夢の本屋さん』などを見かけると、思わず手に取ってしまうのです。

下の画像はチェコのプラハにあるストラホフ修道院図書館の「神学の間」。 2007年の訪問時には中に入って見ることができ、写真撮影もOKだったのですが、今は部屋の外から眺めるだけになったという情報も。(下の画像の奥には見学者が数名いるのがわかります)

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本のある古い空間が好きな人にはたまらない場所なので、チェコを訪れた方はぜひ足をのばしてみてください。(もう1つ「哲学の間」もあって、そちらも美しい空間です)

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そういえば、2007年のプラハ訪問の際、たまたま「悪魔のバイブル」と呼ばれる『ギガス写本(Codex Gigas)』がスウェーデンからチェコに350年ぶりに里帰りしていて、チェコ国立図書館で見学することが出来ました。

世界の不思議の1つに数えられるこの本は、「13世紀の初め、修道士1人が悪魔の手を借りて1夜で書き上げた」という伝説がある巨大な本(長さ1m、75kg、624ページ)。見学の際は薄暗い部屋に数人ずつ入って数分間のみ・・・、という厳重さで、本の大きさに圧倒されたのを覚えています。

ハロウィンの流行で、おばけや悪魔を目にする機会も多い10月末。

ミステリーとか伝説に興味があって、「悪魔のバイブル(ギガス写本)」の映像を見たいという方は、ナショナルジオグラフィック(National Geographiv)のこちらのページへどうぞ。(本の内部を見ることができる英語のサイトですが、スマホからだと難しいかもしれません)

 

※1 アンティークブックスタイルの箱のその他のサンプルや教室で作って下さった方の作品画像は、別のページにて紹介します。

ピンク×白のストライプ-靴とバッグの刺繍入りミニトランク(2009年)

カルトナージュで作るミニトランク。いろいろな種類を作っていますが、2009年5月からの課題『ミニトランクA』は、ふつうのトランクとは違う面白い構造です。

当時のサイトの記録はこちらから。長年続いている人気の課題作品(選択制)です。

 

上のメインサイトのピンクの作品の大きめ画像↓。作品サンプルを色分けして撮った時のもので、水色、グリーン、シャーベットオレンジなどもあります。

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【ハイヒールとバッグの刺繍入りのミニトランク 2010年に書籍に掲載した作品】

2010年1月に発刊された書籍 『創作のヒント! カルトナージュBOOK―宝箱づくりのヒント集』には、左側の「紙袋トートバッグ」と「ミニトランク」が掲載されています(下画像)。Camidecor1695-1

※書籍の左のページにちらりと見えるのは、前に紹介した「タッセル用のコレクショントランク」です。※2

もともと本に載せるためではなく、教室の皆さんに楽しんでいただくためにレッスン課題として考えた『ミニトランク』。書籍の撮影の日に、大型トランクのページの横に載せるために、作品候補を複数持って行った中から、編集の方が選んで下さったのでした。

『ミニトランク』は複数のサイズのサンプルがありますが、ピンクのストライプのサンプルはちょっぴり横長。本だとわかりにくいのですが、応用例として表と裏側それぞれにワンポイント刺繍を入れています。

正面のハイヒールの刺繍はミニパールをアクセントにして刺したもの。ハイヒールのフォルムは自分でデザイン&スケッチして作ったオリジナルのモチーフです。

Camidecor1696そして、裏側にはミニハンドバッグ。台形に持ち手をつけただけのシンプルな形をぷっくり立体的なスタンプワークのステッチを使って自己流で刺してみましたが、かなりつたない感じに…。(教室には刺繍のプロや愛好家の皆様も少なくないので、目立たないようにひっそりと置いています)

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ピンク×白のストライプやチェック柄の布は清々しさをプラスしたい時にとても便利。ちょっと甘すぎるかな?という花柄やToile de Jouyの生地を、ぐっと爽やかにしてくれる効果があるのです。

ストライプも細いものから太いものまでいろいろ。なかなか気に入ったものが見つからないのは、色や柄の大きさによって微妙に雰囲気が変わってくるからでしょうか。

上の画像の生地ももう手に入らないので、ストライプ、チェックなどの使いやすい色のシリーズを日本のメーカーさんが出してくれると嬉しいな、と思っています。

 

さて、話は変わって、下の画像はマノロ・ブラ二ク(Manolo Blahnik)という靴デザイナーの本、『Manolo Blahnik Drawings』。靴とバッグというモチーフが好きで、紙の靴(2009年)※2を作ったりしている中でたまたま見つけたデザイン画集。

デフォルメされた靴のデザインが美しく、アートとして飾っておきたくなる1冊です。

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※2 教室では大きさ違いの4つのサンプル(↓)などを参考に、各自好きな大きさで作っていただいています。2009年に教室の皆様が作ったミニトランクの画像の一部はこちらのページの真ん中くらいに載せています。(とても素敵に作って下さっています)

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NHK総合「くらしセンスアップ」放送のお知らせ(5回シリーズ)

NHK総合・ローカルニュース内の「くらしセンスアップ」という番組で、「接着剤で貼って作るバッグと小物」が登場します。(9月から10月にかけての5回シリーズ) Camidecor1694 放送エリアが限られるために見ていただけない方が多く申し訳ないのですが、お住まいの地域で放映がある方、偶然にご覧になった方などに「こんなクラフトもあるんだな・・・」と楽しんでいただけましたら幸いです。

<放送日時と放送エリアについて> ※各局の状況によって異なるそうです

■放送日:9月1週目から10月1週目頃

■放送時間:NHK地方局:「ローカルニュース」内  月~金曜日  午後6:10~午後 7:00の時間帯が中心

■放送地域:山形、水戸、長野、金沢、静岡、福井、岡山、高松、鹿児島など (その他エリアでも臨時放送の場合あり)

今回ご紹介いただく「くらしセンスアップ」は、「暮らし」に役立つ様々なものを紹介する数分間の短い番組で、内容は料理や手芸・クラフトからストレッチ体操まで多岐にわたるそうです。昨年よりお話をいただいていたものの、なかなか日程が合わず、ようやく今年8月に5回分の撮影を終えることができました。

首都圏での放送が無いので私自身も見ることが難しいのですが、接着剤と紙や布で実用品が出来ていく過程を制作スタッフの皆様が丁寧に撮影して下さったので、遠方の皆様やたまたまご覧になった方に興味を持っていただけたら嬉しく思います。

リバティのひまわり柄の布で作るカラフルなポーチ

8月初めのひまわり柄のペーパーBOXに続き、今回は向日葵(ひまわり)柄の生地です。

4,5年前に旅先で買ったリバティ(LIBERTY)社のカラフルな花柄の布。

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リバティ社にスモールスザンナ(small susanna)という名前のひまわり柄の生地があると知ったのはその後のことで、これもその仲間かな?と思って調べてみると、こちらの布は2009年春夏のデザイン、アンジェリカ・ガーラ(Angelica Garla)

色とりどりの花の中に、ひまわりも入っているような気がするのですが・・・どうなのでしょうか。

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目の覚めるような鮮やかな色の組み合わせ。ビタミンカラーたっぷりで元気がもらえそうだけれど、なかなかカルトナージュの箱にする機会は無く、バッグと小物のシリーズに少しずつ使って楽しんでいます。

そういえば、ここ数年「コロリア―ジュ(Coloriage):フランス語」という大人の塗り絵が流行していて、素敵なぬり絵の本がいろいろ出ているとか。ずいぶん前ですが(20年以上・・・)、とても忙しかった時、末永蒼生氏の大人のぬり絵の本(カラーセラピー用)を買って無心に色を塗って気分転換したことを思い出します。

好きな色の材料を使って、何か好きなものを作る・・・。教室で皆さんと話していると、カルトナージュや小物作りも、無意識に気分転換やカラーセラピーになっているんだな・・・と実感することがしばしば。 時々上手くいかずにストレスにもなるけれど、完成した時の嬉しさはちょっとした嫌なことも忘れさせてくれるのです。

それにしても、リバティ社の生地のデザインって、繊細でぬり絵にしても楽しそう。将来、自分で塗った色がそのまま生地としてオーダーできる、なんていうサービスが誕生しそうな気もします。

◇素敵なぬり絵の本・・・Secret Garden などたくさん。・・・没頭しすぎて、あっという間に数時間経ちそうで怖いけれど・・・

貼って作る楕円のバッグと筒型のバレルバッグ、スマホケース

縫わずに接着剤(ボンド)で簡単に作れるバッグと小物のシリーズ。

今回は底が円や楕円になっている基本のバッグ2種類のサンプルのうち、オレンジやイエロー、赤、ピンクなどのビタミンカラーを使ったものを紹介します。

【定番の「軽量バッグC(底が楕円のタイプ)」 芯入りタイプ】

下の画像は2009年に作った軽量バッグのサンプル。春の課題サンプル用に、ピンクやオレンジの明るい色を使用。

黒や茶のバージョンもあります。

同じ布で簡単なコサージュも作ったり、カルトナージュとは違った楽しさのある作品です。

「貼って作るバッグと小物シリーズ」の基礎アイテム。基本的に、教室の課題は芯入りで、専用のボンドを使って仕上げています。(裁ほう上手は使いません)

 

【ゆるい感じの「バレルバッグ(筒形バッグ)」  芯無しタイプ「ボンド裁縫上手」を使ったアイテム】

オフホワイトの帆布を使った縫わずに作るバッグや小物。最初の「楕円の底のバッグ」とは違って、クタっとした柔らかい仕上がりなのがわかるでしょうか? こちらは芯を入れずに布だけで「ボンド裁ほう上手」で作るタイプ。『縫わずにボンドで貼って作るバッグと小物』の書籍に作り方を公開したアイテムです。

「舟形トート」※1の手前に写っている「バレルバッグ(筒型バッグ)」。

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生成りの帆布(はんぷ)と本革レザーを使ったナチュラルな感じで、ここではフランスの鮮やかなストライプの生地をアクセントに使っています。

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【教室の課題としての筒形バッグ  芯入りタイプ】

ゆるい芯無しの「バレルバッグ(筒形バッグ)」は作り方を書籍に載せましたが、教室では「芯が入ってしっかりした筒形バッグ」の課題も学んでいただけます。←どちらかというとこちらがメイン

教室では2種類一緒に(半日クラスで)作る方が多く、帆布(ハンプ)で作る柔らかいナチュラルタイプ、芯入りのしっかりしたタイプを両方学ぶことで、用途に合ったものを自由に作ることができるようになります。

 

【カルトナージュの丸い底の作品との比較】

上の2種類のバッグで、芯入り、芯無しそれぞれの画像を載せましたが、どちらも基本になっているのはカルトナージュのテクニック。

丸箱、楕円のスタンド、トレイ、楕円の蓋付きの箱などカルトナージュの丸や楕円の作品は複数あり、教室で必修にしている基礎作品は、全ての作品制作に通じる基本が詰まっています。

下はバケツ型の器のサンプルの1つ。春を待ちながら、2009年の1月の終わりに撮影したものです。

ピンク、オレンジ、黄色は元気を届けてくれる色。春だけでなく夏の暑い時でもバッグの中に1つ入れておきたいビタミンカラーです。

 

 

※1 おまけ【舟形トート(芯無し)とスマホケース(芯入り)】

クタっとした芯無しの舟形トート。教室の課題の「舟形トート」は芯を入れて別のボンドで作るのですが、「ボンド裁ほう上手」を使って布だけで作ってほしいとのリクエストに合わせた書籍専用のサンプルです。

下の画像は編集者さんとの打ち合わせの時のもの。最終的には「芯無し」と「芯入り」の両方とも本に掲載されたのでした。

スマホケースはバッグの持ち手にぶら下げてポケットのように使えるタイプ(芯入り)。スマートホンのほか、充電池を入れたり、小物を入れたりと、意外に便利に使っています。

バッグの中にいろいろ入っているときは、ビビットな色の小物はすぐ目につくのが嬉しい。「あれ?どこに入れたかな?」と探し物をする時間を減らしてくれます。

 

 

☆クタっとしたバレルバッグ、色違いのサンプルはこちらにも↓(書籍掲載の作品)

ちいさな森のクリスマス-赤と青のフォトフレーム「ぐりとぐら」によせて

 

フエルトで作る簡単アップリケ-クリスマスモチーフ

マガジンバッグとバケツの形の器 

バケツ形の器2(鉢カバーとフラワーポット)

 

盛夏の花-向日葵(ひまわり)柄のペーパーBOX

暑中お見舞い申し上げます。 Camidecor1693 陽射しにも風にも負けない向日葵(ひまわり)の元気パワーが皆様に届きますように。

さて、今回紹介するのは、9年前、2006年8月にHPに掲載した画像。

蓋をかぶせるタイプのカルトナージュの箱をテーマに、ひまわりや南国を思わせるシダなどの植物柄、ブルー、黄色、濃いグリーンを組み合わせて、夏のレッスン用に撮ったものです。

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十数年前に旅先のイタリアで買ったひまわり柄のペーパー。柄がリアルすぎて、なぜこれを買ったのか自分でも首をかしげながら、失敗してもいい構造チェックのための試作品に使いました。

箱としての完成度はいま一つで、いつも見えないところにしまわれているけれど、10年たった今でも色が褪せることもなく収納箱として活躍してくれています。

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ミッドナイトブルーと大きめの収納箱、そして「和のあかり展」

連日のうだるような暑さに、普段からあまり働きのよくない脳の活動が一層ダウンして、仕事や家事が停滞気味・・・。夜、少し気温が下がると、ようやくほっとする毎日です。

夕暮れ時の空の色を表す「ブルーモーメント」という言葉を知ったのは、もう25年以上前のことでしょうか。よく晴れた日の夕暮時、空が一瞬青く染まる時間があって、その時間を「ブルーモーメント」と呼ぶのです。 Camidecor1691 空が真っ暗になる前のほんの数分間の青い世界。旅先や外出先でその瞬間に出くわすと、その幻想的な世界を思わずカメラに納めたくなってしまいます。

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上の2枚は旅先での画像ですが、下の画像は先日こちらで紹介した「ミナカケル」の展覧会で撮ったもの。最終日の終了ギリギリの時間に駆け込んだので、ちょうどブルーモーメントの空の色とミナぺルホネンの作品が交りあって、一味違った世界が味わえたのでした。 Camidecor1676

さて、今回紹介するのは、夜を思わせるミッドナイトブルー(濃紺)、とブルー&ブラックの生地を使った大型収納。2010年に作った「紙で作るオリジナル家具と収納シリーズ」の試作品1つです。

Camidecor1692 何でも中にしまいこんで蓋を閉めてしまえば、すっきり片付く大きな箱。木箱ではないので軽くて持ち運びしやすいのが特徴で、寂しい印象にならないように、アンティーク調の真鍮の金色金具をアクセントとして使っています。

<夏の夜を彩る和のあかり   おすすめの展覧会>

空がすっかり闇に包まれた後も、なんとなく外に繰り出したくなる夏の夜。 そこには必ず浮き立たせる”灯(あか)り”があります。

幼い頃の花火やお祭りなどの楽しかった記憶が身体に刻みこまれているのでしょうか。キャンプファイヤーやリゾート地のキャンドルやかがり火、花火大会のドーンという音、お祭りの賑わいや手の中でパチパチとはじける線香花火など、夏の夜のあかりを思うと、なんとなく血が騒いでしまうのです。

そんな夏の夜を彩る「和のあかり」。青森ねぶたから木の葉を使った照明まで、様々なあかり楽しめる展覧会が東京の目黒雅叙園で開催されているので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

◇目黒雅叙園   和のあかり×百段階段展 (8月9日まで)

Nrbuta

カラフルで多彩な和のあかりと昭和初期の文化財「百段階段」の両方が楽しめ、おすすめです。

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ペールブルーの収納箱と折り畳みケースA2種(2007-2009年)

じめじめと 蒸し暑い日が続いているので、少しでも涼を呼ぶ画像を・・・・。 Camidecor1684 ペールブルーの材料を使った収納やバスケット。2009年頃からホームページに載せている画像※1です。 Camidecor1686 画像手前向かって左の作品は「曲線のオープンバスケット」。「四角いタイプ」と「台形のタイプ」を2つセットで受講できる教室の課題メニュー(選択制)。 Camidecor1687-1 実はこの作品、折りたためる収納箱。折り畳みボックスのシリーズはA,B,C,Dと幾つかのタイプがあって、構造や作り方もいろいろなのですが、この蓋なしのオープンタイプはAタイプと呼んでいます。Camidecor1688必要ない時はペタンと折りたためて便利なボックス。がっちりした箱もいいけれど、趣味や日用品のちょっとしたものを入れておくのに便利です。 Camidecor1685-1梅雨があけると夏本番。 ・・・海や山や高原に行って快適に過ごしたい・・・

 

※1 2枚目画像の作品・・・2段重ねの収納箱(かぶせ蓋)、アクリル(ガラス)入りのコレクションケース、ラウンドバスケット紙の靴(ペーパーで作るハイヒール/2011年書籍掲載作品)→両開きの箱と紙で作るシンデレラの靴

※2 折り畳みのオープンバスケット:四角形と六角形の2タイプ作るレッスン。今回紹介した曲線デザインのほか、シンプル好きの人のための直線デザインがあります。

ギリシャ神話の女神と星座-七夕によせて

7月7日、夜空にはきらめく星々が・・・、とはいかないのがこの梅雨の季節。織姫と彦星のお話は伝説だとわかっていても、なんとなく雨が降らないよう願ってしまう七夕の夜です。

夏の夜空の星を撮ってみたいけれど、なかなかチャンスがありません。なので、星空のように美しかった展覧会の画像を1枚。昨年の冬に東京青山のスパイラルガーデンで行われた「Light is Time」というインスタレーション。CITIZEN(シチズン)による光と音の空間芸術で、イタリアのミラノ・サローネで初の2部門を受賞した凱旋の催しでした。 ※1 暗闇にキラキラ光るのは、なんと65,000個もの時計の基盤部品の地板。あらためて見ると、時計の地板って、それ自体が宇宙のようなデザインなのですね↓。(会場内の展示より)Camidecor1675-2 イギリスのロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイ(Brian May)が天文学者だと知った時は驚きましたが、音楽と数学や天文学との関係は深いようで、古代ギリシャでは、算術、音楽、幾何学、天文学は四科(クワドリウィウムquadrivium)として重要な学問だったそうです。 Camidecor1677-2七夕の話題から星や宇宙について書いてみたけれど、日々の雑事に追われてしばらく星空さえ見ていない・・・。正直なところ、今見分けられるのは北斗七星やオリオン座くらいかも・・・(小学生以下?)なんて考えながら、ふと思い出したのは前に買った星座のカード(上)。12星座やオリオン座などが描かれていて半円のデザインになっています。

<ちょっと脱線・・・西洋星座と中国の星宿>

世界共通の88の星座。この一覧を見ると、オリオン座は入っているけれど、北斗七星は入っていません。なぜかというと、88星座は国際天文学連合が1922年に定めた西洋のもので、北斗七星は中国から伝わったものだから。古代中国には独自の【星宿(せいしゅく)=星座のようなもの、二十八宿】があって、それが日本にも伝えられ、江戸時代まで使用されていたそうなのです。

東洋の文化や日本の暦とも関係が深い中国の星座。ちなみに七夕も【星宿】に基づく伝説に由来するそうです。(奈良県明日香村には、現存する東アジア最古といわれるキトラ古墳の天文図もあり、今後の調査が楽しみです。※2)

一方、西洋星座の原点となったのは、古代ギリシャの48の星座です。こちらはギリシャ神話と関わりが深く、星をめぐる物語の中にはゼウスやヘラクレス、アフロディテなどおなじみの神々も登場・・・。ギリシャ神話は面白くて好きなのですが、ちょっとややこしくて、何回読んでも頭からこぼれ落ちてしまうのが難点です。

空の星々を眺めながら壮大な物語を作り上げた古代の人々の想像力。それが芸術や文学、音楽、七夕など現代の年中行事にまでつながっているんだなあ、と考えると、スマホばかり見ていないでたまには星を見上げよう・・・なんて思えてきます。

<ギリシャ神話のモチーフとカルトナージュの箱>

さて、今回紹介するのは9年前の2006年に作ったカルトナージュの箱。教室では「長方形二重蓋の箱」と呼んでいる基礎作品で、自分でデザインを考え、応用テクニックを学ぶためのアイテムです。

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使用したのは200年ほど前のアンティークの布のデザインを復刻した、フランスのToile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)※4 ギリシャ神話のモチーフが気に入って旅先で購入した生地です。

Toile de Jouy関係の本によると、18世紀-19世紀初頭にデザインされたギリシャ神話のモチーフの布は、イタリアの彫刻やカメオ(ブローチで有名なイタリアの彫刻)のデザインをベースにしたものも多いとか。下の画像は以前ローマのヴァチカン美術館で撮ったものですが、アンティークの布の資料にそっくりなデザインがありました。※3

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さて、先の箱の蓋に使ったのは、ひし形の中に女神が描かれた部分↓。よく見ると、可愛らしい女神が右手にアイスクリームのコーンのようなものを持っています。

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女神が持っているのは、「コルヌ コピア:ラテン語: Cornu Copiae /Cornucopia」と呼ばれる豊穣の角。角の中から花や果物が溢れ、豊かさの象徴とされるモチーフで、幸運の女神フォルトゥナ(Fortuna)や豊穣の女神アバンダンティア、花の女神フローラと一緒に描かれることの多いアイテムです。※5

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参考までに、上の画像左はローマ神話の女神フォルトゥナ(Fortuna )の彫刻。左の手に豊穣の角(コルヌコピア)を持っているのがわかるでしょうか? ・・・バチカン美術館(Vatican Museum, Italy)にて撮影

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アンティークなどの復刻デザインには古い時代の美意識や物語が詰まっていて、歴史を感じられるのが面白いところ。けれど、使う時はあまり難しいことは考えず、好きなように自由に楽しんで使っています。(上の箱も2006年7月からスタートしたので、七夕にちなんでのミニお針箱・・・西洋と東洋のミックスです)※5

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ここ最近、経済問題でニュースを賑わせているギリシャと中国。そしてオリンピックやさまざまな問題・・・。   女神が現われて、あっというまに解決・・・とはいきませんが、良い糸口が見つかるように願っています。

 

※1 Light is Time  Milano Design Award 2014”にて「ベストエンターテイニング賞」と「ベストサウンド賞」の2部門を受賞

※2 奈良県明日香村のキトラ古墳・・・現在キトラ古墳体験学習館の建設が進められ、来年秋にオープンするそうです。 壁画について・・・東京国立博物館 特別展「キトラ古墳壁画」

※3 参考書籍:『TOILE DE JOUY』  Printed textiles in the classic French style ・・・タッセルトランクなどで使った布も載っています。

※4 豊穣の角(コルヌコピア:ラテン語: Cornu Copiae(cornucopia)・・・日本でもローマ神話の女神、アバンダンティア (Abundantia)が豊穣の角をもっている絵がみられます。 ルーベンス作 豊穣 Abundance (Abundantia) 国立西洋美術館蔵   ※ギリシャ神話の豊穣の女神はデメテル(Demeter)。

フォルトゥナ(Fortuna )は幸運を意味するfortuneの語源となった女神。ギリシャ神話ではテュケ(Tyche)と呼ばれています。

※5 長方形二重蓋の箱・・・こちらのページに別のサンプル(スカラップデザインの見本)と教室の皆様の作品を掲載しました。

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水無月と水玉柄2ー三角ファスナーポーチ

6月30日の「夏越(なごし)の祓(はらい)」。京都の「水無月」というお菓子の画像を載せたのはついこの前だったような気がしますが、もう2年前(2013年)のことなのですね。→水無月と三角形

半年の罪や穢(けが)れを祓(はら)い、無病息災を願うために日本各地の神社で行われる「夏越(なごし)の祓(はらい)」。「夏越」という言葉から、クーラーや冷蔵庫の無かった時代に夏の暑い時期を無事に乗り切るのがいかに大変だったかが伝わってきます。

たしか「水無月」というお菓子の三角のういろう部分は、氷を表しているとか。そして三角の形や小豆には魔除けの意味がこめられているそうです。

さて、今回紹介するのは下の画像。今年の1月に幸運を呼ぶ手作りアイテムとして作り方を紹介した「新春のラッキーオーナメント(三角タッセル)」に続き、ボンドで作る三角錐のアイテムです。(昭和の時代の牛乳パックそっくりなので、なんとなく木箱に入れてしまいました・・・)

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ひとつ取り出すとこんな感じ(下↓)。三角のファスナーポーチになっています。

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裏地付きの2枚仕立て。内部は糊代(のりしろ)が出ない構造です。入れる物はキャンディーとか、シュシュとかお好みで・・・。形が目立つので、それを活かして楽しく使うのがお勧めです。

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水玉の生地は10年ほど前に購入し、カルトナージュのボックスや手帳カバー などで使った残りの生地。箱にするにはちょっと派手なカラフルな水玉なので、手帳カバーや箱物のアクセントとして使っていました(↓2005年-2007年の作品)。

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結構簡単に作れる三角ポーチ。三角タッセルとフラットファスナーポーチの応用なので、夏休みに子ども達と一緒に作るのも楽しそうです。

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余談ですが、上の画像で三角ポーチと一緒に撮ったフエルトのボールは、2年ほど前に近所の輸入雑貨屋さんで見つけたもの。ネパールで1つ1つ手作りされたものだそうで、女性たちが集まって笑顔で作っている写真が印象的でした。

4月の地震で大変な被害を出したネパール。メディアでの報道が少なくなると、どうしても関心が薄れがちになりますが、ユニセフのページによると現地はまだ過酷な状況が続いているようです。

1年の節目に紹介した「三角タッセル」や「三角ポーチ」。世界や日常には心配なことがたくさんあるけれど、笑顔で過ごす時間が少しでも増えますように!と願いをこめたアイテムです。

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水無月と水玉柄1-大きな水玉のちいさなバッグ

水玉模様が似合う月、6月。雨の季節なのになぜ「水無月」?と字を見るたびに思いますが、由来は諸説あるようです。

まず、「水無月」の「無(な)」は「の」という意味の連体助詞なので、「水の月」という意味だという説。

そして、旧暦との季節のずれによるという説や、地上にたくさん雨が降って天の水が無くなる(←なんだか納得)という説など・・・。 一番最初の「水の月」説が有力らしいですが、いずれにしても水と関わりの深い風情ある名前です。

さて、今回は雨の季節にちなんで、大きめの水玉シリーズ。1枚目の画像は『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の本のために作った、持ち手つきのトートバッグです。

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教室のレッスン課題にしている”芯入りのタイプ”なので、ハリのある仕上がり。スマホとお財布が入る小さなバッグですが、裏地付きで構造的にもしっかりしています。

そして、柔らかめのバッグが好きな人のために「芯を入れずに布だけでも作れますよ」という例として、布だけで作っているのが下の画像。

私自身は布だけの袋ものはミシンで作ることが多いのですが、書籍のために「ボンド裁縫(ほう)上手」で作りました。(その時一緒にボンドで作った巾着やシュシュなどは、意外にしっかりしていて便利なので、今でも愛用しています)

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上の画像、布だけで作ったにもかかわらず、クタッとならない”立つ”タイプのバッグ(下画像↓)として仕上がったのは、帆布(ハンプ)※1を使って裏地付きの2枚仕立てにしているから。芯地を入れると、さらにハリのある感じに仕上がります。

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バッグの手前「眼鏡ケースB」の蓋に使ったのは、スウェーデンのテキスタイルメーカー、マイロ(MAIRO)社のStrossel(ストローセル)というファブリック。

大きな水玉の中に小さなドット(つぶつぶ)が描かれていて、ビスケットやチョコボールが並んだような図柄。Strösselって何のことかな?と調べてみたら、アイスクリームやカップケーキなどにトッピングとして使うカラフルなチョコスプレーのことらしく、この丸い形はやっぱりお菓子だったんだ、とほっとしました。

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このタイプのマチ付きバッグは、持ち手つきのトートバッグはもちろん、ショルダータイプの「バッグ・イン・バッグ」としても重宝する形。いろいろな持ち手のバリエーションを紹介したくて、『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の本には、下の画像(↓)のショルダータイプの作り方を載せています。→貼って作るバッグ・イン・バッグ

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今回、一緒に水玉柄の三角ポーチを紹介するつもりでしたが、長くなってしまったので次回以降に・・・。

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※1<帆布(ハンプ)のお店について>

帆布(ハンプ)というのは、いわゆるキャンバス地のこと。以前、『ボンドで貼って作るバッグとこもの』の読者の方より、本の中で使った帆布(ハンプ)のお店と品番についてのご質問がありました。ショップ情報をこちらのページに書きましたので、興味のある方はご参照ください。

貼って作るバッグ・イン・バッグー水玉のマチ付ショルダーバッグ

ランプシェード(2)とアンティークブックスタイルの箱(2011年)

夏至によせて・・・2010~2011年頃作ったランプシェードとアンティークブックスタイルの箱

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自作のランプシェード画像はメインサイトにもいくつか載っています。

https://fa-decor.com/

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「アンティークブックスタイルの箱」について追記しようと思って放置したまま7年経ってしまいましたが、下の記事に画像など追加しました。

秋色の紫陽花(2022年)とアンティークブックスタイルの箱A&B

紙で作る軽くてシンプルな本棚、丸と直線のハーモニー

梅雨のどんよりした曇り空。雨に濡れた白い紫陽花を見ながら、昔は嫌いだった雨の季節が結構好きになっていることを実感。年齢とともに好みって変わりますね。Camidecor1658 15年ほど前のちょうど雨の季節だったでしょうか・・・。住宅のインテリアの仕事をしていた時、複数の人達と一緒に「今後のインテリア業界の動向」とか「トレンド」のようなもののインタビューを受けたことがありました。記憶が薄れていますが、確か、何かのマーケティングだったと思います。

会議室のような場所でテーブルを囲んで、それぞれテーマごとに意見を言っていく形式で、今後のインテリアの動向のようなことを聞かれた時、つい「DIYが流行ると思います」と言ってしまったのでした。

その時の他の人たちの「日本でDIY???」な感じと”アウェイ(場違い)”な雰囲気・・・。「ああ、的外れなことを言ってしまった・・・」感が忘れられず記憶しているエピソードなのですが、ここ数年、DIY女子のニュースを聞くたびに、今だったら同意してくれる人も多いだろうになあ・・・なんて懐かしく思い出しています。

DIYを楽しむ女性は、ペンキを塗ったり、壁紙を貼ったりはもちろん、ドライバーで木の棚や家具を作ったりしながら部屋をリメイク&改装する本格派も多いとのこと。 やっぱり”何かを作る”って楽しいですものね! 愛好家の増加とともに今後ますます材料やツールが入手しやすくなるといいな・・・と感じています。※1

Camidecor1659 さて、下の画像は紙で作った軽量の本棚。(紙で作る家具と収納シリーズより)

木で作りたい気持ちはあるものの、私にはのこぎりを使う体力&気力が不足しているので、身近にある紙と接着剤を使って作ったものです。スペースにぴったり納まる本棚で、軽くてしっかりしていて、3日くらいで作れるもの・・・ということで、2010年から2012年頃、いくつかの方法を試作していた時に制作しました。 Camidecor1656 棚の大きさや 強度などの関係で、真ん中は低い飾り棚に。片手で持てるほどの軽い本棚ですが、今でもずっしり重い大きめの洋書の収納として役立ってくれています。

話は変わりますが、下の 画像は京都で撮った丸窓で、真ん中に桟が2本入ったデザインのもの。丸窓というと、鎌倉の明月院(あじさい寺)や京都の源光庵の「悟りの窓」が有名ですが、丸く切り取られた自然の景色は心に響く美しさです。

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日本の建築には直線が多いので私たちは見慣れているけれど、自然界には存在しない直線の美。※2 和風建築が自然の美をひきたたせ調和しているのは、自然界にないデザインだからなのでしょうか。

いろいろなものを自分で手作りしていると、その道のプロの職人さん、マイスターの匠の技の素晴らしさに改めて気付く機会が増えてくる気がします。便利な材料が増え、簡単にハンドメイドができる時代だからこそ、「化学系の接着剤も電動ドライバーもなかった時代にこんなものを生み出した昔の人ってやっぱりすごい!」なんて心底感心できたりするのでした。

 

※1 DIYやハンドメイドに使える輸入壁紙のお店

WALPA・・・ 1mから切り売りしてもらえる輸入壁紙専門店。東京の銀座、恵比寿、大阪、名古屋、福岡などにショップがあり、壁紙の貼り方のワークショップもあるそうです。・・・教室でもこちらの壁紙を使ってカルトナージュのダストボックスを素敵に作っていた方がおられました。

ローラアシュレイ・・・1953年創業のイギリスのテキスタイル、ホームファ二シングのブランド。壁紙は1ロールからの購入ですが、花柄や古典柄など優しい柄が揃っています。6月から7月はちょうどセール期間のようです。

※2 自然界と直線に関する言葉より(自分のための備忘録メモ)・・・ ●”自然は曲線を創り、人間は直線を創る”:湯川秀樹氏、  ●”自然は直線を嫌う(Nature abhors a straight line)”:18世紀の英国の造園家&建築家 ウィリアム・ケントの言葉

 

すみれの花とライラック柄のダブル眼鏡ケース(2009)

春から初夏にかけて美しく咲く、青みがかった紫色の花。

すみれの花、端午の節句の花菖蒲(はなしょうぶ)、あやめ、杜若(かきつばた)、十二単(じゅうにひとえ)などのすっきりした青紫は、新緑のみずみずしい緑色とともに5月の風や空気を一層さわやかにしてくれます。 Camidecor1654-1 下の画像は2009年にサンプルを作り、2010年から課題となった六角柱のボックス。ライラックの花が描かれた生地を蓋の部分に使っています。 Camidecor1651 ライラックの花の色というと、個人的に思い浮かぶのは、こちらのページ(手芸まわりの小物入れ-ライラックの季節によせて)で紹介したようなような”ピンクがかった薄紫色”。

この生地の花柄はちょっと違う色だけど・・・と思って調べてみたら、セオノサスという植物が別名でカリフォルニアライラックと呼ばれていて、そちらは少し青みがかった花が咲くそうです。 Camidecor1653 実はこのボックス、両側が開くダブルケース。眼鏡が2つ入れられる大きさのちょっと変わった箱で、作り方や構造もやっぱり少し変わっています(別名:ダブル眼鏡ケース)。

受講した人からは「一見難しそうに見えるけれど、楽しかった!」という感想が多い課題(選択制)で、カルトナージュの応用テクニックを学ぶために考えた作品です。 Camidecor1652手ごろに作れて便利に使える「眼鏡ケース」。デザインや構造のバリエーションが無数に考えられるので、課題用のアイテムも10種類以上あります。※1

その中でこちらはメガネが2つ入るタイプの保管用のケース(内部はクッション入り)。上の画像は持ち手なしですが、もともと持ち手つきのバッグタイプとして考えたもので、ピンク系のサンプル2つはバッグタイプになっています。

さて、下の画像は、花柄を素敵に使って仕上げて下さったお2人の作品。 Nさんのリバティのすみれの花の可憐なボックス、そしてMさんの薔薇のモチーフのシックなバッグ型ケース。お2人ともステキに仕上げて下さり、いつものことながら自分のサンプルと交換したくなってしまったのでした。(→大きい画像はこちらに)Bois509 2009年頃からの作品は中上級者向けや応用の課題作品が多くなり、サンプル制作に時間がとられてホームページに載せられなかったアイテムがほとんどなので、少しずつこのCami Decor(かみ・デコ)のページで紹介しています。

 

※1 教室のために考えた「眼鏡(メガネ)ケース」は、カルトナージュのテクニックを使ったA,B,C,D,Eのほか、折り畳み式、がま口タイプ、バッグとこもののアイテムがあります。昨年、「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本に紹介した「眼鏡ケース」は、教室ではBタイプと呼んでいて、かなり簡単に作れるアイテムの1つです。

・・・あっという間に6月、関東も梅雨入りしてしまいました。この記事はしばらくしたら5月に移動します。・・・

『フェーヴの世界展7』のお知らせ、カトラリー、うさぎ、蝶のモチーフの作品

3月にいただいたフェーヴ展の素敵なカード。教室にいらして下さっているフェーヴコレクター、my charmさんの素敵な展覧会のお知らせです。

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昨年紹介した、すずらんのカード(Les Fèves 6e フェーヴの世界展6)に魅了された人も多いので、まずは教室で「今年はミモザとうさぎ♪ またまた素敵なカードですね~」 と皆さんとシェア。そして、このページでも5月に告知しようと思っていたら、なんと今年の吉祥寺展は4月開催・・・。気付いたのは終了後で、なんと1か月勘違いしてしまっていたのでした。(ごめんなさい!)

でも、京都展はちょうど開催中(6月7日まで)。そして、自由が丘展はこれから(6月18日-7月14日)です。

◇詳細はこちらから→ Les Fèves 7e フェーヴの世界展 7

京都展はCafeや『うさぎの不思議なお茶会』もあってとても楽しそう。こちらの記事には、一緒に販売されるうさぎのクッキーや終了した吉祥寺展の様子も紹介されています。(うさぎクッキー、とても可愛いので、ご興味のある人はぜひ!)

”フェーヴ”についてご存知ない方は、my charmさんのメインサイトを訪問してみて下さい。詳しい説明のほか、たくさんのフェーブがきちんと整理されて紹介され、とらや(パリ店)のうさぎのフェーヴヤマザキ・フランス※2のフェーヴまで載っています。また、上の画像の水色の表紙『フェーヴ お菓子の中の小さな幸福』という本は、開くとなぜか幸せな気持ちになる1冊です。

フェーヴコレクターとしての活動のほか、作詞家、ライターなど多彩な面を持つmycharmさん。その才能はカルトナージュなどの作品制作の際にも発揮され、色合わせやちょっとした飾りなどにセンスがキラリと光ります。受講していただいた基礎作品をここでちょっぴり紹介すると・・・。

下の画像は、おなじみのフラワーバスケット(2006年から)と眼鏡ケースB(書籍に紹介)。

ミナ ペルホネン※1という日本のデザイナーによるファッションブランドの刺繍入りの布を使った作品で、黄色いリボンが素敵なアクセントになっています。ミナペルホネン、人気のブランドなのですね。

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そして、mycharmさんお気に入りのアンティークカトラリー柄のペーパーを使ったカルトナージュ作品。光沢のある黒いレザー調の材料との組み合わせがシックで素敵です。

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・・・教室での皆様の作品は、私のサンプルよりずっと素敵なものが多いので、いつか皆さんの作品画像を制作者ごとにまとめたいな、と思っているものの、なかなか整理する時間がとれないのが残念・・・。

そんなことを思いながら、作品画像ファイルを開いていたら・・・ありました!「うさぎモチーフ」を素敵に使ったSさんの作品。うさぎがテーマのフェーヴ展にちなんで、こちらも紹介してしまいます。

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チョコレート色にペパーミントの水玉のボディ。そしてシックなうさぎのモチーフの柄が蓋の形にぴったり! こちらは2006年からの基礎課題の「ハートのA」ですが、Sさんは「ハートのB」も素敵に仕上げて下さったので、そちらはまたあらためて。

開催中の「フェーヴの世界展7」。会場には可愛いうさぎフェーヴが沢山待っていると思いますので、ご興味のある方はぜひいらしてみてください。

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※1 ミナ ペルホネンというのは、デザイナー皆川明氏が立ち上げたファッションを中心としたブランド。今年で20周年を迎えるそうで、東京・青山のスパイラルガーデンでちょうど展覧会が開催中です。(2015年6月7日まで)

ミナカケル ・・・スパイラルでの展覧会のサイト。レトロ×モダン×北欧の雰囲気もあって素敵です。ピエール・エルメ・パリとのコラボのチャリティー企画なども紹介されています。

詩的に紡ぐデザイン ミナペルホネン20周年(朝日新聞)

「ミナ ペルホネン」20周年記念展覧会(読売新聞)

※2 ヤマザキ・フランス(パティスリー ヤマザキ/Patisserie YAMAZAKI)・・・日本のヤマザキ製パン株式会社が経営するパリ16区のパティスリー、サロン・ド・テ。