暖かな秋の日々は雑事に追われて飛ぶように過ぎて、急に冷え込んだと思ったら北の方から雪の便りが・・・。もうすっかり冬になっています・・・
デジタルカメラを使い始めたのはいつ頃からだったでしょうか・・・。
先日画像を整理していたら、10年ほど前の画像をコピーしたCDデータがかなり壊れているのに気付いて愕然!なんとか残った画像をUSBに移しながら、「あーこんなこともあったな・・・すっかり忘れてた」となつかしく想い出にひたる一方、人間の記憶も電子データ(文明の利器)もいかにはかないかを実感しています。(なくしたデータについては、当時の電子機器類を盲信していた自分が浅はかだったと悔やみつつ、なんとかデータ復旧ができないか今のところ模索中・・・)
そんな中、見つけたのが2002年11月に撮った下の画像。 13年前、テーブルコーディネートの小さなイベントにサポートとして参加した時の画像です。
題材は「秋の食卓」というテーマだったので、日本の紅葉に合う和食器や和紙を取り入れた和洋折衷(クロスオーバー)スタイルのテーブル演出に。手持ちの食器でまかなうために、東南アジアの食器もミックスして、ちょっとオリエンタルな要素も入れたのでした。 「自宅でのおもてなし」がテーマということで、ちょっとリアルな感じを出したかったので、「御献立(メニュー):上画像」も添えています。
久しぶりに墨をすり、和紙に書いた手作りのお品書き(ちょっと雑・・・)。内容を見ると、その時自分が食べたかったものを書き連ねているような・・・ さしずめ「秋の食卓・妄想メニュー」といったところでしょうか。
-御献立-
自家製梅酒、鯛の松の実和え、柿とりんごのごま酢がけ、松葉銀杏(ぎんなん)、かぼちゃとさつまいものあったかスープ、鮪(まぐろ)のタルタルソース・あさつき添え、和風ローストビーフ・幽庵(ゆうあん)風味、根菜のサラダ添え、きのこと地鶏の炊き込みご飯、柚子シャーベット、栗の焼き菓子、季節の果物 テーブルウェア(食器類)には、自分で作った陶芸の大皿や瓦(からわ)風の銘々皿も登場させました。・・・その頃に焼いた食器や抹茶茶碗は今でも愛用しています。
ちょうど見ごろだった紅葉の枝とイガ栗。色とりどりの紅葉を見ていると、やっぱり秋の主役は自然の美しさと恵み、それに勝るものはない、と感じます。 美味しいものがたくさんある季節。秋になると必ず作る定番料理やお菓子はいくつかありますが、上のメニューの中の「栗の焼き菓子」は、かなりの頻度で作る常備菓子。
「材料をきっちり測る」というお菓子作りの王道を踏み外しているので大きな声では言えないけれど、材料の量はかなりアバウト。400gのバターを使いきるために、いつもフルーツケーキとマロンケーキを1本ずつ、マドレーヌ6-8個を一気に焼いてしまいます。
下の画像がそのケーキで、夏に森でもらってきた切り株と一緒に・・・。 今回は秋冬のテーブル用のカルトナージュの器の画像の紹介をしたかったのですが、食べ物の話に脱線して横道にそれてしまったので、そちらは次回に紹介します。
<あまり役立たないかもしれないけれど・・・「栗の焼き菓子」の材料など>
◇A:生地(アーモンドプードルたっぷりバージョン)・・・バター400g、卵7個くらい、小麦粉270gくらい、アーモンドプードル130gくらい、ベーキングパウダー少量、ブラウンシュガー(その時の気分で100g前後)、バニラオイル少々
◇B:フルーツケーキの具:レーズン、オレンジピール、レモンピールなどをたっぷり・・・ラム酒に浸しておく(ドライいちじくやナッツ、干し柿の残りを入れることも・・・)
◇C:マロンケーキの具:マロングラッセのみじん切り+マロンクリームをラム酒に浸しておく
・・・焼き立てのケーキにラム酒入りのシロップをかけて保存します・・・※子供用はラム酒無し