月別アーカイブ: 2016年10月

ハロウィンとナイトミュージアム-メリーゴーランド型の器3

どんよりした夜空に紫と緑のあやしげなライトアップ。空にはコウモリとフクロウが・・・。

camidecor1793

吸血鬼が出てきそうな上の画像は、昨年に続き、ハロウィンナイト第2弾として、旅先の画像に絵をかいてみたもの。私自身は仮装する勇気も需要もないので、自分が撮った写真をちょっぴりリメイクしています。

かぼちゃと満月とハロウィンナイト-魔女のバッグと黒い衝立(2015年)

camidecor1793-3

実は1枚目の建物はロンドンのサウスケンジントンにある自然史博物館(Natural History Museum)。夜のエントランスホールはこんな感じ(↓)で、映画の「ナイトミュージアム」みたいに恐竜の骨格標本※1が動き出しそうな雰囲気。(左はしっぽ、正面の顔は右上画像) 展示物がちょっと違って見えたりする夜の博物館。意外と好きな人も多いのではないでしょうか。

camidecor1793-2

そして外に出てみると、クリスマスシーズンを前にライトアップされた建物の向こうにはメリーゴーランド。寒い冬の夜のメリーゴーランドってなんとなく心にしみる風景です。

camidecor1793-1

日本語で「回転木馬」とよばれるメリーゴーランド。フランス語ではカルーセル(carrousel)といい、今でも国内外の遊園地などで見かけますが、東京の『としまえん』の【カルーセルエルドラド】は、100年以上の歴史を持つ「機械遺産」なんだとか。

1907年にドイツで作られ、戦争を機に1911年にアメリカに渡り、その後、遊園地の閉園のため解体されてしまったものの、1969年に日本へ・・・という数奇な運命をたどった回転木馬【カルーセルエルドラド】。100年以上にわたって3か国のこどもたちを楽しませてくれた古い遊具、これからも末永く現役を続けてほしいなと思います。

さて、今回紹介するのは、「メリーゴーランド型(デザイン)の箱」を受講して下さったK・Yさんの作品(2009年)。 課題にぴったりの木馬の布を使って、可愛らしい「メリーゴーランド型のキャンディボックス」が仕上がりました。  →作品サンプルはこちらこちら

bois527

抜群のセンスと細やかな作業で、どんな課題もキュートで個性あふれる作品に仕上げるK・Yさん。こども達をモチーフにした布の組み合わせが絶妙で、以前、外部ワークショップの講師を務めて下さった時も、Yさんの布キットは大人気でした。(左から3番目の作品のくるみボタン↓に注目です!)

bois528

上の作品、ちょっとレトロな色合いの布はアメリカのものでしょうか。大人をまねた髪型や飾りをつけたおませな女の子達。 たしかに、幼いころは大人の真似をしてみたくなるもの。仮装も楽しい思い出ですね。

10月もハロウィンも終わり、秋は深まっていきます。

camidecor1791-1

 

※1 このエントランスホールの恐竜は、ディプロドクスの骨格標本のレプリカで、1979年より「ディッピー」と呼ばれ親しまれてきたそうです。2017年よりシロナガスクジラの骨格標本(←こちらは本物)に変わるそうで、発表された際には反対の声も多かったとか。「ディッピー」のオリジナルはアメリカのカーネギー自然史博物館に置かれているそうです。

→◆英博物館の恐竜標本「ディッピー」、18年に国内ツアーへ:ロイター  →◆英博物館の「顔」変更で大論争

※2 見事な仕上がりのパンプキンパイは取り寄せ品です。パイの編み目がかぼちゃランタンの目みたいに見えるのは気のせいでしょうか・・・

飾りかぼちゃと栗・杏・林檎色-メリーゴーランド型の箱2

10月に入るとあちこちで見かける秋の飾りかぼちゃ。ハロウィン流行の影響もあってか、ここのところ種類も豊富になって、100円とか200円とか手ごろな値段で売っているので、面白い形を見かけるとつい買ってしまいます。
camidecor1787

上の画像にちらりとうつっているのは、2008年の秋に作った六角形の箱。「メリーゴーランド型(デザインのキャンディボックス(花びらデザインの六角形の箱)」と名付けた選択制の課題のサンプルで、大・中・小と3つある中で一番大きな作品です。

全体像はこんな感じ(下)。メリーゴーランドをイメージして作った形ですが、あえて柄の布を使用。試作が秋だったので、モンブランを思わせるような栗色や起毛素材を使っています。教室では、ちょっと面白い作り方の方法を学びながら、材料に合わせて大きさやデザイン、ディテールを考えるという課題で、受講者それぞれ全く違った作品が仕上がります。

camidecor1788-2

7月に紹介した下(↓)の画像の作品はミドルサイズ(中)で、2009年制作。できるだけ様々な応用例を・・・と、大きさだけでなく、デザインもちょっと変えています。(写真を追加しました。ご興味のある方は画像をクリックしてください)
camidecor1779-1

そして、一番小さいサンプルは下の作品。本体を花びらのようなスカラップで囲んだもの。

camidecor1789

メリーゴーランドシリーズの中で、「花びらデザインのキャンディボックス」と名付けていて、美味しそうな色の布で作った作品。春夏だとアイスクリームを思い浮かべるところですが、りんごとパイ(←少々雑に作ったバナナパイ)の画像を合わせたくなるのは秋だからでしょうか。

camidecor1790

メリーゴーランドの箱、なぜか果物とお菓子シリーズになってしまったので、もう1枚お菓子の画像を・・・。
camidecor1788-1

下の画像は秋の味覚、栗のパイ(取り寄せ品)。プロの仕事とこだわり、美味しさに感激して思わず撮影したもの。食欲の秋とKさんに感謝です。

camidecor1792ところで、飾りかぼちゃの唯一の欠点は食べられないところ(私の知る限りでは・・・)だと思うのですが、いかがでしょうか?

こんなに美味しそうな野菜を秋が終わったら捨ててしまうのはなんともさびしい。どなたか、今後、食べても美味しい飾りかぼちゃをぜひぜひ開発してくださいませ。

camidecor1786-3

メリーゴーランド型(デザイン)の箱-3では教室の皆様の作品なども紹介します。

名残の紫陽花(7月後半)と曲面の引出しボックス

夏に紹介しようと思っていた、7月後半の名残の紫陽花と「曲面の引出しボックス」の画像。

作品は2012年、「蓋つきの曲面の箱」のサンプル制作の後に形を作ったもの。フランスの起毛の布を4色使って仕上げています。(1日で効率よくポイントを学べるよう3段タイプ・・・皆さんの受講作品画像は別途紹介します)

camidecor1783-1

「引き出しのある箱」の課題はいろいろあって、それぞれに作り方やポイントが異なりますが、引出しごとに色を変えて作っているものも少なくなく、下はその一部。

■秋の色と引き出し付の卓上シェルフ、 ■引き出し付の違い棚と小さな掛け軸2

教室にいらっしゃる皆さんも、レッスン受講後はそれぞれのイメージで大きさや引出しの個数など工夫されているようで、「刺繍糸の色に合わせたカラフルな引き出しボックスの大作を作りました!」とか、「入れるものに合わせて引出しごとに柄を変えてみました♪」とか、お話を聞くのが楽しみ。自分だけの使いやすい実用品は手作りならではです。

camidecor1783-2

さて、写真の中にぼんやりうつっている紫陽花、7月半ば過ぎの名残りのものですが、実は前回の「秋色紫陽花(あきいろあじさい)」と同じ木のもの。ところどころ、薄緑や薄紫をおび、水分がとんで涼しげな紙細工のような風情です。

そして、下の画像は9月に入って切った枝。すっかり秋色に変わっていて、秋の花との組み合わせが楽しめます。

camidecor1785

 

・・・夏の間に掲載しようと思っていた画像など、本文中に追加していくつもりです。また、機器類の不具合があり、一部のお問い合わせメールの受信に不備がありましたことをお詫び申し上げます・・・