以前フランスで購入した、濃いピンク×グレーのストライプの布。
赤紫系の強めのピンク色、グレー、ホワイトの配色で、部分的に起毛(ベルベット)のアクセントが入っています。
このピンク色、色名にすると、Mediumvioletred (ミディアム・ヴァイオレット・レッド)や紅紫(べにむらさき)に属するのでしょうか。ラディッシュやビーツ、赤カブ、赤玉ねぎ、紫いも、紫キャベツの色を鮮やかにしたような力強いピンク色は、ビタミンカラーならぬ「アントシアニンカラー」という感じで、ぎらぎらの強い紫外線にも負けず夏バテを防いでくれるような気がします。
昔(20年以上前)なら強すぎて使えない色だったかも…と思いつつ、文房具やがま口ケースなど様々なアイテムに使用。以下はブック型の箱、ファイルカバーと引き出し付きの箱(2010年)の画像です。
大きめのブック型の箱の白い部分に並べてあるのは、ハギレを使った小さなアップリケ。ある時期にたくさん作ったものを保管していて、時々色が合うものを探して使っています。
子ども用の小物やパッチワーク、キルトの技法でおなじみのアップリケ(Appliqué)。もともとフランス語由来の言葉だそうで、手芸技法としての歴史は古く、世界各地に同じような手法のものが見られるとか。
一番簡単に作れるものはフエルトのアップリケですが、こちらは布を使ったもの。形は違いますが、ハウスボックスのドアや窓、ツールボックス(2005年)の飾りなども同じ方法で作っています。
実はこの箱、ずいぶん前に自分用に作ったものですが、最後の最後でなかなか完成しません。ヒモをピーンと張るか(一番上の画像)、よれよれさせるか、どうでもいいことで悩んだりして。
もともと優柔不断な性格。こんな些細なことを先送りしているから、いろいろたまっていくんだな…と画像を見ながら反省。夏は判断力がさらに弱まるので「秋にまた考えよう」となりがちですが、今年こそは暑さに負けず、シャキッと過ごしたいものです。