2月の終わりに近所の花屋さんでドライフラワーになりかけたミモザの花を見ていたら、「3月8日のミモザの日まではどんどん入ってきますよ!」と声がかかって、ちょっと嬉しくなりました。
3月8日は国連が定めた「国際女性デー」。イタリアではミモザの日として知られていて、男性が女性にミモザの花をプレゼントするなんとも素敵な習慣がある日です。
ずいぶん前の話ですが、偶然3月8日にイタリアに滞在していたことが2回あって(2005年と2009年)、町で小さなミモザの花束を持って歩いている男の人を何人か見かけました。「今日は何かあるのかな?」と不思議に思い、その日がミモザの日だったということを後で知って、その素敵な習慣をちょっとうらやましく思ったのでした。
そんなことを思い出し、もしかしたら風景写真に偶然に写っていないかな?と2009年の画像を見ていたら、なんとなくそれらしいものがありました。(↓下)街角の画像の端の男の人。何やら黄色いものを抱えています。意識して写真を撮った記憶はないので、ミモザの花束かどうかは、正直断言できませんが・・・。
そして、2005年の3月8日の画像は?と探したら、なんと悲しいことに、写真をバックアップ保存していたCDのデータがまるごと壊れてしまっていることに気が付きました。
ミモザの画像はおろか、ほとんど何も残っておらず、見つかったのはたまたま別に保存していた3枚の画像だけ(涙)。そのうちの1枚が3月8日撮影のもので、南イタリア アマルフィ海岸のポジターノという町の画像です。
3月の初めのまだ肌寒い南イタリアは観光客も少なくとても静かで、レモンがたくさん実っていたような・・・。青い空にレモンやミモザなどの輝くような黄色のコントラストは、見ているだけで幸せな気持ちになります。
さて、下のミモザの花束の刺繍は、数年前の冬、春を想いながら刺したもの。子どもの頃覚えたフレンチナッツの簡単ステッチで刺したものがいくつかあって、カルトナージュの箱に仕立てようと思いながら、しばらくそのまま放置。
下はその時の図案のスケッチブックですが、このページの中の6つほどがつたない刺繍となって残っています。
箱に仕立てようと思っていたミモザの花束の刺繍は、最終的に丸いフレームの中に・・・。
このシリーズには他に「ミモザ×イニシャルモノグラム」のものもあるので、そちらは次回に紹介します。
<刺繍とカルトナージュ作品>
2006年から2007年頃は自己流の刺繍と組み合わせたカルトナージュ作品を作ってホームページに載せたりしていました。
その後、刺繍のプロの方達が教室にいらっしゃることになり、皆様の素敵な作品に感激。あまりに稚拙な自分の刺繍をHPに掲載するのがおこがましくて放置していたのですが、イマイチなものも失敗作も全て自分の記録なので、そのまま残していこうかなと思っています。