カテゴリー別アーカイブ: 書籍掲載アイテム

マチ付きトートとオフホワイトのポーチ-布にシミがついた場合

前に紹介したマチ付きトートソフトタイプ。 紙袋トートと同じ構造ですが、柔らかい芯地を入れるとマチが横に広がって全く違うイメージのバッグに。作り方をに載せているアイテムです。

Camidecor1489-2

バッグの下は格子のステッチが入ったオフホワイトのコットンのふた付きポーチ。

白は汚れるという印象がありますが、布と「ボンド裁ほう上手(耐水性)」で作る場合は水洗いもOKだそうです。(コニシさんの説明より)

上の画像のサンプルは樹脂の芯地を入れ、水溶性の接着剤(木工用ボンドなど)で作っているので、水洗いはできません。ただ、カチッとしたバッグやポーチは頻繁に洗わないのが普通ですし、布さえあればまた簡単に自分で作れるのが良いところ。使う前に防水スプレーをかけておくと、汚れがつきにくくなります。

いずれにしても、世の中には様々な接着剤があるので、材料や用途によって使い分けるとよいでしょう。(お弁当用の袋物や巾着には水に強い裁ほう上手を使う、など・・・)

Camidecor1492

箱やバッグなどの布ものにシミがついた時に、個人的に気に入っているのは「超電水クリーンシュ!シュ!」※1という電解アルカリ水100%の”除菌・洗浄クリーナー”。掃除全般に使える上、箱やカーペットなど布ものについたシミも結構落ちるので、もう5年以上愛用しています。(Amazon、楽天、ユザワヤなどで購入できます。コストコにも同様の商品があります)

キッチン周りの油汚れやミラーやプラスチックにも使え、結構万能選手。欲を言えば、もう少し安くなってくれると嬉しいのですが・・・。

<追記>その後、ホームセンターでちょっと安価な”電解アルカリ水100%の”除菌・洗浄クリーナー”を見つけました。問題なく使えたので、メーカーによる違いは無さそうです。

貼って作るふた付きフラットポーチ1

バッグ・イン・バッグの際に一緒に紹介したふた付きフラットポーチ。教室の課題でもあり、いろいろな大きさやバリエーションのサンプルを作っていますが、今回はその中から少し・・・。

こちらは「ボンドで作るバッグとこもの」の本に作り方を紹介したものと同じipad miniが入るサイズ。麻のアンティーク風の生地で作ったものの、書籍のコンセプトと少々ずれるのでにボツになった作品です。

Camidecor1464

芯地に樹脂繊維芯※1を使っているのでハリと弾力のある仕上がり。ボンドは「裁ほう上手」ではなく、刷毛で塗るボンドで作っています。

Camidecor1465

内側の生地も麻。モーブカラーよりも少し赤みがかったグレイッシュな紫色で、アンティークモーブカラーと呼ばれることもある色です。

下の2つはティルダ(Tilda)の生地を使ったもの。ティーカップ柄の可愛らしい生地とストライプや無地を組み合わせました。柄の出し方はベストではありませんが、細かいことは気にせず自由に作って楽しめるのがハンドメイドの醍醐味です。

Camidecor1466

ふたを開くとこんな感じ↓。フラットポーチは設計がとても簡単なので、自由に大きさを変えて作れるのが良いところ。今度、この布で旅行の時に持って行く小さいサイズのお茶用(ティーバッグ用)ケースを作ろうかな・・・と考えたりしています。

Camidecor1467

<芯地(接着芯)と作品の関係>

今回紹介したフラットポーチ、芯地(接着芯)を使うまず第一の目的は、薄い布にハリを持たせること。そして、糊代が貼りやすいこと、曲線が美しく仕上がることもメリットの1つです。もちろん芯地なしで布だけでも作れますが、その時はできるだけしっかりした布で、ふたのデザインは直線がおすすめ。布だけの場合や不織布の接着芯を使う場合は、「ボンド裁ほう上手」で作れます。※2

接着芯には多くの種類があり、いろいろなタイプを試しましたが、下の画像は少し薄めの接着芯を使ったもの。ちょっとクタッとした感じに仕上がっています。

Camidecor1468

「貼って作るバッグとこもの」シリーズ。教室のレッスン課題にする場合は、縫うのが大変だから・・・という理由よりも、貼って作ることにメリットがあるアイテムをできるだけ考えるようにしています。そして、ありがたいことに、ソーイングと違った仕上がりが楽しめるこのフラットポーチは手芸の達人の皆さんにも大好評。目的に合わせて大きさを変え、皆さんいろいろ楽しんでおられます。

さて、縫って作った場合の例ですが、下の画像は15年以上前にミシンで作った布のポーチ。(バイアステープを探していたら、いろいろ出てきました・・・雑な作りですみません・・・) 蓋の曲線部分はバイアスを使って一部手縫いで作っていますが、私の腕がイマイチで、蓋の曲線部分など少々難あり・・・。接着芯は使わずに布だけの柔らかい仕上がりです。

Camidecor1469

「縫って作るバッグやこもの」と「貼って作るバッグとこもの」。それぞれに良い所があるので、個人的には両方の良い所を使い分けてモノ作りを楽しめるといいなと感じています。

 

※1: 樹脂繊維芯:スライサー(ワッペンスライサー)を使用・・・浅草ゆうらぶ、角田商店などで購入可能。「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本、P6、P34はこちらを使用しています。また、教室の課題アイテムには厚紙を作って作る「服紗(ふくさ)」もあり、それぞれの作り方の違いを比較できるようにしています。

※2: P17のトラベルポーチは布とボンド「裁ほう上手」だけで作っています。

眼鏡ケースB 布合わせの楽しみ

前にミニバッグと一緒に紹介した眼鏡ケースB

カルトナージュの技術と「バッグと小物」テクニックを組み合わせて考えたアイテムで、ポーチや道具入れとしても使えるケースです。書籍「ボンドで貼って作るバッグとこもの」にも作り方を載せています。

課題として考えた「眼鏡ケースシリーズ」には6,7種類あって、カルトナージュの折り畳み箱のようなものからファスナーを使うものまで様々。その中でもかなり手軽に作れるので、教室の皆さんにも好評のアイテムです。

色などの好みは人それぞれなので、使う材料によって、どんなスタイルにも合うようにデザインしています。下のレトロカラーのストライプはメンズとしても使えます。

ファッションに合わせて作ったり、可愛い花柄を使ってみたり。

好きな生地を使ってポーチやコインケースとお揃いにすることもできます。

マリメッコの眼鏡ケースとコインケース(こもの入れB)

 

<教室の皆様の作品より>

教室の課題として作った皆様の作品の一部を紹介します。それぞれが好きな生地を持参して、柄合わせなども自由に考えていただきながらの作品です。

ストライプや水玉のインテリアファブリック、デザイナーさんオリジナルの刺繍入りの生地や北欧の大柄生地を使ったおしゃれなケース。タッセルなどをつけるタブ(ループ)にもそれぞれのこだわりが感じられます。

Bois17

カルトナージュでおなじみのToile de Jouy(トワルドジュイ)や起毛のインテリアファブリックを使ったシックでエレガントな作品。黄色のケースは蓋を開けると柄になっている楽しい仕上がりです。

ロマンティックで可愛い眼鏡ケース(下)。花柄や淡いピンクのドット、レースやブレード、古典柄を使って甘い雰囲気に。

リボンを貼ったり、刺繍を入れたり、3種類の布を組み合わせたり・・・。アクセントカラーを上手く使うなど様々な工夫で個性的なメガネケースが仕上がります。

Bois19-1眼鏡ケースはより自由に材料選びが楽しめるアイテムです。カルトナージュで柄合わせや色合わせに慣れている皆さんですが、教室ではあーでもない、こーでもないとあちらこちらで独り言のつぶやきが・・・。

設計もカンタンなので、メガネに合わせて少し大きさを変えることも可能。厚紙を使って眼鏡をしっかり保護しつつも、できるだけ軽量になるよう考えています。

「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の本に詳しい作り方を紹介しています。お好きな布でいろいろ作って楽しんでみてください♪

教室でも受講していただけます。「本を見て作る自信がない、心配・・・」という方は、教室で一緒に作りましょう。詳細はこちらのページからどうぞ

フラットポーチ」とお揃いで作った皆様の作品
Boismeganeflat

 

 

貼って作るバッグ・イン・バッグー水玉のミニバッグ

「紙袋トート」とお揃いの水玉のミニバッグ。30㎝しかない布でしたが、バッグ2つと複数の小物に変身しました。(裏地はそれぞれ必要です)

バッグ・イン・バッグとして使える薄型のバッグから、ちらりとのぞいているのは眼鏡ケース(Bタイプ)※1とフラットポーチ。3つとも『ボンドで作るバッグとこもの』の本に作り方を紹介したアイテムです。

Camidecor1451

バッグ・イン・バッグに求めるものは人それぞれ。お財布やスマホ、眼鏡ケースとポーチが入って・・・しかもシンプルで軽くて・・・。などと考えて探すとなかなか気に入ったものが見つかりません。こちらは一番シンプルで簡単に作れ、ショルダーにもなるタイプです。

Camidecor1452-2-1

上の画像、オフホワイトのフラットポーチはipad mini が入る大きさ。通帳や冊子、葉書などを入れるのにも便利です。眼鏡ケースBは手軽に作れるので贈り物におすすめ。

母の日の追加ギフトや父の日のプレゼントなど、贈りたい人の顔や好みを思い浮かべながら、布選びをするのは楽しいひとときです。

Camidecor1453

ミニバッグ内側は葡萄色のデニム。留め具は手軽につけられるマグネットホック。

3つとも教室のレッスンで受講可能なアイテムですが、遠方の方にも楽しんでいただけるよう、に寸法と細かい作り方を載せています。※2

※1教室のレッスンメニューには作り方・デザインが異なる「眼鏡ケースA,B,C」があり、区別するためにと呼んでいます。

※2 以下は教室で作った方の作品例。マチ付バッグ ア・ラ・カルトという課題で、お好きなタイプを作っていただいています。

キャラメルポーチ2- 布選びの楽しみ

キャラメルポーチの試作品。前回紹介した2つの作り方のうち、「工作方式」ではじめて作ってみたサンプルです。

Camidecor1440

 

2番目の画像は教室の皆様の作品。試作品↑ より少し大きいサイズです。シンプルな形なので、どんな布で作っても大丈夫。自由に好きな布を選び、裏地との組み合わせも自分の好みでチョイス。市販品にはない自分だけのポーチが仕上がります。

立体作品なので、教室ではカルトナージュに使う接着剤を刷毛で塗る方法で制作。

Bois10

ファスナー部分にステッチが出ないので、刺繍作品などを仕立てる場合にもお勧めです。

インテリアファブリックで作ると、ぐっとおしゃれに・・・

キャラメルポーチ

お手持ちの布や芯地、接着剤などで作れますが、使う芯地や接着剤によって仕上がりの風合いや作りやすさが変わってきます。芯地と接着剤との関係や用途、応用例などは後日あらためて・・・。(早くまとめたいのですが、なかなか時間がとれず・・・)

 

キャラメルポーチ 貼って作る2つの方法

キャラメルポーチ 貼って作る2つの方法

ファスナー付きのフラットポーチに続き、今回は「キャラメルポーチ」を縫わずに接着剤で貼って作る方法についてご紹介します。

昨年秋、書籍のために、いろいろな形のファスナーポーチを試作した中で、ぜひ紹介したいと思ったのがこのポーチでした。

直方体のファスナー付ポーチ。「キャラメルポーチ」と呼んでいるかは別として、愛用している人も多いのではないでしょうか。

Camidecor1432

私自身もいくつか持っていますが、まさか「ボンド」で貼って作ることになろうとは・・・。本にはちょっと変わった作り方を載せましたので、その背景について、少しまとめてみました。

<貼って作るキャラメルポーチ 2種類の方法「ソーイング方式」と「工作方式」の試作>

まず最初のサンプルは、”縫う”のと同じ発想の作り方「ソーイング方式」で試作 ※1。

問題なく仕上がったのですが、「ファスナー付きポーチ」の時と同じく、内側の糊(のり)代がどうしても気になりました。(ミシンを使う場合は、縫い代を出さずに作る方法もあるのですが、今回は縫い物をしたことがない人対象というコンセプトもあって、簡単な方法を選択しています)

うーん、どうしようか。縫い代にバイアスを貼って仕上げる形でもいいかな?でも、せっかく貼って作るなら内側もすっきりきれいに仕上げたいなあ・・・。

そして、秋の夜長、夜なべをしてたどり着いたのは、やはり「折り紙・工作方式」でした。

CamidecorHT14

 

キャラメルポーチでの「折り紙・工作方式」というのは、ラッピングの”キャラメル包み”のイメージで作っていく方法。芯を使って1つ1つ糊代を貼っていくという方法で、ミシンを使う場合とは根本的に発想が異なります。

下は内部の仕上がりの違いです。↓CamidecorHT15

そこで、2つの方法の長所と短所をまとめて編集者さんに相談し、せっかく新しいクラフトの手法を紹介する機会なので、今回は内側もきれいに仕上がる「折り紙・工作方式」での作り方を書籍で紹介することになったのでした。

カルトナージュなどの工作が好きで、ミシンが苦手な方にはおススメの方法です。芯はしっかり仕上がる樹脂の芯を使って、糊代に接着剤(ボンド:多用途ボンドやカルトナージュ用がおすすめ)を刷毛で塗る方法で作っています ※2

上の画像は教室の皆さんが作ったキャラメルポーチ。ミシン目が出ないのですっきり仕上がります。(ファスナーと布がしっかり貼れている事が大事なので、はがれにくい接着剤を使うのがポイントです)

キャラメルポーチ2- 布選びの楽しみ

 

<「ボンド裁ほう上手」で貼って作るキャラメルポーチ 「ソーイング方式」の大まかな工程>

このような経緯で、今回の書籍「貼って作るバッグとこもの」には仕上がりの美しさを優先して「折り紙・工作方式」を載せましたが、両方の作り方を知りたい方もおられるのでは?と思います。

カルトナージュのように糊代を貼っっていくという作業に慣れていない方や、手縫いなどでソーイングに慣れている方は、「ソーイング方式」の方が親しみやすいかもしれません。

本に紹介できなかった「ソーイング方式」の工程を簡単にまとめましたので、「内側に糊代が出てもOK」という方は以下の方法をヒントに試してみてください。裏地をつけない一枚仕立ての場合も同じ方法で作れます。

CamidecorHT8上の画像は「ソーイング方式」で試作した2つのポーチ。不織布と布の接着芯2種類の仕上がり具合を比較したものです。両方とも見た目はそれほど変わらず仕上がりましたが、ハリが出るのは不織布の接着芯です↓。最近は100円均一ショップにも売っていて便利ですね。

接着剤はコニシの「ボンド裁ほう上手」を使用しています。「ボンド裁ほう上手」は化学繊維には接着しにくいので注意です。サンプルは綿のプリント地を使っています。

 

以下は大まかな作り方の画像です。(「レザータッセルの作り方」などのように、行程を紹介するための画像ではなく、編集者さんと打ち合わせるために試作時に撮った画像なので、画質が悪いのはご容赦ください)

CamidecorHT91.まず、製図通りにカットした接着芯に、表布、裏布をそれぞれ貼ります。

2.ファスナーに貼る部分の糊代はボンドで貼って処理。その後、表布、裏布それぞれファスナーに接着。(「ボンド裁ほう上手」を使う場合はアイロンでしっかりと圧着)

3.ファスナーに両側とも貼ると、上の3つめの画像のように筒になります。その後、緑色の★印部分を内側に織り込んでボンドで貼り合わせます。(糊代を貼るときは裏返して貼ってもOK)

CamidecorHT12-1 4.最後にオレンジの★印の糊代 を貼り合わせ、立体にして完成です。 糊代が気になる場合は、バイアステープを貼って隠すか、内側の布部分に貼ってしまうとよいでしょう。裏地をつけない1枚仕立ての場合は、ファスナー部分にテープなどを貼って補強すると強度がアップします。(市販のポーチでは内側に”縫い代”が出ているものも少なくありません)

 

「芯地」や「接着剤」との相性については、別にまとめて紹介したいと思います。

※1 ここでの「ソーイング方式」とは”貼って作る手法”の1つの呼び名で、”縫って作る方法”のことではありません。ちなみに、キャラメルポーチをミシンで縫って作る方法にも複数あり、今回の「布を畳んで両脇を縫うだけ」というのはかなり簡単な方法です。

※2  カルトナージュの作業に慣れた方が「折り紙・工作方式」で作る場合は、アイロンのいらない接着剤を刷毛で塗る方が作りやすいと思います。ただ、カルトナージュ作品同様、洗濯不可ですのでご注意を。

紙袋トートとマチ付きトート-芯地とデザインの関係

サブバッグとしてちょっとした荷物を入れるのに便利な紙袋、ペーパーバッグ。少ししっかりしたものが欲しい時、気に入った布で作りたい時は、手作りすることが可能です。

最初の画像は厚紙に布を貼って作った「紙袋トート」。カルトナージュ(厚紙細工)のテクニックを応用した作り方で、1㎜程度の厚紙を芯にすることによって、カチッとしっかりしたバッグに仕上がります。

Camidecor1423-2

2番目の画像↓ は「マチ付きトート」と名付けたバッグ。上の紙袋トートと全く違って見えますが、実はほぼ同じ構造。もともと「紙袋トートのソフトタイプ」と呼んでいたアイテムです。→こちらにも画像があります。Camidecor1424 構造が同じなのに全く違うデザインに見えるのは、布を貼る「芯」にナイロン樹脂繊維の芯を入れることによって、柔らかくハリのある仕上がりになるから。横のマチを広げると別のデザインが楽しめます。

脇のマチをたたむと、紙袋バッグと同じ構造なのがなんとなくわかるでしょうか?こんな風に構造は同じでも芯にする材料が違うと全く表情が変わってきます。(注1)

Camidecor1427

下の画像は、教室で作った方の作品。ナチュラルカラーのチェックと麻がぴったりで、私のサンプルよりずっと素敵に仕上がっています。

Bois09-1

 

「紙袋トート」は、もともと教室のレッスン課題として2007-2008年に考えたアイテム。持ち手を交換できるペーパーバッグが欲しくて作ったもので、金具がついた持ち手(ストラップ)も手作りです。

Camidecor1425-3

その後、折り畳み式や応用デザイン、和紙タイプなど幾つかのバリエーションを作ってきましたが、先日発売になった本、「ボンド」で貼って作るバッグとこものに紹介したのは、上の2つの作り方。

身近な材料(紙と布)で作れる「紙袋トート」と、ソフトタイプの「マチ付きトート」です。

今回の書籍は、「ソーイングと工作の間の新しいクラフト」ということもあって、「できるだけシンプルで簡単に作れる」ことを優先し、寸法や工程が複雑にならないようなアイテムを選びました。

以下は2つのバッグの打ち合わせ用に作った資料ですが、プロセス画像を整理して難しそうなものは却下に・・・。ソフトタイプのマチ付きトートはとてもカンタンなアイテムです。

Camidecor1426

本にはできるだけ細かい作り方のポイントなども入れるようにしましたが、今後、少しずつこちらのページで補足していこうと思っています。

 

注1:「マチ付きトート」に使う接着芯について・・・不織布や布の接着芯を使って作ると、よりクタッとした柔らかい仕上がりになります。厚紙や樹脂の芯には木工用接着剤やカルトナージュ用接着剤を使っていますが、不織布や布の接着芯を使う場合はコニシの「ボンド 裁ほう上手」でも作れます。

※樹脂繊維芯にはスライサー(ワッペンスライサー)を使用・・・浅草ゆうらぶ、角田商店などで購入可能です。