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ブック型の箱について-カルトナージュの基礎作品

カルトナージュのベーシックなスタイルの布箱の1つに「ブック型の箱」があります。名前の通り本のような形の箱で、収納としてもインテリアエレメントとしても使いやすい作品です。

体験レッスンでおなじみの「基本の布箱」とは構造&作り方が異なりますが、カルトナージュのテクニックを学ぶ中で必ず1度は作るアイテムです。

様々な作品の基本となるテクニックが含まれている上に、使い勝手が良くシンプルな実用品で、どんな布合わせにも対応でき、重ねられるのも良いところです。

収納とデコレーションを兼ねてコーナーに積んでおいておいても雑多な感じになりません。

 

教室の基礎課題としては以下があり、1つか2つを受講していただく形としています。(各自の技術や進度に合ったものを選択)

1.ブックタイプの布箱各種(大きめ)・・・A:葉書サイズ、B:長方形①、C:長方形②、D:フリーサイズ

2.紙とスキバルで作るペンケース(必修)

3.メモブロックケース

4.ブックタイプの布箱(ペンケース程度の小さめの箱)

 

<作品制作のポイント>

レッスンでは箱の組み立てからスタートし、カルトナージュの箱作りの基本を学びます。また、材料の合わせ方や色の配色など相談しながら、細部まで美しく作る方法を学びます。

以下は「ブックタイプの布箱各種(長方形大きめサイズ)」を受講された方の作品。カルトナージュが初めての方で教室で2つめの作品です。1日クラスで美しく完成していただきました。

 

材料や布合わせによって様々なイメージになるブック型の箱。

ご自分の好みやイメージに合わせて材料選ぶのも楽しみの1つです。

「大型のブック型の箱」については、少し進んだアドバンス作品となり、

作品画像は以下のページで紹介しています。

秋の茶色とブック型の収納箱

オレンジの格子柄ボックス(2005)とボツになった「ゆるカワ」小物

楕円のツールスタンドとブロックメモケース

ツールボックス(皆様の作品の一部より)

◆ツールボックス(皆様の作品より)

2006年2月レッスンから課題としてスタートしたオリジナルのツールボックス。

https://fa-decor.com/cartonnage/items/2.html

オープンにもなり、箱としても使えるような構造を・・・と考えた課題で、基礎テクニックの仕上げとなる作品です。内部のポケットなどは自由に考えていただき、3種類の金具のつけ方なども学びます。(蓋のデザイン、内部の箱などはご自宅で自由な発想で制作していただけます)

以下は画像が残っている作品の一部です。(完成後、お持ち下さったものを撮影しています)

ツールボックス

 

ツールボックス2

 

ブック型のフォトスタンド(窓なしと窓付)

2005年の12月のレッスン用に作ったフォトスタンド。大きめサイズなので、写真だけでなくポストカードを入れたり、カレンダー用のスタンドとしても使えようになっています。

ちょうどクリスマスシーズンだったので、サンプルのフォトフレームの表紙にはクリスマスツリーを入れてちょっと遊んでみました。

Camidecor1113-1

 

「窓付きのフォトフレーム」は、写真立ての作り方に加えて窓(アクセント)の作り方を一緒に学んでもらえるように考えた課題。表紙にアクセントを入れて、布や刺繍、チャームなどをのぞかせて楽しむテクニックの他、配色やデザインもあわせて学ぶ内容です。

レッスンでは「窓なし」「窓付き」のいずれかを選べますが、ほとんどの方が「窓付き」を選択。布の組み合わせや表紙のデザインを自由に考えながら、オリジナルの作品を仕上げていきます。(皆様の作品は別の機会に紹介します)

Camidecor1113

クリスマスというと赤、グリーン、白(ホワイトクリスマス)のイメージですが、その年ごとの気分でテーマカラーを決めて飾るのも楽しいもの。

このサンプルを作った2005年の画像には、青、赤、白のトリコロールカラーを使った作品が多いのは、このクリスマスカードのせいでしょうか。

Camidecor27

ブルー&ホワイトのカードの言葉”Buon Natale”は、イタリア語の”Merry Christmas”です。

 

タッセル付のレターボックス-皆さまの作品より

普通のカルトナージュの布箱とはちょっと違う感じで、できるだけ実用的なアイテムを・・・と2005年に考えた「タッセル付のレターボックス」。簡単な製図と厚紙のカットの作業、組み立てや設計のポイントなど、応用を学べるよう考えたオリジナルの課題です。

2005年11月にシングルレッスン(単発レッスン)としてスタートした作品ですが、現在は幾つかのポイントを学んでいただくための初心者用の定番課題。以下は教室での受講作品の一部です。

レター(封書や葉書)を入れるための箱なので、封筒の形のデザイン。材料次第でシンプルモダンにもエレガントにもなるボックスです。

Bois34

蓋と本体の色合わせが楽しめるので、皆さん様々な材料で作品制作に取り組みます。花柄やプロヴァンス柄、ストライプや水玉、インテリアファブリックやエレガントな古典柄・・・。上画像の左下の赤いボックス、蓋はリントン(Linton)のツイードを使って作って下さいました。

Bois33

この課題のポイントは 1.簡単な製図とカット、2.デザインと設計・組み立ての関係、3、蓋付けと仕上げのテクニック。

基本的に、ご自分の布で制作していただきますが、カルトナージュを始めて2,3作品目に作っていただくことも多いので、材料準備が難しい場合は、教室の材料をお譲りすることも可能です。

Bois35

あまり画像が残っていないのが残念ですが・・・。

※使用しているタッセルは、名古屋の「紙の温度」で購入できます→タッセル・ポンポンのページ(紙の温度)

***2012年以前の記事は、作品制作やレッスンの記録に合わせて日付を入れたものです。文章は当時を思い出しながら、2014年に記載しています***

秋の色いろいろ 2006年秋の教室にタイムトリップ(タッセル付きのレターボックス)

カルトナージュの基本の布箱(オルゴールタイプ)-初回の作品・体験レッスン

<初心者用の課題、体験レッスン>

〇カルトナージュ初心者用のための「基本の布箱(オルゴールタイプ)」。

厚紙を組み立て布を貼って完成させる蓋付の布箱。カルトナージュの基礎テクニックが一通り入っている作品です。

通常は平面の簡単な基礎作品からスタートすることが多い中、蓋付きの難しめの作品を作ることでカルトナージュの楽しさを味わっていただきたくて、2005年から初回レッスン(体験レッスン)のメニューの1つにしています。→その他画像(2005年/2006年)

「全く経験がないけれど、蓋が開く布箱を作ってみたい」という方、「蓋のつけ方やしっかりと細かなコツを確認したい」という方にお勧めの基本の布箱。

2005年にレッスンをスタートして以来、初めての方でも無事に完成していただいています。

下の画像は受講された方の作品の一部です。

レッスンを開始した2005年頃は教室で布キットを用意して、好きなものを選んで作っていたたいていましたが、最近はカルトナージュ用の布も入手しやすくなったので、お好きな布をご持参いただくことがほとんどです。

 

フランスの伝統柄やエレガントなモチーフ、花柄やモダンな北欧柄、シンプルな無地などどんなスタイルでも制作可能ですので、好みの材料を使って自分だけの布箱を仕上げていただけます。

→皆様の作品はこちらにも(2010年まで)

→教室詳細についてはこちらから