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カルトナージュのリボンワークの箱(2008)-受講された皆様の作品より

今年の11月頃からこのCami Decorページに紹介するつもりだった画像の整理をしていて、長い間怠けていなたあ・・・と反省しています。

振り返ってみたら、クリスマスの画像も2016年に載せたきり。毎年、画像の準備をするものの、気が付くと年が明けて、あっという間に2月に・・・という繰り返しで先送りになっているのもがたくさん。

そうこうしているうちに今年も残り少なくなってきました。クリスマスシーズンということで、赤い色の作品に続き、今回はリボンワークの課題を受講された皆様の作品を紹介します。

 

下は2008年の冬のコラージュ。カルトナージュの円錐形ツリーやハウス型ランプと一緒にオフホワイトの作品を並べた時のもの。(メインサイトより)

大型トレイの中の「リボンワークをほどこした箱」は、もともと自分用に作ったものですが、今では定番の課題(中上級者用)となりました。

 

大きさもリボンの入れ方も自由という課題ですが、今回紹介するのはサンプルと同じ大きさ&リボンで仕上げた方達の作品です。

下の画像の制作者は3人の皆様。スウェード調の布で同じ大きさですが、布の色が微妙に違います。光の感じで色がわかりにくいけれど、淡いマロン、キャメル、オフホワイト。写真を並べると3姉妹のよう(?)

 

撮影したのは数年前の初夏。ガラスのツリーやオーナメントを背景にして、クリスマスシーズンに紹介しようと思っていたのに、2年以上経ってしまいました。

Mさんの淡いマロンカラー。シックで落ち着いた雰囲気です。

Nさんのオフホワイト。清らかな感じでクリスタルとよく合います。

Aさんの淡いキャメル。渋いゴールドと合わせてクラシックな感じに。

 

実はこの作品、蓋と本体がぴったり合うかも課題のポイントです。蓋をかぶせた時に程よい感じに密閉され、そして開ける時にはきつすぎないこと。

 

作品が完成して、パフっと良い感じに蓋が閉まる時、皆様も私もほっとする瞬間です。

ブルー系のリボンワークで仕上げた皆様の作品画像は夏に紹介しようと思っています。

 

カルトナージュで彩るクリスマス(2008年)

 

天使、鐘(ベル)、赤い色のToile de Jouy(トワルドジュイ)-皆様の作品より②

前回に続き、教室で皆さまが作って下さった作品の中で赤を使ったものを紹介します。

今回は、天使(エンジェル)、鐘(ベル)などのクリスマスモチーフ、そして、Toile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)を使ったカルトナージュなどをまとめています。

まずは、赤い柄の生地を使ったお2人の作品。天使や女神の絵が効果的に使われています。布の絵柄が立体的に描かれ、彫刻やレリーフを思わせますものもありますね。(上段右と下段真ん中)

 


<芸術作品と天使たち>

彫刻、絵画などの芸術作品のモチーフとして、また、教会やお城など建築物の装飾に使われてきた、神の使いの天使たち。

 

天使が対になって何かを捧げ持っているという構図も多いですね。

 

彫刻や装飾だけでなく、絵画にも無数に登場します。「受胎告知」はキリスト教美術の中でも多くの画家たちが描いたテーマですが、マリアに「神の子」を身ごもったことを伝えているのは、大天使ガブリエル。

レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知(1472)。聖書を読んでいるマリアとユリの花を携えた大天使ガブリエル。画像から美術館のページが開きます。※1

ボッティチェッリの受胎告知(1489-1490)

フラ・アンジェリコの受胎告知(1432)。サンマルコ修道院のフレスコ画(上)とコルトーナ司教区美術館(Museum of the Diocese of Cortona)の祭壇画(下)

 

ちなみに受胎告知の日は3月25日だそうです。


さて、作品紹介に戻りましょう。

下の画像はK様の受講作品。普段はお好きなブルー系や茶系が多い中、赤や臙脂(えんじ)色の作品も素敵です。

左上のアイテムは「バケツ型の器」という美しくない名前の課題ですが、天使やロカイユ文様が入ることで、「豊穣の籠」とか「エンジェルバケット」とか、そんな雰囲気に仕上がっています。

右上は「持ち手付多角形の箱」という課題(命名センスがなくてすみません…)。

課題サンプルは2006年のクリスマスシーズンに合わせて作ったもの。持ち手のデザインは、天使柄の布に合わせて鐘(ベル)をイメージしています。(下:メインサイトより)

 

リボン付きの「アーチ形の縦型ソーイング」のサンプルはこちらで紹介しています。

冬の夜長と光のお話-ランプシェード1

 

 

<ベル(鐘)のモチーフ、キャンドルのような筒形の箱>

クリスマスのベル(鐘)といえば、誰もが口ずさめる「ジングルベル」の曲。

前回紹介したコラージュのNさんのシェル型トランクはクリスマスにぴったり。

クリスマスモチーフが複数入った生地のどこを使うか迷っておられましたが、ベル(鐘)の絵柄で正解でしたね。今年もご家族で楽しいクリスマスをお過ごしください☆

上のシェル型トランクの横は「筒形ボックス(リボンくるりの箱)」。赤い筒形BOXは閉じるとキャンドルのようです。

カルトナージュの筒形の箱の課題はA,B,C,D,E…と複数ある中、こちらは比較的簡単なもので、ちょっとした仕掛けがある面白い課題です。

構造が違う筒形ボックスのBとC。赤をアクセントに仕上げてくださったお2人の作品です。

 

 

<天使柄、星の形、赤い実、Toile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)>

天使やToile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)、赤い色や光沢のある白地を使った皆様の作品画像のコラージュ。数年越しで作りかけになっていたものをアナログでまとめましたが、入りきらない作品も多く…。 今の時代、AIに作ってもらった方が早そうです(涙)。

 

星の形の箱と苺のコサージュの丸箱。内側はまた別の機会に・・・。

Kさんのイニシャルモノグラムの手帳は、エンボスの課題受講後に制作された創作作品。いつも美しいイニシャルを文房具や箱にほどこしておられ、今やエンボスのプロ!

 

Toile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)を使った楕円のスタンドはMさんの作品です。柄の入れ方や内部の生地合わせなど、とてもよく考えられています。

横の絵柄はもしかしたら七面鳥?(クジャクやホロホロ鳥ではないようです)

今の時期、連想するのはローストターキー。

スタッフィングを詰めて、数時間かけてオーブンで焼いて・・・と、20年以上前に作ってみたことがありますが、若くて根気があったんだなあ、と遠い目に…。今はシンプルで簡単で美味しいものが一番です。

 

<魔除け、厄除けの赤い色>

炎や太陽などエネルギーを連想させ、魔除け、厄除けにも使われる赤い色。国旗で一番多く使われているのも赤い色だそうです。

 

暖かさと強さと感じる赤い色。花柄を組み合わせた作品など、紹介したい画像がまだまだありますが、今回はクリスマスシーズンにちなんだものやToile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)を中心に。

 

コロナ禍の今年は例年とは違ったクリスマスシーズンで、なんとなく心も沈みがちですが、皆様の赤い作品をまとめることで、元気をもらえたような気がします。

次回は2017年から2019年に紹介するつもりだったカルトナージュのクリスマスツリーを紹介します。

 

※1 以前は写真撮影禁止が多かったイタリアの美術館ですが、2014年以降はフラッシュ無しで撮影可のところが多くなりました。

 

寒い季節に元気の出る赤を使ったカルトナージュ-皆様の作品より(クリスマスによせて)①

コロナ禍の2020年、あっという間に12月になってしまいました。

2月から11月までは教室を休み、11月末に教室を再開。「久しぶりに楽しかった~」という声や笑顔、素敵に完成してくださった作品に元気をいただきました。

もともと飽きっぽくて怠け者の私が、15年間も小さな教室と作品制作を続けてこられたのは、楽しんで作って下さる皆様がおられたお蔭です。今までレッスンに参加してくださった全ての皆様に感謝いたします。

そして、教室をお休みしている間もお問い合わせを下さった皆様、このCami Decorサイトに来て下さった皆様、ありがとうございます。ブログや新しい情報をタイムリーに紹介するわけでもなく、過去の作品画像の記録や整理のため、気まぐれにマイペースで続けているページですが、ほんの少しでも何かお役に立てることがあれば幸いです。

今回、再会できたことを喜び合えた方もあれば、年内にお会いできなかった方も少なくありません。密閉空間でワイワイガヤガヤと、マスクも何も気にせず作品制作をしていた頃が懐かしいですが、今は健康と安全第一ですね。お会いできなくとも、「元気です!」「ステイホームでハンドメイドを楽しんでいます」というメッセージに笑顔をもらっています。

 


12月ということで、クリスマスにちなんだ作品を紹介していきます。

日も短く、夕方になるとあっという間に暗くなってしまう12月。本格的な冬となり、今年はコロナ禍で心配な状況が続き、身体だけでなく、心も寒くなってしまいがちです。

そんな中で暖かさと元気をもらえる赤い色。

 

今回は教室で皆様が受講された作品から、クリスマスカラーの赤と白を使ったものを紹介します。

 

まず最初は、赤×ストライプを使ったカルトナージュ作品を中心にコラージュ風にまとめたもの。引き出しの中にもストライプや小花模様のアクセントが入っていますね。

インパクトの強い赤にストライプを組み合わせると、さわやかで軽快なイメージに仕上がります。

 

次は基礎から中級程度の作品が中心のコラージュで、リングケースやツールボックス、バックルの箱、クラッチショルダーなどおなじみの定番課題。

赤×ホワイトの組み合わせはフレッシュな感じ、赤×ゴールドの組み合わせは華やかで落ち着いた雰囲気です。 

 

カルトナージュのハウスボックス(家の形の箱)にはA、B、C、Dの種類があって、上の作品は一番シンプルなAタイプ。

 

ギフトボックスにもなるのでお菓子やマカロンの布を使う方も多いアイテムです。

 

下の画像はOさんの作品。赤いチェックの屋根と白い壁にアンティークゴールドと木の実のアクセントが調和しています。

Oさんが教室で作った2つのハウスボックス。中上級者は、屋根が片開きと両開のタイプを1日で2つ制作する課題です。

ハウスボックスには紹介したい画像がいろいろありますが、今回は赤×白の作品ということで、それはまた別の機会に。

 

3枚目のコラージュは、トランクやバッグと小物など、持ち運びできる作品中心にまとめたもの。赤と白(無彩色)を使ったものをピックアップしています。

 

旅行や食事会を楽しみたい季節ですが、今年はいろいろ我慢の12月となってしまいました。暖かくして、家で美味しいものを食べて元気に過ごしましょう。

次回は天使のモチーフや赤色のToile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)を使った皆様の作品を紹介します。

 

天使、鐘(ベル)、赤い色のToile de Jouy(トワルドジュイ)-皆様の作品より②

 

ハウス型ボックス4種とお菓子の家(2009)

アクアブルーと葡萄色の収納箱 -トワルドジュイの端切れを使って

ブドウが美味しい9月からボージョレ・ヌーヴォーの解禁日のある11月にかけて、今までも何度か「葡萄色」をテーマに作品を紹介してきました。

美味しいブドウがたくさんある日本。黒紫の巨峰やピオーネ、赤紫のオリンピアや甲斐路(かいじ)、昔懐かしいデラウェアの、透き通った薄緑色のシャインマスカットやロザリオビアンコなどブドウの色も様々ですね。

他の色との組み合わせて使うことも多いので、前に「ミントグリーンと葡萄色」、「茶色と葡萄色」、「ピンクと紫色」などの写真を紹介しています。

ミントグレーの収納家具、葡萄色の作品とミニバッグ2種

バッグと小物・秋から冬へ -茶色と葡萄色、フェイクファー

今回紹介するのはアクアブルーと葡萄色を組み合わせた作品。10年ほど前に作ったカルトナージュの箱です。

何かの作品を作った時のアクアブルー(水色)のToile de Jouy(トワルドジュイ)の端切れ。ちょうど薔薇のガーランドのモチーフ部分が入っていて、捨てるのはもったいない。そこで、パッチワーク風にストライプの生地と組み合わせてみたのでした。

 

このパッチワーク風の布使いは杏色(アプリコットカラー)の箱でも試していますが、カルトナージュの布使いとしてはちょっとイレギュラーで、違和感を感じる人も少なくないかもしれません。

課題サンプルではなくハギレを使った自分用の収納箱なので、ホームページにも掲載せず、雑多なもの収納として活用しています。

今年の2月から11月半ばまでコロナ禍で教室を休んでいる間、かなりの作品を片付け、種類ごとに大きな箱に詰めたり整理した中で、この箱は行き場がなく出したまま。今回、教室再開にあたっての準備をしながら、前に撮った画像があることを思い出しました。

 

水色(アクアブルー)の紫陽花と一緒の画像は2016年7月撮影。後ろに写っているのは「曲面の3段の引き出し」で、前板は葡萄色、アクアブルー、ライトグリーンの3色。

実はこの引き出し、サンプルとしては出来が良くなくて、前に実物を見た方が「写真の方がよく見えますね」と。←たしかに。厚い布で細部がピシッとならず雑なので、課題サンプルとしては「こうならないようにしましょう」というダメな見本として役立っています。

11月末、ご希望の方のみの少人数クラスという形で教室を再開しました。年内には収束しているといいな・・・と願っていましたが、残念ながら心配な状況が続いています。お互いマスク姿で注意しながらですが、また皆様と創作の時間を共有できることに感謝しています。

紙で作るデスク-ベルベット調ピンクの縞柄の失敗例

前回はディープピンクのケイトウの花の画像から、ピンクのベルベット(ビロード)調の生地を使った作品画像を紹介しました。

教室で皆様が作ったカルトナージュやバッグと小物など。滑らかな起毛がアクセントになっていて、深いピンク色がおしゃれな成功例です。

 

今回紹介するのは私の失敗例。ディープピンクが入っている起毛の生地を使って、うまくいかずにやり直した話です。

10年以上前に旅先で買った生地。ピンクの濃淡と白のストライプです。当時、インテリアファブリック業界で起毛素材の流行があり、モダンな起毛アクセントの生地を見かけるようになった頃でした。

旅の途中、日常とは違う気分で買い物をして、自宅に戻ってみると「あれ?こんなに派手だったっけ?」というのはよくあるパターンですが、私はそれが多くて反省することもしばしば。

実用品にするには強すぎて、しばらくそのまま置いておいたのですが、起毛素材なのでかさばります。収納スペースも使うし、何とか早く使ってしまいたい。ある時、そうだ、無地と組み合わせてアクセントにしてみよう。と思い立ち、自分用の四角いファイルケースの箱を作ってみたら、まあまあOK。

それで気をよくして、当時試作中だった「紙で作る家具と収納」※1にアクセントとして使ってみたのでした。

下は作りかけの自分用のPC用ミニデスクのアクセントにしてみた時の写真です。うーん。。。

派手ですよね。写真だとわかりにくいですが、幅1mもある大きなデスクにピンクのストライプって。子供部屋に置くわけでもないし、自分で使うにしても落ち着かない。

おそらく、海外のカラフルなインテリアが出てくる映画か何かを見て影響を受けたのだと思います。一緒に赤いランプシェードも作っています。

写真を撮ってみると、やっぱり派手すぎる。布合わせやデザインで迷った時、写真を見ると客観的な判断ができることがあります。さすがに、これはどこに置いても浮いてしまう。秋冬はいいとしても、夏にPCを使うときにピンクの縞模様が目に入ったら暑さが倍増しそう。

ということで、デスクのアクセントは元々考えていた地味な生地に交換し、やり直したのでした。

実はこの失敗したデスクの画像、当時からメインサイトのAboutのページに載せています。明るい色の画像を入れたかったのか、このピンクの縞柄デスクに未練があったのか…。「紙で作る家具と収納」は試行錯誤しながら取り組んでいるシリーズなので、失敗例も活動の記録ですね。

やり直して完成したデスクは、前に「紙で作るデスク、ブックエンドにもなる収納箱」で少し紹介していますが、今回は制作の舞台裏を少し書いてみました。

紙で作るデスク、ブックエンドにもなる収納箱-読書の秋によせて

写真の中に登場するスカラップデザインのオープンBOXや赤いランプシェードは、そのまま今も使っています。こちらは赤いシェードの色違い。今は古びてしまいましたが、グレーのスカラップデザインです。

 

※1「紙で作る家具と収納」についての補足です。10年ほど前からカルトナージュの技術を応用して、紙で大型収納や家具なども作っていて、たまにこのサイトにも登場します。(長年経って古びてきていますが、強度的にも問題なく使えているシリーズです)

冬の夜長と光のお話-ランプシェード1

 

ドライフラワーの鶏頭と紫陽花とカルトナージュ ー2016年の秋の教室より

準備したまま数年間放置していた画像よりー 2016年10月26日の教室の一角の風景です。

手前には黄色い飾りかぼちゃ、りんご。色鮮やかだった鶏頭はドライになって色あせ、紫陽花も水分が抜けて紙細工のよう。

普段なら捨ててしまっていたけれど、色あせて古びていく姿がアンティーク調で、そのまま使ってみたのでした。

焼きたてのバナナパイと一緒に並べてみたり・・・

バッグや柿と並べてみたり・・・思い入れのある紫陽花だったので別れが惜しかったのかもしれません。

 

朽ちていく草花の横だと、10年ほど前に作った古いカルトナージュの作品も新しく見えたりします。

 

 

ディープピンクの鶏頭(ケイトウ)とベルベット調のアクセント

鶏頭(ケイトウ)の花の色がぐっとオシャレになったのはいつ頃からでしょうか?

切り花として長持ちするし、色が褪せてドライになってからもアンティーク風に楽しめるので、毎年秋になると、暖かみのある深い色のケイトウを買うのを楽しみにしていたのですが、今年はいつもの花屋さんに行く機会がなくて残念です。

下の画像は2016年のもの。ケイトウの花のフリルのような形とこのボリューム感は独特です。

・・・と書きましたが、実は、このフリル部分は花ではなく、帯化(石化)と呼ばれる植物の奇形の一種が定着したものだそうです。花はフリルの下にあるぶつぶつした部分のようで、そういえば、ドライフラワーにしてみた時、フリルの下に黒い小さな種が沢山出来ていたのを思い出しました。

 

ふっくらと温かい感じがするのは、厚みとこの毛のせいでしょうか。ベルベット(velvet)※1のような艶やかな光沢もあって布のよう。やはり不思議な植物です。

 

寒くなってきた時に使いたい暖かみのあるディープピンク、今回はその中でもベルベット調の起毛がアクセントになっている作品を紹介します。

鮮やかな紫系のピンク色。ショッキングピンク、紅紫(こうし)色、マゼンタピンクの仲間に入るのでしょうか。その他にもアザレアピンクという色もあるようですが、ぴったりの呼び名が見つかりません。

明るくて元気が出る色なので何かを作っていると楽しい。でも結構強くてインパクトがあるので、アクセントに使ったり、他の素材や柄物と組み合わせたり。カルトナージュの中でも小さめの作品や、バッグと小物に使うことが多いかもしれません。

 

このディープピンク、フラットな布(上)よりもベルベット調の起毛素材になると、陰影と光沢が出て、ぐっと落ち着きが出ます。

この画像は教室に参加して下さった皆さんの作品です。インテリアファブリックを使うと大人っぽくシックに仕上がりますね。ディープピンクのベルベット調の起毛素材がそれぞれ素敵なアクセントになっていて、楽しそうに作っておられた皆さんの顔が浮かびます。

 

Kさん制作の眼鏡ケースB(上の画像左下)。私もおそろいの布を持っていて、前にがま口ケースを紹介しました。2013年頃に自由が丘のBeautiful Days(ビューティフルデイズ)さんで購入した生地で、今でも取り扱いがあるようです。(素敵なインテリアファブリックが見つかるお店です)

そして、当時一緒に購入したのが下の水玉の生地。2013年発刊の「ボンドで貼って作るバッグとこもの」の書籍に掲載する候補だったのですが、大きさなどの関係で見送りに。※2

その後、2015年1月のコニシさんの社内報の表紙イラストのモデルになった作品です。(接着剤を使ってバッグを制作している作家としてご紹介いただきました。バッグの後ろに描かれている雪だるまのイラストがほっこりします)

水玉にはディープピンクだけでなく淡いピンクも使われています。

どこかしらナチュラル感があるのは、麻やサンドベージュ、こげ茶などのアースカラーが組み合わされているからでしょう。

同じようなピンクの濃淡の起毛素材&白い色のストライプの生地を持っていますが(下)、こちらは意外と使うのが難しい。

このストライプの生地を使って失敗した例を紹介しようと思いましたが、長くなってしまったのでそちらは次回に。

今年は急に寒くなってきています。皆様、暖かくしてお大事にお過ごしください。

 

※1 ベルベット(velvet)は英語で、ポルトガル語ではビロード(天鵞絨/てんがじゅう)。ビロードは16世紀(安土桃山時代)にポルトガルからが日本に入ってきたそうです。ビロード(ベルベット)、べロア、別珍(べっちん)、コーデュロイ、光沢のある起毛材料を表す言葉は、厳密にいうとそれぞれ区別があって使い分けなければならないのですが、ここでは「ベルベット調」という表現でまとめています。

※2 起毛の水玉の生地は、色違いを以前紹介しています。

貼って作るバッグ・イン・バッグー水玉のミニバッグ